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春季国内体験学習プログラム(高島スタディツアー)『人と人、人と自然 ~エコツーリズムを通して“つながり”を学ぶ~』。2年目となる今年度は、2月22日(金)~25日(月)という日程で、学生15名が國實コーディネーターと共に滋賀県高島市へ行ってきました。
主なスケジュールは以下の通りです。

・1日目:2/22(金)
 朝8時に京都駅八条口に集合し、高島へ向けて出発しました。初日はマキノでの活動です。
 午前中はマキノ自然観察倶楽部の谷口さんより、エコツーリズムとは何か、マキノではどのような取り組みをしているか、等のお話をしていただきました。 観光資源がない場合はどうするのか?など、学生からの質問にも答えてくださいました。
 午後からはマキノの在原という地域へ移動し、スノーシュー体験をさせていただきました。マキノ高原で行う予定でしたが、今年はマキノでも雪がなく、標高が高いこの地域に変更となりました。 履き方のレクチャーを受け、片道約3キロの林道を歩きました。 雪の上を歩いたことがない学生もおり、疲れたものの良い経験になったようです。雪が多い地域ならではのエコツアーの体験ができました。


マキノ高原にてマキノ自然観察倶楽部の谷口さんよりエコツーリズムに関する講義


マキノの在原という地域でスノーシュー体験

・2日目:2/23(土)
 今津の椋川という集落での活動でした。山奥の集落で、通常なら1mくらいは積雪があるこの季節。しかし、今年は雪がほとんどありません。雪かきのお手伝いの必要もなく、雪があればできない炭焼き小屋の見学と、炭焼き用の薪割り体験をさせていただきました。炭焼きを生業にされていた時の話、獣害の話なども伺いました。その後、その地域で採れた大豆を使った豆腐づくりをし、集落の高齢の方が作ってくださった美味しい料理と釜戸で炊いたごはんとともにいただきました。
 食後は、わら細工体験で鍋敷きを作りました。昔からこの地域で作られているものを、集落の方に教えてもらいながら作っていきました。 完成後は囲炉裏を囲んでの交流会。椋川に移住してこられた是永さんや市役所職員、地域おこし協力隊、そして長年椋川で暮らされている高齢の方々と、お茶を飲みながらお話をしました。なぜ移住されたのか、地域の魅力は何か、交通手段はどうされているかなどについてお話を伺うことができました。


椋川にて、薪割り体験。お借りした交流館には囲炉裏があり、この薪を炭焼きした炭が使われていました。


丁寧に教えてもらいながらわら細工体験。鍋敷きを作っています。

・3日目:2/24(日)
 マキノの海津地区へ伺いました。まず、マキノの『フットパス』の取り組みについてのお話を伺い、午後からは民生委員さん、マキノ東小学校の児童、校長先生と一緒に海津のまちを歩きました。
 日本遺産に認定された琵琶湖とその水辺景観について、散策しながら説明をしていただきました。また、マキノ東小学校で取り組まれているカヤックの授業の話なども伺いました。マキノ東小学校は昨年の台風で琵琶湖に面した窓ガラスがすべて割れ、図書室の本にガラスが散乱した時に、子ども達のために地域の方がボランティアで来てくださったというお話もありました。まち歩きの後は、海津の古地図と現在の地図を重ねて歩いた道を辿るというワークショップをしました。高島市社会福祉協議会の方も来てくださり、学生からは海津のまちに関する質問だけでなく、地域福祉に関する質問など、多くの質問が出ていました。


海津のまちを歩く。琵琶湖とその水辺景観は、日本遺産に認定されており、海津も認定地域です。


まち歩きの復習。古地図と現在の地図と自分たちで撮影した写真などを比較してみる。

・4日目:2/25(月)
 最終日は、朝から琵琶湖の伝統漁法であるえり漁と競りの前の魚の選別作業の見学をしました。船で、えりのすぐ側まで行き、間近に見ることができました。水揚げされたのは、氷魚(ひうお)をはじめ、コアユ、ふな、スジエビ、イサザなどでした。その後、場所を移動し、滋賀県農政水産部水産課の方より琵琶湖の魚や漁についてのお話を伺いました。そして、調理体験では、漁師さんと一緒に魚を三枚におろしたり、コアユの佃煮やスジエビのかき揚げ、氷魚の釜揚げなど様々な調理法で魚たちを調理しました。たくさんの琵琶湖の恵みをおいしくいただきました。食後には漁師さんとの交流会を行い、グループにわかれていろんなお話を伺いました。漁師の仕事や生活、琵琶湖をはじめとした環境のことなど、興味深いお話を伺うことができました。その後、4日間の振り返りを行ってから帰路につき、18時に京都駅解散となりました。

 


