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 龍谷大学の開講科目は、教養教育科目と(それぞれの学部ごとの)専攻科目とに大別されます。教養教育科目の一つとして「経営学のすすめ」が開講されており、経営学部以外の学生が受講しています。複数のクラスが開講されており、水曜日1講時のクラス(登録者、約160人)では、6月10日に厚生労働省の「過労死等防止対策等労働条件に関する啓発事業」を取り入れて、「啓発授業」を行いました。
 当日は、「全国過労死家族の会」の代表である寺西笑子さん(京都市在住)がお越しくださり、「過労死のない社会の実現を―命より大切な仕事はありません―」のテーマで講演されました。寺西さんは1996年2月14日に調理師であった夫を過労自死で喪いました。
 寺西さんは夫の過酷な働かせられ方について紹介されるとともに、労災認定、使用者(会社)側と経営者個人を訴えた裁判の勝訴に至る10年9か月のたたかいを振り返りました。そして、その後には、「夫はどうすれば死なずにすんだのか、考え行動することがライフワーク」となったと話されました。
 続いて、「過労死等防止対策推進法」(2014年6月)成立までの取り組み、同法の課題について述べられました。さらに、過労死等の現状を『過労死等防止対策白書』や厚生労働省「自殺統計原票データ」にもとづきながら、脳・心臓疾患は「高止まり」、精神疾患は「毎年、過去最多」であると指摘されました。過労死等は依然、深刻な状況にあるということです。


 寺西さんは、過労死等は「氷山の一角」であり、多くの被害者や家族は「泣き寝入りしている」ことを明らかにされました。そのようなもとで、過労死等をなくすための取り組みはじゅうぶんではありません。長時間労働の規制やハラスメント対策では、国際社会の動向からは遅れており、法律よりも職場慣行が重視されるのが、日本の状況です。
 講演の最後に寺西さんは、「過労死遺族の願い」として、次のようなことを強調されました。
  自分の命と 大切な人の命を 守ってください 
  命より大切な 仕事はありません!
  長時間労働が当たり前になっている 日本の働き方を変えていきましょう
  過労死をゼロにし、健康で充実して 働き続けることのできる 社会へ
  みなさま、ともに考え行動して頂けることを 切に願っています
 寺西さんの約70分の講演を終えて、学生たちから質問が出されました。「テレワークが過労死等に与える影響は?」、「(タイムカードがない場合の)労働時間の把握の仕方は?」、「過重労働を防ぐために家族ができることは?」などについて、寺西さんがていねいに答えられました。以下のような感想が寄せられています。

 本当に貴重な話を聞くことができ、学ぶことができました。寺西さんが講演の初めに、命に代わるものはないとおっしゃったのに胸が熱くなりました。ご主人のために戦い、全面的に勝訴した後も、まだまだ過労自殺の防止のために、こんどは他者のために動いている寺西さんは強い方だと思いました。これ以上の言葉は浮かびません。

 今回のお話を聞き、過労死が個人の努力不足ではなく、社会や企業の構造的な問題であることを学びました。遺族の方々が声を上げることで法律が動いたという事実に、社会を変えていく勇気を感じました。僕も、労働環境だけでなく、様々な社会の問題に対して声を上げられる存在でありたいと思います。

 科目担当者(細川)は、経営学は普通に働く人にとっても貴重な学びであると考えています。その点で、過労死等が深刻な状況に対して、経営学はより積極的に取り組んでいくことが必要と考えています。この日の啓発授業を踏まえて、「経営学のすすめ」では日本企業における働き方(働かせ方)の問題に焦点をあてて、授業を進めていくことになっています。                            (文責:細川 孝)




2026年6月13日に,大阪経済大学の船越ゼミと龍谷大学の太田基礎ゼミにて合同ゼミ(お勧め本のプレゼン)を実施しました!
本取り組みにより,①本を読みこむ力,②要約する力,③批判的に考察する力,④プレゼン力と⑤コミュニケーション力を醸成しました!

それぞれのゼミ生達は,あらかじめ人的資源管理論やダイバーシティに関連する書籍をペア・トリオで読み込み,内容を要約し,さらにその本を良くするための意見を考えた上で,5分間にてプレゼンテーションし,お互いに点数をつけ合って「最も読みたくなった本」を決定しました!

さて,この記事をご覧の学生のみなさんは,本を読んでいますでしょうか。
本を読むとなると,ついつい億劫になってしまう方も多いのではないでしょうか。

ですが,この取り組みでは,「他大学の学生と競い合い,選ばれる」という明確な目標がありますので,全ゼミ生達が精力的に取り組んでいました!

また,プレゼンテーションの場所は大阪経済大学の図書館内のスペースで行いました。とても素敵な場所であると同時に,他の大阪経済大学の学生さんからの視線もあり,緊張したことと思います。
ですが,この経験はどのような状況でも緊張せずに自らの意見を主張するという意味で,コミュニケーション能力の醸成にも一役買っていたと考えています。

そして,上記の取り組みの後は,みんなでお菓子を食べながら,ワイワイとグループワーク(例:お互いの大学の自慢)を行い,人脈形成も図りました!

今後も太田基礎ゼミでは,龍谷大学を飛び出し,他の大学とも連携しながら学修を進めていきます!




