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奥 健太講師(先端理工学部 知能メディア課程)

奥 健太講師(先端理工学部 知能メディア課程)

先端理工学部 知能メディア課程の奥 健太先生は「心を豊かにする推薦システムの実現」を研究理念としている工学博士です。
Webを利用していると、「この商品を買った人はこんな商品も買っています」といったフレーズと共に、おすすめ商品を提示されることがありますよね。このようにWeb上の膨大なデータをもとに、ユーザに合ったコンテンツを提案しているのが推薦システムです。先生が志向する、次世代の人と推薦システムの在り方とは? その発想を生み出す視点についてもうかがいました。ぜひご一読ください。

▼記事はこちらから▼
https://academic-doors-ryukoku.jp/interview/12

~Academic Doorsとは!?~
龍谷大学では、研究成果の創出を通じて、世界が直面する課題を克服し、持続可能な社会の構築に寄与すること目的として「Academic Doors~対話で開く、研究の世界~」を開設しました。
このサイトでは、龍谷大学に所属する研究者との対話を通じて、多様な研究の魅力をわかりやすく紹介していきます。
ぜひ研究のドアをノックする気分で、知的好奇心をくすぐるアカデミックな世界にふれてみませんか。



犯罪学研究センターのISRD*1ユニットは、アメリカ・ミズーリ大学のMarijana Kotlaja*2准教授(犯罪学)をお招きし、2022年12月3日(土)、12月4日(日)の2日間にわたって、国際交流研究会を開催しました。今回は、国際自己申告非行調査ISRD(International Self-Report Delinquency Study)の調査結果を用いた国際比較および犯罪学理論の検証をテーマに、Kotolaja氏とISRDユニットのメンバーが報告をおこないました。


記念撮影(12月3日)

記念撮影(12月3日)


記念撮影(12月4日)

記念撮影(12月4日)


【1日目】ISRDのデータを用いた理論検証
コトラヤ准教授は、「Collectivism vs. Individualism: How does culture influence behavior? Results from the ISRD-2 Study. (集団主義と個人主義:文化は行動にどのように影響するのか?ISRD2調査の結果)」と題し、個人主義と集団主義の文化的背景から、家族の絆と少年の関係を探るというテーマで報告しました。*3昨今、犯罪学の分野において、家族への愛着の欠如が非行のリスクを高めると示唆する多数の研究データが報告されています。コトラヤ准教授は、Gerard Hendrik Hofstede (1928– 2020)が行った調査データとISRD2(2006−2008)の調査データを用いて、個人主義的傾向が強い国と集団主義的傾向が強い国における家族と非行の関係を統計的に分析しました。


Marijana Kotlaja准教授(アメリカ・ミズーリ大学カンサスシティ校)

Marijana Kotlaja准教授(アメリカ・ミズーリ大学カンサスシティ校)


ISRDユニットのメンバーからは、齋藤尭仁氏(京都大学・大学院教育学研究科・博士課程)と大江將貴氏(京都大学・大学院教育学研究科・研究員)が報告をしました。
大江氏は「Schools and Delinquency Deterrence in Japan: Results from the International Self-Report Delinquency Study(日本における学校と非行抑止:ISRD調査の結果)」と題して、社会的ボンド理論のキーワードである4つのボンド(愛着〔attachment〕、投資〔commitment〕、巻き込み〔involvment〕、規範観念〔belief〕)が、日本の教育現場でどのように作用・顕現しているのかを分析しました。


大江將貴氏(京都大学・大学院教育学研究科・研究員、ISRDユニットメンバー)

大江將貴氏(京都大学・大学院教育学研究科・研究員、ISRDユニットメンバー)


齋藤氏は「Testing Self-Control Theory Using ISRD3 Japan Data: Focusing on Parental Effect and Gender Differences.(ISRD3の日本のデータを使用したセルフコントロール理論の検証:両親の影響と性差に着目して)」と題して、非行は個人の自己統制力の低さに起因すると考えるセルフコントロール理論の概要を紹介したのち、ISRD3のデータを用いた理論検証と、家庭環境や性差という要因がどれほど影響しているのかを検討しました*4。


齋藤尭仁氏(京都大学・大学院教育学研究科・博士課程、ISRDユニットメンバー)

