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 経営学部・細川ゼミナールでは、京都(にある)企業を訪問して、企業・経営の実際を学ぶことを重視しています。その際にゼミでは、大学内での限られた範囲での交流ではなく、「異なる階層の人々、異なる世代の人々と連帯して新しい価値をつくる」ことを課題として掲げています。18歳から22歳までの同世代の学生や教職員という閉じられた世界での交流にとどまるのではなく、学外のさまざまな方々と一緒になって学んでいきたいという趣旨です。
 今学期(3年次前期)にも数社の京都企業を訪問する予定であり、その初回として4月22日にオムロン京都太陽(京都市南区)を訪問しました。同社は、京都の代表的な企業の一つであるオムロンの特例子会社です。オムロン株式会社と社会福祉法人太陽の家が共同出資して1985年に設立されました。
 オムロン京都太陽のウェブサイトでは、「企業と福祉の両面をつなぐ役割を果たすことで、障がい者の雇用就労の機会をつくり、仕事の安定供給と事業経営の安定を図ります。そして障がい者が、自ら働くことにより生きがいが見いだせる環境づくりに努めます」とされています。
 訪問の当日は、よりよい社会共創課のスタッフの方にレクチャーをしていただきました。同社についてだけでなく、障がい者の雇用の現状がどうなっているかなど、普段は学ぶことのできないことを知ることができました。続いて、実際に工場をご案内いただきました。さまざまな障がいをもった方々が就労しており、「人に業務をつけるものづくり」の様子を間近で体感することができました。
 ゼミ生がこれまで訪問した企業では、経営者へのインタビューが中心であり、実際の製造現場を見学する機会はありませんでした。また、日常生活で、障がい者の方が働く姿を目にする機会も限られています。今回の訪問が、学生たちにとって、貴重な機会となったことは間違いありません。そして、今回の訪問は、学生たちが経営学を学んでいくうえで、大きな刺激を与えてくれたことも同様です。
 訪問を受け入れてくださったオムロン京都太陽さまと、ご対応くださった皆さまに改めて御礼申し上げます。                                                        (文責:細川孝)




【兵庫教授コメント】
この研究で考えたこと
人は、ただ情報を集めるだけでなく、「自分なりの考え方」で世の中を理解しようとします。
でも、その“考え方”を身につけるにも、時間やエネルギーがかかります。
この論文では、「どうやって学ぶか」や「どんなふうに世界を信じるか」ということに、コスト(負担)があると考えて、人の意思決定を理論的に説明しました。

どんな雑誌に載ったの?
Journal of Economic Theory は、経済学のなかでも「考え方のしくみ」や「理論」を専門に扱う、世界的に権威ある学術誌です。
専門家向けですが、私たちの暮らしに関わる「考える力」「学ぶ行動」を深く掘り下げる内容です。

【論文掲載情報】
雑誌名   :Journal of Economic Theory
英文タイトル:Costly Subjective Learning
著者    :東 陽一郎(岡山大学)
       兵庫 一也(龍谷大学)
       武岡 則男(一橋大学)

「人はなぜそう考えるのか?」に興味がある方に、ぜひ読んでいただきたいです!



去る、4月27日(日)、龍谷ミュージアム春季企画展「大谷探検隊 吉川小一郎 -探究と忍耐 その人間像に迫る-」の関連イベントとして、入澤崇 前龍谷大学学長(龍谷ミュージアム顧問・龍谷ミュージアム元館長)による記念講演会「大谷探検隊の実像に迫る」を開催し、約150名の皆様にご参加いただきました。

講演では、大谷探検隊を取り巻く世界の歴史的な背景を概観しながら、仏教学者・大谷光瑞師が地理学・気象学・歴史学・植物学など多角的な視野を兼ね備えた人物であることを多くの資料から語られました。さらに、建築史家・伊東忠太氏との出会いによって広がった光瑞師の世界観を紹介し、大谷家別邸である須磨月見山別邸や二楽荘での大谷探検隊の収集資料の調査研究は、まさにシルクロード研究の原点と位置づけられました。そして、三次にわたる大谷探検隊の足跡に触れながら、今回の企画展のテーマとなった吉川小一郎氏の調査成果を高く評価されました。最後に、現状の大谷探検隊研究の到達点と、差し迫った今後の課題についても、強く語られた講演会となりました。

本展は5月19日(月)に展示替えを行った後、6月22日(日)まで開催します。また、様々な関連イベントも多数開催いたしますので、ぜひ龍谷ミュージアムにお越しください。
皆様のご来館を心よりお待ちしております。


※春季企画展「大谷探検隊 吉川小一郎」の詳細はこちら。
 https://museum.ryukoku.ac.jp/exhibition/2025/tankentai/

※その他の関連イベントの詳細はこちら。
 https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-16465.html




入澤崇 前龍谷大学学長


和田秀寿学芸員(本展担当)



◆JR・近鉄・地下鉄烏丸線「京都」駅から徒歩約12分
◆京都市バス(9・28・75系統)「西本願寺前」下車 徒歩約2分


教育連携校の一つである北陸高等学校の1年生(623名)が、4月21日から24日の4日に分けて、本学深草キャンパスへ大学見学に来られました。
北陸高校に対しては、毎年、各年次に応じて設定したプログラムや模擬授業、保護者を対象としたキャリアガイダンスなど、複数の高大連携推事業を展開しており、今回の見学もその一つです。
生徒たちは、まず顕真館において、本学の概要や文系・理系の学びに関する説明を受け、中学校や高等学校とは違う“大学”という世界に触れました。
昼食後のキャンパスツアーでは、宗門関係校出身学生によって構成されている“高大連携サポーター”が、新たに完成した新棟・施設を中心に、深草キャンパス案内を行い、本学の魅力や特色を紹介しました。生徒たちは大学生の説明を聞きながら、本学の空気に触れ、将来に思いを馳せているようでした。
高大連携推進室では、今後も高大連携のさらなる深化に取り組んで参ります。



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