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 2025年10月18日(土)から19日(日)にかけてベイコム総合体育館(尼崎市)にて「全日本学生柔道体重別団体優勝大会」が開催され、本学柔道部(女子)が、5位に入賞しました。
 初戦から厳しい組み合わせとなった今大会。初戦は本大会過去2度の優勝経験がある山梨学院大学。先鋒の尾畑 はるか選手(営3)が優勢勝ちで欲しい先取点を挙げ勢いに乗ると、次鋒の木村 穂花選手(営1)が早々の一本勝ち、五将の小嶋 真衣選手(社1)が優勢勝ちで大きくリードします。その後は前3人が挙げた3点を守り抜き3-0で難敵を突破しました。
 2回戦は、帝京科学大学に5-0で危なげなく勝利し2日目に勝ち進みました。
 初日から配列が変わった2日目の準々決勝は、大会4連覇を目指す王者東海大学との大一番を迎えます。ここは先鋒が引き分け、次鋒が一本負けで追う展開になると、その後も4人が引き分けられ、勝負は大将戦に託されます。その大将戦は、木村選手が開始から強引に勝負に出ていくも取り返すことが出来ず、試合終了となりました。1点が勝負を大きく分ける結果となり、春の優勝大会に続き悔しい5位に終わりました。
 また、今大会の優秀選手賞に西條 里奈子選手(営4)が選ばれました。

<柔道部 堀田監督のコメント>【取材:韓大樹】
 最後は0-2での敗戦となりましたが、選手はよく頑張りました。東海大相手に引くことなく、よくやりました。接戦で副将および大将戦に持ち込めたのはプラン通りでしたが、相手の杉村選手も強く試合巧者ですから、西條も手数では上回りましたが、あと一手が出ませんでした。
 大将戦では木村が攻撃的に仕掛けていきました。一瞬相手とのタイミングが合ってしまい技有りをとられましたが、攻めていっての流れでの失点なのでこれは仕方ないです。
 2週間後には講道館杯もありますので、選手には奮起を促して今後も稽古に取り組みます。


横山 美幸選手(営4)【撮影:韓大樹】


西條 里奈子選手(営4)【撮影:韓大樹】


木村 穂花選手(営1)



【撮影:韓大樹】


【本件のポイント】

  • 東京大学地震学研究所の研究者と一緒に、鴨長明『方丈記』にある地震についての記述を、地震学からの視点を入れて読み合う授業を行う
  • 龍谷大学で国語科教員志望の学生約30名向けに実施
  • 古典(国語科教育学)×地学(地震学)という新しい教科横断型の授業を提案


【本件の概要】
 龍谷大学では、東京大学地震研究所・地震火山史料連携研究機構准教授・加納靖之氏をお招きして、鴨長明『方丈記』所収の「大地震」の箇所を読み合う授業を行います。加納氏は歴史地震研究を専門とされ、加納靖之他(2021年)『歴史のなかの地震・噴火 過去がしめす未来』(東京大学出版会)というご著書があります。東大駒場の人気講義の一つの内容をまとめた本です。京都大学におられた時から(現在も)、地震に関係する史料などを題材に史料解読を学び、古文書を読み解き、昔の自然災害について研究する京都大学古地震研究会の中心メンバーでいらっしゃいます。将来国語科教員を目指す学生約30名を対象に、授業科目「国語科教育法Ⅱ」において、古文教材として高校の教科書にも採録され、現場でも使用される鴨長明『方丈記』の「大地震」の記述を、地震学の知見を生かして読みます。通常の古文の授業とどのように読解が変わるか、というねらいで授業を実施します。「大地震」は元暦2年(1185年)に京都で起こった地震であり、京都という都市に関わった古文教材でもあります。
 この授業を経験することにより、将来学生が国語科教員となった時に、従来の国語科の授業とは違った、幅広い教科横断的な授業ができる力や視座を身につけ、新しい国語科教育の担い手となることをねらいとして持っています。

