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 経済産業省は、中小企業等が大学、公設試等の研究機関等と連携して行う、ものづくり基盤技術及びサービスの高度化に向けた研究開発及び事業化に向けた取組を支援する「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)」を毎年実施しています。
 この度、令和6年度事業として本学が参画する研究開発計画2件が採択されました。

①計画名「貫通型横孔マイクロニードルアレイ製造のための微細精密加工の研究開発」
先端理工学部機械工学・ロボティクス課程 教授 小川圭二
今回、小川先生は、近畿精工株式会社、株式会社カフィール、滋賀県東北部工業技術センターと上記計画の研究開発を進めます。
マイクロニードルのうち本計画が注目する中空型は、幅広い薬剤やワクチンに適用が期待できる一方、精密尖頭形状と極小流路構造を担保する製造技術に課題があります。
そこで、金型の超精密加工技術を高度化し、プラスチック射出成形の高転写化とワンショット成形を達成することで、高精度、高信頼性、高生産性等の機能性を有する従来にない貫通型横孔マイクロニードルアレイを実現するための革新的製造技術を世界に先駆けて実現します。

②計画名「空調の熱交換器のアルミ化に貢献する、銅管とアルミ管を革新的固相接合技術で接合した世界初の継手の開発」
先端理工学部機械工学・ロボティクス課程 准教授 森正和
今回、森先生は、ミック工業株式会社、大阪大学、一般財団法人大阪科学技術センター、地方独立行政法人大阪産業技術研究所と上記計画の研究開発を進めます。
空調業界では、銅の使用量削減等のために熱交換器のアルミ化を目指しているものの遅々として進んでいません。この原因は、銅管とアルミ管の接合工程が、熟練作業を要する銀ロウの溶接作業のため、高コスト低品質であるためです。本事業では、大阪大学と龍谷大学が開発した異種金属の固相接合技術を用い、銅管とアルミ管を強固に接合した独自の継手を開発します。この継手を使えば、銅管とアルミ管を容易に低コスト高品質で接続できるようになります。

【関連サイト】
・Go-Tech事業とは?(経済産業省中小企業庁)
https://www.chusho.meti.go.jp/sapoin/index.php/about/
・令和6年度成長型中小企業等研究開発支援事業 採択案件一覧(通常枠)(近畿経済産業局)
https://www.kansai.meti.go.jp/3-5sangyo/sapoin/2024/kinki-saitaku_tsujyou_R6.pdf
・先端理工学部機械工学・ロボティクス課程 教授 小川圭二
https://www.rikou.ryukoku.ac.jp/teachers/mecsys20.html
・先端理工学部機械工学・ロボティクス課程 准教授 森正和
https://www.rikou.ryukoku.ac.jp/teachers/mecsys13.html


小川先生


森先生


 4月より社会福祉現場実習の準備のために、社会福祉学科全員を対象に「社会福祉実習指導」、社会福祉士養成課程の学生を対象に「ソーシャルワーク現場実習指導Ⅱ」において関係機関の方に協力いただき実務者講座を実施しました。

 実習前に実習指導者から話を聞くことで、実習の目的や期待が明確になり、どのような経験を積むべきか、どのような知識やスキルを身につけるべきかを理解でき、実習先の施設の概要を知ることで、実習先の特性に合わせて準備をする心構えができます。加えて、実習先の方と具体的な疑問や心配事を共有し、適切なアドバイスを受けて信頼関係を築くことが社会福祉現場実習の円滑な実施に有効であり、実践的な理解を期待できます。実務者講座にご協力いただきましたみなさまに感謝し、有意義な実習ができるよう引き続き準備を進めてまいります。


実務者講座の様子


実務者講座の様子


2024年7月6日(土)と7日(日)に、龍谷大学で学ぶ交換留学生14人(9か国・地域)が広島平和プログラムに参加しました。このプログラムは、龍谷大学と本願寺広島別院の共催事業で79年前に広島と長崎に原爆が投下された季節に合わせて開催。今回で26回目を迎えました。

初日は、本願寺広島別院での「全戦争死没者追悼法要」に参列し、その後、原爆被爆者の才木幹夫氏の話を伺いました。講演後、学生たちから質問が途絶えることなく、西本願寺にゆかりのあるアメリカからの高校生、広島の高校生も交じえて、核兵器廃絶や世界平和について意見交換を行いました。

学生たちは、「戦争は決して起こるべきではなかったことを再認識した」、「中国の高校では広島の爆撃について深く教えられていない」、「才木氏の話を聞いて泣いた」、「広島の歴史を友人や家族と共有したい」といった感想を述べました。

また、同日にドイツ、フランス、中国からの3人の学生が地元のテレビ局TSSのインタビューを受け、放送(7月29日)とYouTubeでも配信される予定です。

2日目は、広島平和記念資料館と平和記念公園、その後、船で広島に渡り、昼食をとり、もみじ饅頭作りを体験し、厳島神社を参拝しました。

本願寺広島別院のスタッフの皆様のご厚意に感謝し、このプログラムが学生たちの心にさらなる世界平和を求める種を植えてくれることを願っています。




 今年度の「地域産業活性化プロジェクトⅠ(京の老舗と不易流行)」[担当:辻田 素子 教授]では、江戸時代から続く創業約300年の菓子司「鍵善良房」を取り上げ、講義や現場調査を進めています。現実の経済社会を担う老舗企業の実態に迫り、講義や現場調査を通じ、受講生が見出した課題や対応策などをとりまとめ、最終的に一般向け書籍として刊行します。
 今回は「鍵善良房」の取引先である「藤澤萬華堂」を訪問し、同社社長 藤澤 欣也 様、専務 藤澤 哲也 様にお話しを伺いました。
 「藤澤萬華堂」は、企業理念に「不易流行」(いつまでも変わることのない本質を忘れずに、新しい変化を取り入れる)を掲げ、「鍵善良房」をはじめ、有名菓子司、料亭の掛け紙や包装紙の印刷、各種包装資材関連の販売などを行う老舗企業です。
 同社は、印刷に関する業務全体をコーディネートする商社的存在で、掛け紙や包装資材の印刷方法や形状にあわせ、市内の適所、即ち印刷会社へ協力を依頼されています。
また、社内には有名菓子司や料亭の掛け紙、包装紙が所狭しと保管されており、“在庫管理”をも担う点は、老舗同士、信用と信頼関係があってはじめて成り立つものであると実感しました。
 続いて、連綿と続く「藤澤萬華堂」の歴史に、デザインの面から新たな風を吹き込む京都モトイデザイン社長 浅田 雅子 様、デザイナー 岩橋 美穂 様より、事業内容やコンセプト、手がけたデザイン(神戸プリンの包装など)等についてご説明いただきました。
 後半では、協力会社のひとつである「古谷印刷」をご紹介いただき、生産現場を見学させていただきました。100年近く現役で稼働している印刷機には、掛け紙のデザインにグラデーションを加えるよう独自のカスタマイズが施され、小気味よいリズムとともに和菓子の外装を彩る掛け紙が印刷されていました。
 多くの菓子司の掛け紙や包装紙、手提げの紙袋などを手掛ける「藤澤萬華堂」、みなさんも身近なところで手にしていることでしょう。


「藤澤萬華堂」様にて





「古谷印刷」様にて





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