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〈11月30日(土)~12月1日(日)京都府福知山市中六人地域で実施〉

 

【本件のポイント】
・地域と大学生が協働で開発した地域資源を見直す散策路(フットパス)を歩く会を実施
・丹波マツタケの復活を目指して、大学生と地域協働による山の手入れ(落ち葉かき)を

 実施
・大学生と地域住民(地域の子供も含む)が京都府農林水産技術センター専門職員の協力

 の下でキノコ観察会を行い、さらなる地域資源を探索

 

【本件の概要】
 龍谷大学政策学部が実施する「政策実践・探究演習」は、地域の問題や事例に基づき具体的な問題解決に向けてチームで学修をすすめるPBL(Problem Based Learning)科目です。複数のプロジェクトがあり、谷垣准教授が担当する福知山プロジェクトはその一つで、再び人が里山を管理し、林産物を利用する社会変革を目指して2023年度から活動しています。生物調査や山の整備などを通じて、現在は見ることのできない丹波マツタケなどの自然資源の再発見と地域資源の再評価を進めています。今回は中六人地域にて学生が地域と協働して作成したルート(フットパス※)の散策、マツタケ山整備、及び京都府農林水産技術センター専門職員によるキノコ観察会を実施します。政策学部生にとっては、地域や社会と接点を持つことで、地域課題の解決に向けた新たなアイデアが生まれ、多様な価値の創出や里山保全活動の拡大に貢献します。

 

※対象地域の昔からの景観や風景をありのままに歩くこと。地域の景観や歴史・文化の保全につながる取り組み。

 

1.日  時  2024年11月30日(土)~12月1日(日)
2.活動場所  京都府福知山市中六人地域
3.活動内容 ・11月30日(土)
        13:00~15:00 フットパス散策
        地域と大学生が協働で開発した地域資源を見直すルートの散策を実施
       ・12月1日(日)
        10:00~12:00 マツタケ山整備
        大学生と地域協働による山の手入れ(落ち葉かき)を実施
        13:00~15:00 キノコ観察会
        専門家の指導の下、大学生と地域住民が山へ入り、キノコ観察会を実施


問い合わせ先:龍谷大学 政策学部准教授 谷垣 岳人(tanigaki@policy.ryukoku.ac.jp
 


 2024年11月9日(土)に行われた、「地域課題発見演習」の第5回フィールドワークに、学生12名と教員1名(清水万由子教授)が参加しました。今回のフィールドワークでは、まず午前にマダケの採取を行ったあと、午後にはそのマダケを整備した竹林に移植しました。
 京都市南部農業振興センターや、移植先の竹林を管理している地元農家の杉井さんをはじめ、マダケプロジェクトに関わる多くの方々と協力して作業を行いました。

 午前中は伏見区久我地域にて、マダケの採取を行いました。若いマダケを地下茎ごとユンボで掘り起こしてもらった後、私たちは枯れた枝などを取り除いたり、トラックに積み込んだりといった作業を行いました。
 事前学習にてマダケは竹材としての需要が高いと学んでいた通り、若いマダケは節の間隔が均一で美しく、色も鮮やかでした。地下茎からはタケノコの赤ちゃんが芽吹いており、竹の生態についても現場で学ぶことができました。


事前に許可を得た場所で採取を行いました


地下茎にはタケノコが芽吹いていました


 トラックでマダケを運搬していただき、午後からは伏見区深草地域にてマダケの移植作業を行いました。
 事前に杉井さんたちによって切り開かれたモウソウチクの林に、まずはユンボで穴を掘ってもらい、そこへ午前に採取したマダケの株を運び込みました。マダケを真っ直ぐに植えるため、竹を支えるながら土を被せて根を埋め、水を混ぜて土を固めました。
 その後、以前のフィールドワークで作成した竹チップを肥料として撒きました。そのほかにも杉井さんはご自身の畑で、竹チップをマルチングの代わりに使用されていました。放置されたモウソウチクをアップサイクルして、環境にやさしい農業を行なっておられます。


マダケの株を丁寧に運びました


みんなで協力して、まっすぐになるように植えました


 放置されたモウソウチクを、竹材として需要のあるマダケに植え替えるマダケプロジェクト。深草地域の竹林景観を維持しながら、放置竹林問題対策の一助となるための新しい実験的な取り組みです。4月から深草地域のマダケプロジェクトに携わってきた中で、環境・農業・行政・市民参加など、政策学に関する様々な知見が広がってきました。


斜面の上までバケツリレーで水を運びました


みんなで植えたマダケ、大きく育ってほしいですね


 京都伏見の向島地域で10月27日(日)に開催された「向島まつり」に、社会学部のコミュニティマネジメント(CM)学科の「伏見まちづくり」実習(担当:坂本清彦特任准教授)の受講生が参加し、子どもたちと交流しながら「脱炭素」の取り組みへの意識向上をアピールしました。