齋藤尭仁氏(京都大学・大学院教育学研究科・博士課程、ISRDユニットメンバー)

【2日目】Covid-19が社会に与えた影響を分析
2日目は、「Assessing the Role of Personal, Organization, and COVID-19 Stressors on Police Misconduct in Bosnia and Herzegovina.(ボスニアおよびヘルツェゴビナにおける警察の不祥事に関する個人的、組織的そしてCovid-19によるストレス要因の役割の評価)」と題したコトラヤ准教授の講演が行われました。この講演は、2023年5月に出版を予定している共著書『A global perspective on policing during the covid-19 pandemic』に収録される論文をもとにしたものです。コトラヤ准教授は「Covid-19における警察のガバナンス対応をテーマに、10カ国で収集したデータに加え、多数の国の犯罪学者に執筆を呼びかけた。包括的でグローバルな視点から考察した本が完成しそうだ」と述べました。また、コトラヤ准教授は緊張理論を用いながら、Covid-19流行期のボスニアにおいてどのような変化があったのかを、収集した統計データを示しながら説明しました。


Marijana Kotlaja准教授(アメリカ・ミズーリ大学カンサスシティ校)

Marijana Kotlaja准教授(アメリカ・ミズーリ大学カンサスシティ校)

2日間にわたる研究会はとても有意義なものとなりました。コトラヤ准教授に改めて御礼申し上げます。

[補注]
1.国際自己申告非行調査ISRD(International Self-Report Delinquency Study)は、非行経験に関する自己申告調査を世界各国の中学生に対して実施し、その結果を比較しようとする国際プロジェクトです。自己申告調査は、犯罪加害者・被害者の特徴やその背景の解明、学問的な理論検証に強みを持つと言われています。さらに、国際比較によって、日本と諸外国との類似点や相違点を引き出すこともできます。ISRDプロジェクトは、青少年の非行防止対策を考える上で、有用な基礎的知見を提供します。
CrimRCのISRDユニットは、ISRD3を日本某所にて実施。その後、科研費(21H00785、研究代表者:津島昌弘)を取得し、現在は、ISRD4の実施に向けて活動しています。
参照:https://crimrc.ryukoku.ac.jp/isrd-japan/ (龍谷大学)
   https://kaken.nii.ac.jp/ja/grant/KAKENHI-PROJECT-21H00785/ (KAKEN)

2.Marijana Kotlaja 氏(プロフィール)
コトラヤ氏は、2019年に刑事司法・犯罪学の博士号を取得し、現在は、ミズーリ大学で犯罪学を教えている。また、アメリカ犯罪学会・国際犯罪学部門において「Inter-News」の編集者も務めている。
主な研究テーマ:少年非行、異文化間比較、統計学
参照:https://search.missouristate.edu/people/marijanakotlaja (ミズーリ大学)

3.報告は、下記の文献をもとに行われた。
Marijana M. Kotlaja(2020)Cultural contexts of individualism vs. collectivism: Exploring the relationships between family bonding, supervision and deviance. European Journal of Criminology 17(3):288-305

4.報告は、下記の文献をもとに行われた。
齋藤尭仁「ISRD3日本データを用いたセルフコントロール理論の検証−家庭効果と性差に着目して−」『犯罪社会学研究』No.47、(2022年)、63−76頁


