2025.08.04
「政策実践・探究演習(海外)」台湾PBLが学部FDで報告会を実施【政策学部】
2025年7月16日(水)14:40~15:05、2025年度の政策実践・探究演習(海外)台湾PBL受講生が、政策学部教員に対して報告を行いました。
台湾PBLはコミュニティ再生をテーマに、台湾・国立政治大学と相互訪問型の国際交流プログラムを開講しました。2025年3月龍谷大学メンバーが台北を訪問(8日間)、7月に国立政治大学のメンバーが来日(5日間)しました。台湾と日本、両国でのフィールドワークを踏まえ、1年間学んだことをまとめ発表しました。
里山班は、台湾と日本の里山にみられる共通課題として茶産業の衰退や後継者不足、獣害などを挙げ、持続可能な地域社会の構築には、里山を適切に管理し、資源を有効活用することが重要であると指摘しました。
お宮班は、地域におけるお宮の役割に着目し、台湾と日本のお宮を比較しました。台湾では道教が各地に広がり、華やかな装飾を施した建物が印象的で、地域住民の寄付や自治会などの支援でお宮が運営されています。日本と同じように地域の交流の場として機能してきましたが、近年若者の関りが薄れています。
茶産業班は、日本と台湾に共通する課題として、茶葉からお茶を淹れる習慣が廃れたこと、替わりにペットボトル飲料が増えたこと、茶産業の担い手や後継者不足を挙げました。台湾では、海外から輸入されるミルクティ用の安い茶葉に押されて、伝統的な高級茶の消費量が減っています。これらの課題に対する両国の茶産業再生の取り組みを比較しました。
台北現地レポート記事
▶現地レポート①
▶現地レポート②
▶現地レポート③
▶現地レポート④
▶現地レポート⑤
▶現地レポート⑥
京都における国際交流プログラム
▶レポート①
▶レポート②
▶レポート③