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学部紹介

垣根を越えた「環境学」

コースの目的

コースの目的

20世紀、私たち人類は「物質的に豊かな生活」「高度な科学技術」「グローバル化した経済」の代償としてさまざまな形で「環境」を犠牲にしてきました。21世紀を迎え、私たちは直面している「環境問題」に真剣に取り組み、自然と人間社会の共生に努め、持続可能な社会を築かなければなりません。
環境サイエンスコースでは「エコロジー及び自然史」「社会科学」「哲学・倫理学および人文科学」の3つの視点から「環境問題」にアプローチし、フィールドワークを含む多面的な学習および総合的な研究をおこないます。

カリキュラムと履修の概要

コースでの学修について

  • 本コースでは人文・社会科学系分野科目、自然科学系分野科目が配置されています。環境に対する十分な知識と理解を得るために両分野からの履修が望まれます。
  • 本コースでは環境という視点からのフィールドワークや実践研究科目を設けています。学生諸君の積極的な取り組みを期待します。
コースでの学修について

コース修了要件

環境サイエンスコースでは必修科目、選択必修科目、選択科目併せて48単位を修得する事が必要です。

【必修科目】・・・・(4単位)

「環境学A」2単位
「環境学B」2単位

【選択必修科目】・・・・(12単位)

選択必修A群(人文・社会科学系科目 7科目)環境と経済 環境とビジネス 環境政策論I など
選択必修B群(自然科学系科目 6科目)生態学 地球と環境 など
A群・B群から最低各4単位を履修し、合計12単位以上を修得すること

【選択科目】・・・・(32単位)

選択科目(演習含む)から合計32単位以上修得すること
環境史 環境アセスメント論 気候と気象 地域環境論 など

開講演習

2018年度開講演習

北川秀樹(演習Ⅰ・Ⅱ)

環境問題の解決にどう取り組むか? ~地球温暖化防止と資源循環型社会を目指して~

今日、地球温暖化の進行、生物多様性の喪失など、さまざまな環境問題が顕在化しています。とりわけ地球温暖化問題はメカニズムが複雑なこともありなかなか行動、対策につながっていません。問題解決には、行政に頼るだけでなく住民、NGO、企業がそれぞれの役割を自覚し、協働しながら進めていくことが求められています。家庭、企業、行政のさまざまな動きを取り上げ、より効果的に取組を進めるには、どのように工夫していけばよいかを話し合います。グローバルな環境問題を地域で取り組む際の課題は何か一緒に考えていきます。

丹野研一(演習Ⅰ)

昔の食糧を知り、今の食糧を変える ~古代小麦の考古学と現代的利用~

人類の農耕は、約1万年前の西アジアにおいて野生の小麦類を栽培化したことにより始まりました。当時の農耕の具体像を解明するための考古植物学という研究手法を実践により学びます。さらに、古代小麦を現代の小麦と交配して新品種を育成しているので、これを世に出すための植物学的な調査研究や農作業を行います。

山田誠(演習Ⅰ・Ⅱ)

水を通して環境を考える ~人と水と自然のつながり~

我々の身近にある水と自然と人間がどのようにつながり、互いに関係しあっているのかを、フィールドワークや座学を通じて学びます。また、水資源に関わる保全/モニタリング活動などの体験を通じて、地域における最適な水利用方法とは何か、について考えていきます。水は飲料水としてだけでなく、様々な用途で利用されています。人と水と自然のつながりを深く学び、水を利用するすべての人にとって最適な水利用のあり方について一緒に考えていきます。

2017年度以前の開講演習(2018年度演習Ⅰは不開講)

  • 小長谷大介(演習Ⅱ)
     文化・産業・景観を通して環境を考える
  • 谷垣岳人(演習Ⅱ)
     身近な自然や日々の暮らしから、これからの環境を考える

環境キーワード

環境キーワード

社会科学の視点から環境問題に取り組むとは、どういうことでしょうか?
以下では、社会科学に関わる環境のキーワードをあげました。
学部の学びとどのように関係するのか、想像してみてください。

地球温暖化

地球の平均気温が長期的に上昇する傾向を「地球温暖化」と言われます。地球全体が暖かくなるのではなく、地域ごとに冬が例年よりも暖かくなったり、夏が以前より増して暑くなったりする、そのような現象により、集中豪雨や台風、水不足など地球上の人間を含む全ての生物が影響を受けることになります。
この地球温暖化は急激な人口増加と文明の発展が起因しているといわれ、今後、地球温暖化はさらに進み、水、食糧、資源、土地などの不足が深刻化することが懸念されています。今後、地球温暖化を止めるためには、先進国が中心となって対策を決め、推進していく必要があります。このような問題に対し、地域や家庭でどのような対策をしていけばよいのかが注目している。省エネが求められている。

【関連ワード】気候システム、温室効果ガス、オゾン層、酸性雨、砂漠化

国際的な取り組み

京都議定書は、気候変動枠組条約に基づき、1997年12月11日に京都市の国立京都国際会館で開かれた第3回気候変動枠組条約締約国会議(地球温暖化防止京都会議、COP3)での議決した議定書です。
この議定書では、地球温暖化の原因となる、温室効果ガスの一種である二酸化炭素 (CO2)、メタン (CH4)、亜酸化窒素 (N2O)、ハイドロフルオロカーボン類 (HFCs)、パーフルオロカーボン類 (PFCs)、六フッ化硫黄 (SF6) について、先進国における削減率を1990年を基準として各国別に定め、共同で約束期間内に目標値を達成することが定められました。この京と議定書によって、世界各国で環境保全に対する意識が強まるきっかけとなりました。
2015年12月には、世界のすべての国が温室効果ガスにとりくむ新たな枠組としてパリ協定が採択されました。各国が協調して今後一層の温暖化対策が強化されることとなっています。

【関連ワード】京都メカニズム

エコマーク

様々な商品(製品およびサービス)の中で、「生産」から「廃棄」にわたるライフサイクル全体を通じて環境への負荷が少なく、環境保全に役立つと認められた商品に付けられる環境ラベル。消費者が環境を意識した商品選択を行ったり、関係企業が環境改善努力を進めていったりすることにより、持続可能な社会の形成を図っていくことを目的としています。

【関連ワード】ISO14001

エコマーク