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【本件のポイント】
・ 対人支援を基軸とする国内でも稀有な犯罪学に関する研究機関を有する龍谷大学での開催
・ ジャーナリスト安田純平氏と被害者学の観点から「対テロ戦争における『いのち』」について論考
・ 近頃なぜ「自己責任」が話題となるのか?法の基礎から解説し、再検討

 犯罪予防と対人支援を基軸とする「龍谷・犯罪学」の構築をめざす、龍谷大学 犯罪学研究センター1)は、2019年3月3日(日)、ジャーナリストの安田純平氏を本学深草キャンパスにお招きし「対テロ戦争における『いのち』~シリア拘束40か月の安田純平さんが、いま、京都で語る~」と題した公開講演会を開催いたします。
龍谷大学は、文部科学省研究ブランディング事業の助成を受け、龍谷大学ならではの「人にやさしい犯罪学」の創生に向けた活動を展開しています。
 犯罪学の研究対象は、殺人や傷害、窃盗や詐欺のような個人法益を侵害する犯罪だけではなく、放火などの公共の利益を危殆化する犯罪や内乱のような国家の存立を危うくする犯罪、さらには、大量虐殺のような人道に対する罪も研究の対象としています。
 今回、講演いただく安田純平さんは、「テロリスト」の集団に長期にわたって身体を拘束され、筆舌に尽くしがたい生命の危機と恐怖を体験されました。紛争地域へ行ったのは「自己責任」2)だと言う声もあります。しかし、戦場の真実を伝えるジャーナリストがいるからこそ、わたしたちは、平和の大切さを実感し、戦争という取り返しのつかない過ちを繰り返さないための努力を重ねることができるといった側面もあります。
「テロ」は国境を越えた犯罪です。紛争地域では多くの生命が奪われています。これを犯罪の被害という視点から捉えたとき、初めて、「テロ」や戦争という状況(犯罪)の本質が見えてくると思います。このような意味での犯罪学・被害者学3)の視点から「生命(いのち)」の大切さを考えてみたいと思います。


安田 純平 氏
一橋大学社会学部卒業後、1997年に信濃毎日新聞入社し、脳死肝移植問題などを担当していましたが、この間に休暇を取得して、アフガニスタン、イラクなどを取材。2003年には同新聞社を退社し、フリージャーナリストに転身。その後も中東を取材し、著書『ルポ 戦場出稼ぎ労働者』(集英社新書)などを発表していました。そして、2015年6月、トルコからシリアに入国後に行方不明となり、シリアの武装勢力に拘束されていることが明らかになりました。安否が心配されていましたが、2018年10月23日に解放され、3年4ヶ月ぶりに帰国しました。

【公開講演会概要】

1. 日 時:2019年3月3日(日)13:00〜15:30

2. 場 所:龍谷大学 深草キャンパス 紫光館4階 法廷教室

3. 講演者:安田純平 氏(ジャーナリスト)

4. 申 込:専用フォーム( http://u0u0.net/Q6JU )から事前申し込み制  
※定員100名(先着順)・参加無料

5.モデレーター:石塚 伸一(本学法学部教授・犯罪学研究センター センター長)

6.主 催:龍谷大学 犯罪学研究センター

7.用語解説
1)龍谷大学 犯罪学研究センター
「犯罪学」(英:Criminology)とは、犯罪にかかわる事項を科学的に解明し、犯罪対策に資することを目的とする学問。実証的な犯罪学研究は19世紀後半のヨーロッパで始まり、現在、欧米諸国の総合大学では「犯罪学部」として学問・研究分野が確立されている。一方で、統計的にも世界の中で最も犯罪の認知件数が少なく、安心・安全とされる日本社会における犯罪をとりまく司法制度や刑事政策は、世界からも注目を集めている。そこで、当センターでは、犯罪現象を人間科学、社会科学、自然科学の観点から明らかにし、対人支援に基づく合理的な犯罪対策の構築を目指している。

2)自己責任と私的自治の原則
私的自治の原則とは、各人の法律関係、社会関係を、それぞれの自由な意思によってその欲するとおりに規律させるもので、一切個人の自主的決定にまかせ、国家がこれに干渉してはならないとする。この原則により各人の意思活動の自由が保障されるが、他方では、自己の故意・過失による行為については責任を負担するとされる。

3)被害者学
「被害者学」(英:Victimology)とは、被害者の側から犯罪現象を考察しようとする学問。かつては、犯罪学の一部門とされ、被害者の犯罪を誘発する側面から犯罪原因を究明しようとしていた。しかし、現在の被害者学は、刑事司法過程における被害者に対する人権侵害、マス・メディアによるプライバシーの侵害、その結果としての社会的不適応や自己破壊など、「被害者化」の過程を研究対象とし、被害者の回復策を提案する学問として再定義されている。

