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1.石塚先生ってどんな人?

Q1.学生時代はどの様な学生でしたか?


ゼミは行政法のゼミに所属していました。身近なことを学んでおもしろいなあと思ったことを覚えています。
あと、サークルには入っていなかったですね。あとは皆さんと同じように、同じクラスだった人と一緒に授業を取ったりしていましたね。

Q2.教員になったきっかけは?

法学部でしたので、公務員になるために公務員試験とかを受ける人もいましたけど、私はもう少し勉強したいと思ったからですかね、学部生が終わるころに。で、そのままずっと何年か勉強していたらこうなったって感じです。(笑)

Q3.先生の論文にはドイツに関することが多く出てきますがドイツ留学などしていらしたのですか?

長い留学はしてないですね。短期間で一ヶ月弱ぐらいのごく短い期間ですね。その期間は冬で、ドイツの冬って日本より寒いんですよ。向こうに友達もいないのでずっと勉強してましたね(笑)

Q4.勉強以外でどこか行ったとかはありましたか?

どこにも行ってないですよ。(笑)あ、でも土日が休みだったので電車に乗って、ドイツのいくつかの町を見に行ったのを覚えていますね。

Q5.趣味はおありですか?

あまりないですね。まあ、休日に平日とは違ったことや、仕事とは違ったことがやれるとリラックスはできますね。研究は行き詰ることがありますが、買い物なんかは買えばできますので(笑)。そんな感じで趣味というか気晴らしをしています。

Q6.先生は行政法を専門とされていますが、なぜ行政法を研究しようと思われたのですか?

それなりに身近な話が色々出てくるんです。例えば、訴訟であったり訴訟にならない話であったり・・・行政って役所で行われている仕事であって、役所とかかわりながら普段生活しているので、法律を研究し、授業でやることよりさらに深く学ぶと、とても身近な法分野で面白いと思ったからですかね。



2.石塚ゼミってどんなゼミ?

Q1.石塚ゼミでは、主にゼミ生による報告や事例の解説を行っていると伺ったのですが、現在はどのような活動をされていますか?


「現在も主に報告や事例の解説を進めています。石塚ゼミならではの活動と言うと難しいのですが、運営の方針を学生の皆さんにお任せしていて、各回生によってどんな学生が集まってくるかというのも異なりますので、進める内容や進め方には違いがありますね。例えば今の3年生のゼミでは、公務員試験を目指す学生や行政書士の試験を受けたいというような特に勉強熱心な学生が多く、レベルの高いところまで学んでいたり、より多くの報告を行うという形で活動しています。報告を行うにあたっては、2回生から3回生の前期まではペアを組んで報告してもらい、3回生の後期になってくると個人で勉強したいと思うことに取り組んだ方がいいと思うので、個人での報告が中心になってきますね。」

Q2.先生は「ゼミ」をどのようなものと考えていますか?

「他のゼミではどうなのかは分からないんですけれど、例えば行政法の講義の中ではあまり触れられなかったり、教科書には少ししか載っていないけれど実際の社会では大事な法律などについて、ゼミでは詳しく触れていけるようにしたいなと思っています。また、大学では、行政法について、民法や刑法で学ぶような各論の講義を行っていないことが多いのですが、各論の部分を分からないと実際には理解しにくいことも多くあるので、ゼミでは龍大の講義のカリキュラムには入っていない各論の部分にも触れていきたいと思っています。」

Q3.ゼミを通して、学生にどんな力を身に付けてほしいですか?

「法学部の中での法学のゼミで活動する者として、他の学部の人たちには出来ないことを出来るようになってもらいたいです。例えば、自分で裁判の判決文を読めること、その長い文の中でどこが大切か見極めることが出来るようになってほしいです。それから、これは法学部の学生に限らず、学生の間に、報告の準備や実際に報告をすることを通して、資料を作ったり、人前で話したり、話す内容をきちんと相手に理解してもらえるように工夫して伝えることを身に付けてほしいなと思います。どんなゼミで活動していても、将来役立つ力になると思うので、きちんとものを調べて報告へ繋げられるようになることが大事だと思います。」

Q4.石塚ゼミにはどんな学生が集まっていますか?また、どんな学生に来てほしいと考えていますか?

