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2019年(令和元)10月29日(火)、龍谷大学社会学部(学部長:山田 容)および大学院社会学研究科(研究科長:安西将也)は、社会医療法人誠光会(理事長:北村博也氏)と「教育研究協力に関する包括協定書」を締結しました。


社会医療法人誠光会が経営する「草津総合病院」と龍谷大学社会学部では、従来から健康診断後の予防・健康増進事業の効果についての評価をはじめ、学生のインターンシップ受け入れによる職場体験や卒業生の同病院への採用等の協力関係を築いてきました。


以下が協定の概要です。


【協定書の名称】
「社会医療法人誠光会と龍谷大学社会学部および龍谷大学大学院社会学研究科との教育研究協力に関する包括協定書」

【連携協力事項】
(1)共同研究の推進に関すること
(2)研究者等の交流に関すること
(3)学生の教育に関すること
(4)その他甲および乙が協議して必要と認めること



協定締結式では、龍谷大学社会学研究科 安西研究科長より本協定の概要、並びに締結に至った経緯について説明があった後、社会学部 山田学部長、社会医療法人誠光会 北野 博也理事長からそれぞれご挨拶がなされました。

北野理事長は、龍谷大学社会学部の掲げる「現場主義」というスローガンに触れ、「実習先としての病院を、ひとつの『現場』として活用していただくことで、病院も人材育成という社会からの要請に応えることができる」と、本協定締結による両者の相互発展についてお話しいただきました。

また、本協定締結のきっかけともなった草津総合病院へのインターンシップ実習に参加した、社会学部現代福祉学科 4年生 山崎 伽梨さんは実習の報告を行い、患者様の退院にかかるご家族とのカンファレンスに参加したことなど、現場で得た経験が自身の職業選択に大きく影響したと話されました。




本協定の締結により、今後は学生のインターンシップや職員採用のみならず、共同研究や各種調査の実施など、社会学部及び社会学研究科の教育・研究のフィールドとしての相互活用も視野に入れ、組織レベルでの協力関係を強固なものにしていきます。


社会医療法人誠光会と龍谷大学社会学部・社会学研究科の今後の連携事業にぜひご注目ください。


犯罪学研究センター(CrimRC)の研究活動に携わる研究者について、気軽に知っていただくコーナー「犯罪学CaféTalk」。研究の世界に馴染みのない方も、これから研究者を目指す学生の皆さんにも、是非読んでほしい内容です。
今回は、玄 守道教授(本学法学部/犯罪学研究センター「性犯罪」ユニット研究員)に尋ねました。
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Q1. 玄先生にとって研究とは『知りたいことの解明』ということですが、その思いとは?

「本当に単純です。自分が知りたいこと・解明したいことがあって、それをなんとか本を読みながら考えて、結果を出すということの繰り返しです。もちろん1つの論文で答えが出るわけでもないですし、10年経ったから完全に解明できたとは思いませんが、その時々で自分が知りたい、もっと深く追求したいことを調べて、自分なりの結論を出すということです」


Q2. 研究の仕事に就きたいと思われたのはいつ頃ですか?
「僕は元々、ほんの一瞬ですけれども弁護士になりたいと思っていました。なぜ弁護士になりたいと思ったかというと、強い動機があったわけではなくて、要するに会社勤めが無理だと思ったんです。散髪に行きたくないし、髭もこんな感じなので…(笑)」
「でも司法試験の勉強は向いていないなと思いました。僕はどちらかというと一つの問題に対してずっと考えてしまうんです。ただ、本を読んだりすることは好きですし、自分が疑問に思ったことをずっと考えること自体は好きだったので、そこから研究者になろうかなと思いました。周りの先生の服装もバラバラだったので、研究者を目指しました」


Q3. 刑法を好きになったのはどういう時ですか?


「刑法に対して特に好きとか、得意だと思ったことはないです。未だに苦手といえば苦手で、他の分野の方が楽しいと言えば楽しいかもしれないです。それに、職業としてやっているという面もあります。論文を書くからには一定の成果を出さないといけません。その産みの苦しみというか、やっていくうちに『そもそも自分は何がしたかったんだろう』とか、『もう論文は嫌だ』とか、一つの論文のゴールに至るまでいろんな紆余曲折があります」
「僕はくよくよ考えるタイプなので、なかなか進みません。お酒に走って痛風になります(笑)そうなるとさらに研究ができない、悪循環に陥ります」

Q4. 大学入ったばかりの法学部の学生にどのように刑法の面白さを伝えていますか?
「基本、僕は伝えていないです。どちらかというとガリガリやる人よりは、くよくよ考えて他のゼミを落ちてくるような人と一緒にものを考えるということを僕はしたいです」

Q5. 実務ではなく研究という立場で携わることでどのようなアプローチができると思いますか?
「実務家である裁判官と刑法学者の何が違うかというと、裁判官の場合は起きた問題に対する解決として妥当な結論を与えるために条文解釈をします。なので、全体のバランスをあまり考えていません。とりあえず、1回ごとの事件に対する適切な解決さえ与えられればいいわけです。それに対して研究者は、全体のバランスを見ながら、刑法というものがどういうもので、条文がどういう並びで、問題の波及効果も見ながら、一番最適な解釈がどのようなものなのかを考えて出します。なので、1つの結論を出す際の、そのプロセス・視点が違います」

