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8月6日から21日の期間、「社会起業家育成プログラム2024」を実施しました。今年度のプログラムは、並木州太朗RECフェローのコーディネートで、「ソーシャル・フィールドワーク」と「ソーシャル・ブートキャンプ」の2部制で実施し、合計48名の参加者は今後の人生を切り拓くために必要なアントレプレナーシップに触れ、持続可能な社会の実現に向け学びました。

■プログラムの概要
■第1部
「ソーシャル・フィールドワーク」は、8月6日、7日、9日に開催され、京都市内および奈良県内の社会的起業や社会課題解決に取り組む現場を訪問しました。参加者は自身の興味に応じて、いずれかの日程を選び、現場での取り組みを直接学ぶ機会を得ました。

・8月6日: 株式会社アカイノロシ
コーヒー豆の輸入・卸売を通じて生産者の所得向上や雇用創出を目指す、株式会社アカイノロシの店舗「Laughter」を訪問し、代表取締役社長で本学卒業生の矢野龍平さん(2019年政策学部卒)から立ち上げの経緯やどのように事業が軌道に乗っていったかを伺うとともに、コーヒーのドリッピングについて教えていただきました。また、店舗がある西陣界隈を町歩きし、地域企業や社会的起業に関わる施設を訪問しました。

・8月7日: たんぽぽの家
「アート」と「ケア」の視点から活動する「たんぽぽの家」では、自分らしく生きることを支援するアートプロジェクトについて学びました。すべての人がアートを通じて自由に自分を表現したり、互いの感性を交感することができる「アートセンターHANA」を中心に、利用者の方に施設内を案内いただき、職員の方から活動について伺いました。

・8月9日: 株式会社ROOTS
「里山の知恵を世界につなげる」をコンセプトに活動する株式会社ROOTSでは、地域資源を活用したソーシャルデザインの実践について学びました。参加者はJR京都駅に集合し、京北へバスで移動、地域で活動する漁師の方との交流やジビエの試食、台湾からインターンに来た学生の方とふれあい、川に足をつけて北山杉の生産と運搬の歴史に想像を巡らせるなど、里山とそれを活かしたデザインについて体験しつつ学びました。

■第2部
「ソーシャル・ブートキャンプ」は、8月20日から21日にかけて龍谷大学深草キャンパスで開催されました。

・1日目
初日はオリエンテーションから始まり、プログラムの目的や流れが説明されました。その後、アカイノロシ代表取締役社長の矢野龍平氏と深尾昌峰副学長による対談が行われ、学生起業のリアルな体験談が共有されました。
対談後には、深尾副学長によるアイデア創出ワークショップが開催され、参加者はグループごとに社会課題に対するビジネスアイデアを練り上げました。
また、parabumの安國真理子氏による「小さく生んで大きく育てる」をテーマにした講義では、起業初期の戦略と成長に向けた実践的なアドバイスが提供されました。
夕方には、SetouchiStartupsの山田邦明氏、parabumの安國真理子氏、株式会社革靴をはいた猫の魚見航大氏も交えた交流会が行われ、参加者は直接起業家と交流し、貴重なネットワーキングの機会を得ました。交流会後は各グループでさらにディスカッションを行い、1日目の学びを深めました。



・2日目

2日目は、内省ワークショップから始まりました。玉木興慈文学部教授による顕真館での講義とワークショップでは、参加者は自己の内面と向き合い、リーダーシップに必要な自己認識を深めました。
その後、SetouchiStartupsの山田邦明氏による事業プランニングワークショップが行われ、参加者は具体的な事業計画を、検討し、講師に相談し再度練り直すなど、伴走を受けながらプランを検討しました。
午後には、ピッチデッキ作成と壁打ちメンタリングのセッションが行われ、各グループは自分たちのビジネスプランを効果的に伝えるためのピッチデッキを作成し、メンターからのフィードバックを受けました。
プログラムの最後には、各グループがビジネスプランを発表するミニピッチが行われ、深尾昌峰副学長、山田邦明氏、RECフェローの有井安仁氏が審査員を務めました。



