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【ポイント】
・厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会1)を立ち上げ、医療用大麻の使用を拡大する一方で、これまで処罰の対象となっていなかった大麻の使用を犯罪化・刑罰化しようという論議を開始
・こうした議論を受けて、龍谷大学ATA-net研究センター・犯罪学研究センター研究メンバーを中心に企画した連続ティーチインは、薬物をとりまく現状を知り、薬物政策の意味を学べる内容に

龍谷大学ATA-net研究センター2)犯罪学研究センター3)は、2021年2月から「シリーズ大麻ティーチイン」をオンラインで開催してきました。本ティーチインでは、日本をはじめ諸外国における薬物をとりまく現状を知ること、政府政策の意味を学ぶことから始めました。これまでの実施概要・レポートは下記をご覧ください。

実施レポート一覧
■シリーズ 第1回ティーチイン 「薬物使用と非犯罪化〜翻弄(ほんろう)される日本社会〜」

報告者:長吉 秀夫さん(作家)
テーマ:「大麻、その禁じられた歴史と医療の未来」
日時:2021年2月22日(月)18:00~20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第2回ティーチイン 「ハーム・リダクションとは何か?〜非犯罪化、非刑罰化、非施設化のメリットとデメリット〜」
報告者:徐 淑子(新潟県立看護大学講師)
テーマ:「オランダの大麻をめぐる政策の流れとハームリダクション」
丸山 泰弘(立正大学法学部准教授)
テーマ:「『その人らしく生きていく』を支援するポルトガルの挑戦」
日時:2021年3月30日(火)18:00~20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第3回ティーチイン
報告者:金 尚均(龍谷大学法学教授)
テーマ: 「ドイツの薬物政策~使用と所持の法規制をめぐって~」
日時:2021年4月13日(火)18:00~20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第4回ティーチイン
報告者:正高 佑志(熊本大学大学院生命科学研究部脳神経内科学分野・医師)
「日本人が知らない大麻の話〜医療用大麻とエビデンス・ベイスト・ポリシー(EBP)〜」
日時:2021年4月27日(火)18:00~20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第5回ティーチイン
報告者:佐藤 哲彦(関西学院大学社会学部教授)
「薬物政策としての大麻政策 -政策としての歴史的文脈と現在の論点-」
日時:2021年5月7日(金)18:00~20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第6回ティーチイン「裁判所は大麻の〈有害性〉についてどのように考えてきたのか」
報告者:園田 寿(甲南大学名誉教授)
「裁判所は大麻の〈有害性〉についてどのように考えてきたのか」
日時:2021年5月17日(月)18:00~20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第7回ティーチイン
報告者: 辻 健(京都府警察本部生活安全部少年課少年サポートセンター指導育成係 係長)
「青少年の薬物乱用の現状と課題 ~『ダメ。ゼッタイ。』に換えられるものは何だろうか~」
日時:2021年5月28日(金)18:00~20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第8回ティーチイン
報告者: 高樹 沙耶 さん(キャンピングロッジ虹の豆虹を運営中・元女優)
「大麻取締法という人権侵害をいつまで続けるのか?」
日時:2021年8月23日(月)18:00-20:00
【>>実施概要】 | 【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第9回ティーチイン
報告者: 松本 俊彦(国立精神・神経医療研究センター 精神保健研究所 薬物依存研究部部長 兼 薬物依存症治療センターセンター長)
「薬物政策における世界の流れ、日本の流れ 〜日本で、いま、何が起きているのか?」
日時:2021年10月1日(金)18:00-20:00
【>>実施概要】 | 【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第10回ティーチイン
報告者: 吉田 智賀子(Always Pure Organics Japan株式会社代表取締役)
「大麻とCBD」
日時:2021年11月2日(火)18:00-20:00
【>>実施概要】 | 【>>実施レポート(ATA-netHP)】