Q6. 最後に、玄先生のこれからの目標を教えてください。
「とりあえずさしあたりは、本を出さないといけないので。出版助成を申請して、うまくいけば来年度には出す予定です。仮題は『刑法における未必の故意に関する研究』です。出版されたら、まずは指導教員だった生田勝義先生(立命館大学・名誉教授)、もう一人の指導教員の松宮孝明先生(立命館大学法務研究科教授)、あとは最後に村井敏邦先生(龍谷大学・名誉教授)に読んで欲しいです。僕の中ではこの三人がお世話になった先生なので、『非常に遅くなりましたけれどもありがとうございました』と、見せたいという気持ちがあります」



玄 守道(ひょん すど)
本学法学部部教授・犯罪学研究センター「性犯罪」ユニット研究員
<プロフィール>
本学法学部教授。研究分野は刑法で、主に、刑法上の故意概念(故意の認定、未必の故意など)に関する研究が中心。犯罪学研究センター「性犯罪」ユニットでは、2019年3月に特別講演会「韓国の性暴力犯罪に関する法と政策の現況と展望」の企画・進行を務めた。
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-3417.html


10月25日(金)から27日(日)まで埼玉県の戸田ボートコースで開催された、第60回全日本選手権大会(ボート競技)(U20)にて、菅沼奈津美さん(文2年)が女子シングルスカルにて優勝しました。

今シーズン春先のイタリア遠征を皮切りに、確実に結果を残してきた菅沼さん。昨年も同大会同種目で決勝に進出しましたが、メダルを逃していました。最終日に準決勝・決勝の2レースが実施される過酷な日程の中で、最後まで高いペースを維持し続けての優勝となりました。

平日は自転車で石山から深草まで通学するなどの自発的なアイデアで、講義・トレーニング・休養の時間バランスを確保しながら実力をつけてきました。ボート選手としては身長が低い方ですが、考える力の積み重ねで、この冬にはU23日本代表選考に臨みます。

本学端艇部へのご声援、よろしくお願いします。


菅沼さん


10月30日(水)、龍谷大学瀬田キャンパス(滋賀県大津市)にて、第5回 REC BIZ-NET研究会「人工知能・ロボットの活用事例 -中小企業でも実現できた自律移動型警備ロボット-」を開催しました。

今回の研究会では、慢性的な人材不足に対応するため、資金力の弱い中小企業の警備会社でも導入可能な自律移動型警備ロボットの開発を大学と中小企業の産学連携で実現した事例について、大学及び企業の方々からそれぞれ技術や開発思想の紹介を行いました。講演終了後には、自律移動型警備ロボットのデモを行い、参加された皆様に見学していただきました。


1 「自律移動型警備ロボットによる次世代型警備サービスの構築」 
  株式会社NYS  代表取締役  中井 康雄 氏

2 「AI・ロボットによる産業の変革-警備ロボットへの導入例ー」  
  龍谷大学理工学部電子情報学科  講師 植村 渉

3 「通信技術とIoT活用事例」                  
  トランスブート株式会社  代表取締役 田中 允也 氏

4 自律移動型警備ロボットのデモ

5 名刺交換会

講演会終了後に実施した名刺交換会では、名刺交換とともに講演者と参加者の活発な意見交換がなされました。
RECでは、今回の研究会にご参加いただきました皆様との出会いを大切にして、引き続き活動を行ってまいります。





<研究会の詳細(事前案内)>


小出常務理事は手話通訳をしながらご講演いただきました。

障がい学生支援室では、障がい学生支援について広く大学全体で共有することを目的に、教員向けの研修会を開催。今回は、今年4月に連携協力に関する協定を締結した、社会福祉法人全国手話研修センターの協力を得て、「聴覚障がいの理解と手話」をテーマに開催し、約30名の教職員、学生が参加しました。

 まず、障がい学生支援室コーディネーターから聴覚に障がいのある学生の状況(手話を主言語、補聴器や人工内耳を装着、病気等が原因で聞こえにくくなった中途失聴等)や修学支援の課題(ノート・パソコンテイクの質的向上、遠隔入力の導入、UDトーク(音声認識)の管理や活用の推進など新しいシステムへの対応等)、聴覚に障がいのある学生の声等、本学の聴覚に障がいのある学生の修学支援の現状と課題について報告しました。

次に、全国手話研修センターの常務理事 小出 新一氏から、「手話の歴史とろう者のくらし」をテーマに、手話の歴史や成り立ち、大学での手話授業の実態調査の紹介、手話を取り巻く社会状況等、分かりやすくご講演いただきました。

引き続き、手話実技として、同センターの日本手話研究所 手話総合資料室 髙塚 稔氏から、手で形を作る(テーブルやボール等)、手で表現してみる(りんご、バナナ、観覧車、飛行機やいろいろな乗り物やスポーツ、洋服の柄)、手であいさつをしてみる、をフロアの参加者と一緒に実技に取り組みました。最後に「龍谷大学」をどう手話で表現するかを教えていただきました。

 今回の取組を一つの契機として、障がい学生支援室では部署間で連携を取りながら誰もが過ごしやすい共生のキャンパスづくりを目指して取り組んでいきます。


「龍谷大学」を手話で表現しました。


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