山田　緋菜弥さん

2021年度経営学部卒業生

環境問題のニュースや「SDGｓ」という言葉が当たり前に飛び交っている今、私たちが取り組めることは何なのかを一番理解し、実行できるのが環境サイエンスコースだと思います。

様々な環境問題や環境に関する考え方を詳しく学べるだけでなく、実際に学びながら実践できるのがこのコースの強みです。大学の授業はほとんどがキャンパス内で完結してしまう中、環境サイエンスコースはキャンパスの外にまで足を運び、調査やボランティアなどの活動を行います。

フィールドワーク実習では例年は他県のみならず海外にまで遠征に行ったりもしています。私が参加した2020年度はコロナの影響が大きく制限されましたが、丹波、蹴上、天王山、龍谷の森に行くことが出来ました。また、天王山実習では竹林の伐採のボランティアも行い、学ぶだけでなく実際に取り組むことができ、環境問題の解決の大変さを実感出来ただけでなく、どうすれば抑制・防止できるかなど身をもって考えさせられる貴重な体験でした。フィールドワークの様に実際に現地で起こっている問題の大変さ、異常さを目にしたり、経験したりする機会は他では滅多にありません。「今の環境を実感する」ことが出来るのがこのコースの最大の魅力だと思います。

更に環境サイエンスコースでは『eco検定』『環境再生医初級』の資格も得ることが可能です。実際にこの資格を通して就職された先輩方もたくさんいます。大学で学んだことをそのまま職に繋げ、未来の環境に貢献できるのもこのコースの強みです。学んだことを将来に活かしたい、少しでも環境や生態系に興味がある、そんな人たちにとってこのコースで得た経験はきっと役立つでしょう。