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 2019年9月21~22日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(担当:白石克孝教授)の第4合宿を行い、学部生6名が参加しました。
 洲本プロジェクトでは、放置竹林問題の解決をめざして淡路島メンマづくりに取り組んでいます。新しいメンマの食べ方を提案するために、産業おこし班のメンバーが何度か試作を重ねてきましたが、9月22日に開かれた洲本市地域おこし協力隊の卒隊発表会で、砂糖味とごま油味のメンマを参加者の皆さんに試食していただく機会を得ることができました。会場では、ポスター展示やアンケート調査を行いながら、淡路島メンマづくりのPRを図りました。

全国にひろがる放置竹林は、淡路島でも課題の一つになっています。人が入らなくなったことで山が荒れ、山の栄養が川を伝って海に流れなくなり、海の活力が失われています。そのためポスターでは「山と海のつながり」をコンセプトに、竹林整備とメンマづくりを進めることで山が豊かになり、地域にお金が落ちる仕組みを作りたいというメッセージを伝えました。





 2019年9月16~17日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(担当:白石 克孝教授)の第3合宿を行い、学部生と院生19名が参加しました。

〇1日目
 洲本プロジェクトでは、昨年度から、放置竹林の解決をめざして淡路島メンマづくりに取り組んでいます。現在、日本で販売されるメンマの9割以上は輸入品で、国産はほとんどありません。そこで、淡路島の竹林で採取した幼竹からメンマを製造し、あらたな地場産業に育てていけないかと、元洲本市地域おこし協力隊員の高木さん、竹林所有者の辻さん、武田冷凍食品株式会社の武田社長が事業の立ち上げを準備しておられます。
 今年度、洲本プロジェクトの産業おこし班が挑戦しているのは、新しいメンマの食べ方を提案することです。メンマといえばラーメンのトッピングを思い浮かべますが、砂糖味のお菓子やご飯にかけるごま油味のレシピを考えました。今回の合宿では、翌週9月22日のイベントで一般の方に試食してもらうため、最後の意見交換を行いました。



 夜は、地域活性化班のメンバーが洲本市地域おこし協力隊の谷口さんにテントを借りて、ピザ窯で焼いたパエリアを食べながら満天の星をながめ千草竹原でキャンプ泊を体験しました。今後は魅力あふれる千草竹原地区について、より魅力が伝わる発信方法を考えていきたいと思います。

〇2日目
 京都工芸繊維大学の院生と一緒に千草竹原のSWOT分析を行い、千草竹原の強みや弱みなどを分析しました。その後、龍谷大学と京都工芸繊維大学の学生が一緒に集落内を歩き、地元の方の話を聞きながら、「再生可能エネルギー」と「建築」という異なる視点からアイディアを出し合うなど。千草竹原は洲本市の域学連携事業がスタートした2013年度からの受入地域なので、龍谷大学のほかにも兵庫県立大学、首都大学東京など複数の大学が活動しています。それぞれの大学が個別に活動してきましたが、昨年度からは合同合宿を開くなど顔をあわせる機会を増やしてきました。今後も大学間が連携し、洲本市を盛り上げていきたいと思います。




 2019年8月27日(火)〜28日(水)、政策学部「政策実践・探究演習(国内)」亀岡プロジェクト(担当:大石尚子准教授)の学生15人が、クルベジ®ブランドの野菜を使ったスウィーツづくりと、実際に亀岡市内の道の駅での販売にチャレンジしました。

 龍谷大学は亀岡市、立命館大学、京都先端科学大学と協働で、「亀岡カーボンマイナスプロジェクト」に2008年から取り組んできました。このプロジェクトは大学、地元農家、小学校・高校等と協働で、亀岡の農業を元気にしつつ、CO2を削減して地球温暖化防止を目指す活動です。2008年から放置竹林から造った竹炭を堆肥に混ぜ農地に散布する「炭素隔離農法」の実証実験、その圃場(ほじょう、田畑の意)で栽培された野菜を「クールベジタブル(クルベジ®)」と認定し、6次産業化も含むブランド戦略、クルベジ®を使った食育・環境教育、クルベジ®認証システム構築、生産・流通の拡大、クールライスを使った日本酒オーナー制度、ソーラーシェアリングを使った実証実験、小学校・高校での食農教育などへ、活動は広がりを見せています。しかし本ブランドの地元普及が依然としてすすまない状況が続いています。そこで、クルベジ®の価値と魅力を高めるため、学生の新鮮な視点を活かした商品開発に取り組むことになりました。

 8月27日は、クルベジ®農家の中林弘一さん宅の調理場で調理班とパッケージ・ポップ作成係に分かれて作業に取りかかりました。調理係はそれぞれ事前に考えてきたレシピをもとに作り始めましたが、試作段階とは勝手が違うところもあり、みなさん臨機応変に工夫を重ね、ドーナツ、ジャム、プリンパフェができあがりました。どうしたら他の商品と差別化できるか、手にとってもらえるかを考えながらパソコンでデザインしたラベルを印刷したり、手書きポップをつくったりと、共同作業がすすめられました。



 8月28日は朝から、地元の道の駅「ガレリアかめおか」にある物産市場「アトリオ」へ商品を納品、自分たちで陳列しました。開店後、学生は来店者に声をかけ、積極的に商品をPR。多くの方が興味を持ってくださり、商品は午前中で完売することができました。





 この合宿で、学生は協力して商品を作り上げる一連のプロセスを経験することができ、その難しさとともに、気を配るべきポイントにも気づきがあったことでしょう。学生の活動はここで終わりではありません。次は10月半ばに亀岡市内で開催される収穫祭「アグリフェスタ」にも出品します。季節も変わりますから採れる野菜も変わります。来場者の客層も朝市とは異なります。これらの変化、違いをポジティブに捉え、最終的に年間通じて農業者の収入につながる商品を提案できるか、学生のチャレンジは続きます。


関口 涼子 氏

長年パリに在住する詩人・翻訳家。
自作を仏訳、または仏語でも執筆をする。多数の小説や漫画の日本語訳、仏語訳を手がける。近年では料理を「読む」など、味を言葉で表現する作業に挑戦する。
「食」を「テキスト」として捉える関口氏が自分の「食観」を語る。

・どなたでもご入場いただけます。<入場無料・申込不要>



(参考:関口 涼子氏 インタビュー記事(Wired Vol.19)
「ことばはもっと“わさわさ”していた方がいい」翻訳家、関口涼子の「幸せな綱渡り」
https://wired.jp/2015/12/31/interview-ryoko-sekiguchi/


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