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わたしたち、オンライン保育実習に挑戦中:Withコロナ時代の新たな学びを切り拓くpart.5

こども教育学科では例年この時期に保育実習Ⅰ(施設)を実施しています。今年も当初の予定では8/26(水)~9/5(土) の期間で、施設(乳児院・児童養護施設・知的障がい児・者施設など)にて配属実習を行う計画でした。
しかし、コロナ禍の状況について、学生、大学、実習施設のそれぞれの現状を冷静かつ慎重に見極め、全ての保育実習をオンライン実習プログラムとして実施することにしました。前代未聞の学びのプロジェクト第3弾の様子を少し紹介します。

全国的な緊急事態宣言の全面解除(5月25日)を横目に、私たちは最悪の事態を想定し、7~9月実施予定の各保育実習オンラインで実施する方針を決定しました。第1弾のプログラム開発に引き続き、今回もオンライン実習プログラムを教員が急ぎ企画・立案しました。プログラムのベースは厚生労働省が示している教授内容(シラバス)であり、10日間の実習プログラムの目標や課題に漏れなく反映させ、専門職としての保育士に求められる知識、技術、態度を獲得できるよう様々な工夫を更に重ねて構築しています。今回はこども教育学科2年生全員(123名)が参加しています。

何と言っても、今回の実習におけるグループワークは各学生が所属する15のクラスで展開されていることを強調しておきます。4月に発表された新クラスだったのですが、前期はオンライン上で数回だけ交流やグループワークをしただけで実質的に休眠状態でした。
ところが、卒業まで残り半年余りとなって、ようやく遅すぎた春が私たちにやってきたようです。立ち止まって考える時間、一緒にじっくり話し合える仲間、オンライン上であれ、空間という3つの間が共有される時、各クラスの個性がさまざまに発揮されています。かつて「芸術は爆発だ」(岡本太郎)という名言がありましたが、学生たちのグループワークもある種の爆発のようなものだと感じています。例えば、4日目午後の演習では事例研究の一環で子ども同士の喧嘩の仲裁場面をロールプレイで再現してみる課題に取り組みましたが、まとめの時間で報告を求めたところ、4つのクラスが自発的にロールプレイの実演を申し出て熱演してくれました。どのクラスも設定を細かく説明した上で、仲裁を進める際のポイントを明確に説明してくれ、深い観察とさまざまな可能性への配慮を示すものでした。
8月31日は実習5日目、折り返しの日となります。実習後半のさらなる学びの様子については改めてご紹介したいと思います。


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犯罪学研究センター 法教育・法情報ユニットの嘱託研究員である札埜和男准教授(岡山理科大学・教育学部)が、2020年9月27日(日)に「2020年大阪高生研(高校生活指導研究協議会)9月例会」で発表します。

札埜准教授は、前職の京都教育大学付属高校教諭の時から、模擬裁判を国語の授業として取り上げるという画期的な授業方法を考案し、かつ様々な場所、学校に赴いてそのメソッドを公開、指導を行っています。
近年は、森鷗外の小説『高瀬舟』を教材として模擬裁判を行うという授業実践を行い、8月には初の試みとなる第1回オンライン高校生模擬裁判選手権をZoomで開催し、検察側の高校生・弁護側の高校生が殺人か同意殺人かをめぐって白熱した議論を展開しました。

今回、国語的模擬裁判の授業実践に関して、研究会をオンラインで開催します。
当日は研究会の会員以外も参加可能。「事前申し込み制」で一般参加者を募集します。
※先着定員100名


2020年大阪高生研(高校生活指導研究協議会)9月例会
『高瀬舟』で模擬裁判~
「この時期にこの授業を受けられて良かったです」
人間・人生・社会を考える気宇壮大プロジェクト~(授業実践)


日 時:2020年9月27日(日) 13:30-17:00
場 所:Zoom
共同実践発表:
・札埜和男(岡山理科大学教育学部准教授)
・村上真理子(千葉県立A高等学校国語科教諭)

