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【本件のポイント】
・岐阜県立岐阜農林高等学校で、「イシクラゲ」研究成果報告会を実施
・高機能性食品である「イシクラゲ」を使ったうどんの試食会の実施
・「姉川クラゲ(イシクラゲ)」研究プロジェクトを通じた高大連携事業

 龍谷大学農学部(滋賀県大津市)と岐阜県立岐阜農林高等学校(岐阜県本巣郡)は、「姉川クラゲ(イシクラゲ)」研究成果報告会を実施します。
 龍谷大学農学部では、1期生が2017年後期から研究室に配属され、それと同時に4学科を横断する「姉川クラゲ(イシクラゲ)」研究プロジェクトを始動させました。
 「姉川クラゲ(イシクラゲ)」とは、湿った地面に自生するワカメのような生態です。姉川流域(滋賀県)で過去に食用にされた記録が残るため「姉川クラゲ」と呼ばれています。乾燥状態で100年以上放置しても、吸水により光合成を開始し増殖できること、大気中の窒素を取り組んで栄養素にできるため、貧栄養環境下でも生育できることがわかっています。さらに、放射線に対する強い抵抗性があるため、宇宙空間でも生育できる可能性があることから、環境ストレス超耐性生物といえます(2006年には国際宇宙ステーションに持ち込まれており、最近では高濃度の放射性物質を吸収するため除染の切り札としても注目されています)。
 また、血中コレステロール抑制作用、免疫促進作用等を有するとの報告もあり、高機能性食品として、期待できる食材といえます。本学では、「姉川クラゲ(イシクラゲ)」の遺伝子を解析し、栽培方法の確立を行い、地元の歴史を調べ、地元の特産物としての商品化を目指しております。
 今回、岐阜農林高等学校では、「イシクラゲ」を使ったうどんを作り、試食会を実施いたします。本学としても、岐阜農林高等学校とこれまで共同で研究を行ってきており、農学部古本 強教授が当研究について、報告させていただきます。

1.日時:2018年12月10日(月)13:25~15:25

2.場所:岐阜県立岐阜農林高等学校
(住所:岐阜県本巣郡北方町北方150)※JR岐阜駅からバスで20分程度

3.次第:13:45 開会
     14:00 試食会
     14:30 研究報告
   ① 事業内容(岐阜農林高校指導教諭 中島孝司氏)
   ② 陸棲微生物「イシクラゲ」の活用方法
   ③ 本日の報告会について(龍谷大学農学部教授 古本 強他)

問い合わせ先 : 学長室(広報) 橋本   Tel 075-645-7882


 文学部教員は、学内外で様々な活動を行っています。その活動とはどのようなものなのか、その一端を紹介するために、文学部にて教養教育科目を担当している丹野研一先生が実施した内容を報告いたします。

 文学部の丹野研一准教授が開発したパスタ用小麦が、NHK滋賀放送(11月27日放送、おうみ発630「パスタにぴったり!香り高くモチモチの食感。日野町発!小麦新品種」、18:30からの番組で7-8分間)で紹介されました。また、NHK「おはよう関西」の番組(12月17日放送7:00-8:00 のうち4分30秒)で少し短く編集されたものが近畿圏内で紹介されます。よろしければご覧ください。
 スパゲッティなどパスタ加工のためのデュラムコムギは、国内品種がほとんどなく数年前まで100%輸入に依存していました。丹野先生の育成した品種は、デュラムコムギの原種にあたるエンマーコムギの野生種を親のひとつにしています。そのため栽培と加工には技術を要しますが、収穫期がこれまでより早く、また病気が少なく風味があるなどの特長があります。生パスタ料理に最適です。
 この品種育成には13年かかっており、丹野先生は最初にこれを奈良市の自宅(当時)で交配実験し、前職である山口大学で育成選抜を繰り返して、本学での完成に至りました。またエンマーコムギの利用は、18年前に開始したシリア・トルコなど西アジアでの考古学(考古植物学)の研究がヒントになったとのことです。
 長い年月のかかる研究を継続したことが、いま実を結んだのです。