「法学部の学生は、全体的に真面目な学生が多いと思いますが、その中でも特に真面目な学生が集まっていると感じます。「真面目」というのは、例えば「自分は公務員になりたい」や「民間の企業に勤めたい」など目指すものはみんな様々だと思いますが、自分のやりたいことに向かって真面目に取り組むという意味での「真面目さ」です。自分の将来との関係で今何をしたいか、そのためにはゼミの時間をどういう風に使うかを考えられる人が多いです。また、それぞれが違った進路を希望する者どうし、自分とは違う分野に興味を持つ相手にも、互いに尊重しあって「真面目」でいられることも大事だと思います。そういう意味を含めて、真面目な学生に来てもらいたいですね。」

Q5.最後に学生に向けてメッセージなどがあればお願いします。

「普段の生活の中でどういう生活をするにしても、社会の中でどんな仕事をするにしてもルールというものは付き物です。そんな中で、法律や政治という、社会のルールや公の事柄について勉強をしている法学部の学生、あるいはそういったことを勉強したいと考えている高校生の皆さんがルールを学ぶということは、人と人とのかかわり方について勉強することでもあるので非常に重要なことだと思います。しかし、この先何年、何十年と生きていく中で法律の改正などに伴って、社会の仕組みなど色々なことが変わっていくと思います。そうなったときのために、ルールや公の事柄の基礎にある考え方を法学部で今しっかりと勉強しておけば、色々な変化への対応力が身に付くと思いますし、その対応力を身に付けられることが法学部で勉強するにあたって意味のあることだと考えています。」



3.インタビューを終えて

寡黙な印象を持っていましたが、インタビューでは普段なかなか聞けない小さな質問なども含めて、たくさんの質問に答えていただきました。インタビューでは、先生が考える「真面目」の意味についてのお話もありましたが、石塚ゼミに「真面目」な学生が集まるのは、まず先生が学生に対して「真面目」に接する方であるからだという風に感じました。 次回の更新をお楽しみに。


【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
石田 聡子(法学部3年)
永井 玲大(法学部3年)


1.今川先生ってどんな人?

Q1.コーヒーがお好きなのですか?(コーヒーを豆から挽いていただきました!)


「こだわりがあるわけでなく、飲むならおいしいものを飲みたいと思うからっていうだけですよ。」

Q2.今川先生はどのような学生時代を過ごされましたか?

「高校2年の夏くらいから某芸大だけを目指していてました。200点満点中180点をもらえるくらいデッサンがよかったんですよ。でも油絵の方がだめでね。何回か受けても駄目だったのを見かねて、親が4年制の大学に願書出してたまたま日が空いていたから受けに行って、受かったから仕方なくそこに行ったんですよ。そこでずっと仮面浪人をしてましたね。大学3年の時までその某芸大を受け続けてました(笑)。」

Q3.絵は今も描かれているんですか?

「今は全然やってないなあ。昔プリントゴッコで絵を描いたくらいかな。あと、ゼミ論集を作るときの表紙に少し絵を描いてますね。」

Q4. 他になにか趣味はありますか?

「趣味というか、体が重力に従順にならないように少し体を鍛えています。大学に来ないときはジョギングをしたりしてますね。なるべく階段を使うようにしたり、1日1万歩を目標にしています。ちょっと行き詰った時に短時間トレーニングをしたりしていますね。あとは、靴磨きが趣味です。意外と面白いですよ。」


2.今川ゼミってどんなゼミ?

Q1.今川先生は「ゼミ」をどのようなものと考えていますか?


「活動としてはあまり抽象的なことはしたくなくて、演習Ⅰの前半はビジネス法務検定3級の勉強をして、後半はゼミ論集の作成に取り掛かり、演習Ⅱの前半でビジネス法務検定2級の勉強をして、後半は卒論の作成に取り組みます。あとは民間企業などにゼミ独自のインターンシップに行ったりしてます。講義感覚では伝わらない学生の考えなどと身近に触れられる機会だと思っています。」

Q2.今川ゼミにはどんな学生が集まっていますか?また、どんな学生に来てほしいと考えてますか?

