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 台湾の国立政治大学との研究交流会が,2024 年3 月23 日(土)に国立政治大学達賢図書館羅家倫講堂にて行われました.里山学研究センターからは谷垣岳人センター長(龍谷大学政策学部),村澤真保呂研究員(龍谷大学社会学部),鈴木龍也研究員(龍谷大学法学部),金紅美研究員(龍谷大学政策学部)の4 名が報告を行いました.


 まず初めに,戴秀雄副教授(国立政治大学地政学系)と谷垣センター長から開会のあいさつが行われ,第一セッションが開始されました.第一セッションは当センターの村澤研究員と鈴木研究員の報告であり,村澤研究員は「現代思想の観点から里山を位置づける試み:文化的価値の評価をめぐって」というタイトルで,近年の生物多様性の科学政策の変遷(主にIPBESについて)を紹介し,哲学的観点から見た里山学研究について報告が行われた.鈴木研究員は「所有者不明土地等関連立法と入会的里山の危機 ─表題部所有者不明土地の登記及び管理の適正化法を中心に─」というタイトルで,日本の森林管理の歴史の紹介と明治以降に行われた山の共同利用である入会をめぐる問題について報告しました.


村澤真保呂研究員(龍谷大学社会学部/里山学研究センター)


鈴木龍也研究員(龍谷大学法学部/里山学研究センター)

 第二セッションでは,国立政治大学の李明芝助理教授(地政学系)と戴副教授が報告をされた.李助理教授は,「台湾原住民族の自然資源権利と森林産物採集に関する法制度の問題点について:里山の観点から(日本語訳)」というタイトルで,原住民族がこれまで暮らしてき森が,国有林指定になったことによる弊害などについて報告がされ,戴副教授は,「台湾国土計画と里山を連携する問題点について(日本語訳)」として,台湾の国土秩序の歴史や体系を説明し,里山イニシアティブを用いた地方創生への考えについて報告をされました.


李明芝助理教授(国立政治大学地政学系)


戴秀雄副教授(国立政治大学地政学系)

 第三セクションでは,谷垣センター長が「日本の生物多様性保全型農業の現在と未来」,金紅実研究員が「日本の農業・農村の多面的機能の発揮と環境保全型農業補助金制度の研究」について報告を行いました.谷垣センター長は,生物多様性保全にとって重要な環境である水田において,生き物と共存できる生物多様性保全型農業の推進や現状について報告し,金研究員はその生物多様性保全型農業を推進するために国や地方が行う補助金や交付金の制度やその問題点について報告をしました.


谷垣岳人センター長(龍谷大学政策学部/里山学研究センター)


金紅実研究員(龍谷大学政策学部/里山学研究センター)

 第四セクションでは,国立政治大学の林郁芳助理教授と菅大偉教授が報告をされました.林助理教授は「里山イニシアティブとその実践:台湾農村発展政策について」として,台湾の農村の変化は国際政治経済の状況によって適応,変化してきたおり,現在は里山イニシアティブ行動戦略を用いて持続可能な台湾の農村を発展させていくとの内容でした.また管教授は「原住民知識及び空間プラン:台湾国土計画法施行からの反省と展望」として,これまでの原住民についての法律や国土計画法と原住民文化との対話を行うことより,研究を進めてこられました.報告では具体的な民族の例を挙げながら今後の原住民族空間プランが考察されました.


林郁芳助理教授(国立政治大学地政学系)


菅大偉教授(国立政治大学民俗学系)

 最後に総合討論として報告者全員が登壇し,報告者同士や参加者からの質問や感想が挙げられました.時間いっぱいまで有意義な討論が行われました.今後も国立政治大学と龍谷大学里山学研究センターとで協力し合いながら研究を進めていく予定です.







「龍谷ICT教育賞」とは、ICTを活用した授業運営・教育活動を行っている教員や、学生の学修意欲向上に努めている教職員を対象に優れた取組を称賛するものです。

藤田教授は「『データサイエンス・AI入門』の全学授業展開 -放送大学オンデマンド教材の利用とGoogle Meetによる学舎間教室中継-」という企画で、「データサイエンス・AI入門」という授業において,放送大学のオンデマンドコンテンツの利用と,深草キャンパスと瀬田キャンパスとをビデオ会議システムで結んだグループワークとコンピュータ実習という授業展開を,教職協働で行たことが評価されました.

奥 講師は「プログラミング演習科目における自動採点ツールを用いた自由進度学習」という企画で、ICTツールを用い、多様な学習スタイルでの受講を可能にしつつ、学生が能動的に自立して学ぶ力(自己調整学習力)を身につけられるよう「自由進度学習」を実現する取り組みが評価されました。

【関連リンク】
3月21日に深草キャンパス 紫英館 学長執務室おこなわれた表彰式の様子


表彰式で入澤 崇 学長と記念撮影をおこなう奥 講師(左)


藤田教授グループの表彰状


記念品


3月20日(水),本学大阪オフィスが参加する大学サテライトオフィス会”OSAKA"と大阪市立総合生涯学習センターが提供する官学連携講座 「知のセレクション『うめだカレッジ』」で塩見 洋一 機械工学・ロボティクス課程教授による「りゅうこく科学教室:身のまわりの不思議を考えよう&バルーンロケットを作って飛ばそう」を開催しました.