▼参加方法:
参加希望者は9月25日(金)までに、岡山理科大学教育学部・札埜研究室 [E-mail] fudano@ped.ous.ac.jp へ
龍谷大学 犯罪学研究センターHPで情報を閲覧した旨」を添えてお問合せ下さい。
運営担当者より、当日のID、パスワード、資料を返信いたします。

概要:(詳細は下記PDFを参照のこと)
「楽しかった!模擬裁判をやってる場合じゃないとか言ってる人が他クラスにいたようですが、私はそうは思いません」。
3年秋(2019年)、受験に特化した授業を行うべき進学校で、なんと2か月(10月~11月)に及び、“小説『高瀬舟』で模擬裁判を行う”という気宇壮大な授業が展開された。しかも実践者は模擬裁判を行うのは初めて。そして、4クラス同時進行!しかし実践者には、「模擬裁判には国語との親和性があり、小説の読みを深める手段となりうる」という確かな見通しがあった。やがて医師、弁護士、大学教員をゲストとして巻き込み、「国語」を軸としながら超えたデザインを持つ実践へ!結果的に「人間・人生・社会」について深く考えさせる「探究」的授業となり、「高校生にとって必要な学びとは何か」を考えさせる実践となった。
「この時期にこの授業を受けられて良かったです」受験生にこう言わしめたのは何なのか?どんな国語の読みが展開されたのか?探究的とは?そもそも授業とは?皆さんと議論していきたいと思います。


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2020年大阪高生研(高校生活指導研究協議会)9月例会_概要資料


関連情報:【第1回オンライン高校生模擬裁判選手権(2020/8/9開催)】
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-5897.html

関連情報:【龍谷大学法情報研究会(CrimRC 法教育・法情報ユニット)これまでの活動レポート】
>>2019年度第1回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>2019年度第2回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>2019年度第3回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>2019年度第4回 龍谷大学法情報研究会 公開研究会
>>「法教育フェスタ2019」を京都府立図書館で開催【犯罪学研究センター共催】


履修登録における注意事項・連絡を学科ごとにまとめたページを用意しています。

予備・事前登録、及び本登録時においては、履修登録要領と共に以下のページを確認しながら進めてください。


【学科ごとのページ】
社会学科
コミュニティマネジメント学科
現代福祉学科(地域・臨床も含む)


【時間割】
〈予備・事前登録〉
社会学科
コミュニティマネジメント学科
現代福祉学科(地域・臨床を含む)

〈本登録〉※オンライン・対面はこちらで確認!
【専攻科目】
社会学科
コミュニティマネジメント学科
現代福祉学科(地域・臨床を含む)

【教養科目】
社会学科
コミュニティマネジメント学科
現代福祉学科


【履修要項】
〇https://monkey.fks.ryukoku.ac.jp/~kyoga/rishu/rishu.html


新型コロナウイルスの感染拡大予防として、第2学期(後期)の授業は、対面授業とオンライン授業とを併用して実施することとなりました。本学にとってこれまでにない授業の運営形態であり、以下のとおり学年暦を変更し、授業開始までの期間に余裕を持たせることといたしました。
学年暦の変更にあたっては、先般、龍谷祭の中止が決定されたことに伴い、休講日としていた日程(10/24・30・31)を活用することといたします。


<変更点>

  • 第2学期(後期)の授業開始日を<大学・大学院:9/23、短期大学部:9/14>に変更し、その代替措置として、龍谷祭の休講日<10/30、31>を授業実施日に変更します。
  • 学部・大学院では、土曜振替授業日<12/24>を龍谷祭の休講日<10/24>に振り替えて実施します。

<大学・大学院>

当初の授業開始日変更後の授業開始日代替措置
9月18日(金)9月23日(水) 以下を授業実施日とする。
 10月30日(金)<9/18(金)の代替措置>
 10月31日(土)<9/19(土)の代替措置>