「ゼミが始まってすぐに資格試験の勉強が始まるので、コミュニケーションをとる機会が少なかったのですが、ゼミの後半になってくると報告をしたり、バーベキューに行ったりしたので、学生が考えていることを知ることができたり、コミュニケーションをとることができます。今集まっている学生は、女子の方が活発な気がしますね。また、ゼミ生とは深く関わりたいのでなるべく少人数のゼミを期待しています。発言率が低い人、消極的な人、大歓迎です。求めている理想像はありませんから。」

Q3.ゼミで身に着けてほしい能力は何ですか?

「勉強についてはもちろんビジネス法務検定2級、3級に合格してほしいということですね。就活にも役に立つと思うので。あとは、就活に役に立つようなゼミであることを一番念頭に置いているので、インターンシップに行くときに挨拶やお礼などの最低限のマナーを守れるようになることですね。そして実務を学ぶというところから意識してほしいのは、相手のニーズを知るという事と、相手の良さを見つけるというところですね。これが意外と難しいものなんですよ。」



3.インタビューをしてみて

とても気さくに接していただき、時間が過ぎるのがあっという間でした。就活の話や趣味の話などいろんなお話をしていただき、インタビュー以外のことでもとてもためになることが多かったです。普段から運動をされている今川先生は、移動でも階段を使われているとのことなので、僕もインタビューのあとは階段で一階まで降りてみました(笑)。 では、次回の更新もお楽しみに。


【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
古 太恵人(法学部2年)


本学との高大連携協定校である近隣の京都市立京都奏和高校(京都市伏見区)で6月21日、「龍大スポーツアワー」と銘打ったイベント企画を実施しました。

京都奏和高校とはこれまでバスケットボール部やバトミントン部が単発的に大学生と高校生とのスポーツ交流を行ってきましたが、さらにスポーツの楽しさ、人と交流することの楽しさを定期的に感じられるよう、同校独自の「奏和タイム」に「龍大スポーツアワー」として企画。その第一弾としてバスケットボール部が名乗りを上げてくれました。

当日のプログラムは学生コーチが考案。部員たちは以前に大学の体育館で交流会に参加した生徒との再会に「久しぶり」と笑顔で迎えていました。今回の交流会では、同校のバスケット部員を含む17名の生徒が参加。初参加の生徒も始めは硬かったものの、ボールを使ったゲームやドリブルリレーなどをするうちに打ち解け、最後はシュートゲームで大学生・高校生ともに大いに盛り上がりました。

高大連携推進室では、学生部と協働し、同校の「生徒同士、そして様々な人と出会い、高校生活を楽しめるしかけをデザイン」する活動に協力できるよう、高大連携を進めていきます。








1.渡辺先生ってどんな人?

Q1.渡辺先生は政治学を専門にされていますが、なぜ政治について研究しようと思ったのですか?

「最初は法律の勉強をするつもりで法学部に入ったのですが、アルバイトをしながら山登りや旅行をしていて、ひと月ほどネパールに行ったことが一つのきっかけになりました。当時のネパールでは、日本で学生がアルバイトをして稼ぐ程度でも現地のお金持ちの人と同じような暮らしができてしまうほど、生活水準に格差があり、最初は喜んでいたのですが、数日いたら、「これってどうなんだろう」と思うようになりました。そういう世界各国の状況とか、日本の社会問題を見たり聞いたりしているうちに、その基にある「理不尽さ」や「不公正さ」はどこからくるのだろうという疑問が湧き、政治学に興味をもちました。それと、大学のゼミのグループ発表で北欧の社会保障のことを勉強したのも、その後の研究テーマを選ぶきっかけになりましたね。」

Q2.先ほどお話にも出たのですが、山登りや旅行がお好きなんですか?

