Need Help?

新着情報

新着情報の一覧

製品情報

ここにメッセージを入れることができます。

 
 11月17日(水)、2022年度後期経済学研究科合同演習を行いました。

 「合同演習」は、年2回(春・秋)ゼミを横断して行われる研究報告・発表会で、三密対策とソーシャルディスタンスを保ちながら対面で開催しました。

 今回は、修士課程の8名の学生が各自の研究テーマをもとに20分程度の発表を行い、10分間の質疑応答では、指導教員やコメンテーターをはじめとする先生方から鋭い質問も投げかけられ、活発な意見交換がなされました。

 経済学研究科では、合同演習での発表を修了要件の一つと位置付けており、修士課程は2回以上、博士後期課程は3回以上発表することが必須となっています。発表者は、この場を通じて得た成果を活かし、今後の論文作成に取り組んでいくこととなります。










2022年11月23日(水・祝)、「第3回オンライン高校生模擬裁判選手権大会」*1に向けた事前講義がオンライン上で開催されました。本イベントは、札埜和男准教授(本学・文学部、「法教育・法情報」メンバー)によって企画されたものです。
【>>EVENT概要】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-11627.html  

今回の講義は、札埜准教授が「文学模擬裁判と今回の事件の文学的・歴史的背景について(Ⅰ)」と題し、前半に文学模擬裁判の説明を行い、後半では模擬裁判で扱う事件について紹介をしました。当日は、大会に参加する高校生と一般参加者をあわせて65名の参加がありました。


文学模擬裁判とは何か?


札埜准教授の講義の様子

札埜准教授の講義の様子

模擬裁判とは、法的紛争の事例・テーマに沿って、裁判に出てくる当事者(裁判官、弁護士、検察官、原告・被告人、証人など)の役割を分担し、裁判・公判手続きを最初から最後まで通しで再現するものです。本学の 法学部では、六法(憲法・民法・刑法・民事訴訟法・刑事訴訟法)科目の講義を履修した学生(4回生)を対象に、総合演習科目として開講されます。
一方、小中高校生向けの法教育として行われる模擬裁判は、①裁判の手続きを理解すること、②基本的なルール(法律・法原則)に従って、与えられた論点を整理・検討し自分の意見を組みたてることを目標に、あらかじめ台本を用意するなど、より簡略化した形でロールプレイを体験してもらう場合が大半です。では、文学模擬裁とは、どのように行われるのでしょうか。

札埜准教授は「法の知識や法的思考力を身につけるだけでなく、人間や社会という不条理な存在を深く考える姿勢を養うことを目的とするのが文学模擬裁判です。多くの模擬裁判が中・高の社会科の授業の一環として行われているのに対し、国語科の視点を取り入れて行う模擬裁判(国語的模擬裁判)といえます。題材は文学作品で、小説だけでなく、古文や漢文、随筆、落語、演劇などのジャンルを含みます」と説明します。
札埜教授は、これまで行ってきた文学模擬裁判の事例や体験者の感想を紹介しながら「
大切なのは、頭の中だけで考えないことです。文学模擬裁判で大事なことは、“なりきること”、“よく見ること”です。ものごとのリアリティを追求することです。高校生は経験知が足りない分、経験知が豊かな大人から話を聴くことでこれまでの世界観が壊れたりします。だからさまざまな大人と出会うことが大事です。事前配信講義もそういう意図があります。国語とは言葉を通して人間を考える教科だと考えています。みなさんも、是非“人間とは何か”を考えながら文学模擬裁判を楽しんでください」と、模擬裁判の目的、趣旨について説明しました。