※9/18(金)、9/19(土)に授業は実施しません。



当初の授業日変更後の授業日振替措置
12月24日(木)
(土曜13回目授業日)
10月24日(土) 12/24(木)の土曜振替授業日を10月24日(土)を授業日として振り替えて実施する。

※12/24(木)に授業は実施しません。



<短期大学部>

当初の授業開始日変更後の授業開始日代替措置
9月11日(金)9月14日(月) 以下を授業実施日とする。
 10月30日(金)<9/11(金)の代替措置>
 10月31日(土)<9/12(土)の代替措置>

※9/11(金)、9/12(土)に授業は実施しません。



以 上



2020年8月6日、龍谷大学犯罪学研究センターは深草キャンパス紫光館4階法廷教室にて、「京都府 体験型薬物乱用防止学習(模擬裁判)」を共催しました。
今回の模擬裁判は、違法薬物を使用したことで検挙され、裁判になったというシナリオから、違法薬物を使用することのリスク、さらに模擬裁判の中で取り締まり現場や薬物依存治療の現場の状況等を聞くことにより、薬物乱用の実態について理解し、高校生たちが自らの判断で違法薬物を使用しないと決意できることを目的としています。

今回のイベントは、午前の部・午後の部に分かれて行われました。午前は、イベント概要を説明した後、北川将弘氏(京都弁護士会・弁護士)・石井一旭氏(京都弁護士会・弁護士)・大久保健司氏(京都地方検察庁・検事)をアドバイザーに迎え、高校生たちがそれぞれ模擬裁判での役割ごとの打ち合わせを行いました。午後は、模擬裁判を実施しました。


石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)

石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)


「模擬裁判入門」レクチャー風景

「模擬裁判入門」レクチャー風景

午前の部では、まずはじめに石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)が模擬裁判の概要、そして裁判の流れについて説明しました。石塚教授は、「裁判は証拠に基づき、事実認定された上で判断されなければならない。1つ1つの事件がどういう事件であろうと、きちんと証拠を集めて、きちんと主張を展開することによって良い判決が出る」と、裁判においての重要な点を伝えました。さらに「人が人を裁くことができるのは、皆が一生懸命にやっているからだ。だから今回の模擬裁判も、それぞれの役に一生懸命取り組んでほしい。そして自分の役が何をすべきなのかを考えてみてほしい」と、参加する高校生たちにアドバイスし、説明を終えました。
その後、高校生たちは検察官、弁護士、裁判官と、それぞれの模擬裁判の役割ごとに班に分かれ、アドバイザーとともに打ち合わせが始まりました。


検察側アドバイザーとの打ち合わせ風景

検察側アドバイザーとの打ち合わせ風景


弁護側アドバイザーとの打ち合わせ風景

弁護側アドバイザーとの打ち合わせ風景

午後の部では、法廷教室を舞台に模擬裁判を実施。今回の模擬裁判のシナリオは、次のような事例を扱ったものです。【大学生である被告人Aがバイト先の店長Bから薬物を譲り受けた。AとBがクラブに赴いたところ一斉摘発に遭い,AがBから譲り受けた薬物が大麻であったため、警察は大麻取締法違反の疑いでAを逮捕した。しかしAは「自分がBからもらったのは大麻ではない」とあくまでも否認している】。刑法38条では「罪を犯す意思がない行為は、罰しない」と規定されていることから「被告人が、本当に大麻を合法な物と認識していたのか?」を争点に模擬裁判を行いました。模擬裁判を円滑に進めるため高校生には、あらかじめ公判手続きに関する台本が渡されました。どのような順序で裁判が進められるのかをまずは体験してもらおうと言う狙いです。しかし、証拠調べ(証人尋問・被告人質問)の段階は、台本にはヒントとなる質問例が書いてあるだけです。論告・求刑、最終弁論そして判決も簡単な様式が書かれているだけで理由づけ等は白紙です。高校生は補助についている現役の検察官・弁護士、運営スタッフに質問しながら自分たちで考えないといけません。
「起立・礼」廷吏役を務める石塚教授の号令で模擬裁判が始まると会場全体の雰囲気が一変し、緊張した空気が流れました。開廷宣言をした裁判官役の高校生の表情も少しこわばっていました。促されて検察官役の高校生が起訴状を朗読、実際の裁判さながら手続きは進行していきます。