8.補足
本イベントの詳細・申込フォームへのリンク・フライヤーは、龍谷大学 犯罪学研究センターHP上に掲載。
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-3097.html

問い合わせ先 : 龍谷大学 犯罪学研究センター  
[Tel]075-645-2184 [FAX]075-645-2240
[E-mail]crimrc2016@ad.ryukoku.ac.jp  [URL] https://crimrc.ryukoku.ac.jp/


2019年2月23日(土)、ANAクラウンプラザホテル京都にて、本学・NPO法人日本料理アカデミー・日本料理ラボラトリー研究会主催で「龍谷大学シンポジウム-食感の日本料理-」を開催しました。
当日は、招待者や一般参加者など約350名にご参加いただきました。
シンポジウムでは、「食と農の総合研究所」の付属研究センター「食の嗜好研究センター」の研究成果を発表すべく、第1部では、味の素株式会社イノベーション研究所の川崎寛也氏とたん熊北店の栗栖正博氏による「食感を操る日本料理」、龍谷大学農学部准教授山崎英恵と平等院表参道 竹林の下口英樹氏による「食感で季節を想う」をテーマにディスカッションが行われました。第2部では、料理人が考案した料理のプレゼンテーションを実施し、その試食も行われました。
シンポジウムの運営にあたっては、農学部の学生らが、料理の配膳や盛りつけを担当しました。


開会の挨拶 入澤 崇 龍谷大学 学長


伏木 亨 農学部教授によるシンポジウムの趣旨説明


味の素株式会社イノベーション研究所川崎寛也氏とたん熊北店の栗栖正博氏の対談


龍谷大学農学部准教授山崎英恵と平等院表参道 竹林の下口英樹氏の対談


料理を配膳する農学部の学生ら


京料理 木乃婦 髙橋 拓児氏によるプレゼンテーション


菊乃井 主人 村田 吉弘氏による閉会挨拶


各料理人が考案した料理


深草キャンパスキャリアセンターでは、就職活動学生専用にケータイ充電コーナーを準備いたしました。

iPhoneやAndroid(type B/type C)の充電が可能となります。

企業との連絡が必要な際にケータイの充電が少ない時や、企業情報を調べる時に充電が必要な場合など、ご自由に利用下さい。


2月6日(水)、14(木)、20(水)龍谷大学瀬田キャンパス(滋賀県大津市)にて、龍谷大学RECイノベーションカレッジ やさしい高分子化学「高分子材料の基礎と応用製品」を滋賀県プラスチック工業会様との共催により開催しました。

 龍谷大学RECでは、主に製造業に従事される技術者の方々の学び直しの機会として、本学の知見やネットワークを活用したリカレント教育「RECイノベーションカレッジ」を開催しています。

 本講座は、参加いただいた方に高分子材料の科学・技術を理解していただくことを目的に開催しました。

 本学理工学部物質化学科 中沖隆彦教授、本学REC 石原 英昭顧問の2名が講師となり、実際に高分子が使われている製品を紹介する等、以下のカリキュラムにて実施しました。




2月6日(水) 
   ①「高分子の基礎(1)」内容:高分子とは何か?
   <高分子の歴史、高分子の構造(結晶と高次構造)、キャラクタリゼーション、結晶化度>
   ②「高分子の基礎(2)」内容:高分子の評価法
   <固体高分解能NMR、X線による分析、赤外分光法による構造解析と定量法、分子構造と力学特性>

   講師:龍谷大学理工学部物質化学科 教授 中沖 隆彦
   
 2月14日(木)
   ①「繊維製品」
   内容:衣料品繊維と産業資材用繊維の特徴、製法および評価
   ②「フィルム製品」
   内容:フィルム製品の特徴、製法および評価

   講師:龍谷大学REC 顧問 石原 英昭

 2月20日(水)
   ①「エンジニアリングプラスチック(複合材料含む)」
   内容:自動車、などの輸送関係、家電・電子機器、
      医療機器などに応用されるプラスチック製品の特徴と製造方法
   ②「高分子製品における複合化効果」
   内容:繊維、フィルム、エンプラ製品の高性能化・高機能化の実際例

   講師:龍谷大学REC 顧問 石原 英昭

 RECでは、本講座にご参加いただきました皆様との出会いを大切にして、引き続き活動を行ってまいります。


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