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Clarivate社はWeb of Scienceなど世界的な研究の状況を包括的に提供する会社ですが、同社のInCites Benchmark & Analytics(個人や組織の研究指標を分析したもの)によりますと、2024年5月17日現在、清水耕介学部長が2018年以降の過去6年間の研究業績で日本の国際関係分野ランキング同率2位となっていることがわかりました。これはH-Indexと呼ばれる指標を基にしたもので、その研究が世界的にどの程度幅広く引用されているかを表しています。

近年、清水学部長は仏教SDGsと物理学の量子論とを重ね合わせた国際関係理論を展開しており、今回のランキングはその研究が世界的に注目を集めていることを証明するものとなりました。なお、これら近年発表された論文は文末のリストにあるリンクから無料で読むことができます。

近年の論文リスト
•    Kosuke Shimizu and Sei Noro (2024). Political Healing and Mahāyāna Buddhist Medicine: a critical engagement with contemporary international relations, Third World Quarterly. 45(6), pp.1035-1050. https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/01436597.2021.1891878

•    Kosuke Shimizu (2023). Buddhism, quantum theory and international relations: On the strength of the subject, the discontinuous relationality, and the world of contingency, Journal of International Political Theory. 20(1), pp.91-95. https://journals.sagepub.com/doi/full/10.1177/17550882231214894

•    Kosuke Shimizu (2023). Buddhism and Global IR, E-International Relations. https://www.e-ir.info/pdf/102244

•    Kosuke Shimizu and Sei Noro (2023). An East Asian approach to temporality, subjectivity and ethics: bringing Mahāyāna Buddhist ontological ethics of Nikon into international relations, Cambridge Review of International Affairs. 36(3), pp.372-390. https://www.tandfonline.com/doi/full/10.1080/09557571.2020.1859463


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 2024年5月11日(土)、「地域課題発見演習」の第1回フィールドワークに、学生17名と教員1名(清水万由子教授)が参加しました。
 「地域課題発見演習」は、学部1回生以上が受講できる実践科目です。龍谷大学深草キャンパスがある京都市伏見区を舞台に、地域課題に取り組む多様なセクターと連携しながら学ぶCBL(Community Based Learning)科目です。
 今年度は『「深草からはじまるサステナブルな暮らし」を考える』というテーマのもと、深草地域の放置竹林問題という地域課題に取り組みます。深草地域で環境保全に取り組んできた地域住民・行政機関や、深草地域産の農産物販売・提供を行う企業等への聞き取り調査等を通じて、地域の現状や課題を把握したうえで必要な取り組みを検討し、様々な団体との連携によって実践します。


 今回のフィールドワークでは、深草地域在住の農家、杉井正治さんたちと一緒に、深草僧坊山町の竹林で竹の伐採を行いました。杉井さんは「市民農園風緑」の運営や放置竹林整備、不法投棄廃棄物の清掃活動など、深草地域の環境保全に尽力してこられた方です。また杉井さんは龍谷大学ボランティア・NPO活動センターの学生スタッフと農作業などで交流を続けておられ、この日も学生スタッフ4名が竹の伐採に一緒に参加しました。
 現在、京都市、地域の農家・地権者、竹林加工業者などが連携・協力して、モウソウチクの放置竹林を、竹材を生産するマダケの竹林に転換するプロジェクトが行われています。今回は深草キャンパスから徒歩30分弱の場所にある実験地で、この春に育ってきたモウソウチクの若竹を伐採しました。


写真右手の実験地にそびえたつ若竹


杉井さんから作業について説明を受けます


 ノコギリを持って竹を切る人と、切った竹が山の斜面に向かって倒れるように押さえる人の、2人1組になって伐採を行いました。竹を山に向かって倒す理由は、他の人の上に倒れてこないように方向を定める必要があることと、切り倒した竹を回収する際に枝が逆立たないようにするためです。
 「切ります!」「倒れます!」といった声の掛け合いが必要となりますので、自然とチームワークが生まれました。


