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「政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクト(以下、洲本プロジェクト)」(担当:白石克孝教授)は7月13~14日に第2回合宿を行い、学部生と院生の18名が参加しました。
■1日目
2019年度の洲本プロジェクトは「産業おこし班」、「連携づくり班」、「地域活性化班」の3つにわかれて活動しています。

「産業おこし班」は元洲本市地域おこし協力隊員の高木さん達と、放置竹林の対策として「淡路島メンマ」づくりにチャレンジしています。5月の第1合宿では、竹林に入って1メートルほどに育った幼竹を狩りとり、ゆでて塩漬けにしました。

大学の授業でラーメン以外のあたらしいメンマの食べ方を提案しようと自分たちでレシピを考え、今回の合宿では前述の幼竹をつかって、わさび和え、ごま油炒め、砂糖からめなどいくつかの味に仕上げてみました。試食した感想や改善点をあげながら、どの味に絞りこんでいくかを決めました。さらに工夫をくわえて、洲本市で開かれる9月中旬のイベントでお披露目する予定です。同時に、淡路島メンマをあたらしい島の産業として育てていく方法や竹林整備のイベントも考えていきます。



■2日目
2日目は「連携づくり班」、「地域活性化班」の活動を行いました。
連携づくりは今年度初めてつくったテーマで、洲本市の域学連携事業に関わる複数の大学と連携を深めていくことを目的にしています。2019年2月に洲本市で開催したシンポジウムをきっかけに、市内で活動する龍谷大学の社会人メンバー、京都工芸繊維大学、京都大学、首都大学東京とゆるやかなネットワークをつくりました。

今回の合宿では、京都工芸繊維大学の大学院生がリノベーションに取り組んでいる特別支援学校跡地を見学し、この施設を所有する浜田化学株式会社の岡野代表取締役から、施設の活用計画について話を聞きました。8月下旬に、京都工芸繊維大学のリノベーション工事を手伝う予定です。



「地域活性化班」は、ため池ソーラー発電所のある塔下新池田主との交流、千草竹原の再エネ自給村づくりに取り組んでいます。千草竹原には今、再生可能エネルギーを取り入れた小さなキャンプ場を整備する案があり、その候補地を見ながら再生可能エネルギーをどのように使うか話し合いました。




 来る8月31日(土)、地域公共人材総合研究プログラム公開講演会として、西脇隆俊京都府知事による講演会を開催いたします。

地域公共人材総合研究プログラム公開講演会では、地域社会の変革・革新を主導する各界のトップリーダーの方々を毎回お招きし、これまで発揮されてこられたリーダーシップの数々をご紹介いただいています。またその裏に隠れた様々なご苦労・ご努力をお聞きし、地域のリーダーが果たすべき役割は何か?など、地域におけるリーダーシップのあり方を学ぶ場としています。

今回は、2018年4月から京都府知事にご就任された西脇知事にお越しいただき、京都府政全般のお話と府政を前に進めるための知事としてのリーダーシップについてお話しを伺いたいと思います。

 事前申込制といたしますので、参加ご希望の場合は、政策学部教務課までお名前・ご所属・ご連絡先をお知らせください。
 多数の皆様のご参加をお待ちしています。

<参加申し込み・お問い合わせ先>
 龍谷大学政策学部教務課
 tel 075-645-2285
 fax 075-645-2101
 mail seisaku@ad.ryukoku.ac.jp


【本件のポイント】
・第3回目となる「全国高等学校ビブリオバトル京都府大会」を開催
・京都府内の高等学校に在籍する生徒16名が出場予定
・本大会のチャンプ本紹介者は、2020年1月に東京で開催される決勝大会(全国大会:別名「本の甲子園」へ出場


 龍谷大学図書館は、今年度も「全国高等学校ビブリオバトル京都府大会」を開催します。
 ビブリオバトルは、誰でも(小学生から大人まで)開催できる本の紹介コミュニケーションゲームです。「人を通して本を知る。本を通して人を知る。」をキャッチコピーに日本全国に広がっており、小中高校、大学、一般企業の研修・勉強会、図書館、書店、サークル、カフェ、家族の団欒などで広く活用されています。
 今回、龍谷大学で開催される「全国高等学校ビブリオバトル」は、別名「本の甲子園」とも呼ばれており、各都道府県で開催される予選を勝ち進んだチャンプ本獲得者が、来年1月(開催日未定)に開催される決勝大会(全国大会)へ出場し、お薦め本の日本一が決定される仕組みの書評合戦です。