琵琶湖の伝統的漁法であるえり漁を見学させていただく。たくさんの氷魚が水揚げされた。


琵琶湖の恵みを調理。刺身、佃煮、パスタ、釜揚げ、天ぷら、味噌汁など様々な料理ができた。

プログラム実施にあたり、本当に多くの方々にお世話になりました。ご協力いただいた皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。
学生たちはこの4日間の貴重な体験を通じ、様々な人と出会い、多様な価値観に触れ、多くのことを感じ、考えました。事後学習会を経て、4月には報告会を実施する予定です。詳細は追って、センターFacebookやホームページ等を通してお知らせしますので、ぜひ、ご参加ください。


 2019年2月22日(金)に第6回グローカル人材フォーラムが京都国立博物館で開催され、政策学部「グローカル戦略実践演習」(企業連携型PBL科目)の受講生16名が参加し、口頭発表部門で京焼窯元陶葊チームがグランプリを受賞しました。
 第一部口頭発表部門では、「京焼をインバウンド観光客に知ってもらうにはどうすればよいか」という課題に対して、「空港に設置しているガチャガチャを使って販売してはどうか」という提案を行いました。審査員の講評の中で、若者らしいクリエイティブな発想と行動力とともに、外国人観光客を対象に自分たちでアンケート調査を実施したこと、グローバルな視点とローカルな視点の両方を融合したコンセプトも大いに評価されていました。
 第二部パネル発表部門では、大東寝具工業チーム、ティーヘッドチーム、山本本家チームがエントリーし、会場の参加企業・学生に対してプレゼンテーションを行いました。第二部には発表学生以外の参加学生も審査に参加し、パネル評価について企業と学生が議論する方式で実施されました。終了後は企業人と学生が直接話すことができる交流会も企画され、盛会のうちに終了しました。
 本フォーラムは、2012~16年に取組んだ大学間共同教育事業の成果として継続して実施されており、グローカル人材開発センターが企画し、本学のほか、京都府立大学、佛教大学、京都文教大学、京都橘大学、京都産業大学の学生たちがPBLの成果を発表する場として位置づけられています。京都の経済団体をはじめ、今年も60社を超える企業が参加され、学生の発表を評価してくださいました。こうした学びを活かした参加学生の今後の就職活動に期待するところです。

第6回グローカル人材フォーラム








 ボランティア・NPO活動センターの学生スタッフは、本学学生や教職員に向けてボランティアを促進するために、日々さまざまな活動を重ねています。また、年3回の合宿を通して自分たちの役割や活動上の課題、今後の運営などについて考えたり次の目標をたてたりしています。
 今年度も2月26日(火)・27日(水)の1泊2日で、深草学生スタッフ26名が京都府立るり渓少年自然の家にて春合宿を行いました。

・1日目:2/26(火)
 まず5~6人のチームになって話し合いながらストーリーを決め、8コマ漫画を作るというユニークなアイスブレイクを行いました。かなり盛り上がり、普段大人しい学生も積極的にアイディアを出しながら楽しそうに取り組んでいました。
 その後、徐々にセンターのトピックスに移行し、サイコロで当たったテーマでこの一年のトピックスを語り合ったり、学生スタッフであれば当然知っているべきセンターにまつわる知識(センターの創設は何年?から始まって、学生スタッフ企画で行った子ども向けのゲームについて説明するなど)を対戦形式で答えるなど、学生ならではの発想力で楽しみながらも多様な角度からセンターでの活動を振り返っていました。

・2日目:2/27(水)
 朝の清掃作業を済ませた後、1日目を更に深化させてこれからのセンターについて考えました。まずアイスブレイクとして、2つのテーマを班ごとに話し合いました。かなり深いテーマだったのですが、訪日観光客など多様な文化背景を持つ人や、LGBTへの配慮の視点も忘れてはいけないなど、このワークを企画したメンバーの意図通り、多様な意見が出ていました。
 また、学生スタッフとして「つなぐ」事の意味を考えつつ、今年度取り組んだ学生スタッフ企画の意味や自分たちの果たした役割について考えました。

 普段感じている課題や想いなどをたくさん語り合い、これからどのような事に取り組むのか、ボラセンとして達成していきたいことなどをじっくりと考えた2日間となりました。春合宿の企画メンバーの1人からは、「ものすごく達成感を感じた。やる気が出た」との感想があり、新年度もよりよいセンターづくりに向けて頑張ってくれることと思います。今後の学生スタッフの活動にご期待ください!