「見かけによらず、と言われるかもしれませんが、外に出るのは好きです。旅行や山登りもそうですし、一番の楽しみは魚釣りです。」

Q3.渡辺先生はどのような学生でしたか?またどのような学生時代を送られていましたか?

「基本的には部活中心でした。「ワンダーフォーゲル部」という、自然の中に入って歩き回るタイプの山登りの部に所属していて、アルバイトをして費用をためては山に行く、という生活でした。ただ、一方で、何か自分の視野を広げるような活動もしたいということで、ある先生に顧問をお願いし、友達や先輩と本を読む会をつくっていました。
また、山登りなどであちこちに出かけ、いろんなものを見てやろうという積極性はあったと思いますし、国内各地や他の国についても知りたいという気持ちがあったので、好奇心が旺盛な学生だったとは思います。
アルバイトもたくさんしました。家庭教師や塾講師のほうが効率はいいのですが、大学の4年間は、ものを売る仕事や、引っ越しの作業とか、自分の向き不向きを確認するためにも、いろんなアルバイトをしました。社会勉強にもなりましたしね。」

Q4.最近のマイブームは何かありますか?

「仕事以外では、魚釣りのことを考えている時間が多いと思います。10年くらい鮎だけを追いかけていた時期もありましたが、いまは海に行くことが多いです。魚釣りという趣味は、魚の種類と釣り方を変えれば、ほとんど無限に楽しめます。料理して食べるのも好きなので、そのために釣りに行くこともあります。例えば、オイルサーディンを作るためにイワシを取りに行くとか。最高の状態で持ち帰るために、釣ったらすぐ塩分を調整した氷水にいれます(笑)。
あとは、時間があれば、映画も見ますね。ゼミの教材に使ったりもします。」

Q5.どのような映画を観られるのですか?

「どちらかというと、いわゆるミニシアター系でマイナーなものを観ています。小さい映画館の情報をわりとよくチェックしていて、外国映画も含めて、ドキュメンタリーや、スポーツや音楽関連の伝記映画とかも観ます。最近だと、ジャニス・ジョプリンという歌手の記録映画がよかったですね。」



2.渡辺ゼミってどんなゼミ?

Q1.渡辺ゼミでは、本の要約や書評を行っていると聞いたのですが、現在は具体的にどのような活動をおこなっていますか?


まず、ゼミは「練習の場」で、みんながそれぞれに自分の力を磨くところだと思っています。ただ、一人ではできないこともあり、例えば今の2回生のゼミでは、いずれ自分たちでテーマを見つけてグループ報告や個人研究に進んでもらう前提で、最初の半年は、社会科学のものの見方や考え方を共有するために「読んで、考えて、書く」という基礎づくりに取り組みました。短めの文章をしっかりと読み、それについてきちんと書くことができるようになってほしいと思いながら、テキストを選び、提出された課題についてはすべて添削しています。
これまでのゼミ生の研究テーマは、僕の専門との関係もあって、政治学の中でも、選挙や政党など民主政治の基本的な枠組みに関することや、教育・福祉・労働など生活関連の政策に関わるものが多くなっていますが、できるだけ参加者の興味・関心を尊重するようにはしています。
その他にも、上回生を含めて、半年に1回くらいのペースで映画を題材にして考える授業を行っていますし、今はまだ実現できていませんが、講師を呼んだり、自分たちが外へ出かけていったりということもしてみたいですね。」

Q2.渡辺ゼミにはどんな学生がいますか?

「僕はまだ龍谷大学へきて4年目で、1年目、2年目は人があまり集まらなかったのですが、3年目、4年目になるとゼミ生も増えてきて、今は3回生が10人、2回生が16人います。慎重な人から大胆な人、全体の調和を重視する人もいれば個人の意見を強く主張する人もいるし、本当に色んなタイプの人がいますね。」

Q3.渡辺ゼミで身につけてほしいことは何ですか?

