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 11月1日(金)、社会学部の実習科目「社会共生実習(大学は社会共生に何ができるのか-文化財から“マネー”を創出する-)」(社会学科 髙田満彦教授、社会学科 猪瀬優理准教授)では、滋賀県文化財保護課事務局 参事員の木戸雅寿氏による特別講義がおこなわれました。
 本実習の受講生はこれまでに、文化財に携わる様々な立場の方から文化財の保護と活用についてお話を伺ってきました。今回、木戸氏には「保護を踏まえた歴史文化遺産の活用の在り方について」と題し、観光資源としての文化財をとりまく現状を行政の目線からお話しいただきました。
 法改正により文化財の活用促進に拍車がかかる中、活用すなわち観光振興という風潮に危惧を覚える、と木戸氏。各地の世界遺産で起こっている「観光公害」を例に挙げながら、観光によって生まれた経済効果を文化財保護へ還元するサイクルが重要だと述べられました。


木戸 雅寿 氏


真剣にメモを取る学生


 “文化財の価値はそのもの自体にある”という木戸氏のお言葉を受け、文化財を守りながらマネーを生み出すにはどうしたらよいのか、受講生たちは引き続き方法を探っていくこととなります。


講義の様子


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。


【本件のポイント】
・龍谷大学大宮学舎は140周年を迎え、それを記念して冷泉家の古典籍調査等の中心人物であり、文化庁文化審議会専門委員としての経験を持つ藤本孝一客員教授(文学部)の講演会を開催
・藤本客員教授は、10月に発見された第一級の史料といわれる源氏物語の第5帖「若紫」の写本鑑定に貢献
・大宮学舎本館にて大宮図書館所蔵の「源氏物語」関連の貴重書等を展示

【本件の概要】
 藤原定家が書写した源氏物語は全54帖のうちの4帖が残るだけでした。ところが、冷泉家に持ち込まれた「若紫」巻1帖が定家書写本であると鑑定され、歴史的発見として大きく報道されています。その鑑定に携わった藤本孝一客員教授は、冷泉家の古典籍調査の中心人物であり、文化庁文化審議会専門委員としての経験を持つ写本書誌学の第一人者です。龍谷大学では文学部日本語日本文学科の学生を対象とした講義を10年近くにわたり担当されました。学生は、古典の写本で国宝・重要文化財の形態の説明を受けるなど、藤本客員教授に写本の保存方法や修理の仕方を実演いただくなど、多くの教えを受けてきました。
 今般、大宮学舎140周年記念事業の一環として、藤本孝一客員教授による講演会「新出の藤原定家本『若紫』について」を下記のとおり開催し、源氏物語の写本の魅力についてご講演いただきます。
 また、11月26日(火)から11月28日(木)(10:00~16:30)の期間に大宮学舎本館1階展観室にて大宮図書館所蔵の「源氏物語」関連の貴重書等を展示予定です。


1.日 時: 2019年11月28日(木) 15:00~16:20(開場は14:50~)
2.場 所: 龍谷大学大宮学舎 東黌(とうこう)301教室
      (駐車場はありませんので公共交通機関でお越しください。)
3.費 用: 無料
4.講 師: 藤本孝一客員教授
5.申 込: 下記リンクまたはQRコードよりお申込みください
       https://www.ryukoku.ac.jp/form_omiya/
6.展 示: 11月26日(火)~11月28日(木)(10:00~16:30)
       大宮学舎本館1階展観室
7.主 催: 龍谷大学文学部



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本件に関する問い合わせ:龍谷大学学長室(広報)(担当:今井) 075-645-7882


 2019年11月7日(木)16時45分より、大宮学舎東黌101教室において、2019年度東洋史学研究会主催の「卒業論文書き方講座」が開かれました。30名を越える学生が参加し、卒論執筆時に抱く素朴な疑問について、村岡倫先生から詳細な説明がなされました。
 東洋史学学科では、「卒業論文書き方講座」を毎年開催し、学生の多くの不安を取り除き、よりよい卒業論文作成に導いています。


歴史学科東洋史学専攻教授 村岡 倫 先生



 2019年11月10日(日)、農学部の農場がある牧地区の秋まつりが行われ、農学部から4名の先生方が参加されました。当日は快晴で、農学部実習棟には老若男女問わずたくさんの地区の方がお越しでした。 
 
 実習棟では、「地域オープンキャンパス」と題して、農学部概要や実習のお話をはじめとして、実習棟や農場の見学を行いました。地域のみなさんに農学部の教育・研究活動を知っていただく機会となりました。また、親鸞聖人の好物だったあずきがゆをふるまい、農場で獲れたバターナッツという品種のかぼちゃのポタージュを提供しました。植物(ドライフラワー)を使ったアクセサリー作りは子供たちや女性に大人気で、とても本格的な出来上がりに笑顔があふれていました。
 