■シリーズ 第11回ティーチイン
報告者: 古藤 吾郎(ソーシャルワーカー, NYAN|日本薬物政策アドボカシーネットワーク 事務局長)
「こんにちは。ハームリダクション東京です。 子どもや女性も”薬物”を使うことがあるって安心して話せる社会になるために」
日時:2021年12月13日(月)18:00-20:00
【>>実施レポート(ATA-net HP)】

■シリーズ 第12回ティーチイン
報告者: 大藪 龍二郎(被告人)・長吉 秀夫(作家・舞台プロデューサー)・丸井 英弘(弁護士)
指定発言:石塚 伸一(弁護士・研究者)・園田 寿(弁護士・研究者)
「大麻取締法違反裁判〜大薮大麻裁判〜 その違法性や有害性とは? 妥当な刑罰とは?」
日時:2022年2月8日(火)18:00-20:00
【>>実施概要】 | 【>>実施レポート(ATA-netHP)】


■関連イベント:
龍谷コングレス2021「課題共有型“えんたく”大麻論争とダイバーシティー(多様性):薬物使用は、犯罪か?〜使用罪は、何を奪おうとしているのか?〜」

日時:2021年6月20日(日)15:00~18:30
登壇者:
- 司会:土山希美枝
- スピーカー:加藤武士
- センターテーブル:高樹沙耶、長吉秀夫、正高佑志、丸山泰弘、吉田智賀子
【>>実施レポート(龍谷大学 HP)】

【フォーラムの概要・経緯について】
 2020年1月、龍谷大学ATA-net研究センターは設立を記念し、米国より薬物政策問題の第一人者であるイーサン・ネーデルマン(Ethan A. Nadelmann)氏をお招きして、「薬物政策とハーム・リダクション4)」に関する国際シンポジウムを開催して、つぎのことを確認しました。

<「薬物との戦争(A War on Drug)」は終わった。世界では、薬物の自己使用を犯罪として処理することを止めようという動きが本格的化している。特定の薬物を禁止して、それを使うと捕まえて、刑務所に放り込むという厳罰主義のアプローチは、当事者の回復のチャンスを奪い、支援
者との関係を断ち、地域社会の健康に有害な影響を及ぼす。わたしたちは、依存症者を処罰して、社会と刑務所を往復させる「回転ドア」を壊す必要がある。>


ところが、日本ではこれまで処罰の対象となっていなかった大麻の使用を犯罪化・刑罰化しようという論議が始まっています。厚生労働省は「大麻等の薬物対策のあり方検討会」を立ち上げ、
医療用大麻の使用を拡大する一方で、これまで処罰対象ではなかった「大麻使用罪」を新設しようとしています。欧米では、医療用大麻を積極的に活用しているだけでなく、アメリカやカナダの一部の州では、嗜好品の大麻の非犯罪化が進んでいるなか、なぜ、日本政府は、このような世界的潮流に抗うような作業を始めたのでしょうか。

 龍谷大学ATA-net研究センターと犯罪学研究センターは、全6回の連続ティーチイン(時事問題などを討議するフォーラム)を開催して、日本をはじめ、諸外国における薬物をとりまく現状を知ること、薬物政策の意味を学びます。

【関連NEWS】
 - 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第1部レポート
 - 龍谷大学ATA‐net研究センター キック・オフ・シンポジウム 第2部レポート

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【用語解説】
1)大麻等の薬物対策のあり方検討会

大麻事犯が増加傾向にあり、とりわけ若年層における大麻濫用の急増や再犯率の増加、大麻製品の流通拡大への対策を課題としつつ、大麻の医療用途への活用を含む今後の薬物対策へのあり方を議論するため、厚生労働省によって2021年1月に立ち上げられました。
https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/other-syokuhin_436610_00005.html

