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 夏季国内体験学習プログラムとして9月11日(木)~13日(土)の2泊3日の日程で滋賀県高島市を訪問し、「自分で選ぶ 暮らしす場所、生きる場所」をテーマにフィールドワークやボランティア活動を実施しました。
 琵琶湖の北西に位置する高島市は滋賀県最大の面積を有する市で、山や清水が流れる自然豊かな場所です。有名な観光地もあり移住者も多い地域ですが、過疎化が進む集落もあります。
 先祖代々この地域で営みを続けてきた人、移住してきた人、多様な立場の人たちが地域づくりに参画しているその現場に行って、お話を聞き、体験をし、考えた3日間でした。


9/11AM 『TAKASHIMA BASE』 にて自己紹介も兼ねたワークショップ


9/11PM 川島酒造の川島社長からお話を聴きました。

1日目:9月11日(木)

 10:00に新旭駅に集合し、JR新旭駅から徒歩1分の高島に縁のある人たちが集まって作った地域交流拠点『TAKASHIMA BASE』(築50年の民家を改修した建物)に移動し、一般社団法人ぼくみんのスタッフのファシリテートでワークを通して交流した後、ベースが目指している多様な人たち交わる『交差点』のような場所になりたいといったお話を聴きました。

 午後からは、高島市社会福祉協議会の方から困難な状況下にある子ども達へ寄り添いと、その活動を通して大事にしていることを中心にお話を伺いました。その後、地域を見学しながら川島酒造まで歩き、川島社長から地域で生業を守り続けること、自然を守ること、そして経営者として世界を見つめることなど多岐にわたるお話を伺いました。酒蔵見学をさせていただいた後、針江地域の川端(かばた)経由で湖西中学まで移動し、地域学校協働活動推進員の方から、学而事人(がくじじん)(「学んだことを人のため、社会のために活かす」という精神)を大切に学校と協力して子ども達のために取り組んでいる様々な活動についてご紹介いただきました。

 夕方にBASEに戻り、龍大の卒業生で高島在住のお二人からお話を聞いた後、TAKASHIMA BASE設立のきっかけを作った高島市役所の加藤さんや「笑う家には福来る」をコンセプトに高齢者のグループホームを展開されるBeスマイル代表の西村さんなども交えて交流会をするという盛沢山の1日となりました。


9/11PM 湖西中学校で、熱心に地域学校協力活動に取り組んでいる方から実践についてお話を聴く


9/11PM『『TAKASHIMA BASE』 で卒業生(高島在住)から現在の仕事などについて話を聴いた後、地域住民の方と一緒に夕食交流会

2日目:9月12日(金)

 この日は畑(はた)と椋川のチームに分かれての活動になりました。畑チームは公共交通機関を利用して移動しました。畑は、棚田で有名な場所です。地元の人から棚田を守っていくことのリアルをお聴きしたり、地元のお母さんたちと郷土料理のとんちゃん焼きをトッピングしたカレーを一緒に作って、交流しながらいただきました。その後、大雨で短時間の作業となりましたが、棚田の草刈りを行いました。

 椋川は地域住民が18人という小さな集落です。そこでは年に一度「おっきん椋川」という農家の軒先に自慢の郷土料理や農作物を並べ、それを求めてたくさんの人が訪れるイベントのお話や地域のお話を聞いた後、田んぼの草刈りをして、午後からは91歳と89歳の方からわら細工を教わりました。
 夜は、椋川出身の若者に来ていただいて、地元に対する想いや葛藤などについて話していただきました。同世代だからこそ共感しあえる話だったように思います。


9/12AM 畑の集落を歩きながら区長さんのお話を伺う


9/12PM 棚田の草抜き 無農薬栽培のため、風通しをよくするために間隔をあけて植えてある


9/12AM 椋川で集落を歩きながら鹿の被害について話を聞く


9/12PM 椋川地域の高齢者から、わら細工を習う(鍋敷き作成)

3日目:9月13日(土)

 この日は朝一番に、宿泊先のご主人が活動している「やっさ今津」についてのお話を聞いた後、新旭のまち歩きをしながら、湖岸にある福祉施設に伺い、高齢者チームと障がい者チームに分かれて交流しました。一緒に昼食を摂りながらいろいろと楽しいお話をすることができました。
 午後からは若手柿農家さんのお話を聞き、この3日間の振り返りをして終了しました。


9/13AM 今津エリアの散策。ヴォリーリズ建築の郵便局で話を伺う。


9/13AM 福祉施設の入所者さんと一緒に近隣に買い物へ。車いす体験もさせていただく。

【活動参加者の感想】

・たくさんの方が高島市を盛り上げようと頑張っておられたところが印象的だった。

・今回のスタディツアーでは、畑地区での景色が特に印象に残った。自然の美しさや昔からの神社が残っている一方、この景色があるのは、米農家の方々が農家として稼ぎを得つつ、棚田の美しさにも気を配っているからこそなのだと知ることができた。

・椋川地区の住民の方々との交流では、人口減少と鹿、山の悪循環がある事を知ることが出来たから。過疎地域ならではの苦労を知れ、自分の地域ではどのような問題があるのか知ろうという意欲が湧くような交流だった。


★11月10日(月)に活動報告会を開催します。詳細決まりましたらご案内いたします。
ご協力いただきました皆様、本当にありがとうございました。

 

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国際学部が企画したカナダ・バンクーバー短期語学研修2025が、全日程を終え無事に終了しました。
長時間のフライトだったにもかかわらず、参加者は皆笑顔で帰国されました。

カナダは想像をはるかに超える多国籍な国で、世界中から集まる多様な人々との出会いは非常に新鮮でした。
また、母国語が異なっても「英語」という共通言語を通して意思疎通ができたことは大きな刺激となり、
「英語=コミュニケーションツール」であるという本質に改めて気づかされたようです。

さらに、実際に現地で生活し、カナダのポジティブな側面と現実的な課題の双方を肌で感じた経験は、参加者の視野を大きく広げるきっかけとなりました。
そして、それは自国を考えるきっかけにも繋がったと思います。「外から日本を見る」ことで、初めて気づく魅力や課題を知ることができた点も、今回の留学の大きな醍醐味だったのではないでしょうか。

以上、カナダ研修の帰国報告でした!