 イベントとして信楽和太鼓の演奏やお餅つきも行われ、今年度の牧町あきまつりは大盛況でした。
 これからも農学部は地域との活動を続けていきます。











【本件のポイント】
・龍谷大学創立380周年記念事業の基本コンセプト「自省利他」をテーマにしたフォーラム
・2006年ノーベル平和賞受賞者のムハマド・ユヌス氏による基調講演
・宗教者・科学者・産業界の方々による「自省利他」に関する特別講演

 龍谷大学の創立380周年記念事業の一環として、「自省利他」をテーマとする世界宗教フォーラム「自省利他の社会を求めて」を2019年11月16日(土)に開催します。
 フォーラムでは「自省利他」が、世界の諸宗教ばかりではなく実業界や科学技術界においてもいかに重要な働きをしているか、いかに世界の未来を左右するキー・コンセプトであるかを、諸方面の方々に語っていただきます。
 低利融資によって貧困層の自立を支援し、ノーベル平和賞を受賞されたユヌス氏の基調講演を午前に開催。氏の事業は社会課題の解決を目的とするソーシャルビジネスの最も典型的な成功例とされ、まさに「自省利他」の事業化と言えます。
 午後の特別講演では、森本公誠氏(東大寺長老)、ハンス ユーゲン・マルクス氏(藤女子大学学長・カトリック司祭)、吉川弘之氏(東京大学第25代総長・日本学士院会員)、熊野英介氏(アミタホールディングス株式会社代表取締役)に、それぞれ仏教、イスラム教、キリスト教、工学、企業における「自省利他」について講演いただきます。最後に、特別講演の講師によるパネルディスカッションで、「自省利他」の未来を描きます。
(シンポジウムの詳細は、次のウェブサイトを参照。https://www.ryukoku.ac.jp/event/detail.php?id=2734
 また、世界宗教フォーラム終了後の龍谷大学創立380周年記念式典では、創立380周年を迎えた龍谷大学の未来に向けたメッセージを、入澤学長より発信する予定です。

<世界宗教フォーラム>
1. 日   時 : 2019年11月16日(土)10:30 ~ 15:40

2. 会   場 : 龍谷大学 深草キャンパス
          和顔館地下1階B201講義室(京都市伏見区深草塚本町67)

3. プログラム : 
  10:30 開会
      開会挨拶 入澤 崇 学長

  10:35 基調講演 ムハマド・ユヌス 氏(ノーベル平和賞(2006年)受賞者)
      “Social business and altruistic actions”  
      「ソーシャルビジネスと利他の行い」
      ※使用言語は英語。同時通訳が付きます。

  11:30 休憩

  12:30 特別講演
      ①  森本 公誠 氏(東大寺長老)
      「聖武天皇の自省利他に学ぶ」
      ② ハンス ユーゲン・マルクス 氏(藤女子大学学長、カトリック司祭)
      「隣人愛の掟 - 黄金律と互いの赦しにおける自省利他」
      ③ 吉川 弘之 氏(東京大学第25代総長、日本学士院会員)
      「人間の思索の場としての科学研究
           -自省利他の心を持つ科学を目標として」
      ④ 熊野 英介 氏(アミタホールディングス株式会社代表取締役)
      「自省利他の精神における事業展開」

  14:25 パネルディスカッション
      テーマ: 「自省利他の社会に学ぶ」
      モデレーター: 中谷英明 龍谷大学創立380周年記念事業 特別顧問
      パネリスト: 特別講演者4名、入澤 崇 学長

  15:35 閉会挨拶 久松 英二 龍谷大学世界仏教文化研究センター長

  15:40 閉会

4. 主     催 :  龍谷大学

5. 参加費・定員 : 無料・300名

6. 申込み方法 :  
 事前申し込みが必要です。https://www.ryukoku.ac.jp/form_wrf/
 ※チラシには申し込み期限を10月31日(木)と記載しておりますが、11月12日(火)まで延長しました。

7. 登壇者紹介
(1)ムハマド・ユヌス 氏
 ノーベル平和賞(2006年)受賞者。授賞理由は少額低利融資によって貧困層の自立を支援した業績である。氏の事業は社会課題の解決をめざすソーシャルビジネスの最も典型的な成功例として世界に知られる。それはまさに「自省利他」の事業化と言えよう。著書に『Banker to the Poor』(1998)邦訳『ムハマド・ユヌス自伝:貧困なき世界をめざす銀行家』[共著]猪熊弘子訳(早川書房1998年)、『Creating A World Without Poverty』邦訳『貧困のない世界を創る:ソーシャル・ビジネスと新しい資本主義』猪熊弘子訳(早川書房2008年)、『Building Social Business』(2010) 、 『A World of Three Zeros』(2017)。