 本学では、課外活動に多くの時間を費やす学生が、アルバイト等による収入確保が難しく、遠征費や活動費の負担も増加している状況を踏まえ、2025年度に「サークルスポンサー制度」を整備しました。本制度は、スポンサー企業・団体との連携により学生の経済的支援を行うとともに、支援を受ける立場としての自覚や責任感を育み、活動への意欲向上に繋げることを企図しています。

  本制度の第1号として、龍谷大学柔道部が熊本県球磨郡湯前町とスポンサー契約を締結し、6月18日(木)には湯前町長が学長を訪問され、今後の連携のさらなる発展や学生の成長を支える取り組みについて、意見交換を行いました。


 本学柔道部と湯前町との交流は、2005年、本学卒業生の縁をきっかけに始まりました。湯前町での合宿に加え、地域の子どもたちを対象とした柔道教室や小学校児童との交流会などを通じて関係を深め、これまで17回にわたり交流を重ねてきました。こうした長年にわたる信頼関係と交流実績を背景に、今回の契約締結に至りました。

 本契約に基づき、湯前町から柔道部への支援金が提供され、遠征費等の経済的負担の軽減と活動環境の充実を図るとともに、地域から支えられ、応援される存在としての自覚を持ち、より一層競技活動に励む契機となることを期待しています。
 今後も、学生の人間的成長を支援するとともに、課外活動の成果や魅力を広く発信することで、卒業生や地域社会とのつながりを深めながら、応援の好循環を創出し、大学全体のさらなる活性化につなげてまいります。

【龍谷大学柔道部】
全国レベルで活躍する本学を代表するサークルの一つ。2025年度の全日本学生柔道優勝大会では女子団体ベスト8や世界ジュニア選手権優勝、国際大会(グランドスラム大会)での入賞など、国内外で優れた成績を収めています。


6月27日(土)には日本武道館で開催される、2026年度全日本学生柔道優勝大会に臨みます。ネット配信も予定されていますので、是非ご覧ください。
ネット配信はこちから(全柔連TV)


台風第7号および第8号の接近に伴い、予定している活動の実施が困難であると判断いたしました。併せて、学生の安全面を最優先に考慮した結果、27日および28日の両日の活動を中止とさせていただきます。(※6月24日更新)

〈6月27日(土)~6月28日(日)京都府福知山市中六人部地域で実施〉

 

【本件のポイント】

  • 京都府福知山市中六人部地域では、里山の利用減少により山林の荒廃やホタルの減少が課題
  • 政策学部学生が地域と協力し、ホタルの保全に向けた生き物調査を実施し、貴重な生態系を未来に引き継ぐための保全活動に取り組む
  • マツタケ山整備に関する学習会・整備活動を実施し、地域の里山への関心を高めることを目指す

 

【本件の概要】
 龍谷大学政策学部の谷垣准教授率いる政策学部学生は、6月27日・28日に京都府福知山市中六人部地域で、地域資源の持続可能な活用を目指して保全活動を行います※1
 活動期間中は、学生が地域に滞在し、地域の課題の一つである「ホタルの保全活動」に取組みます。これまでの「川の生きもの調査」※2では、ゲンジボタルの幼虫が確認される一方、地域住民からは「ホタルの数が年々減っている」との声がありました。同地域の貴重な生態系を未来に引き継ぐため、昨年度に続き、ホタルの生息環境に着目した調査と保全活動を実施します。加えて、地元住民と「ホタル観察会」を実施し、交流を深めるとともに、ホタル保全への関心と理解を深めます。
 また、同地域がマツタケ山整備の方針を切り替えたことから、マツタケ山に関わる人を増やすべく、マツタケ山に関する学習会を初めて開催します。京都府森林技術センターの藤田徹氏を講師に迎え、これまで整備に関わっていない地区の住民にも参加を呼び掛けることで、地域における里山への関心を高めます。
 これらの活動を通じて、多様な価値の創出や里山保全活動の拡大に貢献するとともに、自然と人との関係を見直す機会づくりにもつなげます。

 

1.日  時        2026年6月27日(土)~28日(日)
2.活動場所        京都府福知山市中六人部地域
3.参加人数        龍谷大学政策学部生18名・大学院生1名
4.活動内容        6月27日(土)

                                 11:00~12:00      「ホタルなどの川の生き物調査」

                                 13:30~15:30       都府森林技術センター 藤田徹氏による

                                                                  マツタケ山整備に関する学習会
                                 20:00~           教育民泊の受け入れ家庭と学生での「ホタル観察会」
                                 

                                 6月28日(日)

         9:00~11:00        「マツタケ山整備」

 

【取組の補足】
※1 福知山プロジェクトについて
      2023年度に始動した「福知山プロジェクト」では、京都府福知山市中六人部地域

                を拠点に放置された里山の整備や生物調査を通じて、地域資源の再評価と持続可

                能な活用を目指しています。特に、かつて豊富にあった丹波マツタケなどの自然

                資源の再発見をテーマに、林産物の活用や住民との協働に取り組んでいます。

 

※2 2025年度における「川の生き物調査」の様子
                https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-17001.html
   
【参考】
2026年度福知山プロジェクト第1回目の様子:https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-18695.html

 


問い合わせ先:龍谷大学政策学部准教授 谷垣 岳人 
tanigaki@policy.ryukoku.ac.jp 


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