2)龍谷大学 ATA-net研究センター
ATA-net(Addiction Trans-Advocacy network)では、「多様化するアディクション(嗜癖・嗜虐行動)からの“立ち直り”の支援」研究テーマに掲げています。本学がこれまで培ってきた刑事政策・犯罪学・アディクションに関する研究・教育・社会実践の成果を踏まえ、ATA-netが運営の主体となって、多くの人たちが人生において直面する多様な“つまずき”(=多様な嗜癖・嗜虐行動や非行問題等)からの “立ち直り”(=主体性の回復)を支援するためのスキームの開発とその社会実装を目的としています。
https://ata-net.jp/

3)龍谷大学 犯罪学研究センター
「犯罪学」(英:Criminology)とは、犯罪にかかわる事項を科学的に解明し、犯罪対策に資することを目的とする学問です。実証的な犯罪学研究は19世紀後半のヨーロッパで始まり、現在、欧米諸国の総合大学では「犯罪学部」として学問・研究分野が確立されており、多様な社会ニーズに応える人材を多く輩出しています。2016年6月に発足した龍谷大学 犯罪学研究センターは、建学の精神を具現化する事業として、犯罪予防と対人支援を基軸とする本学ならではの「龍谷・犯罪学」の創生に向けた研究と社会実装活動を展開しています。
http://crimrc.ryukoku.ac.jp/

4)ハーム・リダクション政策
薬物政策の手法の一つ(ハーム・リダクション=害悪の軽減)。欧州では、一定の要件のもと、清潔な注射針や代替薬物を提供したり、自己使用の非犯罪化・少量所持の非刑罰化するなどして、当事者や地域社会への害悪を減らすための政策が実施されています。


 この度、当センターでは、「龍谷大学 矯正・保護総合センター研究年報 第11号」(発行所:株式会社現代人文社:定価3,400円+税)を刊行しました。
 本年度におきましても私たちの想像をはるかに超えて昨年度からのコロナ感染が続いており、十分な研究活動ができていない状況にあります。そのような環境下におきましても、センターでは、研究員が工夫と知恵を出し合って、研究の再開ならびに継続に努めてまいりました。オンラインと対面の併用での研究会や会議も行われております。その成果として、本号におきましては、特集論文と個人論文を多数掲載することができました。内容は以下のとおりです。
 興味・関心のある方や購入ご希望の方は、お近くの書店でご注文またはお買い求めください。
<内容>
◆特集 龍谷犯罪学構想の現実的課題への適用

The Application of Ryukoku Criminology to Actual Problems:
The 12th Annual Conference of Asian Criminological Society in Ryukoku University
Shinichi ISHIZUKA

Part1 タイと日本の薬物政策
A Century of Cannabis Control in Thailand:
A Brief Overview of History,Context,and Policy Frameworks from Prohibition to Legalization
Bang-on THEPTHIEN,Prapapun CHUCHAROEN,Seo Ah HONG,Orawan QUANSRI,Takuma OFUCHI,Chit Su TINN

Cannabis Control Policies in Japan:
From Historical to Current Debates                                          
Satoshi INOURA

Changing Policies from the Cannabis Control Act(1948) in Japan:
From Harsh Punishment to Harm Reduction
Shinichi ISHIZUKA

“Methamphetamine Users”in the Japanese News Media:
Focusing on the Coverage of Celebrities
Midori YOSHIDA

Part2 日本における終身拘禁刑の総合的研究
Public Awareness on the Death Penalty and Life Imprisonment in Japan
Akinori OOTANI

Medical Care for Elderly Prisoners in Japan:
Matters to Consider Before Introducing Life Sentence without Parole
Akiko KOGAWARA

Dynamic Treatment Scheme for Lifers:
Is Life Imprisonment without Parole Cruel but Not-Unusual?
Shinichi ISHIZUKA