「うめだカレッジ」では各大学から様々な講座が提供されており,今回は春休みに入る小学生向けの講座を初めて開催しました.
塩見教授はJAXA宇宙教育センターが各地域との共同事業として行う教育プログラム「コズミックカレッジ」を本学瀬田キャンパスでこれまでも開催してきました.

まず、宇宙ってどんなところから始まり,宇宙に行くためのロケットの話から,スティックバルーンを使って自分でロケットを作り,子ども達は何度も飛ばして楽しんでいました.
その後,水を入れたコップにふたをしてひっくり返しても水がこぼれないことやアンパンマンのビーチボールが回転しながら斜めになっても落ちないことなどを演示実験で見せながら,野球の変化球やマジックのように見えることも科学の裏付けがあることを子ども達にも分かりやすく説明.
子ども達からは「ロケットを飛ばして楽しかった」「いろんな実験があっておもしろかった」「分かりやすく教えてくれて楽しかった」などの感想がありました.

科学や理科の楽しさを子ども達に知ってもらいたいとの想いで開催したこの講座は,その目的を十分果たせたものとなりました.





塩見 洋一 機械工学・ロボティクス課程 教授


2024年3月21日(木)、深草キャンパス 紫英館 学長執務室にて、「2023年度 龍谷ICT教育賞 表彰式」を執り行いました。

応募取組の中から、書面審査、プレゼンテーション動画の公開審査会を経て選ばれた「龍谷ICT教育 学長賞」(1組)、「龍谷ICT教育賞」(2組)に向けて、入澤学長から、表彰状と記念品(ペーパーウェイト)が贈呈されました。

◆ 龍谷ICT教育 学長賞


「協同学習と個別最適化学習等を取り入れたICT英語授業」( 築地原 尚美 氏 )

◆ 龍谷ICT教育賞


「プログラミング演習科目における自動採点ツールを用いた自由進度学習」( 先端理工学部 奥 健太 氏 )


「『データサイエンス・AI入門』の全学授業展開 -放送大学オンデマンド教材の利用とGoogle Meetによる学舎間教室中継-」( 先端理工学部 藤田 和弘 氏(都合により欠席)、経営学部教務課 水野 哲八 氏 ほか3名)


表彰式の様子

龍谷ICT教育賞は、ICTを活用して授業運営に尽力している教員の方々や、学生の学修意欲向上に努めている教職員の方々を対象として、優れた取組を称賛するために、2020年度に創設された制度です。
今後は、本賞を受賞された取組の学内共有を積極的に進めてまいります。


VIT大学チェンナイ校で

多くのゼミ(演習I/II)は、学内外で様々な活動を行っています。

経済学部 国際経済学科の大原 盛樹 教授(演習テーマ:アジア比較経済論)のゼミでは、2023年9月2日(土)から9月13日(水)まで、インドに研究旅行へ行きました。

大原ゼミでは「新興国の成長を日本に取り込む!」という共通テーマの下、学生が設定した課題について研究を行っています。今回のテーマは「インフラ援助の二次効果」です。日本政府がメトロ(地下鉄)建設を援助することが、現地の消費者が持つ日本イメージにどんな変化をもたらすかを理解し、その上で、日本ブランドの製品の現地での販売増加につなげる方法を考えよう、というものでした。夏の現地調査はいい研究をするための最重要イベントです。

今年は、①現地大学でのワークショップ(研究報告会)、②日系企業・行政機関でのヒアリング、③消費者へのアンケート調査、を行いました。もちろん観光も思い切り、楽しみました。

主な滞在地はインド四大都市の一つ、タミル・ナドゥ州チェンナイです。インドで日本企業の進出が集中する地域でもあります。在チェンナイ日本国総領事館と日本貿易振興機構チェンナイ事務所という公的機関、そして味の素、東洋水産、ヤマハ発動機の現地子会社(工場)を訪問しました。さらにチェンナイ・メトロの建設を請け負う日本工営の現地事務所で話を伺うとともに、鉄道建設工事現場も見学させていただきました。VIT大学チェンナイ校、ウイメンズ・クリスチャン大学、DGヴァイシャナフ大学の三つの大学で学生同士の研究ワークショップを開催しました。お互いの研究成果を議論し、現地学生にアンケート調査も実施しました。さらに農村でNGOの活動や中学校の見学を通じて人々の生活にも触れました。

観光も大いに楽しみました。南インドの古代の交易拠点であったカンチープラムやマハーバリプラムではドラビダ文化の影響が色濃く残る寺院や遺跡を楽しみました。最後に首都デリーに移動し、タージマハルを存分に楽しみました。

多数の皆様の献身的なご協力のおかげで、貴重な知見とデータを得ることが出来ました。なにより現地のインド人、日本人の皆様の優しく熱いおもてなしをいただき、とても明るく楽しい旅となりました。全員にとって忘れがたい貴重な経験になったと思います。

経済学部では、今後も、様々なゼミでの取り組みを紹介していきます。


ウイメンズ・クリスチャン大学で報告


DCバイシャナフ大学で発表


DCバイシャナフ大学で文化交流会


DCバイシャナフ大学で表彰


農村自治組織でヒアリング


在チェンナイ日本国総領事と面談


世界遺産タージマハルにて


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