年度を締めくくる春合宿で、次年度へのモチベーションをアップ


センターの目的について、意見を出し合いながら考えています


参加した学生スタッフ一人ひとりが各自の目標を共有しました


ミーティングを重ねて内容を考えた春合宿の企画メンバーたち


充実した表情の学生スタッフたち


図書室を利用した生徒の活動について熱心に聴く学生

 文学部開講科目「読書と豊かな人間性」では、児童生徒の発達段階に応じた読書教育の理念と方法について学んでいます。学校図書館を教育に活用する要としての司書教諭を目指して履修し、資格を取得できる学校図書館司書教諭課程の必修科目です。

 2019年1月22日には、授業の総括として、付属平安中学校・高等学校の図書室を見学しました。図書館長の三上先生が、図書室の取り組みについてご説明くださいました。特徴ある所蔵資料や図書室を利用した授業など詳しく伺うことができました。さらに、図書室に関するクイズをご用意くださり、学生は所蔵資料を確認しながら挑戦しておりました。

 龍谷大学へ進学する「プログレスコース」では、大学から出される課題図書を図書室に所蔵し、生徒が自由に読めるように環境を整えておられます。その他、読書大会の様子、読書感想文コンクール受賞の話など多岐にわたり、お話しくださいました。司書教諭の松村先生は、所蔵図書の配置の仕方について具体例をお話しくださいました。

 参加した学生は、貸出統計の取り方や図書室の授業利用の仕方など熱心に質問をしておりました。実際の図書室を見学できたことで、教室で学んだことの振り返りとして大変勉強になりました。


学生の質問にご対応くださる三上先生


所蔵図書の配置についてご説明くださる松村先生


【本件のポイント】
・2018年度龍谷大学里山学研究センターのシンポジウム「SDGsと里山モデル~持続可能社会に向けて~」を開催
・里山学研究センターでは、文部科学省 私立大学戦略的研究基盤形成支援事業の採択を契機に、琵琶湖の保全・再生に「Satoyamaモデル」を活かす政策を模索
・緑と水と生きものたちの豊かな持続可能社会に資する指針を構築するために議論を行う

 龍谷大学里山学研究センターは、2004年度に文部科学省オープンリサーチセンター整備事業として採択されてから、人と自然との共生をめざした「里山学」を掲げ、里山の保全再生に向けたプロジェクト研究に取り組んできました。また、2015年度文部科学省私立大学戦略的基盤形成支援事業に採択されたことを契機に、琵琶湖の保全・再生に「Satoyamaモデル」を活かす政策を模索しています。今回は、ピアザ淡海(滋賀県大津市)において、里山学研究センターシンポジウムを開催いたします。
 「公正な持続可能社会」の実現は、わたしたち人間の究極の課題といってよいでしょう。国連の環境と開発に関する世界委員会(1987年)や地球サミット(1992年)によって「持続可能な開発(発展)」という理念が提訴され、2015年には、「住み続けられるまちづくり」や海と陸の持続可能な生態系の維持及び回復などを目標とするグローバルな17のSDGs(持続可能な開発目標)が国連総会で採択されました。いま世界各地でこの取り組みが行われつつあります。
 「里山」はかつて人が自然に働きかけて持続可能な生活を営んできた場所です。グローバルな課題を前にして、ローカルで身近な里山における人と自然の関わりを見つめなおすことにより、自然と共存し、持続可能な社会を実現するための「里山モデル」を考えたいと思います。緑と水と生きものたちの豊かな持続可能社会への指針を見つけるために共に議論します。

【シンポジウム概要】

1.開催日時 : 2019年3月9日(土) 13:00~17:15
         (開場/ポスターセッション開始 12:30)
2.開催場所 : ピアザ淡海 ピアザホール
         (滋賀県大津市におの浜1-1-20)

3.プログラム:
 第0部 <ポスターセッション> 
 「里山にかかわる多様な研究・取組みのポスター展示」

 第1部
 <主催者挨拶> 牛尾洋也(龍谷大学里山学研究センター・センター長)
 <講演Ⅰ> 「SDGsと地域社会の挑戦」
 野田真里 氏(茨城大学人文社会科学部社会科学領域・准教授)
 「持続可能社会の里山モデル」
 丸山徳次 (龍谷大学・名誉教授 センター研究フェロー)

 第2部
 <講演Ⅱ> 「里山の生態系サービス:その歴史変遷と将来」
 湯本貴和 氏(京都大学霊長類研究所・所長 
 社会生態研究部門生態保全分野・教授)
 「順応的な環境ガバナンスのあり方を求めて」
 宮内泰介 氏(北海道大学大学院文学研究科・教授)

 第3部
 <ポスターセッション> 「里山にかかわる多様な研究・取組みのポスター展示」

 第4部
 <パネルディスカッション> 「持続可能社会への指針を求めて」
 パネリスト
  野田真里 氏/丸山徳次/湯本貴和 氏/宮内泰介 氏
 コーディネーター
  田中滋(龍谷大学社会学部・教授)
 <閉会挨拶> 村澤真保呂(龍谷大学里山学研究センター・副センター長)

4.その他 : 入場無料、事前申し込み不要 (一般来聴歓迎)

5.主催  : 龍谷大学里山学研究センター

6.後援  : 滋賀県

7.補足  : 
詳細は以下のURLもしくは右のQRコードからご確認ください
https://satoyama.kenkyu.ryukoku.ac.jp/news/2019/02/2018.html


シンポジウム案内HP

問い合わせ先 : 龍谷大学里山学研究センター 中平  Tel 075-645-2154


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