【日時・場所等】
 日  時 2025年10月28日(火)16:55~18:25
 場  所 龍谷大学大宮キャンパス東黌302教室
 キャンパスマップ:https://www.ryukoku.ac.jp/about/campus_traffic/omiya.html 
 担当教員 札埜和男教授(文学部) 専門分野 国語科教育(・法教育・方言学)
             教員紹介ページ:https://www.let.ryukoku.ac.jp/teacher/fudano.html

 


問い合わせ先:龍谷大学 教職センター
Tel 075-645-3749 kyoushoku@ad.ryukoku.ac.jp https://www.ryukoku.ac.jp/faculty/kyoshoku/



【本件のポイント】

  • mitoTALEN法及びmitoTALECD法を用い、ナスのミトコンドリア遺伝子のゲノム編集に世界で初めて成功した。
  • ターゲットにした細胞質雄性不稔(CMS)遺伝子orf218のDNA配列を改変することで、このミトコンドリア遺伝子のノックアウト系統を作出できた。
  • orf218のノックアウト系統では雄性不稔性が消失し、形成された花粉により自殖後代を得ることができた。
  • ナスのCMSの原因遺伝子は、ミトコンドリアのorf218であることが証明された。

 

【研究成果の概要】
 高等植物には正常な花粉が形成されない「細胞質雄性不稔(Cytoplasmic Male Sterility; CMS)」と呼ばれる形質が存在します。この形質の原因遺伝子はミトコンドリアゲノムに存在する遺伝子であることが多くの植物で示唆されていますが、ほとんどの場合、直接的な証明はなされていません。一般に、ある形質の原因遺伝子を最終的に特定するには、その遺伝子の変異体を得る、あるいはその遺伝子を形質転換により導入して、表現型が変化するか調べるなどの実験を実施する必要があります。しかし植物のミトコンドリアゲノムの遺伝子を直接改変することは不可能でしたし、ミトコンドリアの形質転換の成功例は皆無でした。したがってCMSの原因遺伝子も、長らく「候補」の状態に留まっていました。しかしながら、2019年に初めて、TALEN法を応用した植物のミトコンドリア遺伝子のゲノム編集が成功し、ミトコンドリアゲノムの改変が可能となりました(Kazama et al., 2019)。

 

 現在、ゲノム編集では、CRISPR-Cas9法を用いることが一般的ですが、ガイドRNAをミトコンドリア内部に輸送できないため、この方法はミトコンドリア遺伝子の編集には適用できません。そこでDNA結合モジュールがタンパク質で構成されるTALEにミトコンドリア移行シグナルを付加したmitoTALEが開発され、FokⅠを介したDNA切断による編集法(mitoTALEN法)と、FokⅠの代わりにシチヂンデアミナーゼを用いたC→T(相補鎖ではG→A)の1塩基置換による編集法(mitoTALECD法)が確立されました。

 


図1 ミトコンドリアゲノム編集法

 

 本研究の材料であるナスには、花粉が形成されないCMS(PN型CMS)が存在します。この原因遺伝子は、いくつかの実験的証拠から、ミトコンドリアゲノムにあるorf218という遺伝子であることが推定されていました(Yoshimi et al., 2013)。今回、このorf218をターゲットに、ミトコンドリアゲノム編集を行いました。


 


図2 ナスにおけるミトコンドリアゲノム編集
A; ターゲット配列(orf218)内の塩基置換箇所. +3と+7でG→AおよびC→Tの変異が生じている.
B; ミトコンドリアゲノム編集個体の花粉観察結果. 雄性不稔系統では葯内に花粉が存在しないが、編集個体では花粉が認められた.