「読んだり聞いたりしたことについて、論理的に考え、それを言葉や文章にして相手にしっかり伝えることができる、という力を身につけてほしいですね。法学部で社会科学を学び、社会へ出ていく人たちは、役所や企業などどこで働くにしても、言われたことだけをこなすのではなく、その組織や部署をどう動かしていくか、ということも考えなければならない立場になります。そのときに、状況を正しく判断したり、他の人と協力して解決策を考えたりする、といった力が必要になります。ですから、政治学に関する知識はもちろんですが、卒業した後のことも重視して、自ら考える力を身につけてもらうことが目標ですね。」

Q4.最後に学生に向けて一言お願いします。

「文学や心理学などの人文科学が人の心の動きを見るのに対し、法律学や政治学といった社会科学は人が集まった社会の動きを見る、と対比されることがありますが、実際には社会科学を学ぶにあたっても「他者への想像力」が不可欠です。学生のみなさんの中には、自身の立場や感覚だけで善悪などを判断しようとする人が多いのですが、自分とは立場を異にする人がいるということをふまえて、その人たちの境遇への想像力をはたらかせてほしいし、そういう人たちの存在を知る努力をしてほしいと思います。」


3.インタビューを終えて

物静かで知的な印象の先生でしたが、アウトドアが好きな一面もあったり、また、学生一人一人をよく見てくれている先生なのだと感じました。初めて研究室にお邪魔して緊張しましたが、和やかな雰囲気でインタビューをすることができました。いずれまた、他の政治系ゼミの先生にもお話をうかがうことになりますので、ご期待ください。
次回の更新をお楽しみに。


【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
古 太恵人(法学部2年)
石田 聡子(法学部2年)


1.斎藤ゼミってどんなゼミ?

Q1.斎藤ゼミでは拘置所見学やディベートを授業でされているとお聞きしたのですが、今具体的にどのような活動をされていますか?

「いろいろですね。1つは、刑事訴訟法の代表的な問題点について、複数の班に分け、それぞれの班で調査し、意見を出して、議論するということをしています。
法律学の「答え」は1つではありません。むしろ、調査・議論する中で、複数の考えを共有すること、その複数の考えについて、さらに深く考え、自分なりの「正解」にたどり着こうとすることが重要です。いつもゼミ生に伝えているのが、1つの問題について、複数の思考ルートで考える能力が重要だということです。法律学は、1つの「正解」を覚える学問でもないし、自分と異なる考えを葬り去る学問でもないのです。1つの問題について、いろんな視点から考え、いろいろな「答え」を用意する、そこから自分なりの「正解」にたどり着くことが重要です。それが「考えること」だと思います。同級生たちと議論しながら、「考えること」ができるようになってほしいというのが1つの狙いです。2つ目は、法律の世界というのは非常に抽象的であるため実際に見て、聞いて、体験してみないとわからないことが多いのです。そういう意味では、教室だけで議論するには限界があります。実際に、法律が運用される現場、刑事訴訟法との関係では、裁判所、拘置所、そして刑務所などに触れて考えることが大事だと思います。誤判事件について、弁護団の協力も得て、調査し研究するという活動も、行っています。その他、模擬裁判や、いくつかの大学で行っている刑事法討論会の準備をするなどの活動を行っています。ただ、活動内容を固定しているわけではなく、ゼミ生の意見を尊重してみんなで決めています。」

Q2.斎藤先生は「ゼミ」をどのようなものと考えていますか。

「ゼミは、「特別な」講義であると思っています。これにはいくつか理由があります。1つは、ゼミ生自身は行動し考えて学んでいく場であるということです。一方的に教員が用意したものを受け取るのが、「普通の」講義でしょうけど、それとは決定的に違うのがゼミです。ゼミ生自身が学びたいことを設定して、自分たちで調べて学ぶ場なのです。もう1つは、ゼミにおける人間関係は、普通の講義では構築できない、特別なものだということです。同級生だけでなく、先輩や教員と、密接かつ特別な人間関係が築けるという場がゼミなのです。私も、一生のつきあいのある友人とゼミで出会いましたし、学問上の師匠ともゼミで出会いました。」

Q3.斎藤ゼミにはどんな学生が集まっていますか。

「ゼミの準備やゼミの時間に勉強する時は集中して取り組むし、それ以外の時間は、懇親会など、徹底して遊び楽しむ、すごくメリハリがある学生が多いです。」

Q4.「ここは他のゼミに負けないぞ」という点があれば教えてください。

「ゼミ生同士、そしてゼミ生と教員の仲の良さや団結力ですね。欠席する生徒もいないですし、ゼミ以外の時間でも教室でゼミ生同士いろいろ話したりするなど、団結力は斎藤ゼミの売りの1つだと思っています。もう1つは、メリハリの良さ・切り替えの早さですね。」

Q5.ゼミで学生に身につけてほしい能力は何ですか?