河豚鍋事件


文学模擬裁判の事件概要を説明する札埜准教授

文学模擬裁判の事件概要を説明する札埜准教授

つづいて、札埜准教授より今回の文学模擬裁判の事件の概要について説明がありました。時代は江戸時代。大坂の商家で起きた、ふぐを食べたことによる中毒死事件です。モチーフとなった文学作品は、落語「鰒汁(ふぐじる)」*2と「小説 土佐堀川―女性実業家・広岡浅子の生涯」*3です。札埜准教授は、大同生命の特別展示展を鑑賞したエピソードに触れながら、江戸時代の大坂商人の生活スタイルや、江戸時代には調理技術が未発達で美味だけど危険な食べ物であった“河豚(ふぐ)”について、参加者に説明しました。札埜准教授は犯罪・法律学の予習事項として「ハラスメント」、「殺人と過失致死の違い」、「共同正犯」の3つをキーワードとして高校生たちに提示し、準備を進めていく注意点として2点挙げました。「内面的だけでなく時代的にもリアルを追求していく必要がありますが、江戸時代には、ハラスメントという言葉はありませんので、安易に現代のカタカナ言葉を使ったりしないように、注意を払って下さい。また、人間を見ることが大事だと強調しましたが、事件を起こした動機は人間を考える上で大事ですが、証拠としての重要度が相対的に低いといえます。こういったことをふまえたうえで、当時の時代背景や人の価値観や暮らしをイメージし、準備をしていって下さい」と述べました。

また札埜准教授は、参考文献*4を示しながら、「大会では、ぜひみなさんなりきってください。言葉として発したり、身体を動かして表現することはとても大切です。表現と理解をいったりきたりすることで、論理は磨かれていきます。コロナ対策を取りつつ、河豚鍋を食べながら、文学模擬裁判を楽しんでください」と大会参加校の生徒らへの期待を込め、講義は終了しました。


講義のラスト

講義のラスト

次回は、11月26日(土)14:00-16:00に、後藤貞人弁護士(大阪弁護士会)を講師に迎え、「裁判とは何か・死刑制度をめぐって高校生と対話する」と題した講義を予定。ぜひHPよりよりお申し込みください。
https://crimrc.ryukoku.ac.jp/

【補注】
*1 (関連情報)
>>第3回オンライン高校生模擬裁判選手権<出場校を募集!>【犯罪学研究センター後援】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-11402.html 
同大会は、2023年1月29日(日)にZoomにて開催を予定。大会のねらいとして次の2点を掲げている。(1)法的思考力や刑事(裁判員)裁判の意義の理解にとどまらず、広く人間や社会までを視野に入れた「国語的」模擬裁判を通じて、人間や社会を考える眼差しを深める。(2)「国語的・文学模擬裁判」という新しい教育手法を通じて新学習指導要領の理念でもある主体的・対話的で深い学びを実現する機会とする。

*2武藤禎夫『定本落語三百題』(岩波書店、2007年)、別名「ふぐ鍋」。
参考:棚橋正博「第29回 フグは食いたし命は惜しし」、『そのことば、江戸っ子だってね!?』(Web日本語、2012-12-13)

*3 潮出版社より1988年初版。潮文庫として古川智映子(2015年)『小説土佐堀川-広岡浅子の生涯』がある。
大同生命は、創業110周年を迎えた2012年度より、当社の礎を築いた大坂の豪商“加島屋”、そして当社創業者の一人である実業家“広岡浅子” に関する歴史的文書等を大阪本社(大阪市西区)で一般公開している。
参照:「大同生命の源流 加島屋と広岡浅子」(大同生命)
「商都大阪の豪商加島屋再現模型の公開」(大同生命)

*4渡辺貴裕・藤原由香里『なってみる学び: 演劇的手法で変わる授業と学校』(時事通信社、2020年)


