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龍谷大学法情報研究会は、2018年度第3​回となる公開研究会を開催いたします。

今回は2部構成となります。
第1部は、話題の英国小説『ジーヴス』シリーズの翻訳者・森村たまき氏と、漫画化した勝田文氏をお招きし、トーク会を行います。
入門編ということで、英国文学の機微を翻訳小説とする際の、あるいはコミカライズにあたっての、さまざまなお話を聞かせていただきます。
勝田先生が描かれたジーヴス漫画は5冊出ており、うち3冊は「プリーズ、ジーヴス」(1)〜(3)、うち2冊は「ジーヴス英国紳士録」「ジーヴス狂騒紳士録」という単行本になっています。この5冊の中には、小説で言えば『比類なきジーヴス』、『それゆけ、ジーヴス』、『でかした、ジーヴス』という、3冊の短編集を原作とする話が、わりとランダムに散りばめられています。小説の方は全14巻のシリーズですが、短編は上記3冊のみで、残りは全て長編です。
第2部では、「法教育・模擬裁判」実践活動について、今井秀智氏と札埜和男氏からご報告をいただき、2019年度の「法情報・法教育」活動内容について検討していきたいと思います。

今まで、龍谷大学法情報研究会をご存知なかった方々も、広くご参加いただけましたら幸いです。

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2018年度第3回 龍谷大学法情報研究会

日 時:2019年3月31日(日)13:30~16:30
     ※終了後、懇親会を企画しております
場 所:龍谷大学 紫光館 4階401教室 【>>アクセス】

テーマ:
 第1部:トーク会 英国小説『ジーヴス』シリーズより~英国文学の機微をtranslateする~入門編
      森村たまき氏(翻訳家・国士舘大学法学部非常勤講師)
      勝田文氏(漫画家)
      司会:土山 希美枝氏(龍谷大学)

 第2部:
  1. 模擬裁判・法教育活動の取り組み
       今井 秀智氏(一般社団法人リーガルパーク・弁護士)
     
  2. 2018年度「国語的模擬裁判」授業について
       札埜 和男氏(岡山理科大学)

  3. 2019年度の活動計画について

※当日参加も大歓迎ですが、準備の都合上、事前にお申し込みいただけますと幸いです。
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※龍谷大学法情報研究会およびこのたびの公開研究会につきまして、ご質問等がございましたら、申込先のメールアドレスまでお問い合わせください。
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■申込・問合せ先:
龍谷大学ローライブラリアン/法科大学院修了生支援室・中村有利子
e-mail: zznakam3@ad.ryukoku.ac.jp
〒612-8577 京都市伏見区深草塚本町67
※当研究会の開催にあたっては、龍谷大学犯罪学研究センターの支援を受けています。


龍谷大学(深草キャンパス)紫光館

龍谷大学(深草キャンパス)紫光館



2月7日(木)、大阪梅田キャンパスにて、第6回 REC BIZ-NET研究会「SDGs(持続可能な開発目標)がもたらす新しいビジネスモデル」を開催しました。

本研究会は、国連が掲げる持続可能な開発目標(SDGs)の理念およびSDGsの推進を通した新たなビジネスモデル創出のチャンスについて、紹介することを目的に開催しました。

まず、本学政策学部深尾昌峰教授より、SDGsの理念および社会環境の変化の中で期待されている新たなビジネスモデルについて紹介しました。

その後、本学卒業生で障がい者の新たな就労支援の場としてビジネスを創出した、SDGsを体現する企業である、(株)革靴をはいた猫 代表取締役の魚見様に講演いただきました。

1.「社会環境の変化と企業経営」
龍谷大学 政策学部 政策学科 教授
龍谷エクステンションセンター(REC)センター長 深尾 昌峰

 2.「あらゆる若者が活躍する社会を目指して」
株式会社 革靴をはいた猫 代表取締役 魚見 航大 氏

また、講演会終了後には講師との名刺交換会を実施しました。

多くの方にご参加いただき、SDGsへの関心の高さが伺えました。
RECでは、本研究会にご参加いただきました皆様との出会いを大切にして、引き続き活動を行ってまいります。





