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企画趣旨:
京都府では、未成年による大麻事案の発生など、薬物乱用の低年齢化が懸念される中、「きょうと薬物乱用防止行動府民会議」(※)を設置し、オール京都体制で薬物乱用の未然防止に取り組んでいます。
この度、龍谷大学 深草キャンパスにおいて、若者自らが薬物乱用防止を身近な問題として考え、薬物の誘惑を断る能力を身につけることを目的とした学習の場として「体験型薬物乱用防止学習(模擬裁判)」を実施しますので、お知らせします。

模擬裁判とは、実際に行われている裁判手続きから判決までの大まかな流れを再現するものです。龍谷大学法学部では、架空の事件をもとにしたシナリオを学生が作成し、弁護士・裁判官・原告・被告・証人などの役割を分担して再現する授業が行われています。
(>>関連リンク:福島至ゼミ「あなたも法廷に立ってみよう!模擬裁判のススメ。」)
学生が刑事裁判とは何かを理解し、事件の意味を考え、裁判官・検察官・弁護人等の役割を通じて洞察力や考察力が成長する機会として期待されています。

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「体験型薬物乱用防止学習(模擬裁判)」


日 時:2019年8月8日(木)14:00~17:00
場 所:龍谷大学(深草キャンパス)紫光館4階 法廷教室(>>アクセス方法)
概 要:
(1) 内 容
   薬物事犯に係る模擬裁判の実施
(2)参加者
  ・府内の高校生、大学生(裁判員、弁護人、検察官に分かれて実施)
  ・アドバイザーとして、弁護士、検察官が参加
  ・証人として、医師、警察官が参加

主 催:京都府健康福祉部薬務課
共 催:龍谷大学 犯罪学研究センター(Criminology Research Center)JST・RISTEX「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」領域「多様化する嗜癖・嗜虐行動からの回復を支援するネットワークの構築」ATA-net(代表・石塚伸一)

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▼お申込み▼
WEBでのお申込み受付を終了しました。(2019/8/7 19:50更新)
お席に余裕がございますので、当日参加をご希望の方は直接会場までお越しいただき、
受付スタッフにお声がけください。
【>>Googleフォーム|受付終了】


○参加無料。どなたでも参加いただけます。
○定員70名(先着順)※定員に達し次第、受付を終了します。
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○本企画はこれまで府民会議で開催してきた「高校生と考える薬物乱用防止シンポジウム」と連動しています。
本年は10月26日(土)に、京都外国語大学森田記念講堂にて、「高校生と考える薬物乱用防止シンポジウム」を開催予定です。

※京都府では平成23年に、特に青少年の薬物乱用ゼロを目指し、様々な関係者や関係団体が協力・協働して予防啓発活動等に取組む「きょうと薬物乱用防止行動府民会議」を設置し、オール京都体制で薬物乱用の未然防止に取り組んでいます。
http://www.pref.kyoto.jp/yakurancenter/huminkaigi.html


龍谷大学(深草キャンパス)紫光館

龍谷大学(深草キャンパス)紫光館


紫光館4階 法廷教室

紫光館4階 法廷教室


龍谷大学(深草キャンパス)アクセスマップ

龍谷大学(深草キャンパス)アクセスマップ


2019年7月11日、犯罪学研究センター司法心理学ユニット」は、「発達障害研究会」を本学大宮キャンパス西黌別館で共催し、医療や心理に関わる実務家、研究者を中心に約10名が参加しました。
【イベント概要>>】https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-3712.html



Hamish Canham(英国の心理療法士, 主に司法領域で子どもの保護に関わる)の『子どもが望んだことと、実際に感じていることとの間には、しばしば重大な差がある』という言葉に端的に表されるように、カウンセリングの場面では、語りだけにとらわれないことが肝要です。言語的に未発達な幼児や発達に障害のある子ども、虐待などの剥奪を受けた子どものアセスメント、サイコセラピーに関して心理士に求められることは、言葉で語られた「願望」だけで判断するのではなく、語り方や振る舞いなどの様子に現れている「感情」にも目を向け評価していくことです。そして、虐待の対応など子どもの処遇に関わる際には、それを関係機関と共有し、子どもの最大の利益のために共に検討していくことが大切です。

今回の研究会では、武田和士氏(認定NPO法人 子どもの心理療法支援会:サポチル 理事)を講師に迎え、発達障害と被虐待児童支援の経験から、子どもの相談支援をテーマに発表していただきました。
「サポチル」では、虐待を受けた子どもや、発達障害の子どもといった、心理療法を必要とする子ども達へ金銭を補助し、ケアが届かない子たちへカウンセリングケアを提供しています。


武田和士氏(認定NPO法人 子どもの心理療法支援会:サポチル 理事)

武田和士氏(認定NPO法人 子どもの心理療法支援会:サポチル 理事)