1.日時:2019年9月29日(日)13:00~15:45

2.場所:龍谷大学深草キャンパス 和顔館 1階アクティビティホール

3.内容:京都府下の高等学校が紹介する本のチャンプ本を決定します

4.発表者:京都府内の高等学校に在籍する生徒(定員16名程度)

5.発表参加方法:
 2019年9月13日(金)までに以下の内容をメールにて送付いただく。
 <送付先>龍谷大学深草図書館(f-lib@ad.ryukoku.ac.jp)
 <件 名>京都府大会発表希望
 <本 文>
  ①学校名
  ②発表生徒名(ふりがな)、学年
  ③紹介する本のタイトル、出版社名、著者名
  ④担当教諭(担当司書)
  ⑤連絡先電話番号(高校)・メールアドレス(高校)
  ※先着100名まで観戦可能です(申込み不要)

6.その他:主催 龍谷大学
      共催 活字文化推進会議
      後援 京都府教育委員会、京都市教育委員会他

問い合わせ先 : 図書館事務部(深草図書館) 村上孝弘  Tel 075-645-7885


2019年7月22日(月)、経済学部国際経済学科の神谷ゼミの2、3年生6名(富田壮真、市場裕朗、磯田大地、高橋快人、西田晴香、崎野知哉)が、京都市立桂川小学校6年4組を訪問し、総合的な学習の時間にてアクティブ・ラーニング型授業「SDGsとわたしたちのくらし」を行いました。

この授業は、経済学部3年生の富田さんと、小学校時代の恩師である桂川小学校の上田雅也先生との縁で実現したものです。当日までに、二人は何度も打ち合わせを重ねて、準備を進めました。当日は、ゼミ生が自ら製作した「りゅごろく(龍大SDGsすごろく)」を用いて、SDGs(持続可能な開発目標)について正しく理解し、一人ひとりが身近な行動としてできることを具体的に考えてみるといった内容で授業を行ないました。

最後の振り返りのワークでは、6年4組の生徒全員が「夏休みに自分がSDGs達成のためにできること」をスラスラと書いている姿を見てゼミ生たちも勇気付けられ、その場にいる者全員にとって、非常に有意義な時間になりました。

授業後、経済学部3年生の市場さんは「今回、自分たちのSDGsすごろくを実践してみて、小学生のみんながお題に対して個性あふれる劇や積極的な意見を出す姿を見て、SDGsについてとても楽しく取り組んでもらえたと感じました。今後はこの経験を生かして、ゲームを通じて子どもから大人まで楽しく学べ、また行動や意識の変化の輪が広がるよう、日々活動していきたいと考えています。」と感想を述べました。

また、富田さんは「SDGsや社会問題についてただ伝えるだけでは、"小難しい"や"遠い話"といったイメージを抱いてしまいがちです。そのため、今回私たちは、伝え方を工夫することで遊びを通じて、より身近で楽しく、"自分でもできることがあるんだ"と感じてもらえるよう、オリジナルのすごろくを作りました。今回の授業は、小泉校長先生や上田先生をはじめとする多くの人に支えられて実現したものです。貴重な時間を頂いたことに感謝いたします。」と今回の活動を振り返りました。