国際文化学科必修科目の国際文化実践プログラムにおいては、年度により異なる様々なプログラムが用意されていますが、その中の1つである人気のヨーロッパ文化研修を紹介します。
2016・2017年度はイギリスのロンドンにおいて文化研修を実施しました。
過去のロンドン研修においては、約2週間の研修を通して、英国および世界の歴史と文化を学ぶとともに、世界の芸術文化の多様性とその中にある共通点を直接自らの目を通して知ることで多文化交流の深い理解を促すことを目的に、前半はロイヤル・オペラ・ハウス、グローブ座、カムデン・タウン、ウェスト・エンドなどにおいて、現代英国の演劇やポップカルチャーのパフォーマンスを体験的に学修し、後半においては、大英博物館、大英図書館、V&A美術館、アシュモリアン博物館などを見学し、アジア、アフリカ、ヨーロッパ、中南米から収集された美術品の理解を深め、文化の多様性を視覚的に感じました。

■これまでロンドン研修に参加した学生からのコメント
Aさん「私はジェンダーについて興味・関心があり、トラファルガースクエアの歩行者用信号機のデザインがとても興味深く、貴重な出会いだった。 ♂♀の記号が様々な方法で組合わさったデザインで、ロンドンの中心部、人が多く集まる場所で、必ず目にする信号機に盛り込むという方法により、日常の何気ないシーンからジェンダーについて考えるきっかけを与える素敵なデザインを学べた。」

Bさん「この研修において特に貴重な体験だったと感じる点は、大英博物館に行くことが出来た点です。大英博物館は世界最大の博物館のひとつであり、数多くの展示物を収蔵しています。私たちが滞在したホテルが博物館の近くに位置していたこともあり、普通は一日で見終わることが不可能と言われるこれらの展示を数日かけてほぼ全て鑑賞することが出来たのは、今回の経験の中でも特に二度とできないものだったと感じています。」といった感想もあり、大変満足のいく研修となっています。





昨年度のイギリス・ロンドン研修の様子

 なお、2018年度はイタリアにおいて文化研修を実施予定となっており、本研修では、イタリア各都市の様々な時代の芸術・文化に触れることを目的とし、ミラノ、ヴェネチア、フィレンツェ、アッシジ、ローマに訪問予定です。例えば、ミラノ大聖堂やダ・ヴィンチ作の世界の至宝『最後の晩餐』の壁画を擁するサンタ・マリア・デッレ・グラチエ修道院、ヴェネチアでは、ビザンツ様式からバロック様式までの複数の建築様式が混在する世界でも珍しいサンマルコ大聖堂やヴェネチア大学を訪問し、日本漫画研究で知られる現地教員によるワークショップを体験なども行います。

国際文化実践プログラムの詳細はシラバスにおいてご確認ください。https://capella.ws.ryukoku.ac.jp/RSW/SYLD110Init.do
※ただし、年度によってプログラム内容や実施有無が異なりますのでご注意ください※


 2018年12月6日(木)、グランフロント大阪のナレッジキャピタルで、龍谷大学農学部✕ナレッジキャピタル 超学校 「食と農が拓く未来」第2回目の講義を開講しました。

 第2回は、「まだ見ぬ食の価値を測る」と題して、本学農学部食料農業システム学科 山口道利講師に講義頂きました。
講義では、商品開発やマーケティングの現場で、まだ世に出ていない商品にどのような商品価値(値段やイメージ)を付与するのかを考えるための手法、「お買い物実験」が紹介されました。受講者の方を被験者として実験を行い、分析ソフトであっという間に回答を集計し結果を披露するという場面もあり、受講生の方に手法を体感していただくことができました。
実験によって、データを得ることが難しいと考えられがちな、社会科学的アプローチからも、このような実験ができることをお伝えすることができたと思います。
 講義終了後の質問タイムには、職場等で活かすことを想定した質問がありました。

 第3回は、本学農学部食品栄養学科 伏木教授が「おいしさ科学最前線」と題して、講義を行います。

 






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