4.登壇者プロフィール
イーサン・A・ネーデルマン(Ethan A. Nadelmann)氏
ニューヨーク生まれ。ハーバード大学で博士号を取得。政治学者としてプリンストン大学で教鞭を執り(1987-1994)、リンデスミスセンター(1994-2000、ジョージ・ソロス氏からの資金的援助を受けて設立された薬物政策研究所)を創設後、ドラッグ・ポリシー・アライアンス(DPA)を創設し、2000 年から2017 年まで代表を務めた。
アメリカ月刊誌「ローリング・ストーン」では、薬物政策改革運動の「先鋒」であり、「真の薬物政策の指導者」と紹介され、80 年代後半からアメリカをはじめグローバルに、薬物政策改革運動の主要な役割を担ってきた。
TED トーク「なぜ私たちは薬物との戦争を終わらせる必要があるのか」は、近々200万ビューに達し、日本語を含めた28 言語に訳されている。
ジョー・横溝氏
ライター、ラジオDJ/MC。2017 年まで『ローリングストーン日本版』シニアライターを務める。2019 年 1 月まで『DAYS JAPAN』編集長を務める。現在は、音楽はもとより、ファッション、カルチャー、社会問題に関するインタビュー・取材・執筆も行い、新聞、雑誌、WEB メディアでの連載・執 筆 も 多 数。ラ ジ オ DJ と し て InterFM897 『THE DAVE FROMM SHOW』『LOVE ON MUSIC』他にレギュラー出演中。MC としてニコニコ動画でレギュラー番組 2 本『ジョー横溝チャンネル』『深堀 TV』を持つ他、『中津川 THE SOLAR BUDOKAN』をはじめとするロックフェス、音楽イベントや討論番組の MC も担当している。著書に「FREE TOKYO~ フリー (無料) で楽しむ東京ガイド 100」「ボブ・ディラン語録―静寂なる魂の言葉」『永遠の言葉 LUNA SEA』他。
5.用語解説
1)ソーシャル・インクルージョン
ソーシャル・インクルージョン(英:social inclusion)は、1980年代にヨーロッパで興った政策理念で、社会的に弱い立場にある人々を排除・孤立させるのではなく、共に支え合い生活していこうという考え。「社会的包摂・包容」等と訳されます。
2)龍谷大学 ATA-net研究センター
2016年10月から2019年9月まで2年間、JST・RISTEX(社会技術研究開発事業)から支援を得て研究を行ってきたプロジェクト「安全な暮らしを作る新しい公/私空間の構築」研究開発領域「多様化する嗜癖・嗜虐行動からの回復を支援するネットワークの構築」(ATA-net)をベースとし、2019年6月、研究拠点である龍谷大学において、ATA-net研究センターを立ち上げました。同研究プロジェクトは「嗜癖・嗜虐行動(アディクション)の背景には孤立という共通の背景がある」と考え、社会的な孤立の病としてのアディクションの解決に向けた公私関係の再編に取り組んでいます。
また、ATA-netは、本年よりJST/RISTEX「研究開発成果定着支援事業」に採択され、今後は、事業実施主体はATA-net、協働実施者を龍谷大学ATA-net研究センターとして協力して事業を展開していきます。
3)えんたく
アディクション当事者(嗜癖・嗜虐行動のある人)の主体性をもとに、当事者をとりまく課題をめぐる情報をもつ多様なステークホルダーと参加者が集まり、話し合いを通じて課題を共有し(あるいは課題の解決を目指し)、緩やかなネットワークを構築していく話し合いの場。ATA-net(代表・石塚伸一)では、この「課題共有型(課題解決指向型)円卓会議」を「えんたく」と名づけ、さまざまなアディクション問題解決に役立てることを目指しています。
4)ハーム・リダクション(harm reduction)
文字通り「被害を減らす」ことを目的とした施策。その根底として、個人の違法薬物の所持や使用を罰するだけでは使用者やコミュニティへの悪影響は減らず、問題解決にならないという考えがあります。国際的なNGO「Harm Reduction International」は、「薬物の使用問題において、必ずしも使用量が減ること/使用を中止することを目指すものではなく、使用による健康・社会・経済的な悪影響が減少することを目指す政策、プログラムとその実践」と定義しています。
6.補足:
・本イベントの詳細・フライヤーは、龍谷大学 犯罪学研究センターHP上に掲載。
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-4692.html
問い合わせ先 : 龍谷大学 ATA-net研究センター
Tel 075-645-2184 FAX 075-645-2240
E-mail ata-net@ad.ryukoku.ac.jp URL https://ata-net.jp/