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地域公共人材総合研究プログラム

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講演会・イベント

地域公共人材総合研究プログラム  講演会・イベントカレンダー

2010年度の講演会レポート

地域リーダーシップ論研究

コウノトリと共に生きる −環境と経済の「共鳴」を目指して−

三木俊和【法学研究科】

三木俊和【法学研究科】
 講演を通して私が強く感じたことは、豊岡のまちづくりには明確なビジョンがある事です。コウノトリという大変な物語をもった生き物を中心に「命への共感」をはっきりと見える形にし、市民が納得する形で環境と経済の共生した形を模索していくというビジョンです。その中でコウノトリを目当てとした観光客が城崎温泉をさらに活性化し、「コウノトリ育む農法」を確立し環境に対して責任を果たせる農業を生み出し、それがさらに付加価値を生み出し消費者がしっかりと評価するような仕組みの先駆けとなること意識されていると感じました。

講師:中貝宗治

講師:中貝宗治
【兵庫県豊岡市長】

<略歴>
兵庫県豊岡市生まれ。1978年京都大学法学部卒業。1987年大阪大学大学院経済学研究科修士課程修了。兵庫県職員、兵庫県議会議員等を経て、2001年豊岡市長就任。

先進的地域政策研究

京都府/地域再生力プロジェクトと新しい「地域公共人材」像

村井繁光【法学研究科】

村井繁光【法学研究科】
 旧来型の地域社会が崩れつつある中、新たな地域・コミュニティの再生を目指して、行政として取組んでいる「地域力再生プロジェクト」について、梅原氏にご講演をいただきました。
「地域のことは地域が決める」というパラダイムの転換。地域力の三要素、資金・人材・地場(物)、それらをつなげるエンパワーメントや協働の仕組みを総合的に支援する取り組みに刺激をいただくと共に、NPOの弱点も、十分に考慮された支援には興味深い視点も多く盛り込まれていて、参考になりました。
「セカンド・フェイズ」としてのコミュニティビジネス化への挑戦が軌道に乗ることを期待すると共に、今後さらに注目していきたいと思います。

講師:梅原豊

講師:梅原豊
【京都府府民力推進課地域力再生担当】

<略歴>
2007年早稲田大学大学院公共経営研究科修了。京都府職員として、アクションプランの総括や中期ビジョンの策定に従事。現在、地域力再生やNPOの支援、地域公共人材の育成、プラットフォームによる民間と行政との協働推進などの業務に従事。

障がいのある人が"ふつう"に生きる−ビジネスと福祉の融合−

山本晃【法学研究科】

山本晃【法学研究科】
 講演を聞いて、ビジネスと福祉の融合によって生まれたものは、市場で十分に勝負できる製品のクオリティーの高さと同時に障がい者のあるクルーたちが、本当の意味でふつうに働く喜びであると感じました。福祉の理念は守りつつ、ビジネス、デザイン、などとコラボレーションさせて、自分たちで様々な新しい可能性を創出しているのではないかと感じました。
エクスクラメーションで製品が出来上がるまでの過程、仕事に取り組むクルーとスタッフの日常、今日の福祉制度に至るまで大変内容の深い話が聞けました。今回はビジネスと福祉から協働の持つ大きな可能性を学ぶことが出来ました。

講師:吉野智和

講師:吉野智和
【NPO法人「!-style」総括マネージャー】

<略歴>
1997年京都YMCA国際ビジネス専門学校(現:京都YMCA国際福祉専門学校)卒業後、知的障害者通所授産施設で10年勤務。同時期に「デザインで変える福祉」をキーワードに、施設で作られる商品デザイン向上や、他施設に対してのデザインの提供等の活動を開始し、2002年!-styleを開始し、2006年にNPO法人!-style設立。

分散型エネルギー時代における自治体の[役割]

河合良太【法学研究科】

河合良太【法学研究科】
 この講演を受けて、地方自治体職員としてできることの範囲をとても狭く設定してしまっていたことに気が付かされました。今回の講演をしていただいた谷口氏は、私と同じ地方自治体の一般職員であるにも関わらず、日本の環境施策を大きく牽引しておられる方です。それは谷口氏が「地方から国を変える」という気概のもと、地方行政の役割を自覚し、さまざまなのものを活用して「発想の壁」を乗り越えてきたからでしょう。新しい「公」による、行政と民間・NPO・研究者との信頼関係を築いていくうえで何が重要か、貴重な情報をいただきました。
多くの自治体職員が既存の枠を作り、そこに安住してしまっているなかで、改めて自治・分権を中心にすえて、自治体職員としてできることを一つ一つ積み重ねていきたいものです。

講師:谷口信雄

講師:谷口信雄
【東京都環境局都市地域環境部課長補佐】

お寺の力が地域社会を変える

吉田照美【経済学研究科】

吉田照美【経済学研究科】
 高橋先生が住職を務めておられる神宮寺は、先生の持論「お寺の力が地域社会を変える」の核となっているお寺である。
先生の活動は、国境をこえて広がっているが、地域社会での取り組みとしても、介護施設事業や権利擁護NPO活動、障害者就労支援など多岐にわたっており、お寺を中心にして、地域社会の人達に対し、非営利事業を展開している。
宗教という背景はさておき、お寺こそ古くからある日本独自のNPOだとあらためて感じた。日本におけるお寺の数は、コンビニの数をはるかに超えているという。
お寺が地域社会で地縁組織の核である自覚をもって社会活動を展開すれば、現在国が設置をしている地域包括センターよりも綿密な関係性の福祉活動が可能なのではないだろうか。先生の持論がもっと現役の全国のご住職に理解される事を望みたい。

講師:高橋卓志

講師:高橋卓志
【神宮寺住職、本学社会学部客員教授】

<略歴>
1948年、長野県に生まれる。龍谷大学文学部卒、同大学院東洋史学科中退。海清寺(兵庫県西宮市)専門道場で禅修行の後、76年、神宮寺(臨済宗、長野県松本市)副住職、90年、住職。現在、長野県NPOセンター代表、ケアタウン浅間温泉代表理事、龍谷大学社会学部客員教授、東京大学大学院講師なども務める。

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