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 2024年12月12日(木)、公益社団法人 経済同友会の協力のもと、日本ケロッグ合同会社 代表職務執行者社長の井上ゆかり氏を迎えて、『セルフ・イノベーション』と題した講演会を開催しました。

 講演会には約200名の農学部生が参加し、井上社長からはこれまでのキャリアで得た学びや仕事を行う上で大切にされていることについて、講演いただきました。

 井上社長からは、マネジメント職を通じて学ばれたことなどをおよそ1時間お話しいただきました。
 質疑応答では、時間の使い方についての質問があり、井上社長からは目の前にあるタスクに対して、成果から逆算した思考の重要性など、学生へアドバイスを送られました。会場からは多くの質問があり、講演会は大いに盛り上がりました。
 
 また、井上社長より2点の著書を寄贈いただきました。瀬田図書館で所蔵いたしますので、ご興味のある方は是非ご一読ください。
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 ・W.K.Kellogg伝(翻訳版)~産業と慈善活動のある開拓者の物語~
 ・日本ケロッグ60年史
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<学生の感想>
・「さまざまなことに挑戦し、懸命に頑張るからこそ得られるものがあるのかなと思いました。」
・「1回生のうちからキャリアについて考える貴重なお話を伺うことができて、自分の進路を考えるきっかけになりました。これからの大学生活をどのように過ごすべきか考えていこうと思えました。」
・「就職活動で職を探すときに、仕事のやりがいが見つかるかどうか不安でしたが、今回の講演をお聞きし、仕事をしていく中でもやりがいを見つけていけると感じました。」
・「便利なツールや就職への支援があまりなかった時代のお話をお聞きし、どれだけ自分が恵まれた環境で生きているのかを忘れてはいけないと思いました。」
・「自分は誰かの上の立場になる役割を担うことが多いため、心の持ちようや人との関わり方を知ることができました。」

 農学部では、学生の将来のキャリアプランにおいてより良い選択が可能となるよう、各業界の企業経営者を招聘し「食」や「農」に関する事業展開や戦略、国際社会における課題等を講演いただいています。今年度も学生がこれらのことを考える貴重な機会となりました。






   入澤 崇・第19代学長の任期満了(2025年3月31日)にともなう選挙会を12月11日(水)に実施した結果、安藤 徹・文学部教授を選出しましたので、お知らせいたします。
 なお、安藤 徹・文学部教授の略歴は下記のとおりです。

                記
【龍谷大学学長】
任   期: 2025年4月1日から2029年3月31日まで
氏   名: 安藤 徹 (あんどう とおる)教授 (文学部日本語日本文学科)
⽣ 年 ⽉ ⽇:  1968 年1 ⽉11 ⽇(56 歳)
出身地: 岐阜県

【専門分野】 平安朝文学・物語社会学

【最終学歴】 1997年3月 名古屋大学大学院文学研究科博士後期課程修了 

【学  位】 博士(文学)(名古屋大学)

【職  歴】 
  2000年4月  龍谷大学文学部  専任講師
  2002年4月  龍谷大学文学部  助教授
  2007年4月  龍谷大学文学部  准教授
  2010年4月  龍谷大学文学部  教授 (現在に至る)
  2013年4月  龍谷大学 図書館長 
  2017年4月  龍谷大学 文学部長 
  2021年4月  龍谷大学 副学長 (現在に至る)
  2021年4月  龍谷大学龍谷ミュージアム館長(現在に至る)

【研究業績】    
 『源氏物語と物語社会』(単著・森話社、2006年)、
 『日本文学からの批評理論 : 亡霊・想起・記憶』(共編・笠間書院、2014年)、
 『龍谷大学善本叢書 三条西公条自筆稿本源氏物語細流抄』(責任編集・思文閣出版、2005年)ほか

【学会活動】 日本文学協会、物語研究会、中古文学会 等

【写真提供について】
 写真データは、下記の画像からダウンロードいただくことができます。(右クリック、名前を付けて保存)

                                                                                                                                                   以上



 11月30日(土)・12月1日(日)に政策実践・探究演習「福知山プロジェクト」(担当者:谷垣岳人准教授、学生17名、引率2名)が第4回合宿を実施しました。
 福知山プロジェクトは、中六人部地域において「森林の未利用資源の利活用」というテーマで活動しています。
 近年は里山資源が放置されたためかつて特産物であったマツタケもあまり収穫できなくなっています。こうした課題に取り組むため、学生は3チーム(いきものがかり、ててまる、フットパス)に分かれて活動しており、今回は学生が考えたフットパス・ルートの検証、大内集落の財産区(共有地)の里山整備、京都府の専門家を招いてのキノコ観察会という内容で2日間の日程を終えました。


1日目:フットパス・ルートの検証

 「フットパス」とは、もともとイギリスを発祥とする『森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと=Footができる小径(こみち)=Pathのことです。日本でも地域を歩いて楽しむルートが整備されつつあります。本プロジェクトでは、中六人部の人たちが愛着のある神社などの地域資源を歩いて辿るルート策定に今年度から取り組んでいます。

 前回合宿でフットパス班が調査し考えた中六人部フットパスのルートを学生全員と地域の役員さんとで歩いて検証しました。ルートは以下の通り、約1時間半の歩くコースになりました。

