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 2024年7月2日(火)、「地域課題発見演習」の第3回フィールドワークに学生17名と教員1名(清水万由子教授)が参加しました。

 今回のフィールドワークでは、江戸時代後期創業の京和傘製造の老舗「日吉屋」を訪れました。私たちがこの科目で参加させていただいている真竹プロジェクトのメンバーであるヒサゴオオシマの大島大輔さんに案内していただき、京都の竹材需給についての講義を受けたあと、和傘工房を見学させていただきました。


歴史あるまちなみに溶け込む佇まいでした


和傘の技術を応用したペンダントライトも製造されています


 京都の竹材需給についての講義では、京都で竹材の製造・加工業を行う「竹定商店」の取り組みを通して、竹材の特徴や需給の変遷について学びました。また、竹定商店は2019年より「竹コミュニティ事業」を企画・推進しており、放置竹林問題の解決と良質な竹の安定供給に向けたコミュニティの形成に取り組んでおられます。
 竹材として重要なマダケは、繊維方向の伸縮がほとんどないという特徴があり、樽の「タガ」として必須の素材です。和傘の骨の部分には、細いながらも穴を開けて針金を通すことができる強度のあるマダケの節の部分が使われます。マダケは鉄やプラスチックでは再現できない特徴を持っていることを教えていただきました。
 また近年、竹材は特注意匠材として建築分野での需要が伸びているようです。竹材をしならせることで他の木材で再現できないデザインを創り出すことができ、wabisabiやzenと呼ばれ海外からも人気が高まっています。


講義を受けた部屋の明かりが華やかでした


竹にしか成せない強みをたくさん教えていただきました


 和傘工房の見学では、和傘を間近で見ながらその詳細について解説していただきました。和傘には大きく分けて番傘と蛇の目傘があり、それぞれの由来や使う場面および構造の違いに驚きがたくさんありました。竹材をもとに京都の歴史文化へと広がる大島さんの魅力的なお話を聞いて、人と自然と文化のつながりの奥深さに思いを馳せました。
 また傘の骨を束ねる「ろくろ」という部品についても解説をしていただきました。これはエゴノキという木材で作られており、気候的に最も適した材が取れる岐阜県にて職人さんが生産されています。こちらも供給の安定化を目指したプロジェクトが行われているとのことです。


番傘(右)と蛇の目傘(左)の構造について学びました


「ろくろ」は細さと強度が両立するエゴノキでないといけません


 今回のフィールドワークでは、竹材の需給や特徴について、京都の伝統文化に触れながら学ぶことができました。特に「鉄やプラスチックでは代替できない特徴がある」ということを和傘の骨を手に取りながら知ることができ、竹材の必要性を肌で感じられたことがフィールドワークの醍醐味であったかと思います。竹を燃やして廃棄せずに建築材等に用いることは、カーボンニュートラルにもつながります。
 今回の講義の中で、マダケを竹材にする適齢は3〜4年であり、用途によっては「油抜き(ゆぬき)」も行うことがあると学びました。私たちは前回・前々回のフィールドワークでマダケを移植するためにモウソウチク畑の整備を行ってきましたが、竹材が利用できるまでは先の長い挑戦になります。
 未来を見据えて今できることに取り組むことが、サステナブルな社会をつくるために必要な視点です。日用品のほとんどが竹で作られていた時代より続く伝統産業から多くの知見を学び、現在起こっている地域課題を踏まえて、あるべき未来をつくり上げていくという発想が重要だと感じました。



7月1日、瀬田キャンパス4号館202教室と深草キャンパス22号館305教室で、Vcanによる出張授業が開催されました。

Vcanは、「知らないまま後悔しないで」をスローガンに、HPVワクチン接種対象となる同世代に医学的に正しい知識を伝えようと集まって結成された、主に関西の医学生が中心の学生団体です。
今回は、Vcanリーダーの大坪瑠奈さん(滋賀医科大学4年生)が瀬田キャンパスでレクチャーとグループワークの運営を、遠隔でレクチャーを受講する深草キャンパスでは、塩山泰誠さん(京都府立医科大学医学部医学科6年)がサポートとグループワークの運営を担っていただいました。

 

レクチャーでは、

  • 子宮頸がんって何で怖い?
  • HPVはとても、ありふれたウイルス
  • HPVワクチンの効果はどれくらい?
  • 結局、副反応は怖いの?
  • ホットな話題。男性接種
  • 私たちが今からできること

という流れで、HPVワクチンについての理解を深めました。



さらに、「HPVワクチンを接種することについて、親に理解を得るには?」というテーマでグループワークが行われました。



 

来年3月までを期限とするHPVワクチンのキャッチアップ接種は、1回目を9月中に接種する必要があります。

このような時期に、男子学生も含め、本学学生13人が参加してくれました。

この授業に参加した本学学生のみなさんにとって、HPVワクチンのこと、子宮頸がんをはじめとする「がん」のことなどを深く考える機会になりました。

 

 


ポータルサイトでは、この出張授業のレクチャーのダイジェスト版を公開しています。

本学構成員は視聴可能ですので、ご覧ください。


 7/5(金)に、「社会共生実習」前期活動共有会が開催されました。「活動共有会」とは、「社会共生実習」の全プロジェクトの受講生が一堂に会して、プロジェクトを横断して課題や悩みを共有し、横のつながりを広げ学びにつなげる取り組みです。
 受講生たちは、5~6名のグループに分かれ、所属プロジェクトや学年、学科が異なるメンバーで取り組みました。



