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SDGs

龍谷大学におけるSDGsの取り組み
10 人や国の不平等をなくそう

10 人や国の不平等をなくそう

国内および国家間の不平等を是正する

国際社会は、人々の貧困脱出に向け、長足の進歩を遂げてきました。後発開発途上国、内陸開発途上国、小島嶼開発途上国など、最も脆弱な国々は引き続き、貧困の削減を進めています。しかし、不平等は根強く残り、保健や教育サービス、その他の資産へのアクセスという点では、大きな格差がなくなっていません。

経済成長が包摂的でなく、経済、社会、環境という持続可能な開発の3つの側面に波及しなければ、貧困を削減するには不十分だというコンセンサスができ上がりつつあります。幸いなことに、所得の不平等は国家間でも、国内でも縮小しています。現時点で、データが入手できる94カ国のうち60カ国の1人当たり所得は、国別平均を上回る伸びを示しています。後発開発途上国からの輸出品に有利なアクセス条件を設けることについても、ある程度の前進が見られます。

不平等を是正するためには、原則的に社会的弱者や疎外された人々のニーズに配慮しつつ、普遍的な政策を採用すべきです。国際通貨基金(IMF)で開発途上国が投じる票の割合を増やすことに加え、開発途上国からの輸出品に対する免税措置を広げ、優遇を続ける必要があります。最後に、技術革新は、移民労働者の送金コスト削減に資する可能性があります。

国連広報センターHPより

https://www.unic.or.jp/files/Goal_10.pdf

龍谷大学におけるSDGsの取り組み

2022年度成果と課題

本SDGに関連する主な取組実績は以下のとおりです。

  • 製造業と福祉分野の社会課題解決に向けて、KOUFUKU(工業×福祉)連携プロジェクト

    ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターと南山城学園は、製造業と福祉分野の社会課題解決に向けて、KOUFUKU(工業×福祉)連携プロジェクトを発足した。このプロジェクトは、南山城学園の「就労継続支援B型1」事業所内に協働型ロボットシステムを導入し、センサーデバイスの製造ラインを構築するものである。システムの構築にあたっては、川崎重工業(株)およびJOHNAN(株)、京都大学、和歌山大学の協力を得て行った。

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  • 大事なのは現状を知り、考えるだけでなく実践していくこと。
    オンラインシンポジウム「仏教×SDGs×ジェンダー-身近な課題から持続可能な世界を考える-」レポート

    宗教とジェンダー研究センター(2020年4月開設)は、宗教による平等の理念を明らかにするとともに、そこで得られた知見によってジェンダー平等の実現に寄与することを大きな目標として掲げ、男女共同参画やダイバーシティの推進に取り組んでいる。2022年における活動としては、同年6月27日、「仏教×SDGs×ジェンダー-身近な課題から持続可能な世界を考える-」をテーマとしたセミナーを開催したことなどが挙げられる。同セミナーでは、差別や人権侵害を克服し誰もが共存できる社会のために、何ができるのかをディスカッションしました。

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  • 「食品ロス問題」解決へ。学内キッチンカーで規格外野菜のメニューを提供

    学生グループNiCHiBle(ニチブル)は、食品ロスの課題を解決するため、規格外野菜を使ったメニューを深草キャンパス近郊の生産者と連携し、規格外野菜を使ったメニューをキッチンカーで提供した。規格外野菜を食べることでフードロスなど農や食に関わる問題を自分ごととして考えてもらえることを目的に活動している。「NiCHiBle(ニチブル)」はユヌスソーシャルビジネスリサーチセンターのコワーキングスペース「創業支援ブース」に入居し、出店日時の調整などで支援を受けている。

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  • 学生団体「Clear」によるオールジェンダートイレに関する取組

    学生団体「Clear」は、LGBTQを含む多様な性を持つ人々が生活しやすいキャンパスづくりについて考えている。そのなかで、ハード面を変える必要性を感じ、学内のトイレ調査や学生に向けたアンケート調査を行った。2022年度は、龍谷チャレンジに採択され、龍谷大学の管理課職員と協働で、2025年度に竣工予定の新校舎にオールジェンダートイレ(仮称)を設置する構想を進めた。

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  • 「臨床宗教師・臨床傾聴士研修」養成教育プログラム

    龍谷大学大学院実践真宗学研究科では、「臨床宗教師・臨床傾聴士研修」養成教育プログラムを実施している。臨床宗教師は、布教・宗教勧誘、営利を目的とせずに、相手の価値観、人生観、信仰を尊重しながら、苦悩や悲嘆を抱える人々に寄り添い、生きる力を育む者である。2022年度は、4名が在籍し、東日本大震災で被災した、宮城県仙台市 専能寺で研修を行った。

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  • 社会的孤立回復支援センターを開設シンポジウム 開催

    2022年度に社会的孤立回復支援センターを開設した。同センターは、「社会的孤立」を中核的テーマとし、それにまつわる諸現象を調査研究するとともに、その知見を踏まえて、“つまずき”からの“立ち直り”を支援することを目的としている。2022年7月2日にキックオフ・シンポジウム 「孤立と社会-悲しみや不安を口にできる社会を-」を行った。

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