中六ふれあいセンター→芦田記念館→一宮(いっきゅう)神社→弁天社→稲荷神社→大内城跡・観音堂→中六ふれあいセンター

各地点でフットパス班からクイズが出され、学生たちは回答しながら、その場所についての知識を深めました。




赤線がコース、星印が立ち寄りポイント


芦田記念館にて


弁天社(水のカミ)


2日目午前:大内集落の財産区(共有地)の整備

 2日目の午前中は、かつてマツタケが多く収穫できていた集落の共有地で、朝から2時間ほど整備作業を行いました。まず、枯れた枝などを除去し、落ち葉を熊手で掻いて地面が見えるようにします。また、アカマツ以外に不要な灌木を伐採し、日が差しこみ、風通しの良い山にします。アカマツの根に共生するマツタケ菌が他の腐生菌に邪魔されない環境を整備します。体力の要る作業で、地域の方だけの作業では大変だとのことですが、学生チームが大人数で作業すると一気にきれいになりました。
 尚、昨年12月に別の共有地を整備したところ、その場所で昨年度9本しか採取できなかったマツタケが32本も採取できたと聞き、学生たちの士気も上がりました。




しばらく手入れされず積もった落ち葉をレーキでかき集めて除去します。




不要な木はのこぎりで伐採し、取り除きます。



すっかりきれいに整備できました。来年マツタケがたくさん生えてきますように。


2日目午後:キノコ観察会

 午後からは、同じ共有地の別の場所で、地域主催のキノコ観察会を行いました。京都府農林水産技術センターから藤田先生を招聘し、キノコ採取の注意点、観察の仕方などをレクチャーいただき、みんなで山に入りました。最後に、採取したキノコを新聞紙に並べ、図鑑で調べながら名前を特定していきました。


京都府藤田先生からレクチャー


最後は採取したキノコを並べてみんなで確認


キノコ採取で地域の方とも交流できました


ミズゴケからキノコ


食べられる?


マツタケ御飯のサプライズ


ナメコの味噌汁いただきました


 ミライト中六役員の皆様には、毎回大変お世話になりありがとうございます。今回も初日のお昼にサプライズで「マツタケ御飯」のおむすびをふるまっていただきました。学生のほとんどが「生まれて初めてマツタケを食べた!」ということです。それも驚きですね。2日目のお昼には、原木栽培のナメコがたくさん入った味噌汁を作ってくださいました。こうしたおもてなしをいただき、一同、心も体もあったまりました。

 今回が今年度最後の合宿となりますが、班活動もプロジェクト全体としても大きく進んできたと感じます。今後は、12月の学内報告会及び2月の地域報告会で今年度の成果をまとめて発表します。地域の皆様、楽しみにお待ちください。 
                             (文責:榎並ゆかり)


 経営学部の専攻基礎科目の一つである「現代社会と企業」では、ワークルール教育を念頭において授業を組み立てています。その一環で毎年、2回の「労働問題・労働条件に関する啓発授業」とあわせて、労働組合に関する外部講師の講演を行っています。
 11月28日に2つのクラスで、民放労連京都放送労働組合の古住公義さんにご講演いただきました。毎年、講演をお願いするのは、まず京都放送の再建において労働組合が大きな(中心的な)役割を果たしたからです。そして、構内スタッフ(非正規雇用)の労働条件の改善において全国的にみて稀有な(先進的な)取り組みを進めているからです。
 講演に先立って、科目担当者による事前学習を行いました。そのうえで実際の活動を知って、「労働組合の可能性」について講演から学んでほしいと思っての開催です。ほとんどの受講生が「労働組合」という言葉は知っているのですが、実際の活動についてはよく分からないというのが実情です。
 以下に、古住さんの講演を聞いた学生たちの感想を紹介します。

  今日、労働組合についてとKBS京都の労働組合の功績をお聞かせいただいた。今までは労働組合という名前とその意味だけしか知らず、実際の組合員の方のお話を聞いて、内部の動きやその行動によって変化があったことを知り、しっかり機能している労働組合があるのだと思った。
  労働組合として非正規雇用者やアルバイターをサポートしておられることを聞き、日本全体の企業の労働組合がこうなればいいなと思った。

  労働組合がきちんと役割を果たそうとしている企業をあまり知らなかったので、今回の講義を聞いて、労働組合のあるべき姿を知れました。やはり労働組合には求められる機能があり、その機能を果たそうとしているか否かは、とても重要なことであると知りました。これからは、労働組合という観点からも、企業のことを考えたいと思います。

   今回の講演を聞いて、京都放送労組が長年の活動を通じて培った強い意志と伝統を示しており、その重要性を再認識させられました。44年の歴史を持つ組合が、「ぶれない、あきらめない、やりとげる」という精神で、地域や社会の中で存在感を高め、要求を解決するために戦い続けている姿勢が力強く伝わりました。

 労働組合は日本国憲法と法律で保障されています。しかし、就職までに実際の姿を知る機会はほとんどありません。メディア等を通じて知る労働組合の活動は肯定的なものばかりではありませんし、実際の労働組合が問題を抱えていることも事実です。
 そのようなもとで、古住さんの講演をお聞きしたことが、学生たちの卒業後にいくらかでも役に立つことを願っています。
                 (文責 細川孝)





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