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7月11日(火)に第2回 REC BIZ-NET web研究会「『おいしく食べる』を続けていくために〜これからの高齢化社会に向けた食のあり方と技術支援〜」をハイブリッド(Web+対面)にて開催しました。

高齢になってくると食べたり飲み込んだりする機能(摂食嚥下機能)が徐々に衰え、食が細くなり、十分な栄養が摂取できず、そのために心身の健康も損なわれてしまいます。高齢化が進む日本では、こうした摂食嚥下機能の低下に対して「食べる」をサポートする食品が数多く開発・販売されていますが、そのほとんどは栄養補給に重点が置かれているのが現状です。

講演では本学農学部食品栄養学科 山崎教授の挨拶に始まり、同学科の矢野講師による臨床現場における摂食嚥下障害にまつわる食支援の現状と課題や、株式会社辰馬コーポレーション 京料理せんしょう代表取締役 辰馬氏からは「おいしさ」や「うつくしさ」をそのまま嚥下サポート食「やわらか京料理」に展開した技術開発ストーリーの紹介が行われ、さらに会場では辰馬氏により用意された試食品を通じて、驚きの食感、味わいを体験することができました。

また、質疑応答の時間では出席者から様々な質問が寄せられ、山崎教授の軽妙な司会進行により会場全体が大いに盛り上がりました。閉会後も演者や参加者間で活発な交流が続き、産学連携のみならず、産産連携、産産学連携への発展も期待させる盛会でした。

講演テーマ
1「摂食嚥下障害を支える食支援」
龍谷大学農学部食品栄養学科 講師 矢野 真友美
超高齢化社会を迎えた日本では、健康寿命の延伸が課題です。健康寿命に大きくかかわる要因の一つとして、摂食嚥下障害があります。高齢者では、加齢に伴う心身の機能低下や栄養障害に加えて複数の疾患を合併していることが多く、摂食嚥下障害をきたしやすい特徴があります。「食べること」は栄養を摂取するのみならず、その人らしく生きるための本質であり、摂食嚥下障害の予防や治療は今後ますます重要となります。本講演では、摂食嚥下障害の基礎知識とエビデンスを紹介され、食支援の視点から現場の課題が提起され、会場の参加者とともに考察がなされました。



2「和食文化を嚥下食に~美味しいが心をひらく~」

  株式会社辰馬コーポレーション 代表取締役
  京料理 せんしょう 女将   辰馬 雅子 氏

講演は、京料理 せんしょう の起業に至る経緯から始まりました。管理栄養士の学びと板前修業、さらに経営者としての学び、各々の視点で必要とされる感性を磨かれ、ぶれない軸と機敏な対応を心掛けておられることが良く伝わり、とても参考になる話でした。続いて、高齢者だけでなく、歯の術後や多様な原因での嚥下障害のある方々にも提供できる「やわらか京料理」開発のお話に展開しました。日本料理アカデミーで、やわらか食に関わる専門家チーム(NSTチーム)に参加する機会に恵まれて、物性面について学び、酵素による科学的な手法(凍結含浸法)を学んで、さらには独自の新しい手法を開発されました。その実用化計画が採択されて、助成金によりセントラルキッチンを立ち上げられ、さらに色々な食材の研究開発を進められました。そのリーダーシップと実行力に驚きながら話に引き込まれました。最後に、試食品を味わいながら、個々の具体的な工夫についてもお話しいただきました。ペースト状のやわらか食感でも、見た目と、うまみと香りにより京料理の味わいが十分に楽しめました。



試食品


試食タイム



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チラシ


⽇  時:2023 年7 ⽉26 ⽇(水)12:35~13:05
実施方法:オンライン実施(一般参加無料)


【本件のポイント】

  • ランチタイムに龍谷大学内外の研究者が、研究内容をわかりやすく解説するカフェイベント「文学部コモンズカフェ」を開催。
  • 第19回では、龍谷大学 文学部 歴史学科日本史学専攻の井上 学 教授 が、京都市内の鉄道建設の疑問について、歴史地理学的な視点から読み解く。


【本件の概要】
 文学部コモンズカフェは、2018年の大宮キャンパス東黌にラーニングコモンズが設置されたことを契機として、学生や教員との相互交流を目的に、お昼休みを利用して龍谷大学内外の研究者から、研究内容をわかりやすく解説するカフェイベントとして実施しています。
 今回開催する第19回コモンズカフェでは、井上 学 教授が「京都市の都市形成と鉄道網の建設」をテーマにお話しします。
 京都市内では複数の鉄道事業者が運営しており、各社の路線や駅が存在します。井上教授は、「これら京都市内の鉄道網がどのような背景によって形成されてきたのか、これは鉄道の建設が始まった近代京都の都市の広がりやその後の市域の拡大が大きく影響しています。」と話します。嵐電の四条大宮駅や西院駅は地上にあるにもかかわらず、同じ場所に立地している阪急の大宮駅や西院駅はどうして地下にあるのか。京阪電車の伏見桃山駅は道路と踏切で交差しているが、なぜ、すぐ近くの近鉄電車の桃山御陵前駅は道路の上を高架でまたいでいるのか。このような駅の設置も、当時の都市の特徴や変化と大きく関係しています。
 京都市内の鉄道建設の疑問について、地理的な制約や施設の立地、当時の京都市街地の景観復原など歴史地理学的な視点から読み解いていきます。