 初めに、土田美世子教授から、開会の挨拶として、「活動共有会」の意義について3つ述べられました。
1自分の考えや気持ちをアウトプットする
2他のプロジェクトと比べることで自分たちのプロジェクトの活動のアドバンテージや改善点を見つける
3学びを共有することで、ジャンプアップし、社会共生の理念に向けた活動に向かうことができる 


 司会の坂本清彦准教授からは、「お互いの活動の状況を知り、同じ社会共生実習を履修している一体感を持つ」という「活動共有会」の目的が示されました。また、「今日の目標として、いろいろな話を楽しんでください。そして、同じグループのメンバーの名前を覚えて帰ってください。できれば、どんな活動をおこなっているかも覚えてください。」と伝えられました。


 受講生たちは、まず、名前と学科、自身の所属プロジェクト、そのプロジェクトの履修理由を共有し、自己紹介をおこないました。



 その後、アイスブレイクとしてボールを使ったゲームをおこなうと、空気が和み、お互いの距離が縮まり、少し受講生の緊張はほぐれたようでした。



 続いて、「所属するプロジェクトがどんな活動を主におこない、どこで、いつ、どんな方々と活動しているか」「今までの活動のなかで、印象に残っていることや楽しかった経験」「良い学びになったと思うこと」について共有しました。
 受講生たちはそれぞれ自主的に話し始め、ところどころで笑いが起きたり自然と拍手が沸き起こったりと、終始にぎやかな雰囲気で進んでいきました。



 最後には、他のグループでどんなことが共有されたか、他の円卓を見学する時間が設けられました。みんな興味津々で他のグループの円卓を見て回りました。



 
 閉会の挨拶では、久保和之教授より「今日会った他のプロジェクトの人とも今後キャンパスで会ったら近況報告などして、同じ実習をとっている仲間みんなで学んでいってほしいと思います。」との言葉が掛けられました。


 終了後、参加した受講生対象に実施したアンケートでは、以下のような感想がありました。
●それぞれの実習でやっているとこは違うけど最終的な課題は同じなのかなと思いました。
●プロジェクト毎にテーマは違ってもPRなどすることは似ている部分があるので共有し、協力出来ることがあるのではないかと思った。
●みんな同じ悩み(日程調整の難しさ)を持っていた。違うプロジェクトでも、同じことを思っているのだなと考えた。
●それぞれのプロジェクトで活動内容は異なっていたが、人との関わりによる学びが多く得られることは共通し大切なことなのだと考えました。
●みんな、違っているようで根本は同じ問題を抱えているのかなと思った。チームで活動する難しさやなにか抱えている人との接し方など、コミュニケーションの大切さを学んだ。
●みんな楽しくプロジェクトに参加していて、私もしんどい事が多いですが楽しんでみようと考えました。

 受講生たちそれぞれが新たな発見や新鮮な体験、自身の成長などといったさまざまな学びを得て、新しい仲間を見つけてくれる良い機会となりました。
 通年開講のプロジェクトは後期に向けて、前期開講のプロジェクトはまとめに向けて、今回の経験で得た学びを発揮してくれることと思います。

 社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。


 

実践真宗学研究科の入学試験受験を検討している皆さんを対象とした進学ガイダンスと、

合同研究室の開放を以下の日程で開催します。

 

進学ガイダンスでは、研究科の紹介、入試概要、奨学金などの説明に加え、

先輩院生から研究科での活動について話をしてもらう予定です。

 

学部・学科・専攻、学年に関わらず、どなたでも参加いただけます。

ぜひご参加ください。

 

 

<進学ガイダンス>

日   時 : 2024年7月26日(金) 12:40~13:10

開 催 方 法  : ハイブリッド開催

対   面 : 場所 大宮学舎西黌102教室

オンライン : Zoom配信情報については下記および添付のPDF参照

https://us02web.zoom.us/j/86457965278?pwd=Ua5rDbypvt9Vb15Hgt68IRyq0QyiYI.1

 ミーティング ID : 864 5796 5278

 パスコード   : 871316

 

 

<合同研究室開放>

日時:2024年7月26日(金) 12:40~17: 00

場所:大宮学舎清風館3階 実践真宗学研究科合同研究室

 

 

 

【お問い合わせ先】文学部教務課(実践真宗学研究科担当)

 Mail: let@ad.ryukoku.ac.jp

 


本学では、自らの事業や行動を通じて、主体的に社会の変革をリードする「価値創造力」や、他者の幸福に資することを考え行動するマインドを育むことを目的として、ビジネスや事業を学生が生み出す支援を続けています。今回、大学時代のタンザニアでの調査をきっかけに、過酷な環境に置かれたタンザニアの女性の状況を知り、ボーダレス・ジャパンに入社、生理用ナプキンの製造・販売を行う会社を起業した菊池モアナさんに現地からご講演いただきます。是非ご参加ください。

なお、本講演会は2024年度「社会起業家育成プログラム」の一環として開講します。
また、「第19回高校生ビジネスアイデアコンテスト」への応募を検討している高校生の参加を歓迎します。

日  時:2024年7月16日(火)17:00〜18:30
会  場:深草キャンパス和顔館1階アクティビティホール
開催方法:対面・オンライン・アーカイブ視聴
対  象:本学学生、一般の高校生
申込方法:対面のみ当日参加可。当日直接会場までお越しください。
問い合わせ先:ユヌスソーシャルビジネスリサーチセンター
E-mail:ysbrc@ad.ryukoku.ac.jp
LINEID:@559ildqb






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