◆個人研究
刑務官の服従義務について
ドイツ法の紹介を兼ねて
福井 厚

社会復帰支援の困難の潜在的側面と自尊心
古川隆司

地域生活定着支援センターがおこなう相談援助        
刑事司法と福祉の円滑な連携をめざして
掛川直之

多文化共生社会へのアプローチ(4)
滞日留学生家族とわたしたちとのつながり
野村佳絵子

日本における治療的法学の展開とその特徴
アメリカにおける展開との比較を通じて
石田侑矢


本日、矯正・保護課程<特別研修講座「矯正・保護課程」(本学学生対象)/「矯正・保護教育プログラム」(社会人等対象)>の「2022年度受講要項・シラバス」が完成しました。本冊子に関しましては、本日から順次発送可能です。ご希望の方は、矯正・保護総合センター事務部までお申し込みください。また、冊子につきましては、添付のPDFファイルでもご覧いただけます。
本講座(プログラム)の受講をお考えの方や興味・関心のある方は、是非ともお読みください。

<2022年度の受講申込期間>
・前期・通年科目:2022年3月22日(火)~ 4月1日(金)<※3月30日(水)、31日(木)を除く>
・後期科目:2022年3月22日(火)~ 9月5日(月)
 ※上記申込期間のうち、土日・祝日、大学が定める休業日は除く。
    


ファイルを開く

2022年度「矯正・保護課程」受講要項・シラバス


在学生、教職員、非常勤講師の皆様

 

龍谷大学では、感染拡大防止及び重症化予防の観点から、新型コロナワクチンの追加接種(3回目接種)を下記のとおり実施いたします。
接種はあくまでも希望制であり、強制するものではありません。
新型コロナウイルスワクチン接種の内容をよく理解した上で、申し込みをしてください。
なお、申込方法、接種日程など詳細につきましては、ポータルサイトでお知らせしますので、詳細はポータルサイトのお知らせをご確認ください。

 

1 接種期間  
(深草会場)3月22日(火)~5月14日(土)の期間で14日間
(瀬田会場)3月22日(火)~5月14日(土)の期間で14日間
 ※接種日程の詳細は、ポータルサイトをご確認ください。

 

2 接種場所  
龍谷大学深草キャンパス 紫光館1階 ※初回接種と会場が異なります。
龍谷大学瀬田キャンパス RECホール地階フロア

 

3 接種対象者 
次の①及び②の両方を満たす方
①2回の接種完了者で、1回目及び2回目の接種履歴が確認できること
②追加接種(3回目)日に、2回目の接種完了日から6か月以上経過していること
※ご自身が2回目接種完了日から6か月以上経過しているかは、ワクチン接種カレンダー(ポータルサイト掲載)を確認してください。
※1回目・2回目接種の会場およびワクチンの種類は問いません。
※本接種は初回接種(2回目接種)後、7か月以上経過している方を対象に接種日程を計画しています。ただし、事前登録の結果、予約に空きがある場合、初回接種後6か月以上を経過している方も予約することが可能です。

7か月未満(6か月以上経過している方)で追加接種(3回目接種)を希望される方は必ず「事前登録」を行ってください。

 

4 接種申込    

お手元に追加接種(3回目接種)の接種券が届いていない方も接種申し込み可能です。
ただし、後日、必ず接種券を提出いただく必要があります。

(1)事前登録(ポータルサイトでお知らせしている申込フォームに入力してください。             
龍谷大学での接種を希望される方は必ず事前登録を行ってください。


申込受付開始:2022年3月1日(火)12:00  ~ 
※準備の都合上、3月6日(日)までに事前申込を行ってください。
 

(2)予約申込(予約システムへの入力)
 「(1)事前登録」を行った方は必ず予約申し込みを行ってください。
         
申込受付開始:2022年3月8日(火)12:00 ~

 

5 備   考  
・追加接種は初回接種(2回目接種後)から6か月を経過した方が対象となります。
 追加接種日に初回接種(2回目接種後)から6か月を経過していない場合は、接種できません。日程を確認していただき、「(2)予約申込」を行ってください。
・ワクチンは予定どおり供給される見通しは立っておりますが、供給の遅れが生じるような事態が生じた場合、接種期間を変更し対応します。
  その際には、速やかに連絡いたしますので、ご理解、ご協力いただきますようお願いいたします。


                                                                                                                                                                                            以上

                                                                                                                                                                                                          


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