吉川 悟 本学 文学部臨床心理学科教授、犯罪学研究センター「対話的コミュニケーション」ユニット長

吉川 悟 本学 文学部臨床心理学科教授、犯罪学研究センター「対話的コミュニケーション」ユニット長


吉川 悟(よしかわ さとる)
本学 文学部臨床心理学科教授、犯罪学研究センター「対話的コミュニケーション」ユニット長
<プロフィール>
教員としてだけでなく、臨床心理士、医療心理士として日々多数のケースに奔走。家族療法を発展させた心理療法である「システムズアプローチ」の有用性を提言している。
 

犯罪について、個人ではなく相互作用の状況から考える
罪をおかした人たちの回復支援、社会復帰の初期過程において、どのようなコミュニケーションが有効性を高めるのか。臨床心理で実践している「対話的コミュニケーション」を用いた援助関係の構築について研究しています。
まずベースとなるのが「システムズアプローチ」です。これは、家族療法から発展させた対人援助の方法論で、当事者間に起きている出来事を把握したうえで相互作用に直接介入し、関係性に変化を起こす手法です。当事者を含む周囲の関係性を重視する点において、個人心理学の上に成立してきた従来の臨床心理の方法論とはまったく異なります。そもそも個人心理学には「人間には固定の特性があり、同じ条件下では全ての人が同じ行動を取る」と前提があるのですが、私はこれを否定しています。人間は周囲との関係性や状況によって判断材料や判断基準が変わるがゆえに、さまざまな行動パターンが成立すると考えます。逸脱行動の抑制は、当事者個人が抑制するだけではなく、周囲との関係の中で行動抑制が生じるのです。これまでの更生・保護支援では「誰が原因で、なぜ問題が起きたか」が焦点でしたが、システムズアプローチでは「人々による相互作用の中、どのような状況で何が起きているか」に目を向けます。


社会的な孤立を防ぐ社会的ネットワークの必要性
システムズアプローチが目指す先は当事者の行動変容、つまり社会的な適応行動を取るように変わることには違いはありません。そこで有用となるのが、対話的コミュニケーション。経験や感情など情報を交わすだけの会話ではなく、情報伝達を経て人との関わりを持つための対話です。たとえば、問いかける際に「何というお名前ですか」と言うよりも、「何と呼ばれるのがお好きですか」と言う方が相手も考えてから答えることになりますよね。当事者が自己と深く向き合えるようさまざまな観点からの物事の見方を提示し、対話による相互状態を築くことで、その人の中にある前提を変えていく。それが対話的コミュニケーションです。
システムズアプローチから見る「更生」とは、対象者が社会的ネットワークへ再参与すること。したがって、いかに周囲との繋がりを持つかという視点が大切です。私は、社会的・心理的に孤立している人ほど、逸脱行動のリスクが高まると見ています。矯正・保護の視点で考えると、社会的ネットワークを構築する仕組みと、対話の促進が大きな課題ではないでしょうか。



現場の取り組みを調査研究していく
システムズアプローチ、対話的コミュニケーションを広め、実績を提示していくことで、実務レベルで矯正・保護の対応が変わる可能性があると考えています。私は、これまで保護司や裁判官、家庭裁判所の調査官に向けた研修を通じて、臨床技能の普及に務めてきました。今後はさらに多くの保護司の方々と接点を持ち、システムズアプローチを実践していただいたうえで、結果をリサーチして行く予定です。従来の心理療法との差異を検証し、具体的なデータで効果を示したい。実際の現場で受け入れてもらうためにどう仕掛けるか、現在模索中です。本学にも矯正・保護総合センターや、ぎんなん会*1がありますよね。連携できる機会があれば嬉しいです。
また、2019年3月23日には熊本大学の矢原隆行先生をお招きして「北欧の刑務所におけるリフレクティング*2の展開と合意」のトークセッションを開催します。リフレクティングとは、当事者を援助する人々がチームを作り、さまざまな観点からのアプローチで当事者に行動の選択肢を与える手法。家族療法のひとつであり、対話的コミュニケーションの研究を進めるにあたって中心的な課題になっていくと考えています。リフレクティングの実践についての第一人者である矢原先生から、北欧の刑務所での取り組みの紹介と展望についてうかがいたいと考えています。