裁判官役による開廷宣言

裁判官役による開廷宣言


検察官役による起訴状の朗読

検察官役による起訴状の朗読

証人尋問では、現役の警察官と医師が証人として証言台に立ちました。警察官役の藤田祐樹氏(京都府警刑事部・警部)は実際に麻薬を専門とした捜査官で、被告人を逮捕してから法廷に立つまでのやりとりを経験されてきた実話を元に捜査や取調べの状況を証言しました。医師役の川畑 俊貴氏(医療法人稲門会 いわくら病院・医師)は、多くの薬物依存症患者を治療してきた実績を持っており、何度もこの様な裁判の証人として実際にたたれている方です。川畑氏は、「よく大麻はタバコよりも害が少ない薬物だと言われているが、実はそうではない」と述べ、「脳への影響は、タバコはあまりないが、大麻は短期的に見れば記憶障害や学習障害などもある。長期的には、統合失調症やうつ病になる率を高める」と、大麻について「なぜ使ってはいけないのか?」また「使えばどのような状態になるのか?」などを詳しく証言しました。



検察官の論告・求刑、弁護人の最終弁論では、模擬裁判でのやりとりを通して、それぞれの役割を演じた高校生たちが自分たちで話し合って意見を述べました。検察官側からは本気で有罪を勝ち取ろうという意思、弁護人側からは被告人を絶対に無罪にしようとする意思が感じ取れました。そして判決言い渡しでは、証人尋問の内容を元に、裁判官役の高校生自身が考えた判決を述べました。判決は「無罪」、理由は「今までの検察官側証人である店長からの証言は一貫性が無く、信用性に欠けるため」という内容で、今まで質問してきたことをしっかりと判決に落とし込んでおり、鋭いものに感じました。


判決言い渡しのようす

判決言い渡しのようす


閉廷後それぞれの配役の高校生に感想を求めると、裁判官側は「自分の考えで無罪、有罪が決まる。裁判内での1つ1つの発言を聞きこぼし無く整理する必要があったのでとても緊張した」と人を裁く難しさについて述べました。弁護人側は「被告人を守るためにどのような弁論をすべきなのか非常に難しかった」と述べました。検察官側は「被告人を有罪にする時に、どう裁判官に証明するべきなのかを難しく感じた」と述べました。また、これら以外に共通して述べられた感想は「今まで裁判という物はテレビの中でしか見たことが無かったが、実際に体験してみると今までのイメージとは違い、非常に怖いという感情が湧いてきた」というもので、人を裁くことの恐ろしさを感じ取ったようです。

さいごに石塚教授が「実際に裁判官として法廷に立ってみて、どう感じただろうか?想像以上に緊張したのではないか。実際に裁判員裁判に呼ばれた人も同じように緊張している。目の前にいる人を有罪にする・しないと言うことを決めることは怖いことだ。今回はそうした裁判の状況下で色々なことを考える、非常に良い学びになったのではないだろうか」と総括しました。

また、野村一眞氏(京都府警少年課 少年サポートセンター)は、「今回の模擬裁判を通じてそれぞれの立場に立って薬物問題について考えることができたと思う。近年は大麻に対する若者の危機意識が低下しており、よく分からないうちに薬物に関わってしまうことが多い。薬物がなぜダメなのか、しっかりと理解していただけるように啓発していきたい」と述べ、盛況のうちに終了しました。


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