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2025年2月26日・27日、政策実践・探究演習(国内)話し合い創造プロジェクト(担当:只友景士教授)の2024年度第2回合宿が京丹後市大宮町にて実施され、6名の学生が参加しました。今回は実際に参加した受講生がその様子をお伝えします。

今回の合宿では、京丹後市名産である丹後ちりめんの工場を見学し、地域の方から話を聞くことで、織物と織物が大宮町や京丹後市の地域経済や地域社会をつくりあげてきたことを学びました。2日間を通して京丹後市と丹後ちりめんに対する興味が深まりました。


ちりめんの作業工程を見て触れる


糸問屋を営まれている吉岡様から話を聞く様子


1日目は、実際にちりめんを織っている工場を見学することで、見て触って丹後ちりめんとはどのようなものなのか学びました。特に織物でよく使われる言葉「たていと」と「よこいと」はそれぞれ漢字で「経糸」「緯糸」と表すことから、織物は地図なのだ。という言葉には学生も先生も関心しきりでした。
また、糸問屋を営まれている吉岡様からは、丹後ちりめんの歴史と現在について、丹後ちりめんに欠かせない生糸について話をお聞きしました。現在はピークから20年を経て、1ヶ月の生産量は10分の1まで減少しているという現実を知る事が出来ました。ピーク時には組合の年間予算が某県の年間予算よりも多いほどだったそうです。


精錬過程について話を聞く様子


実際の精錬過程


2日目は、丹後織物中央加工場で丹後ちりめんにおいて重要な工程である精錬を見学しました。加工場内は丹後織物中央加工場の西田様に各工程についてや丹後ちりめんについてクイズを交えながら説明していただきました。精錬の過程を見学した際には、西田様の説明に加えて釜の湯気や匂いも実際に感じることができました。そして最後にはワークショップとして、丹後ちりめんの端材を使ってマグネット・缶バッジの作成を行いました。


見学後のワークショップ


(文責:政策学研究科修士課程 森川直浩)


 社会学部『社会共生実習(いくつになっても、出かけられる!~高齢者を元気にする介護ツアー企画~)』(担当教員:現代福祉学科 准教授 高松智画)では、介護が必要な高齢者に楽しんでもらえる日帰りツアーの企画から実施までを目標としており、これまでに高齢者への聴き取りなどを通じて、交通、生活環境、日常生活などで感じる高齢者ならではの「困りごと」について考察し、それらを踏まえて、どういった内容であれば「困りごと」を忘れて楽しんでいただくことができるか、試行錯誤してきました。


聴き取りの様子はこちらの写真をクリック⇑

 本プロジェクトの受講生たちは、ツアーを企画するにあたり、現地に何度も足を運んでバリアフリーの状況の把握やトイレの設置場所と広さの確認など、介護・介助に必要な情報を集約し、当日までに役割分担やツアースケジュール確認のための打ち合わせ、車いす操作の練習をおこないました。
 また、参加希望者には事前面談をおこない、移動や食事、トイレの使用などにおいてどのような配慮や介助が必要であるかなどを確認し、不安がないよう努めました。

 そうした準備を経て、このたび、動物園での楽しい思い出と、苔玉作りで手作りの癒しアイテムを持ち帰れる体験を通じて自然や人とのつながりを感じることができる体験型介護ツアー「動物とのふれあいと創造でつながる旅」を3/9(月)に実施する運びとなりました。

 当日、まずは京都市動物園で集合しました。
 1名の方が急なご都合変更のため、お昼からの参加となることがわかったり、学習目的のための入園には費用がかからないことがわかり、急遽受付で申請したりと、ツアー直後から計画変更を余儀なくされる場面がありましたが、余裕をもったスケジューリングをしていたため、事なきを得ました。
 京都市動物園では、歩行器を利用していただいたり、頃合いで車椅子に乗っていただいたりして、参加者の方おひとりずつのペースに合わせてゆっくり移動しました。散策している中で「爬虫類は興味ないのよ~!」などといったお話が出た際には柔軟に対応し、各々に合わせた動線で動物を見て回りました。


高齢者のペースに合わせて園内を巡ります


大きなカバの前でダブルピース!

 最後に出口で集合写真を撮影したのち、介護タクシーを利用して昼食会場まで移動しました。


みんなで記念撮影


介護タクシーでもきちんと介助します

 昼食会場では、参加者の方々と同じメニューをいただき、談笑しました。参加者の方々を安全にサポートする任務を半分終えて、受講生らもホッと一息ついた様子でした。


昼食メニュー!とても美味しそうです


一緒に昼食を食べてホッと一息

 食事を済ませると、次の工程となる苔玉作り体験の会場へ移動しました。
 ここでは「株式会社 花工房」の講師を会場に招いて、京都の伝統工芸・京組み紐にみたてた飾り紐を巻きあげ、「てまり」のように仕上げた「生命花手毬」作りを参加者の方々に体験いただきました。


作り方を教えてもらって…


土を綺麗に整えて…


受講生も一緒に協力して…


上手にできました!

 受講生らも手伝って、世界にひとつだけの思いづくりを楽しんでいただきました。

 後日、受講生らはツアーの振り返りと参加された皆さまへの記念品作りのため、集まりました。
 記念品には受講生から参加者の方々への想いが込められました。


たくさんの写真に思い出がいっぱいです


どんなものにするか相談中…


丁寧に作業します


想いをこめて仕上げます

 プロジェクト活動を終えて、受講生らからは、次のような感想や意見が述べられました。
「自分から話すことが苦手だったが、受講生全員が話さなくてはいけない機会が多々あり、そのおかげで話せるようになったと思う。まだ物怖じはするものの、グループ内での役割分担があったので、自分に割り振られた役割への責任を果たすために行動し、その結果、成長できたように思う。」
「いろんな人と連携してやっていくのが初めてだったので、すごい新鮮だったし、成長できたなという感じがある。」
「高齢者の方は聞こえづらい方が多いので、上手く伝わるように大きな声で話したりゆっくり話したりする癖がついた。話し方を意識するようになった。」
「最後お見送り時に参加者の方から『楽しかったよ』と言われたことがとても嬉しかった。」

 本プロジェクトは、担当教員の退職にともない、今年度が最後となりました。今回も参加者の皆さまが無事に過ごされ、楽しんでいただくことができ、当初の目標を達成することができました。この日のことが参加者の皆さまや受講生の今後に良い影響を及ぼすことを切に願っています。

社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】​をご覧ください。


4月初旬に、キャンパス内にて、サークル等の各学生団体による新入生勧誘活動(ビラ配布、ブース設置)を実施いたします。
是非、様々なブースをのぞいてみてください。

新入生勧誘活動期間:4/1(火)、4/3(木)~4/6(日)

開催場所:龍谷大学深草キャンパス、瀬田キャンパス

参加サークルやブース設置場所はこちらをご覧ください。
「新入生歓迎行事パンフレット」

新歓ブースを5つまわって、スタンプを集めると、プレゼントがもらえます。
たくさんの新歓ブースを巡ってみましょう。


どんなサークルがあるかはアプリの「サークル一覧 」でもご確認いただけます。
<龍谷課外活動アプリ ダウンロードURL>
https://yappli.plus/ryusupo-app_portaru

お問い合わせ先:
龍谷大学学生部(深草) 
gakusei@ad.ryukoku.ac.jp  


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