「1つは、消費者意識から脱却してほしいということです。最近の学生は、考える力が落ちているとか無気力だとかそんな意見があります。だけど、私はそんなことはないと思っています。やるべきことやその理由をしっかり説明すれば、すごくよく考え活動してくれます。ただ、自分が学生のときなどと比べると、「消費者」意識にどっぷり漬かっている学生が多いかなと思います。何かをしてもらうのを待っているし、「損」をしたくないと思っている。そのこと自体、直ちに悪いことではないのですが、それだけではダメだと思います。今の学生たちには、消費者意識とは別に意識・姿勢を身につけて欲しいと思っています。その姿勢とは、自身から何かを生みだし提供するという、主体的に思考・行動する意識・姿勢です。学生生活との関係では、消費者意識にどっぷり漬かった学生は、「答え」をすぐ欲しがります。そして、情報や知識をただ暗記することに走りがちです。しかし、それでは不十分です。知識や情報だけでは、思考・行動の推進力にならない。得られた知識や情報を、推進力・燃料としていかに使うことができるのかが大切です。まずは、目の前にある問題について、答えを欲しがるのではなく、複数の考え方を用意できるようトレーニングしてほしいですね。例えば、自分が思いつく考えに対して、批判的な考えを「あえて」してみましょう。さっき言ったように、大学の講義やゼミで身につけた知識や情報を知っているだけでは価値はありません。極論を言えば、ネットで検索すれば得られるものが多いので。交換可能なものは、価値が低いのです。これに対し、情報や知識を推進力・燃料とする能力(思考力・行動力)は、交換不可能な価値の高いものです。学生のみなさんには、この力を身につけて欲しいと思います。この力は、受動的な消費者意識では身につきません。知識や情報を推進力することを意識して欲しいですね。」



2.斎藤先生ってどんな人?

Q1.斎藤先生は、刑事訴訟法を専門とされていてその中で「証拠開示」について長年研究されているお聞きしたのですが、なぜ「証拠開示」について研究を行おうと思ったのか、きっかけなどがあればお願いします。

「学部では、刑事訴訟法ゼミに所属していたのですが、当時の刑事裁判は、検察官は、事件に関するほぼ全ての証拠をもっているのにもかかわらず、被告人の有利な証拠は出さないという状態でした。そのような状態は許されるべきではないという思いと同時に、なぜ日本ではこのような状態になってしまったのか、その理由を知りたいと考えるようになりました。学部卒業後に、大学院へ進学し、この疑問についてさらに研究してみたいというのがきっかけです。」

Q2.斎藤先生は学生時代どのような学生でしたか?

「う……ん。難しいですね。まじめな学生でなかったことだけは断言できます。アルバイト、サークル、友人と遊んだり飲み会をするというのが学生生活の大部分でした。元々、ガリ勉タイプではなかったことに加え、福岡という土地がすばらしく楽しくて、美味しい街だったことも理由かもしれません。それに、所属していたバスケットサークルの友人がみんな気が合う連中だったことも理由です。その友人たちとは、今でも仲良くしており、一生のつきあいです。特に1・2回生の頃は、講義への欠席も目立つ「不真面目」な学生だったと思います。ただ、単位は要領よく取っていました。そんな学生生活を送っていたのですが、3回生から始まったゼミがすごく楽しかったのが変化の始まりでした。そこから他の講義の受け止め方も変わってきたかもしれません。これに加えて、同じく3回生のときに受講した「法社会学」の講義が、日常の何気ない問題についてすごく考えさせられる内容で、本当におもしろかったのです。そのあたりから、法学の世界に興味を持ち始めたように思います。ちょっと、法学の面白さに気づくのが遅かったかもしれませんが・・・。」