 


1.講演者:
  文学部 歴史学科日本史学専攻 井上 学 教授 専門分野:交通地理学 
  https://www.let.ryukoku.ac.jp/teacher/inoue.html
2.テーマ:
  京都市の都市形成と鉄道網の建設
3.申込等:
  以下、URLの申込フォームから7月26日(水)9:00までに
  お申し込みください。https://forms.office.com/r/U2C0U9gq2n
  ※申し込み者に、参加URLをお知らせいたします。参加費無料
4.備 考:
  一部の学内者は対面で参加しています。

問い合わせ先:
 龍谷大学 文学部教務課 宇佐美 Tel 075-645-7893 E-Mail let@ad.ryukoku.ac.jp


2023年6月29日(木)にホワイトボード・ミーティング認定講師の西川実佐子さんを講師に迎え、ファシリテーション研修を行いました。今年度は対面で11名の学生が参加しました。

話し合いプロジェクトでは「話し合い」を通して市民参加と協働のまちづくりを目指して活動を行っています。今回、西川さんにお越し頂き実施した研修では、そういった話し合いの場に、学生達がファシリテーターとして参加するための知識や技術、心構えを身につけるためのものになります。


研修の前半は話し合いを構成するコミュニケーションについて学ぶことから始まりました。話すことと聞くことのバランス、という普段中々気にしない部分に意識を向けてペアで同じくらいの量話すというトレーニングを行い、ファシリテーションを行う上でも参加者ごとの話す量というのを意識することを学びました。また話す量だけではなく参加者の様子をよく観察して、参加者の状態とその理由を見極めることも重要というお話もありました。具体的な技術としても、自己紹介の際に紙に書いて貰うことで発言量をコントロールすること、その日のテーマに関連することを話してもらう事で考え方などが分かり次につなげやすくなることなどなどを学びました。その他、発言を引き出すオープンクエスチョンやあいづちなどについても、研修後すぐにでも使う事が出来る実際の現場を何度も経験されてきたプロの方から、一つ一つの行動の意図を学ぶことができる貴重な機会になったのではないかと思います。



後半ではホワイトボードを使いつつ、グループで実際に話し合った内容をまとめる練習を行いました。話し合う中で、実際に前半で学んだオープンクエスチョンやあいづちなどを駆使しつつ、相手の意見を受け止めて可視化することを実践しました。ホワイトボードに書く際にも、メモではなく出た意見の可視化による会議の円滑化・活性化が目的であると教えていただきましたが、今後も意識して取り組めればと思います。




前期も終わりつつある中ですが、本プロジェクトは今後いよいよ実際の話し合いの場に参加させて頂き、ファシリテーター、グラフィッカーとしての役割を実践することになります。西川さんに教えていただいたことを、日頃の生活や授業の中でも今回学んだことを用いながら習得していければと思います。


喫煙とストレス

 

喫煙のメリットとして「ストレスが解消する」と考えている人がいるようです。

 

それは大きな勘違いです。

喫煙で、日々の暮らしの中で生じるストレスが解消されることはありません。

 

 

喫煙者の中には、イライラが解消されたと感じる人がいるかもしれません。

 

でも、それは抱えているストレスが解消されたのではなく、

ニコチンが欠乏してイライラしていたところに、ニコチンを摂取できたから。

 

ニコチン接種→ドーパミンの放出→快楽→ニコチン欠乏→イライラ→ニコチン接種

…というサイクルの一局面に過ぎないのです。

 

ストレスの原因を摂取して、解消された気になっているだけです。

 

喫煙することにより、むしろストレスを多めに抱えていることに気づいてください。

 

 

 

禁煙サポート
【ノータバコ06】「かっこいい」って思ってるのですか?


参照:
日本肺癌学会
日本内科学会旧認定内科専門医会タバコ対策推進委員会制作/喫煙と健康に関するスライド集より


7月5日から10日にかけてフランスのボルドーで開催された自律移動ロボットの世界大会「RoboCup2023」出場にあたり,植村 渉 電子情報通信課程 准教授が6月29日に在日フランス大使館を表敬訪問。
植村准教授はロボカップ日本委員会専務理事であり、4月と5月に開催されたロボカップジャパンオープン2023を、フランス大使館がTwitterに取り上げたことから今回の訪問につながった。
植村研究室の中嶋 洸介さん(電子情報通信課程3回生)も同行し紹介を行うなど、世界大会に向けて意気込みを語り、在日フランス大使館科学技術部デジタル・材料・工学部門長 ジャン=バティスト・ボルド博士から、「頑張って下さい」と日本語でエールを頂いた。


大使館で発表する中嶋さん


大使館での集合写真奥の左から2番目が中嶋さん、3番目が植村准教授


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