 向島まつりは向島ニュータウンで行われる地域の秋の恒例イベントです。地域の方々のパフォーマンスや吹奏楽演奏、雑貨の販売や料理の屋台が楽しめるこのお祭りで、京都市伏見区役所エコまちステーション*1のご指導・ご協力のもと会場のごみ管理の一部を担うとともに、子供向け企画のコーナーに出展しました。



  「伏見まちづくり」実習は2019年度から伏見地域のさまざまなまちづくり活動に参加してきました。2024年度の「伏見まちづくり実習」(受講生16名)は、京都市環境保全推進活動協会に地域や行政との橋渡し役となっていただき、特に京都市が進めている
脱炭素の取り組みをまちづくり活動につなげ、「環境にやさしく歩いて楽しいまちづくり」に向けて活動してきました。

 

今年は伏見区向島地区に多く関わる機会があり、5月の「向島田んぼラグビー」に続き、10月27日の向島まつりでは、京都府地球温暖化防止活動推進センター*2のご指導・ご協力を得て活動環境について学べるわなげや手回し発電体験などの子供向け企画を実施しました。


 「ゼロカーボンアクションわなげ」は、「電車やバスを使う」「食品ロスをなくす」「使い捨てプラスチックをへらす」といった温暖化対策に繋がる行動が的になったわなげで、誰にでもわかりやすく温暖化対策につながる行動を知ってもらうものです。


 また、手回し発電機による白熱電球の発電体験も実施し、白熱電球とLED電球を灯すのに必要なエネルギー量の違いを体験してもらいました。LED電球は1人でも点灯できるのに、白熱電球は5、6人でもがんばって発電しないとつかないので、子供たちだけでなく大人の方、学生と協力し発電体験をしました。普段、電気を使用する場面は多くありますが、電気のありがたみや発電をする大変さなどを学んでくれたのではないでしょうか。



 なお、伏見地区は京都市が推進する脱炭素の取り組みの先行地域に指定され、地域全体で様々な取り組みを進めています。龍谷大学も、二酸化炭素排出を実質ゼロとする「ゼロカーボンユニバーシティ」の達成などを通じて持続可能な社会の実現を目指す「龍谷大学カーボンニュートラル宣言」を2022年に発出しています。本学深草キャンパスが所在する伏見エリアは、京都市が実施する「脱炭素専攻地域」事業の中心とされており、本学はその取り組みに参画し、脱炭素ライフスタイルへの行動変容を促進する取り組みなどを通じて、企業や地域等の脱炭素を牽引する「グリーン人材」の育成を目指しています。

  「伏見まちづくり」実習の受講生も、伏見における脱炭素の取り組みに関わりながら、地域社会の理解を深めるだけでなく、自分自身の環境意識も向上させています。

今後は龍谷大学のこうした取り組みと「伏見まちづくりプロジェクト」の活動を連携させて脱炭素の取り組みに貢献しながら、2025年度の深草学舎移転後には社会学部の「地元」となる伏見地域とのつながりを生かして、学生に魅力ある実習を創っていきます。

(このニュースの原稿の一部は「伏見まちづくりプロジェクト」の受講生自身が執筆しました。)

*1エコまちステーション:地域における自主的な清掃活動やごみの減量・リサイクル活動(※)への支援、ごみの分別に関する相談、地球温暖化対策の普及啓発等、市民の皆様との共汗の輪を広げる取組を推進する京都市の地域における環境行政の窓口
*2:京都府地球温暖化防止活動推進センター:地球温暖化対策推進法に基づいて京都府知事から指定を受けて京都府内の温暖化防止に向けた取り組みをサポートする組織


 2024年9月29日(日)に、本願寺鹿児島別院のご協力を得て、「龍谷大学ウィークエンド無料法律相談in鹿児島」を鹿児島別院にて開催いたしました。昨年度に引き続き、今年度も、「法学部同窓会50周年記念事業」として遠方での実施となりました。
 この無料法律相談は、日常的に無料での法律相談が受けられにくい地域に出向き、地域に貢献するとともに龍谷大学を知ってもらう場として1972年から活動を開始いたしました。当日は、学生法律相談部員27名が相談者から内容の聞き取りを行い、法学部教員や本学卒業生の実務家(弁護士・税理士・司法書士・社会保険労務士・行政書士・土地家屋調査士)14名がそれぞれの専門に応じ、相談対応を行いました。
 今年度も多くの方に来場いただきました。
 学生にとっては、大学から外に出て、教員や実務家とともに現場を体験することで、座学ではない学びを体験できました。また、本願寺鹿児島別院の皆さま、校友会鹿児島支部や法学部同窓会などの先輩方との交流もよい刺激となりました。



11月20日に放送されましたBS-TBSの「報道1930」の「増える”見えないホームレス”若者を闇バイトに向かわせる」の中で、当センター長の浜井浩一(本学法学部教授)が出演しました。放送内容は、以下のWEBニュース等をご覧ください。

https://news.yahoo.co.jp/articles/337fd23758739cb9e1c730d98efee0aa3030f545

https://bs.tbs.co.jp/houdou1930/archives/index.html


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