国際学部が企画したフィリピン・マニラ短期語学研修2025が、全日程を終え無事に終了しました。
1日6時間の授業、1週間のインターンシップ、参加任意のスタディツアー「トンド地区(スラム街)への訪問」など参加者の皆さんにとって、この1か月はかなり濃い時間を過ごされたと思います。

インターンシップでは、ホテル、インターナショナルスクール、アパレルショップなど、自分の興味分野に合わせた場所で「海外で働く」を経験!
最初は不安もあったようですが、現地スタッフの皆さんがとてもフレンドリーで優しくサポートしてくださり、時にはChallengingな仕事も任され、1週間があっという間だったそうです。

週末には、トンド地区(スラム街)へ訪問する機会もありました。
この地区はかつて、「スモーキーマウンテン」と呼ばれるフィリピン最大級のゴミ山があった場所です。
ここに暮らす人々の1日の最低賃金が250円程度と貧困格差を目の当たりにし、国際情勢や社会問題に対する関心がより深まったようです。

参加者たちからの「行って良かった!」という言葉を聞けて、とても嬉しく思います。
以上、フィリピン研修の帰国報告でした!







 高大連携協定校である滋賀県立草津東高等学校の「『総合的な探究の時間』経過報告会」が9月4日(木)に瀬田キャンパスにて開催されました。
 同校とは、2022年度からの学習指導要領に沿った「総合的な探究の時間」(課題解決学習)についての相談をきっかけに、2023年度から瀬田学舎3学部(当時)を中心に連携を進めてきました。
 当日は2年生360名がテーマごとに教室に分かれ、探究活動の取組状況について発表されました。
本学からは、文学部、心理学部、社会学部、先端理工学部、農学部の教員及び大学院生・学部生が、その発表を聴講し、大学で研究に取り組む研究者や学生の立場から、研究の進め方などについて助言しました。



<開催日時>
 2025年12月13日(土)13:30~15:00(開場12:30~)

<テーマ>
 「過去と他人は変えられない けど 未来と自分は変えられる」

<講演者>
 廣瀬 伸恵(ひろせ・のぶえ)氏(株式会社大伸ワークサポート 代表取締役)
◆プロフィール
 昭和53年栃木県生まれ。平成8年18歳の時にレディース暴走族『魔罹唖(マリア)』を結成、初代総長になる。覚醒剤の売人として2度服役。29歳での獄中出産を機に更生し、平成22年大伸興業設立、平成24年大伸ワークサポート創業。平成30年刑務所の出所者を雇い入れる協力雇用主に登録。これまで200人以上の出所者を雇用している。

【広報活動】  
2019年 公益財団法人 清心内海塾 シンポジウム講演
    日本テレビ news every 出演
2020年 テレメンタリー2020「もう塀には戻さない~受刑者のための求人誌~」出演
    逆転人生「少年院・刑務所から再出発““一発アウト””の社会に挑む」出演
2021年 NHK ねほりんぱほりん女子刑務所に入っていた人 出演
    週刊女性掲載
2022年 集英社「人生上等!未来なら変えられる」刊行
    ゼニイタチ 出演
2023年 NHK  宇都宮おはよう日本 出演
2024年 NHK とちスぺ  出演
    罪と赦し~出所者たちの記録~ 出演  《その他多数に掲載、出演》
  
<開催場所>☆昨年度から会場が変わりましたのでご注意ください!!
 龍谷大学深草学舎 和顔館 B201教室(京都市伏見区深草塚本町67)
※JR奈良線「稲荷」駅下車徒歩約8分
 京阪本線「龍谷大前深草」駅下車徒歩約3分 
 京都市営地下鉄烏丸線「くいな橋」駅下車徒歩約7分
 ㊟構内に駐車場はございません。公共交通機関をご利用ください。

<定員>
 300名(要事前申込)【先着順】

<申込方法>
◆インターネットからの場合
龍谷大学矯正・保護総合センターホームページの「講演会等のお申し込み・資料請求」ボタンをクリックしてください。
②「お申し込みフォーム」の必要事項(名前・住所・メールアドレスなど)を入力し、内容確認後、送信ボタンをクリックしてください。登録されたメールアドレスに受付完了メールを返信いたします。
◆FAXからの申込の場合
 名前、フリガナ、住所、電話番号、メールアドレスをお書きいただき、龍谷大学矯正・保護総合センターまでFAXしてください。(FAX番号:075-645-2632)
※上記定員になり次第、申込受付は終了させていただきますので、予めご了承ください。

<主催>
 龍谷大学矯正・保護総合センター

<後援>
 京都府、京都市、浄土真宗本願寺派、京都保護観察所、京都府保護司会連合会、
 京都府更生保護女性連盟、更生保護法人京都府更生保護協会、京都BBS連盟


講演者の廣瀬伸恵氏


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第15回矯正・保護ネットワーク講演会チラシ


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