(2)森本 公誠 氏
 華厳宗の僧侶・イスラム学者。文学博士(京都大学)。2004年から2007年まで第218世東大寺別当・華厳宗管長を務め、現在は東大寺長老。長年にわたり仏教者の立場から国内外でイスラム教との交流を重ねる。『初期イスラム時代エジプト税制史の研究』(岩波書店1975年)で日経・経済図書文化賞、『世界に開け華厳の花』(春秋社2007年)で圓山記念文化賞、『イスラム帝国夜話』(岩波書店2017年)で日本翻訳文化賞を受賞するなど、著書多数。他に全国日本学士会アカデミア賞(2011年)受賞。最新刊は『東大寺のなりたち』(岩波新書2018年)

(3)ハンス ユーゲン・マルクス 氏
 神学博士(グレゴリアナ大学)。南山大学文学部教授、南山大学学長、南山学園理事長、南山大学附属小学校校長を経て2017年4月より藤女子大学学長。 『Filioque und Verbot eines anderen Glaubens auf dem Florentinum』(1977年)、『キリスト教と人権思想』[共著](サンパウロ2008年)、『キリスト論論争史」[共著](日本キリスト教団出版局2003年)、『宗教の人間学』[共著](現代理想社1994年)、『教会は「家庭」をどう見てきたか』[共著](女子パウロ会1993年)『Ist Christus der einzige Weg zum Heil?』[共著〕(Steyler Verlag 1991年)。

(4)吉川 弘之 氏
 産業技術総合研究所最高顧問、日本学術振興会学術最高顧問、東京大学名誉教授。日本学士院会員。工学 博士。一般設計学、構成の一般理論を研究。それに基づく設計教育、国際産学協同研究(IMS)を実施。主な著書に『本格研究』 (2009年)、『科学者の新しい役割』(岩波書店2002年)、『テクノロジ一 と教育のゆくえ』(岩波書店2001年)、『ロボットと人間』(日本放送出版協会1985年)など。

(5)熊野 英介 氏
 公益財団法人信頼資本財団理事長、一般社団法人ソーシャルビジネス・ネットワーク副代表理事。「持続可能社会の実現」を掲げ、他社に先駆け100%リサイクル事業を開始。現在は企業・自治体向けに、持続性を高める統合サービスを展開。提供内容は、環境管理業務のアウトソーシングから森林・里山の利活用を含めた地域循環のモデル構築まで、多岐にわたる。未来の子供たちの尊厳を守ることをミッションに、豊かな関係性が動力となる新たな社会創出に向けて邁進中。著書に『思考するカンパニー』(幻冬舎)、 『自然産業の世紀』[共著](創森社)、 『SDGsビジネス戦略』[共著](日刊工業新聞社)など。

(6)中谷 英明
 フランス国立科学研究所(CNRS)招聘研究員、ストラスブール大学准教授(南アジア学科長)、文部省統計数理研究所客員教授、東京外大AA研教授、Maison des Sciences de l'Homme (MSH, Paris)招聘教授等を経て2019年4月から現職。パリ 大学Ph.D.(インド学)。専門はインド仏教学、宗教学、中期インド語学。科研費により日本初のパーリ仏典データベースを構築(1995年、参画者45人)。文部省特定領域研究「古典学の再構築」(1998-2003、約200人)、AA研•MSH共同研究「総合人間学」(2005-2011、約70人)等の大型共同研究を主宰した。

8.用語説明
 ※自省利他
 「自省」とは自らの在り方を省みること。自分には自己中心性・利己心が宿っていると自覚し、絶えずその払拭に努める。これが「自省」。「利他」とは他者に対して思いやりを発動すること。他者の幸福を願っての行動。これが「利他」。「自省利他」は、人間の有する「自己中心性」が諸々の難問を生じさせている現代社会において、それらを解決し得る行動哲学。龍谷大学は「自省利他」を創立380周年の基本コンセプトとした。



<龍谷大学創立380周年記念 記念式典>
1. 日   時 : 2019年11月16日(土)16:30 ~ 17:15
2. 会   場 : 龍谷大学 深草キャンパス 顕真館(京都市伏見区深草塚本町67)




問い合わせ先 : 
 <世界宗教フォーラム>
 龍谷大学世界仏教文化研究センター事務部 小野  Tel 075-343-3808
       E-mail:cswbc@ad.ryukoku.ac.jp(土日祝日は閉室)
 <龍谷大学創立380周年記念 記念式典>
 龍谷大学総務部総務課 伊井、若林        Tel 075-645-7890


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