はじめに、発達支援の目的について報告がありました。セラピストによる子どもの支援や関わり方として「カウンセリング、検査、コンサルテーション等において大切なことは、しっかりと観察すること、見たもの、感じたことを共有することだ」と主張。支援において、セラピストは、子ども・養育者・支援者のいずれからの相談においても“子どもの理解の促進”を共通の目的とし、「養育者が子どもの変化に対応できないことや、支援者による支援がうまくいかないといった問題は、そもそも子どもが何を求めているのという理解が上手くいっていないことから起こっている場合が多い」と述べました。

そして、「セラピストはカウンセリング場面において、語られないことに思いを馳せ、言葉を返すこと。また、返す自分の言葉が相手に伝わるものかどうかを考えること。検査場面においては、結果ではなく、検査の取り組み方を観察し、その取り組み方を生活場面とすり合わせていくことが重要だ」と述べました。そして、観察の基盤の例として、タビストック式乳児観察(生後間もなくから、2年間、毎週1時間、決まった曜日、決まった時間に家庭を訪問し、継続的に乳児と家族を記録、グループで検討をするという方法)を挙げました。「母親が赤ちゃんの“泣く”という行動に対し、自身も同じように不安感を感じながらも、想いを巡らせ、あれこれと具体的な行動を通して、それを返していくように、言語能力が未発達な幼児の非言語的なコミュニケーションと、自身の心の動きに目を向ける観察は、カウンセリングの中でも、そこに現れる“言葉で表現されない何か”を理解するための助けになる」と紹介しました。


つぎに、養育者、支援者に対する支援について報告がありました。養育者の支援として、子どもに関心を持ち、グループ内でのディスカッションを行う「COS-P(Circle of Security Parenting Program)」を取り上げました。これは愛着理論*1に基づいた、子と親の関係性を改善する介入プログラムであり、グループで行われます。“安心の基地*2”と“安全な避難所*3”の2つからなる「安心感の輪」を理解した上で、子どもの欲求を推測し、養育者自身の感情の特徴などを把握して対応するというプログラムです。単にカウンセリングのテクニックやスキルを磨くのではなく、養育者自身が自分の見方を振り返り、気付きを得ることを目的としています。
そして、支援者のための支援方法として「ワークディスカッション」を取り上げました。これは支援者自身が観察したこと、感じたことをグループでディスカッションすること、そしてそのグループで起こるそれぞれの心の動きを心理士が扱いながら、ともに考えていく中で、観察力や感受性など「経験から学ぶ」能力を向上させることを目的とした方法です。


武田和士氏の発表資料より

武田和士氏の発表資料より


支援者同士のワークディスカッションについて武田氏は「発表者がグループで受け入れられ、その思考や感情を言葉にしながら共に考えていく中で、無意識のうちに巻き込まれていた集団としての心の動きに気づき、新たな意味を見出し、そこに生じていたストレスが緩和されていくこともある」と紹介。「これまで言葉にならなかった何かが、言葉で共有されていくことで、腑に落ちることがある。子どもの場合は言葉が未成熟な場合も多く、その態度や表情など言葉では語られないことの意味を、より注意深く観察することが大切だ」と述べました。


さいごに、「子どもをよく観察することで、子が見ている世界を感じ、共有していくこと。それと同時に、養育者や支援者の心の動きも観察することで、彼ら自身がどのような悩みを抱え、どんな危機に脅かされているのかを、セラピストは常々考えていかなければならない。そして子どもと関わる人たちとの情報共有の重要さについても理解しておかなければならない」と述べ、報告を終えました。

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【補注】
*1 愛着理論:
John Bowlby(1907―1990)が提唱。乳幼児の養育者に対する、泣く・しがみつく・追いかけるといった生得的な欲求を、養育者が積極的に応えることで互いの関係を築くことが重要であるとする理論。

*2 安心の基地:
子どもにとっての愛着対象が幼い子どもに提供する、心地よい安定や保護などを保証した環境のことを指す。

*3 安全な避難所:
困難が生じた場合、子どもが愛着対象に助けてもらえるという安心感を与える環境のことを指す。
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【関連記事】
2019.01.16 『発達障がいと犯罪・非行』をテーマに「第19回発達障害研究会」を開催


龍谷大学 × 毎日放送 連携事業 映像コンテスト2019を実施いたします。

<募集要項>
1. 部門紹介および参加資格
【部門紹介】
 ノンフィクション部門① 「活躍する龍谷大学生・私の取り組む活動
(学業、サークル、ボランティア、アルバイトなど)」
 フィクション部門②   「龍谷大学生が視る社会」
 フィクション部門③   「龍谷大学の実は・・・」
 ノンフィクション部門④ 「龍谷大学生が視る社会」
 ノンフィクション部門⑤ 「龍谷大学の実は・・・」

【参加資格】
 龍谷大学学生個人、龍谷大学の学生により構成されたグループ、
 龍谷大学学生が所属しているグループ(他大学生が構成員に含まれていても可)
 が対象で、応募本数の制限はありません。

