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台湾国立曁南国際大学管理学院の学生たちと金ゼミの共学交流【政策学部】
2026年5月18日、龍谷大学の灯炬館103教室において、台湾国立暨南国際大学の学生21名と教員5名からなる訪問団と政策学部金ゼミによる国際交流を行いました。
事前に「滋賀県草津市の調査」「京都市伏見区の調査」「京都市東山区の調査」の3つの班に分かれ、それぞれの地域について日本語と中国語で発表資料を準備しました。
当日は9時から京都市観光協会による講座を台湾の学生たちが受講した後、10時から各班の発表と交流が始まりました。進行は学生に任されており、学生同士が自由に話し合える雰囲気の中で、互いの調査内容や地域の特徴について活発に意見交換を行うことができました。
滋賀県草津市の調査班は、台湾側の草津グループの学生たちに向けて、草津市について発表し質疑応答を行いました。
草津市の地理的特徴について、琵琶湖のほとりに位置する自然環境や、住みたい街ランキングで7年連続第1位を獲得している居住環境、江戸時代の宿場町として栄えた東海道の歴史的役割、交通の便利さや工場の立地、農業の発展、草津メロンなどの経済や産業の状況を事前に作成したPowerPointに沿って紹介しました。特に、草津メロンを使った商品であるメロンミルクバウム、メロンパン、メロンどら焼きを紹介した際には、台湾の学生たちが強い興味を示していました。
台湾の学生たちからは発表に関連した専門的な質問がいくつも出されました。例えば、「草津市も少子高齢化が進む中、どのように若者を呼び戻す施策をしているのか」という質問に対して、子育てや教育環境が充実している点、交通など都市インフラの整備状況、地域経済と観光の活性化などについて説明しました。
また、「高齢者が観光しやすいようにバリアフリーや交通面での工夫はあるのか」という質問もあり、バリアフリー対応の施設整備や公共交通の利用のしやすさ、防災や生活安全対策などを紹介した。台湾の学生たちは熱心にメモを取り、うなずきながら聞いてくれました。その真剣な態度に刺激され、金ゼミの学生たちも積極的に交流することができました。
京都市伏見区の調査班は事前学習として「伏見の中長期計画」「日本のゆるキャラ文化」「伏見区の地理的特徴と都市構造」「伏見の歴史文化」などの内容について発表を行いました。特に日本のゆるキャラ文化を紹介した際には、台湾の学生たちが興味深く耳を傾けてくれました。その後の質疑応答も活発に行われ、具体的には伏見区の特徴や地震による影響、日本の観光政策などに関する鋭い質問が多く寄せられ、回答するのに時間がかかる場面もありました。しかし、それが考えるきっかけになり、海外の視点から日本を見つめ直す貴重な時間となりました。
京都市東山区の調査班では、発表がはじまるとすぐに台湾の学生たちから手が上がり、次々と質問が寄せられました。台湾の学生たちはメモを見ながら真剣に問いかけ、班内で相談しながら次のの質問を考える姿も見られました。「少子高齢化が進む東山区で、どうやって若い世代を戻すことができるのか」「高齢者が観光しやすいような工夫はありますか」といった質問が出された際には会場は一瞬静まり、全員が日本側の回答に耳を傾ける場面もありました。
日本側のメンバーは、事前調査で集めた知識やデータをもとに、一つ一つ丁寧に回答しました。台湾の学生たちはうなずきながら聞き、新しい気づきを得た時にはメモを書き足していました。質問が途切れないまま予定時間を迎えるほど会場は活気にあふれ、終了後も話し続ける学生たちの姿が印象的でした。
今回の国際交流を通して、さまざまな気づきを得ることができました。
まず、台湾の学生たちの真剣な眼差しに驚かされました。ただ話を聞くだけでなく、「ではこういう場合はどうするのか」と常に次の問いを考えていて、こちらが用意した答えに納得した後も、さらに深い質問を探そうとしているのがわかりました。その積極性に刺激され、「もっと準備しておけばよかった」と反省する場面もありました。
また、草津市や伏見区、東山区について改めて深く考えるきっかけになりました。普段何気なく「住みやすい街」と言っていますが、それを外部の人に説明するには、具体的なデータや施策が必要だと気づきました。特に少子高齢化への対策は自分たちの将来にも関わるテーマであると実感しました。
最後に、言語の壁を越えて交流できる楽しさを感じました。日本語が完璧でなくても、相手が真剣に耳を傾けてくれるからこそ、コミュニケーションが成立したと思います。この経験は大きな自信につながりました。台湾の学生たちの真摯な学びの姿勢から、多くを学ぶことができました。もしまた機会があれば、今回以上に学びを深められるよう、さらに更に勉強して臨みたいと思います。
(美甘まりあ、木村千雪、李洋)