Q3.大学の教員になろうと思ったのはなぜですか?きっかけになるエピソードがあればお願いします。

「大学院は、2年間の修士課程、その後3年間の博士課程からなります。私は、修士課程に進学するとき、実は大学教員(研究者)になろうとは思っていませんでした。修士課程で、もう少し勉強して公務員になろうかなと思っていました。ところが、3回生後半から少しずつ法学の世界に興味を持ち始めていましたし、大学院のゼミ形式の講義で、議論を重ねたり、いろいろ調べたりしていくうちに、研究者の世界に惹かれていくのを感じました。凝り性なので、徹底して調べて考えるのが合っていたのかもしれません。また、学部の刑事訴訟法ゼミの同級生も大学院に進学して、一緒に議論しながら研究できたというのもよかったと思っています。さらに、大学院の先輩がすごく優秀な方で、いろいろサポートしてもらいながら、研究の世界に少しずつ足を踏み入れていったのです。そんな中、日本刑法学会などの研究者の世界に触れる経験もして、研究者になりたいと思い、大学院の指導教官に「研究者になりたいです」と指導をお願いしました。」

Q4.先生は一昨年、ドイツに行かれていたとお聞きしたのですが、なぜドイツを選んだのですか。

「法学の研究では、外国法と比較しながら、日本の法律の特徴な問題点を確認し、その解決を考えるという方法が、1つのスタンダードなんです。そのとき、どの国を選ぶかが重要となります。私は、最初、アメリカ法を研究しようと思っていたのですが、同期の院生がイギリス法をやるというので、英米法とは異なる特徴を持つ大陸法に分類されるドイツをやろうと思ったのがきっかけです。最初は、ドイツ語を読むのも大変でした。ただ、結果的には正解だったなと思っています。ドイツ法の考え方は、肌に合うというか、非常に興味深いと思っています。諸外国の法律や制度の意味は、文献を読むだけではわかりません。法律は、それぞれの社会の根底にある考え方や価値観、習慣などと密接に関連するものです。それらを学ぶためには、その社会で暮らすのが1つの方法ですよね。そこで、一度生活してみようと思い、龍谷大学の研究員として、2014年から2015年にかけてドイツ留学してきました。」

Q5.ドイツでの思い出の場所や記憶に残っているエピソードなどがあれば教えてください。

「まずは、留学中に、ドイツがワールドカップで優勝したことですね。留学先は、大学しかない小さな街なんですが、ワールドカップ期間中は、ドイツの試合があるたびに色んな飲み屋や大学で大きなモニターを用意して、みんなでビール飲みながら応援しているんですね。大学の講義も休みになることがありました。誰も来ないので。ドイツが勝ち進むごとに、街のボルテージが上がっていくのを実感できるわけです。そして、ドイツ人のサッカー愛も実感できる。優勝したときは大変な騒ぎでした。旧市役所の前の大きな広場に、大勢集まって大騒ぎでした!当然私も参加しました。
2つめは、クリスマスマーケットです。ドイツ人にとってクリスマスってとても重要なイベントなんです。クリスマスマーケットは、各街・都市で、12月あたまから約3週間、ずっと開かれている市場です。そこにみんな、ほぼ毎日行くんです。名物は、ホットワイン。これを飲みながら友達と話したり、騒いだり。厳しい冬のなか、クリスマスマーケットで騒いで、クリスマスを待っている感じなんですね。いろいろな街・都市のクリスマスマーケットに行きましたが、どれもそれぞれ特色があって、すごくきれいな装飾などをしているのですね。ドイツ人にとって、クリスマスマーケットは本当に特別なんだなと感じました。先日、ベルリンでのクリスマスマーケットにトラックがつっこむという痛ましい事故がありましたが、本当にショッキングな事件だったと思います。
3つめは、ドイツ以外の国も行ったことです。イギリス、チェコ、イタリア、スペイン、オランダなどいろいろ行きました。それぞれ思い出や勉強できたことがあります。私は、有名なサッカーチームである「FCバルセロナ」のファンなのですが、FCバルセロナのホームスタジアム「カンプ・ノウ」で、チャンピオンズ・リーグの試合を見ることができたというのも思い出ですね。
最後に、留学先で、ドイツ人のみなさんに囲まれて、ドイツ語で研究報告したことです。いろいろ大変でしたが、なんとか最後まで、報告や質疑を乗り越えられて、ほっとしたのを覚えています。研究の思い出が少ないと思われるかもしれませんが、研究もしっかりしていましたよ。念のため強調しておきます(笑)。」