 

 mitoTALEN法とmitoTALECD法の2つの方法を試した結果、どちらの方法でもミトコンドリアゲノムに改変が生じていることが認められました。特にmitoTALECD法では、得られた編集個体のorf218の塩基配列の10か所に塩基置換が生じていたとともに、開始コドンの消失によってorf218はもはやタンパク質として発現しないことが予測されました。この編集個体を開花するまで育成し、葯の内部を観察したところ、内部に花粉が生じていることが見いだされました。
 さらに、この花粉を用いた交配実験では、着果と種子形成が認められました。
 以上の結果から、ミトコンドリアのorf218が、ナスにおけるPN型CMSの原因遺伝子であることが証明されました。
 


図3 ミトコンドリアゲノム編集個体の花粉を使った交配実験

 

【今後の展開】
 今回の実験に用いたPN型CMSでは、雄性不稔性を回復させる稔性回復遺伝子(Rf遺伝子)が別系統のナスの核ゲノムに存在することが明らかになっています。これまでの実験結果から、このRf遺伝子はorf218の転写産物を切断する働きを持っていることが示されています。しかしその実体はまだわかっていません。今回、PN型CMSの原因であると証明されたミトコンドリアorf218と相互作用する核の遺伝子を絞り込むことで、Rf遺伝子の同定が進むことが期待されます。
 また、ナスには別種のCMSとして、花粉はできるものの葯が正常に開かない雄性不稔ナス(AI型CMS)が存在します。このAI型CMSについても今回と同様のアプローチで原因遺伝子を特定することができれば、ナスにおけるCMSの全体像を体系的に理解できるものと思われます。


【研究の背景】
 CMSは、F1品種の生産に欠かせない形質です。ダイコンやブロッコリーなどのアブラナ科植物や、タマネギ、トウモロコシなど様々な作物でCMSが採種に利用されています。一般的に栽培されているナスもF1品種です。ナスは自殖する植物ですが、一花あたりの種子数が多いため、これまでは人工的な除雄とその後の交配により種子を生産することが可能でした。しかし近年の労働力単価の上昇に伴い、効率的な採種のためにCMSが求められています。また、CMSと、受粉せずに果実肥大が生じる、いわゆる単為結果性とを組み合わせることで、種なしナスの作出も可能となります。このような背景から、我々はナスのCMSの研究を進めてきました。

 

【研究資金】
本研究は、JSPS科研費20H05680および京都産業大学植物科学研究センター研究費の助成を受けて実施されました。

 

【論文情報】
論文名:Knocking out of the mitochondrial gene orf218 using mitoTALECD restores

                  cytoplasmic male sterility in eggplant
和 訳:ナスの細胞質雄性不稔系統では、ミトコンドリアの遺伝子orf218

    mitoTALECD法でノックアウトすると稔性が回復する
著者名:辻村真衣(責任著者)a、静貴子b、宮田暉大c、須佐見朝日c、齊藤 猛雄d、

    宮武 宏治d、有村慎一e、山岸博(責任著者)c、寺地徹(責任著者)c
所 属:a龍谷大学農学部、b京都産業大学植物科学研究センター、

    c京都産業大学生命科学部、d農研機構、e東京大学農学部
掲載誌:Physiologia Plantarum(John Wiley & Sons社)
公開日:2025年8月9日
U  R  L:https://onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1111/ppl.70446

 

 

【問い合わせ先】
<研究に関すること>
龍谷大学農学部 ラボラトリー専門助手 辻村真衣(つじむらまい)(京都産業大学 客員研究員)
Email:mtsukatani@agr.ryukoku.ac.jp

 

京都産業大学 生命科学部 産業生命科学科 教授 寺地 徹(てらち とおる)
E-mail:terachi@cc.kyoto-su.ac.jp

 

<取材・報道に関すること>
龍谷大学 農学部教務課 
Tel 077‐599‐5601  Email:agr@ad.ryukoku.ac.jp

 

京都産業大学 広報部
Tel:075-705-1411 E-mail:kouhou-bu@star.kyoto-su.ac.jp


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