竹の根元にノコギリを入れます


2人1組で切った竹をうまく倒します


 当日はとてもいい天気で、汗をかく暑さでした。そんな中、この竹林の地権者さんがペットボトルのお茶を差し入れてくださりました。日陰に入ってお茶を飲みながら、杉井さんはプロジェクトの展望や深草地域と竹材の関係の歴史などを教えてくださりました。学生たちはしっかりとメモをとって、放置竹林問題に関する知見を深めていきました。さまざまな地域の方がこのプロジェクトに関わっておられ、応援してくださっています。


質問をする学生と、快く話してくれる杉井さん


だんだんと竹林が開けてきました


 後半の作業では残りの竹を伐採し、最後に切った竹を1箇所に集めていきました。だんだんと作業に慣れて来たところで、杉井さんから「慣れてくると作業が横着になってきて、確認を怠って事故が起こりやすくなる。慣れた時ほどゆっくり作業すること。何事も基本が一番大事やね。」とアドバイスをいただきました。
 最後まで気を緩めることなく、周りのメンバーと協力しながら作業を終えることができました。


重い竹は運びやすいサイズに切り分けます


バケツリレー方式で竹を運び出します


 今回のフィールドワークを通して、竹林管理の大変さを実感し、放置竹林問題の現状を体験することができました。また杉井さんをはじめとした深草地域の方々とのコミュニケーションや、作業におけるチームワークなども現場で学ぶことができました。事前学習で知識として学んでいた放置竹林問題について、現場で自分の感覚を働かせることが、その現状をより深く捉えるきっかけになったのではないでしょうか。
 今後も竹林作業に携わりつつ、行政や竹材加工業者といったステークホルダーとの連携も広がっていく予定です。


初のフィールドワークで多くの学びが生まれました


2024年度に教育実習を予定している学生向けに説明会を実施しました。
実習にあたっての注意事項や手続きなどを確認しました。
5月から12月ごろまで、それぞれの中学校や高等学校にて教育実習を行います。


【本件のポイント】
• 先端理工学部の学生と東大津高等学校の生徒が、動画やWeb、VRなどの様々なコンテンツメディア等の制作についてPBL(課題解決型学習)に取り組む
• 成果物は8月に開催する龍谷大学のオープンキャンパスにて披露する予定

【本件の概要】
 滋賀県立東大津高等学校は、文部科学省の「高等学校DX加速化推進事業指定校(DXハイスクール)※1」に採択され具体的な取り組みを行うにあたって、学生によるデジタルアート制作・展示の実績がある本学先端理工学部と覚書を締結しました※2。
この覚書に基づき、先端理工学部教員の指導のもと、先端理工学部の学生と東大津高等学校の生徒がPBL(課題解決型学習)に取り組みます。具体的には、8月に開催する龍谷大学のオープンキャンパスで披露することをゴールに、動画やWeb、VRといった様々なコンテンツメディア等の制作を行います。
参加する高校生達は、情報についてより深く考え、メディアを利活用してコンテンツを制作することで大学でどのようなことが学べるのかを他の高校生へ紹介する機会になります。初回のワークショップでは「デザインシンキング」について教え、高校生の目線で「大学のオープンキャンパスにどのようなコンテンツを披露することが良いか」を考えるきっかけとします。


◆初回ワークショップ
日 時:5月17日(金)14時00分~16時00分
場 所:龍谷大学瀬田キャンパス2号館112教室
参加者:先端理工学部知能情報メディア課程生10名程度、東大津高校生10名程度

 


※1 文部科学省「高等学校DX加速化推進事業(DXハイスクール)」
情報、数学等の教育を重視するカリキュラムを実施するとともに、ICTを活用した文理横断的な探究的な学びを強化する学校などに対して、そのために必要な環境整備の経費を支援する事業。


※2 龍谷大学先端理工学部と東大津高等学校との覚書締結について
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-14764.html


問い合わせ先:龍谷大学 先端理工学部 知能情報メディア課程 岩嶋浩樹(実験講師)/先端理工学部教務課
Tel 077-543-7730  rikou@ad.ryukoku.ac.jp  


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