Q6.お酒がお好きだとお聞きしたのですが、どんなお酒を飲まれますか。

「色んなものを呑みますが、福岡で学生生活を送った関係で、芋焼酎が基本です。それに、ドイツに行ったこともあってビールも好きですね。でも、なんでも呑みますよ!
ドイツ留学中は、とにかくビールを飲みました。ビールの種類が多いので、いろいろ試しました。ヴァイツェンというビールが好きでした。あと黒ビールも。バンベルクという街にあるラオホビールは最高でした。」

Q7.ドイツにまた行きたいな。と思われますか?

「行きたいです!許されるなら、今日でも出発します(笑)」

Q8.ドイツの魅力などはありますか?

「ドイツのご飯は、日本と比べて特に美味しいわけでないし、サービスもよくありません。ドイツに行くことで、日本のすばらしさ、ご飯のおいしさや治安の良さ、サービスの質の高さを実感しました。例えば、ドイツのレストランのサービスには、最初、びっくりしました。水は有料だし、おしぼりもない。注文も全然取りに来ない。下手をすれば、客の目の前で、足を組んで座って、たばこを吸って休憩している。ただ、これになれると、日本のサービスは過剰なんだなと思うようになるのです。もしかしたら、これが、さっき言った過剰な「消費者意識」につながっているのかもしれない。ゆっくり注文を取りに来るのを待って、ゆっくり食べて、ゆっくり呑む。緩やかな時間の流れが、魅力の1つでしょうね。街並みもすばらしい。古くからの建物を大事にしながら、美しい街が造られているのが印象的です。
誤解を与えたかもしれませんが、ドイツの料理はまずいわけではありませんよ。好きで、よく食べていたものも多くあります。シュニッツェルというカツレツとかハクセという豚の脚をローストしたもの、さらにトルコのものですがケバブなどをよく食べていました。日本と比べて、肉と野菜自体はすごく美味しいと思いました。ただ、魚は・・・苦笑。パンやチョコも美味しかったですね。ビールはもちろんですが、食事もやはりドイツの魅力でしょう。」

Q9.最後に学生に向けて何かメッセージがあればお願いします。

「「楽しい」ということと「楽」は違うということを意識してください。ただ誰かが何かをしてくれるのを待つだけでは、「楽」でしかありません。「楽しい」とは言えないのです。「楽しい」という感覚・状態は、自分から行動しないと絶対に得られないものなんだと思います。そのためには、いろいろ考えたり行動しないといけない。自分のことを楽しくできるのは、他人じゃなくて、やっぱり自分自身なんですよ。「なにか楽しませてほしい」という姿勢では、楽しいという体験なんて絶対できない。そういう意味で、私は、学生のみなさんに学生生活を楽しんでもらいたいと思っています。どうやれば自分が楽しくなれるか、考え抜いてください!」



3.インタビューを終えて

率直にとても気さくな先生だと思いました。学生の目線にたって、学生に寄り添い、見守ってくださる。そんな「あたたかさ」を感じました。見た目はとてもクールな方ですが、大学生である私たちが社会に出ていく上で必要なこと、そして人として大切なことを教えてくださる「熱い」先生です。これが斎藤ゼミの人気の由縁ではないでしょうか。
次回の更新をお楽しみに。


【取材・記事】
法学部学生広報スタッフ LeD's
小山 夏美(法学部2年生)
嶋田 可菜(法学部2年生)


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