 特別講義「我が社の経営と京都」の第2回には、こと京都株式会社 番頭執行役員 宮川光太郎 氏をお招きして、ご講演いただきました。宮川氏は、「九条ねぎ」に特化して事業を発展させてきた同社について詳しく語ってくださいました。
 こと京都は2002年に設立されました(2007年に現社名に変更)。農業生産法人として6次産業化(1次産業×2次産業×3次産業)に取り組んできました。今期の決算では20億円近い売上を達成する見通しで、従業員数も約190人となっています。
 農業においては「経営をいかに安定させるか」が課題であり、そのために台風等の災害対策に取り組んでいる様子や、販売先(販路)を拡大してリスクヘッジする様子などが紹介されました。また、新しい担い手の人財育成や農業福祉連携、農業における「働き方改革」などについても興味深いお話が続きました。
 農業は未開拓の分野が大きく、農業に関わる仕事は伸びることが強調されました。学生たちにとって農業に関わるビジネスについてのお話は初めてのことであり、以下のような感想が寄せられました。
 ねぎ加工の仕方次第で色々な店舗に提供できるネギの多様性であったり、農業分野の未来は明るいと言うことを聞き、今まで知らなかった世界について知ることができ、興味が湧きました。社員の成長が会社の成長や、社員の幸せなど、社員を大切にしている気持ちが伝わってきて温かい会社だなと思いました。会社を選ぶ軸として、自分が成長できる場であるかどうかなど大事な事を教わりました。





 経営学部では毎年、後期(第2学期)に開講している特別講義「我が社の経営と京都」において京都企業の経営者の方にご講演いただいています。2022年度は11月1日から12月6日までの6回にわたって講演いただきます。
 経営者講義の初回(11月1日)には、株式会社イシダ 執行役員兼総務人事部長 岩﨑佳生 氏をお招きして、ご講演いただきました。岩﨑氏は、同社の会社紹介とあわせて(学生の)進路選択のアドバイスの二つを柱にしてお話してくださいました。
 同社の歴史、経営理念、事業、経営戦略について詳しく説明された後に、京都企業の強みとして、「おもてなしの心、一品対応力、経営者同士のコミュニティ、短期的利益よりも価値観(継続)を重視」の4点を強調されました。進路選択のアドバイスでは、自社における働き方も事例にしながら、学生たちにとって有益な情報を伝えてくださいました。
 学生からは「これからの就活においてとても有意義な講演でした。上場企業や有名企業だけがすごいわけではなく知名度がなくても素晴らしい会社があることを知った」「今回の講義で印象に残ったのは、三方良しという言葉です。自分と相手と第三者の三つ全てが良いと思えるようになるべきだという考え方です。これからの生活でこのような考え方を大切にして生きていきたいと思います」などの感想が寄せられました。





【本件のポイント】

  •  伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現された芸術作品『アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)』として、文字をテーマにアート展を開催
  •  文字が集まる図書館で、障がいを持つ作家9名の文字を題材とした作品を展示
  •  障がいのある人もない人も、多様性や共生社会についてともに考える「CONNECT⇄_」に参画

【本件の概要】
     龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターでは、あらゆる「壁」や「違い」を乗り越え、世界の平和に寄与するプラットフォームとなることを目指し、様々な事業を展開しています。
 昨今、伝統や流行、教育などに左右されず自身の内側から湧きあがる衝動のままに表現された芸術作品、『アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)』が注目を集めています。
   2019年に当センターの開所を記念し実施した「やりすぎ!展2019」(協力:やまなみ工房)以降、毎年『アール・ブリュット(アウトサイダー・アート)』に関する展示を開催してきました。今般、京都府立図書館で、障がいを持つ作家9名の文字を題材とした作品を展示します。
   また、本イベントは、内閣府が定める「障害者週間」に合わせて開催される、障がいのある人もない人も、多様性や共生社会についてともに考える18日間のプロジェクト、令和4年度「CONNECT⇄_」※へ、京都国立近代美術館、京都市京セラ美術館、京都市動物園等とともに参画します。

 

期 間:2022年12月1日(木)~12月21日(水)

 

日 時:京都府立図書館の開館日時に準ずる https://www.library.pref.kyoto.jp/

 

場 所:京都府立図書館(京都市左京区岡崎成勝寺町)


入館料:無料


企 画:松本拓(龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター客員研究員、非常勤講師)


共 催:龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター、京都府立図書館
 
※)「CONNECT⇄_」について:https://connect-art.jp/2022/

 

問い合わせ先:龍谷大学ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター(龍谷エクステンションセンター内)

E-Mail:ysbrc@ad.ryukoku.ac.jp Tel 075-645-2098


ファイルを開く

参考 2021年度の様子


お電話でのお問い合せはこちら

電話番号: