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龍谷大学矯正・保護課程では、毎年度、学生のキャリア支援の一環として、本学の在学生や卒業生で、国家公務員(法務教官、刑務官、保護観察官)採用試験に合格した方や本学出身の現職の方を講師にお招きし、本課程を受講している学生らに対して、自身の合格体験談や現在の仕事内容などをお話しいただく機会として「国家公務員採用試験合格者を囲む懇談会」を開催しています。今年度もこの懇談会を11月29日(金)に開催しました。当日は将来法務教官や刑務官、保護観察官などをめざす学生30名が参加し、講師の話(アドバイス)に熱心に耳を傾けていました。
その後、開催しました懇親会には、現在矯正・保護課程の授業を担当している講師をはじめ、センター長や矯正・保護課程の関係教職員、学生らが参加しました。参加した学生は講師らを取り囲み熱心に質問をしていました。終始和やかな雰囲気の中、盛会のうちに終了しました。この中から将来国家公務員採用試験の合格者がでることを期待しています。
<当日のプログラム>
◆懇談会(第1部)
〇センター長挨拶
浜井 浩一(龍谷大学矯正・保護課程委員会委員長/法学部教授)
〇委員長挨拶
古川原 明子(龍谷大学矯正・保護課程委員会委員長/法学部教授)
〇合格者体験談(2名)
2024年度法務省専門職員(人間科学)採用試験<法務教官区分>合格者
・龍谷大学政策学部政策学科4年生
・龍谷大学法学部法律学科4年生
〇現職からのアドバイス(3名)
・龍谷大学文学部歴史学科仏教史学専攻卒業生(刑務官/京都刑務所勤務)
・龍谷大学法学部法律学科卒業生(法務教官/交野女子学院勤務)
・龍谷大学法学部法律学科卒業生(保護観察官/中国地方更生保護委員会勤務)
◆懇親会(第2部)
〇センター長挨拶
〇出席の課程講師の紹介
〇懇談
◆主催
龍谷大学矯正・保護課程委員会
法学講演会-国際社会からみた日本の人権
2024年11月15日(金)に、国際人権法の専門家であり、アカデミックアクティビストとして活躍される藤田早苗先生(エセックス大学人権センターフェロー)をお招きして、国際社会からみた日本の人権についてお話いただきました。
講演は、まず沖縄戦において、あるガマでは、住民が集団自決をする一方、あるガマでは、偶然にも米国帰りの住民がいたことから、一人の犠牲者も出すこともなかった、というお話から始まりました。米国帰りの住民が、米軍は国際法に従って行動するため非戦闘員を殺さないことを知っていたことから、自決しようとする人々を説得した、とのことでした。このエピソードに始まり、今回の講演全体を通して、いかに私たちの人権に対する考え方が不十分であったか、また幼い頃からの教育が大切か、とりわけ「国際レベルでの人権教育」の重要性について、認識を新たにすることができました。
参加した学生さんからは「世界と日本の人権への考え方がここまで違うことに衝撃を受けました。」「日本人の人権に対する意識と世界の子供たちの人権に対する意識の差が明白であったこと、人権は思いやりではなく、政府に要求する権利であること等、多くのことを学びました。」「海外では、子どもたちに人権の価値や本質を小さい頃からしっかりと教育する体制があることを見て、日本も根っこから変わらないといけないと感じました。」等の感想が多数寄せられました。
なお、本講演会の開催にあたっては、法学部3回生(若林ゼミ)の山下桃花さんと中村理紗子さんが当日の司会進行だけではなく、藤田早苗先生のご著書『武器としての国際人権』を参考に、事前の準備等(フライヤーや参加希望者へのアンケートフォームの作成や諸連絡等)にも奔走してくれました。
貴重な機会をありがとうございました。
元日に起きた令和6年能登半島地震の災害支援ボランティア活動を石川県珠洲市で2024年11月15日(金)~11月17日(日)の日程で実施し、その報告会を11月28日(木)に開催しました。
11月15日(金)
夕方に大学を出発し、石川県羽咋市の宿泊施設(国立能登青少年交流の家)へ。22:30頃に到着しました。
11月16日(土)
午前:珠洲ささえ愛センターに調整いただき、珠洲市蛸島にある仮設住宅の集会所でサロン活動を行いました。
名札カードづくりに自己紹介、ボッチャ大会、お茶会と盛だくさんの内容で準備をし、学生が運営しました。前回の活動に参加してくださった方は、学生が来ることを楽しみにしてくださっていました。高齢の方だけでなく、子ども達の参加もあり、多世代の交流ができました。
地震発生当時や現在にいたるまでの生活や気持ちの変化についてお話くださる方もあり、楽しくも貴重な時間となりました。
午後:リブート珠洲の復興支援ツアーに参加し、珠洲市宝立町を説明を受けながら車窓見学したり歩いて回ったりしました。被害状況、避難所運営について、消防団の方からの救助のお話など、多岐にわたるお話を複数の方から伺うことができました。
11月17日(日)
午前:浄土真宗本願寺派能登半島地震支援センターの現地コーディネートで、二手に分かれて珠洲市宝立地域で活動を行いました。
真浄寺と隣接する建物との間の側溝が9月の豪雨で山から大量の土砂が流入しており、それで埋もれた溝を掘りだしました。もう1グループは、3件のお宅をまわり、家財の搬出や移動等を行いました。
雨が降ったりやんだりの中ではありましたが、午前中いっぱい活動することができました。
午後:昼食後、片付けをして帰路へとつき、バスの車内で活動のふりかえりを行いました。渋滞もあり、22時過ぎに深草キャンパスに到着しました。
【活動参加者の感想】
・今までテレビやニュースで見ていましたが、あまり実感が湧いていませんでした。しかし、今回は家の中に入って作業をさせて頂けたので、地震の怖さをさらに実感しました。印象に残ったことは、コミニティの大切さと、若者の動ける力の大切さです。これは、2日間の活動で感じました。 初めての災害ボランティアで、イメージを掴めたので今後もボランティアに参加したいです。また、自分が被災した際には、条坊団長さんの話のように、「今自分ができることを精一杯行いたい」と思います。
・現地に行ってみないと分からないことが多いのだと気づかされました。どれだけテレビを見ていても話を聞いていてもそれが勝ることはないのだと実感しました。ボランティアの最中は人の温かみを感じるばかりでした。人とつながるということは大変なことも嫌なこともあるかもしれませんが、勇気づけられたり支えられたりできるのも他でもない人であることを思い知らされました。参加してよかったです。
11月28日(木)17:15~18:30
深草キャンパスおよび瀬田キャンパスをオンラインでつなぎ、今回の支援活動の報告会を開催しました。
学生、教職員、一般、合わせて50名以上の参加がありました。
スライドで活動概要を説明した後、参加した学生一人ひとりが、活動に参加しての感想や気づき、これからのアクション等について語りました。
【報告会参加者の感想】
・2日前の能登の地震を受け、改めて私にできることは何かという思いで、今回の報告会に参加させていただきました。 報告会の中で1番印象に残ったことは、お茶会での被災者の皆さんの笑顔です。皆さんが笑顔で学生と交流している様子を見て、お茶会がいかに大切か、若い学生との交流で心が和むということはこういうことかと感じました。また学生の報告を聴き「繋がり」の大切さを学びました。災害国である日本はいつどこで災害が起こるかわかりません。私も改めて地域の人たちとの交流を大切に、まずは元気な挨拶から始めてみようと思います。
・ひとりではなかなか参加できないボランティア活動を、大学がコーディネート、支援することで、学生は大きな経験ができ現地で学び成長につながていることが、報告から伝わりました。報告会をすることで、さらに活動の意義が充実したものにり成果物となっていました。防災意識をもつ学生さんが増え、地元の防災についても考えられることを願います。
・特に印象に残っているのは家の家具を運搬する作業をした後に年配の方が涙を流して喜んでくれた話で、当たり前のことをすることが相手にとっては当たり前じゃなくて、長い間ボランティアを必要として待っていたのかもしれないし、私たちが現地で必要とされているんだと強く感じました。私は今足が不自由で現地にボランティアに行くことはできないし、今災害が起こって避難指示があっても動けない状況です。この報告会を聞きながらもし今災害が起こったらと考えさせられましたし決して他人事ではなく自分ごととして考えることが大切だと感じました。東日本大震災を小中学生が知らないように能登半島地震もいずれ知らない人が出てくるけれど風化させないように、未来へ繋げていくことが大切であると感じました。