2022年10月30日(日)に政策学部の「政策実践・探究演習(国内)」人とまちが育つ「話し合い」創造プロジェクト(担当:只友景士教授)の学生12名(2・3回生)が京丹後市大宮町にて開催された「おおみやわいわいミーティング」にファシリテーターとして参加させていただきました。
本プロジェクトでは市民参加と協働のまちづくりを目指して、話し合いを通して人やまちが育つ取り組みの探究を行っています。この度、その一環として京丹後市大宮町で行われた「おおみやわいわいミーティング」にファシリテーターとして参加する機会を頂きました。
事前の準備として、8月には開催地の大宮町を案内していただいて地域の雰囲気や魅力的な場所などを学びました。また当日の話し合いのルールの確認のために、良い話し合い/悪い話し合いの例を示す3分程の動画を学生が製作しました。当日の朝には各班で話し合いの流れの想定など円滑で有意義な話し合いの場となるように、各々の工夫を凝らした準備を行いました。
当日のおおみやわいわいミーティングは大宮町区長協議会の副会長の西村様のご挨拶と本プロジェクト担当教員の只友景士先生のミニレクチャーから始まりました。その後事前に学生が制作した話し合いのグランドルール確認の為の動画「よりよい話し合いをするために おおみやわいわいミーティング」を上映しました。途中参加者から笑い声が漏れた場面もあり、好評だったように思います。
話し合い自体は、「ワーク①参加者が子供たちに残したい大宮の良いところを話し合う」、「ワーク②10年、20年後先の子供達に、私達が育むべきことを話し合う」、「ワーク③そのために、私にできることを考える」という3つのステップで行われました。これまでに3回の実践を経験していることもあって、参加した学生は適度な緊張感を持ちながら楽しんでファシリテーションを行っている様子でした。各班とも早々に打ち解けて賑やかな、わいわいとした雰囲気の中での話し合いでした。参加者の方から話し合いの内容を発表する場面では、単に話し合いの情報だけではなくそうした雰囲気も伝えようという様子も見られました。13時から17時30分までという長丁場ながら、参加者からはあっという間だったなどの声があがり、その他にも地域の良さを知る事が出来た、自分と違う意見や視点に触れられた、子どもにもっと地域のことを話そうと思うなどの感想もありました。
本プロジェクトにとって今回参加させていただいたおおみやわいわいミーティングは実践の場としてはもちろん、会場の雰囲気や話し合いの内容を通して話し合いの意義を肌で感じることが出来る貴重な機会だったのではないかと思います。このような機会を提供くださった皆様ありがとうございました。


話し合いの進め方を相談する学生達


只友先生からのアドバイス


にぎやかな会場の雰囲気


グループでの話し合いの様子


学生が制作した動画のワンシーン


集合写真


龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、「第3回オンライン高校生模擬裁判選手権大会」の参加高校生向けた<事前講義>を後援します。
本企画は、CrimRC「法情報・法教育ユニット」の札埜准教授によるもので、一般の方も視聴可能です。ふるってご参加ください。
【>>お申込みフォーム(Googleフォーム)】
※申込期限:12/16(金)17:00


第3回オンライン高校生模擬裁判選手権大会<事前講義>
【実施概要】
- 日時:2022年12月17日(土)14:00-15:30
- 会場:オンライン(Zoom)
- 参加費:無料 ※事前登録制
- 講師・テーマ:札埜和男&矢野宗宏(ユーモアコンサルタント)「事件に関する文学的・歴史的背景(Ⅱ)&落語」
 今回の模擬裁判大会では、落語「ふぐ鍋」が事件のモチーフとしてあげられています。ユーモアコンサルタントの矢野宗宏氏に「ふぐ鍋」を実演していただきながら、今回の模擬裁判でとりあげる事件の背景について理解を深めます。
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主催:札埜 和男 准教授(本学文学部)
- 後援:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)「法情報・法教育」ユニット

【講師プロフィール】
矢野宗宏(やの むねひろ)氏
1979年関西大学卒業後、八光信用金庫に入社。
同社内に設立した「お笑い研究会」が地域での評価を得、庫内で最優秀営業マンとして評価される。
志紀支店長をつとめた後、2002年退社。
現在、経験を元にしたユーモアコンサルタントとして全国展開中。
役職:有限責任事業組合笑いプロジェクト顧問、日本笑い学会理事
著書 共著「おもろい話には理由がある」(PHP研究所、2005年)
   矢野宗宏「お笑いで支店長になりまして」(遊タイム出版、2007年) 
   矢野宗宏「ユーモア力―私の仕事はユーモアコンサルタント」(春陽堂書店、2013年)

*本研究企画はJSPS科研費(課題番号「20K02809」)「国語科の視点を取り入れた新科目『公共』で活用可能な模擬裁判メソッドの研究開発」基盤研究(C)(一般)の助成を受けています。

【次回以降の予定】
※時期や内容は変更することがあります。予めご了承ください。
- 2023年1月8日(日)14時~16時 、 遠山大輔 弁護士(京都弁護士会)「 法廷プレゼンテーション術」
- 2023年1月21日(土)14時~16時 、 石塚伸一教授(龍谷大学法学部)「なぜ人はハラスメントをするのか~犯罪学の見地より」


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