世界は「ミレニアム開発目標(MDGs)」(初等教育への男女平等のアクセスを含む)のもとで、ジェンダーの平等と女性のエンパワーメントを前進させましたが、女性と女児は依然として、世界各地で差別と暴力に苦しんでいます。
ジェンダーの平等は基本的人権であるだけでなく、平和かつ豊かで持続可能な世界に必要な基盤でもあります。残念ながら現時点で、15歳から49歳の女性と女児の5人に1人は、最近の12カ月以内に親密なパートナーから身体的または性的な暴力を受けたと報告していますが、今でも49カ国には女性を家庭内暴力から守る法律がありません。児童婚や、最近の10年間で30%減少した女性器切除術(FGM)など、有害な慣行については前進が見られるものの、このような慣行を全廃させるためには、さらに多くの取り組みが必要となります。
女性と女児に教育や医療、ディーセント・ワーク(働きがいのある人間らしい仕事)への平等なアクセスを提供し、政治的・経済的意志決定プロセスへの参画を可能にすれば、持続可能な経済が促進され、社会と人類全体に利益が及ぶことでしょう。職場での男女平等と、女性に対する有害な慣行の根絶に関し、新たな法的枠組みを導入することは、全世界の多くの国で広く見られるジェンダーに基づく差別に終止符を打つうえで欠かせません。
https://www.unic.or.jp/files/Goal_05.pdf

本SDGに関連する主な取組実績は以下のとおりです。
2024年4月20日、21日、龍谷大学の学生と教職員は、東京代々木公園で開催された「東京レインボープライド2024」にブースを出展しました。 出展内容には、LGBTQ+の理解を深める冊子配布や「大学生のためのLGBTQ+ライフブック」、オリジナル華葩作成ワークショップ、来場者アンケートを実施しました。本活動は、性の多様性を尊重する社会づくりを目指した取り組みです。
2024年6月20日、龍谷大学は“結婚の平等”をテーマに、短編映画 「手のひらのパズル」 の上映会と、監督・主演の 黒川鮎美さん によるミニトークを深草キャンパスで開催しました。 この作品は、LGBTQ当事者の声を反映して制作され、トークでは取材体験や制作裏話も披露しました。本イベントは、性の多様性や人権課題への理解促進に資する取り組みです。
2024年11月30日~12月14日、龍谷大学瀬田・深草キャンパスにて **第4回 龍谷大学学生気候会議2024 が開催されました。
学生会議では、気候変動・大学施策への参画を議論。瀬田キャンパス「龍谷の森」の活用アイデアやカードゲーム形式の演習を通じて、参加者が学び合い意見交換を行いました。この取り組みは、環境に配慮した持続可能な大学運営を促しています。