今後も神谷ゼミでは、SDGsやエシカルのコンセプトを広げ、行動につなげるための活動実践をしていきたいと思います。






 2019年度第2回実践真宗学研究科FD報告会を実施しました。実践真宗学研究科FD委員長 那須英勝先生から次のとおり報告いただきました。

 2019年7月24日午前11時30分より約1時間の間、大宮学舎西黌2階大会議室において、「政策学研究科における履修証明プログラムについて」と題して、龍谷大学副学長、政策学部教授 白石 克孝 氏報告者として、2019年度龍谷大学実践真宗学研究科FD研究会が行われた。
 現在、政策学研究科では、キャリアアップや再チャレンジを目指す現職職業人や大学院生に対し、研究科修士課程科目を体系的に編成した履修証明プログラムが開講され、それを通して研究科の教育・研究プログラムの活性化につながる優れた実績をあげられている。本FD研究会では、この政策学研究科の履修証明プログラムの取り組みについて、ご紹介いただき、社会人等に対する多様なニーズに応じた体系的な教育、学習機会の提供を促進する履修証明制度の活用について、「地域公共政策士」資格教育プログラムにおける、具体的な実践の例を通して学びを深める機会となった。つづいて参加者全員で、本研究科の教育・研究プログラムの中でも、このような履修証明制度の活用の例を参考にして、地域社会との連携・展開を深めていける可能性について、意見交換をおこなった。
 まず初めに、白石氏より2016年4月より、法学・政策学・経営学の学内の3つの大学区院の共同運営研究プログラムの修士課程としてスタートした「公共人材総合研究プログラム」の成り立ちと、その中で政策学研究科を中心に運営されている「地域公共政策士」資格教育プログラムの現在の運営の状況が紹介された。
この地域公共政策士とは、地域公共人材開発機構(以下COLPU、(http://www.colpu.org/colpu-biz3.html)によって認定される、京都発の地域資格として、大学間連携をとおして、2011年度から本格運用が始まったものであり、政策学研究科では、地域公共政策の担い手に求められる能力を「地域形成能力プログラム」「<つなぐ・ひきだす>対話議論能力プログラム」「環境まちづくり能力プログラム」の3つの資格プログラムと、キャップストーンプログラム(現地調査などの活動をチームで実施し、現実の問題に対して提言を行う)が開講され、これにCOLPUが提供する特別講義を修了してすることによって資格の申請が可能となる。
 本資格はEUの教育・職能資格で用いられているEQFレベル(European Qualifications Framework)を参照して、履修科目のレベルに合わせたポイント制を採用し、また修士課程以外にも「科目等履修」によっても資格を得ることができるようになっている。また政策学研究科では上記の3つのプログラムを修了することが、地域公共政策士の資格認定につながるのみならず、学校教育法にもとづく「履修証明制度」にも対応しており、各プログラムを修了することにより、龍谷大学が認定する「履修証明書」の交付を受けることができるようになっていることも現役の社会人の受講者を惹きつける一つの魅力となっていると述べられた。
 また政策学研究科で運営されているこれらの3つのプログラムのユニークな点は、従来の大学院のプログラムが研究者養成の視点に偏りがちであるのに対して、このプログラムの開講科目は、現役の社会人のニーズに対応するために受講者目線でカリキュラムが構築・運営され、また受講修了時に獲得することが期待される能力が、具体的な「アウトカム」として明示することにも注意が払われていることである。また受講者の多くがNPO団体、自治体、議会などにおいて、地域公共人材として地域政策の現場で活動しているということもあり、開講形態も平日の6・7講時や土曜日の1・2講時に多くの科目を開講するなど、現役の社会人のライフスタイルに合わせて受講・修了できるよう配慮されており、年齢の比較的若い社会人の入学者が多い一つの理由となっている。
 また本プログラムの修了生が地域社会で活躍することを通して、NPO団体からなど関係諸機関の中でプログラムの魅力が共有されつつあり、また修了生同士のネットワークの構築も進んできており、それが安定して一定数の入学者を確保することにつながっているようである。今後の展開としては、現在、EQSを参考にしてレベル分けをはかることで、学部のプログラムとの連携も考えているということである。また学内の入学者希望者への門戸を広げるために、学内推薦制度によって他学部からの推薦者の受け入れを可能ににしている。
 以上の白石氏のご報告を受け、参加者全員で、積極的な意見交換が行われた。特に実践真宗学研究科で、現在運営されている「認定臨床宗教師」資格認定プログラムや、「スピリチュアルケア師」の資格認定プログラムなどをさらに活性化させ、大学院入学者の確保につなげるために、政策学研究科での実践を参考にして、資格認定に対応する開講科目のレベル分けやポイント制の導入や、龍谷大学が認定する「履修証明書」の交付ができる履修証明プログラムを導入する可能性を検討することが話し合われた。
 最後に、鍋島の直樹研究科長より、本日の報告と提言を踏まえて、各種NPO団体などと連携し、地域社会で活動する現役の社会人にもアピールできるような教育プログラムの新たな展開についても、これから具体的な検討を始めたいという方針が示され、研究会を終了した。    (報告: 実践真宗学研究科FD委員長 那須英勝)


講師:龍谷大学副学長 白石 克孝 政策学部教授


司会:実践真宗学研究科FD委員長 那須英勝 教授




実践真宗学研究科長 鍋島直樹 教授



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