■参加者の声
プログラム全体を通じて、多くの参加者からフィードバックが寄せられました。特に印象に残った活動としては、夜遅くまで一つのテーマについて熱心に話し合えたことや、2日目の朝に行われた仏教の話が挙げられ、精神的な気づきも得られた様子です。
また、卒業生でもある矢野さんの話が印象的だったという声も多く、彼のフットワークや行動力に感銘を受けた参加者も多かったようです。
さらに、グループワークを通じて、各自が考える社会課題を発表し、異なるジャンルや視点からのアイデア創出が行われたことや、自分のアイデアに関心を持ってもらえたことを嬉しく感じた方も多く、プログラムが参加者同士の共感と競争を促進する場として機能したことがわかります。

今後のプログラムでは、これらのフィードバックを参考に、より実践的で参加者にとって価値ある内容を提供していく予定です。引き続き取り組みを推進してまいります。


■コーディネーター 並木 州太朗 RECフェローのコメント
「こんなに一つの事を深く考えたことがなかった」 参加学生の感想です。本プログラムは、学生個々人の課題への興味関心をもとに、社会課題解決へのアプローチを短期間で事業の形にするものです。 全ての学生は任意参加のため、テーマに対してどれだけ真剣に取り組むかはそれぞれの学生に任されていました。そんな中で、フィールドワークでの取り組み現場への訪問と、ブートキャンプにおけるチームでの話し合い、実地での市場調査、内省のワークショップ等を通じて、「問い」を掘り下げた結果が冒頭のコメントにつながりました。賞状でもテキストでもなく、研ぎ澄まされた「問い」を持ち帰る、そんな機会になっていれば幸いです。


2024年9月9日(月)・10日(火)に「プログラミング入門講座~プログラミングを楽しみながら身に付けよう!~」を、瀬田キャンパスで開催しました。

福野 泰介 氏(株式会社jig.jp 取締役会長)にお越しいただき、2日間のプログラムを行いました。


福野 泰介 氏


オリジナルグッズ


1日目は、手のひらサイズの小さなプログラミング専用パソコン「IchigoJam」を使用し、学生が一人ひとりがパソコンを作成しました。
今回は、龍谷大学オリジナルの「DragonJam」が学生に配付され、はんだづけを行いパソコンの作成に取り掛かりました。
普段はんだづけをしない学生も福野氏の解説や教員のアドバイスを聞きながら、作業に励んでいました。
その後、自作のパソコンを使用し、簡単なプログラミングを実践し、2日目への準備を整えました。
最後には、福野氏から「今日の経験を活かし、IchigoJamを使って、参加学生のみなさんが多くの人にプログラミングを教えてほしい。」というお話しもありました。


はんだづけの様子


パソコンを製作する学生


パソコンを製作する学生


はんだづけを協力して行う学生


福野氏と学生


福野氏と学生


プログラミングをする学生


プログラミングを学ぶ道具


2日目は、福井高専2年生大久保 一輝さんと神山まるごと高専1年生の龍田 元希さんにもサポート役としてお越しいただきました。
冒頭で「IoT(Internet of Things)」についての学習を行い、株式会社jig.jpが提供するサイトを用いて、ウェブアプリの開発に取り掛かりました。
簡単なプログラミングを用いて、オリジナルのウェブアプリを作成し、学生同士で「どんなサイトを作ったのか」を紹介する様子が印象的でした。
お話しの中には「シビテック(市民によるテクノロジーを使ったまちづくり)」や「サイガイクン(学生災害対策をテーマに、福井高専とCode for FUKUIが共同開発したRPGスタイルのアプリ)」について紹介される場面もありました。


大久保さんと龍田さん


ウェブアプリ開発の様子


後半のプログラムでは、福野氏・大久保さん・龍田さんも含め、3チームに分かれ、学生が自分の専門分野の課題を発表しあい、課題解決のためのアイデアソンを行いました。
アイデアソンの一環で、VR体験が行われ、最新技術を肌で感じ、興奮する学生が印象的でした。
「その課題をテクノロジー(IoT・スマホ)でどう解決するのか」を各々で考え、ハッカソンのタームにおいて、実際に課題解決のためのアプリを作成し、デモンストレーションが行われました。
AI英会話やロボットプログラミングなどの最新技術を学ぶ高専に通うお二人の意見と、本学で学んできた知識を融合させた、課題解決のためのアイデアは非常にユニークなものとなりました。