2. 審査方法
 投稿された映像作品を事前に審査し、最大8本を選出します。
 入賞結果は「龍谷大学映像コンテスト2019」当日に発表・上映します。
 オーディエンス賞は当日の来場者が投票し、決定します。

3. エントリー方法
 以下の4点を、USBに入れて、学長室(広報)に持参してください。
 ※1および2については、このページからダウンロードし、必要事項をデータ
入力してください。
 1. 参加申込書
 ・エントリーする部門、グループ名、参加者一覧、代表者連絡先
(TEL・メールアドレス)、作品タイトル、作品概要( 約100文字以内)
 2. 作品の二次利用および個人情報使用同意書
 3. 映像作品
  ・5分以内で作成してください(タイトル、エンドロールは含まない)。
  ・作品のタイトルは必ず最初に記載、グループ名および制作者名は最初
   もしくは最後に必ず記載してください。
  ・映像作品のファイル形式は、MP4(h264)にしてください。
  ・画面サイズは、1920×1080にしてください。
  ・回線速度は10Mbpsにしてください。
  ・音声はカメラマイクではなく、ピンマイクの使用を推奨します。
 4. 制作者の写真
  ・写真データを提出してください。
   グループ写真として映像コンテストパンフレットやチラシに使用します。

 応募締切:2019年11月21日(木) 16:45
 提出先:学長室(広報) 紫英館2F

4. 注意事項
 ・投稿作品は龍谷大学HPやYouTubeに掲載する場合があります。
  そのため、動画等を借用する際の著作権、商標権等の知的財産権、肖像権等の
  侵害には十分注意し、被撮影対象者などから使用許諾をとっておいてください。
 ・撮影中などにトラブルが起きた場合は、学長室(広報)に連絡してください。

5. エントリー受付先・問い合わせ先
  受付先:龍谷大学 学長室(広報)
   TEL 075-645-7882(学長室(広報))
   E-mail kouhou@ad.ryukoku.ac.jp

【著作権フリー音楽ダウンロードページ(参考)】
 HURT RECORD   https://www.hurtrecord.com
 DOVA-SYNDROME https://dova-s.jp
 その他インターネット上に多数あります。

6. 審査・表彰等
  審査員 毎日放送取締役、龍谷大学副学長 等を予定
  発表(予定) 2019年12月4日(水)15:00~
         龍谷大学深草キャンパス和顔館B201
賞金(予定) グランプリ(1位)      旅行券20万円、賞状
        親和会長賞(2位)      旅行券10万円、賞状
        校友会長賞(3位)      旅行券10万円、賞状
        龍谷大学広報賞(4位)   旅行券10万円、賞状
        オーディエンス賞     旅行券5万円、賞状
  <主催> 龍谷大学
  <協賛> 株式会社毎日放送


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 2019年7月16日(火)、龍谷大学瀬田キャンパス(滋賀県大津市)にて2019年度「産学連携コンソーシアム」交流イベントを開催しました。
 「産学連携コンソーシアム」は、滋賀県中小企業団体中央会(以下、中央会)と龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(以下、REC)が共同で運営するコンソーシアムで、2014年3月に締結した「産学地域連携基本協定書」の協定に基づく連携事業のひとつです。

 「産学連携コンソーシアム」では、会員企業への技術支援、龍谷大学生との交流機会の創出などに取り組んでおり、今回の交流イベントもその一環として開催しました。

 第Ⅰ部では、「大学との連携による新産業の創出の可能性」と題して、以下のとおり、龍谷大学のシーズ発表および龍谷大学との産学連携による成果について、連携企業から発表いただきました。


「炭素系薄膜材料の作製とその機能化」
講師:青井 芳史(龍谷大学理工学部物質化学科教授)
「種を超えた微生物相互作用が醸造に及ぼす影響について」
講師:田邊 公一(龍谷大学農学部食品栄養学科准教授)
「異種金属接合製品の展開による事業拡大                               
 -ものづくり補助金による最新鋭設備導入と産学連携による技術確立-」
講師:大橋 正明 氏(株式会社大橋鉄工 代表取締役)


 続く、第Ⅱ部では、龍谷大学の研究施設見学会を実施しました。見学会では、機器分析装置、電子顕微鏡、撹拌接合装置等の研究施設を見学しました。
日頃、なかなか目にすることのない大学の研究施設のため、会員企業の皆様は興味深く見学されていました。

 その後の第Ⅲ部では、「会員企業と龍谷大学教職員、中央会職員との交流懇親会」を行いました。
会場には、2020年4月に開設を予定している「先端理工学部」の紹介パネルを展示する等、会員企業、中央会、龍谷大学とが交流を深める機会となりました。

 龍谷大学RECでは、今後も中央会と連携し、様々な事業を実施します。







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