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【補注】
*1 龍谷大学校友会 ぎんなん会
本学卒業生のうち、刑務所・少年院・少年鑑別所などで働く矯正職員(刑務官・法務教官)で構成するOB会。会員の親睦と職務能力向上のための研究と研修を主な目的としている。
https://www.ryukoku-koyukai.jp/branch/detail/39

*2 リフレクティング・プロセス:
ノルウェーの精神科医トム・アンデルセンによって提唱された家族療法の手法。近年、オープンダイアローグの中核的方法としても注目を集めている。


2月15日(金)に瀬田キャンパス6号館第1グループワーク実習室にて、第20回専門セミナー「各市町家庭児童相談室・県子ども家庭相談センター共同研修~語りから未来を紡ぐ~」を開催しました。
本セミナーは、滋賀県の市町家庭児童相談員および児童相談所職員がこれまでの自分の経緯を振り返り、支援する立場の方が健康に、前向きに職務に従事できるよう、支援者を支えていくことを目的に開催しています。今年度は昨年度に引き続き2年目の取り組みで、参加者間でのコミュニケーションを図っていただくことができました。
参加者からは、「日常の業務を離れ、又仕事内容は同じでもそれぞれの持つ個性と発想の豊かさに気付かされました。」、「グループワークを通して人との関係、信頼について考えることが出来た。」など、参加して良かったというご意見をたくさんいただきました。




【本件のポイント】
・大規模自然災害を想定し、地域の人々と一緒に「防災・減災」について学べるブースを出展
・龍谷大学生が中心となり、自らが東日本大震災復興支援活動、熊本地震、平成30年7月豪雨災害等の支援活動にて体験したこと、学んだこと、感じたことを地域の人と一緒に考え学び合う

【本件の概要】
 近年、大規模自然災害が各地で発生し、昨年は大阪北部地震、平成30年7月豪雨災害が発生し大きな被害を及ぼすとともに、多くの人々を苦しめました。また、今後30年以内に南海トラフ地震が発生するとの想定もあります。
 このような状況の中では、災害時に必要なのは地域住民同士の繋がりです。そこで、龍谷大学では、龍谷大学生と地域住民、また地域住民同士であっても普段から繋がりがない人たちを繋ぐ機会を提供したいと考え、龍谷大学生が瀬田キャンパスに隣接する滋賀県営都市公園 びわこ文化公園にて開催される「防災・減災そなえパークの日2019」に参画します。この活動は今年で5年目となります。
 今年は、東日本大震災復興支援活動や熊本地震、平成30年7月豪雨災害の支援活動に参加した学生が中心となり、地域の人々と「防災・減災」について一緒に考えを学び、そして交流することを目的としてブースを出展します。ブースでの実施内容は、防災グッズ製作や体験を行う「びぶんちゃん※とつくって学ぼうと、子どもを対象に防災や減災に関するクイズや体験をしてもらう「チャレンジ!防災ミッション」です。
 参加する学生はボランティア・NPO活動センターの学生スタッフだけでなく、防災やまちづくり等に興味のある学生です。」※びわこ文化公園のマスコットキャラクター

1.日時  2019年3月10日(日)10:00~15:00

2.場所  滋賀県営都市公園 びわこ文化公園(滋賀県大津市瀬田南大萱町1740-1)

3.イベント名  防災・減災そなえパークの日2019
(主催:滋賀県営都市公園びわこ文化公園指定管理者 近江鉄道ゆうグループ)

4.実施内容 
●「びぶんちゃんとつくって学ぼう(防災グッズ製作体験コーナー)」
 ・新聞紙などの身近にあるものを使って防災グッズを作る体験を行います。
 ・既製の防災グッズを触ったり使ったりして、いざという時に困らないように使い方を説明します。
 ・防災(非常)食の試食も行う予定です。
●チャレンジ!防災ミッション(子どもを対象にクイズや体験をしていただきます)
 ・防災・減災に関するクイズ
 ・〇〇〇体験のミッションを出して、子どもたちに防災や減災について楽しく学んでいただきます。

問い合わせ先 :
 ボランティア・NPO活動センター 担当:上手・國實(くにざね)  Tel 077-544-7252


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