【開発アプリ】
<チーム①>:ASKEY~AIとともにアプリ開発のスタートダッシュを決めよう~
<チーム②>:レシピを自動で考えるクックヘルパー
<チーム③>:A-LEARNING(アグリラーニング)~「若者に農業の魅力を知ってもらう体験を与えるARアプリ」~


チーム決めの様子


アイデアソンの様子


VRを体験する学生


VRを体験する学生


※福野 泰介 氏
株式会社 jig.jp取締役 創業者、福井情報システム工業会 理事、越前市CDOアドバイザー、鯖江商工会議所 常議員/DX委員会委員長、デジタル庁 オープンデータ伝道師、総務省 地域情報化アドバイザー、Code for Sabae/Code for FUKUI 代表、福井高専 未来戦略アドバイザー、神山まるごと高専 技術教育統轄ディレクター、高専DCONメンター、NICT ICT Mentor Platform ICT メンター など
「福野泰介の一日一創」はこちら:こちらをクリックしてください。


1日目の集合写真


2日目の集合写真


 経営学部のサマーセッション科目(夏期集中講義科目)の一つに「ものづくりの現場」があります。前期中の事前学習を踏まえて、夏期休暇中に現場実習を行うという科目です。今年度は、京都企業4社を訪問させていただきました。
 初日(8月26日)は、株式会社イシダの滋賀事業所を訪ねて、午前中はレクチャーの後に工場見学をさせていただきました。午後からは龍谷大学の卒業生お二人との懇談の機会を設けていただき、参加した学生たちとの質疑応答が行われました。
 2日目(8月27日)は午前中に株式会社美十、午後からは島津製作所創業記念資料館を訪問しました。美十ではレクチャーの後に、「atelier京ばあむ」をご案内いただきました。島津製作所の資料館では、同社OBの技術者の方に同社の歴史や館内の展示物について説明いただきました。
 3日目は台風の影響で9月に入ってから(4日に)、タキイ種苗株式会社の研究農場(滋賀県湖南市)を訪問させていただきました。広大な農場をご案内いただいた後に、同社の事業、日本の農業の現状、種子の開発などについてレクチャーしていただきました。
 受講生の一人は次のような感想を寄せてくれています。
……企業訪問を通して、ものづくりが人々の生活の安全・安心・豊かさに貢献していることを学んだ。また、ものづくりの仕事は製造現場だけで成り立っているのではなく、社会情勢を見極めたり顧客のニーズを引き出したり製品と顧客を繋いだりと、製造の前後にある多くの活動に支えられていることを理解できた。そこから、広義のものづくりとは単に製造業務に携わることだけでなく、社会の課題を発見し解決するまでに発生する全ての活動を指すのではないかと考えた。
 科目の実施にあたってご協力いただきました京都企業の皆さまに改めて感謝申し上げます。今後とも魅力的な京都企業について学ぶ機会を提供していければと思います。
                              (文責:細川孝)


写真は、イシダの滋賀事業所にて。担当以外の教員も参加させていただきました。


2024年9月7日に放送されたNHK ETV特集「罪と赦し 〜出所者たちの記録〜」に矯正・保護総合センター長の浜井浩一(法学部教授)が出演しました。

<番組内容>
栃木県にある建設会社。従業員の8割が刑務所を出所した人や元暴力団員だ。現場でのトラブル、仲間とのケンカ、逃亡…「よその会社じゃクビだぞ!」社長の廣瀬伸恵さんは、それでも人生のやり直しを支え続ける。刑法犯の再犯者率が、50%近い日本。再犯を防ぐために国は、民間の雇用主を頼る。廣瀬さん自身も、かつて服役した元暴走族総長だった。罪と向き合い、新たな一歩を踏み出すために必要なこと。1年の記録から見つめる。

<再放送(予定)>
9月12日(木) 午前0:00〜午前1:00


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