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近年、カーボンフットプリント(CFP)の算定は、環境配慮にとどまらず、企業のリスク管理や事業機会創出の鍵となっています。

たとえば、海外では納品時に製品ごとのCO2排出量開示が求められることが増え、グリーン調達やESG評価の一環としてCFPの開示が条件となるケースもあり、事業規模の大小を問わず事業継続や新規参入に不可欠な内容となりつつあります。また、CFPの算定を通じて自社のオペレーション改善、製品・サービス・ブランドそして企業価値の向上も期待できます。

本講座では、こうした背景をふまえ、主に京都地域の企業が製品・サービスごとのCO2排出量を把握・算定できるよう、体験型ワークショップ形式でCFPの考え方と算定手法を学びます。共通テーマでのグループワークやデジタルツールの活用により、実務に即した形で効率よく企業のCFP自主算定を後押しし、脱炭素経営の裾野を広げます。

また、本講座は京都市脱炭素先行地域グリーン人材育成W.G.の取り組みの一環として、無料で実施します。

■第1回:セミナー「CFP(製品・サービスのカーボンフットプリント)算定を通じた企業価値の向上と脱炭素推進へ向けた地域の取り組み」
日時:2025年9月5日(金)15:00~17:00
<内容>
・変動の時代における環境対応と世界・日本の脱炭素化への動き
・環境に対する国⺠意識と世界の環境ビジネスの動き
・環境影響評価:組織軸と製品軸、LCAとCFPの基礎
・環境影響評価と事業戦略・脱炭素推進へ向けた地域の取り組み

■第2回:中小企業もできる、カーボンフットプリント算定ワークショップ
 2025年9月26日(金)13:00~17:00
<内容>
・課題を設定し、個人ワークとグループワークで、LCAの観点から製品ライ フサイクルフローを作成します。作成したライフサイクルフローを各グルー プで発表し、相互に意見交換をおこないます。
・取り上げた課題に対し、グリーンCPS協議会が提供するGHG排出量算定ツール を使ってCFPを算定します (基礎編)。
・CFP削減の方法と削減に必要な投資に対する削減効果、ビジネス効果を調べる(応用編)。

※LCA: Life Cycle Assessment (ライフサイクルアセスメント: ある製品・サービスのライフサイクル全体またはその特定段階における環境負荷定量的に評価する手法)


定  員:第1回 なし・第2回 20名
       ※1企業につき複数名でご参加いただくことが可能です。
費  用:無料
対  象:企業におけるサステナビリティ推進担当者等
開催方法:
<第1回>オンライン(アーカイブ配信はございません)
※台風の影響により、オンライン開催のみに変更となりました。対面での開催はございませんのでご注意ください。

<第2回>対面のみ
場  所:龍谷大学深草キャンパス
申込方法:チラシのQRコードまたは以下のURLへ、9月24日(水)までにお申し込みください。
https://forms.gle/NWAeJZ7pjdJ3mveH7
※第2回ワークショップについて、申込期限を延長いたしました。

主催:龍谷大学サステナビリティ推進室
共催:一般社団法人ソーシャル企業認証機構
後援:京都市、京都府
協力:一般社団法人 グリーンCPS協議会


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 このたび、矯正・保護総合センターでは、センター通信第18号を2025年9月5日に発行しました。センター通信は、センターが行っている教育・研究・社会貢献活動やその成果を広く社会に発信するために毎年度発行しているものです。
 今号(第18号)では、昨年12月に開催した第14回矯正・保護ネットワーク講演会において、「再生~西鉄バスジャック事件からの編み直しの物語~」をテーマに、不登校を考える親の会「ほっとケーキ」代表で、2000年に起きた西鉄バスジャック事件の被害者でもある山口由美子さんにご講演いただいた内容を講演録として掲載しています。
 講演では、事件後、山口さんが、犯罪被害者として加害者などと関わりながら、様々な人たちと出会いを通じて経験をされたことを語っていただき、参加者からも好評を得ることができました。その内容は必見です。
 また、現在、矯正・保護総合センターで展開している研究プロジェクトの取組を紹介する「研究活動紹介」では、「刑事立法プロジェクト」(代表:斎藤司龍谷大学法学部教授)を取り上げています。
 その他、今年12月13日(土)、株式会社大伸ワークサポート代表取締役で、現在、刑務所の出所者を雇い入れる協力雇用主として多くの方を雇い更生を支援し、自身も2度の服役を経験し獄中出産を機に更生した廣瀬伸恵(ひろせ・のぶえ)さんをお招きし開催します第15回矯正・保護ネットワーク講演会の開催案内も掲載しています。興味・関心のある方は是非センター通信第18号(添付のPDFファイル)をご覧ください。


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矯正・保護総合センター通信第18号


龍谷大学経営学部の竹谷多賀子准教授の新著が、2025年9月に水曜社より刊行されました。

『クリエイティブツーリズム論 ツーリストとコミュニティの共創プロセス』
「日常が創造性に満ちている」ことを再発見。

地域の生業や文化、工芸やアートなど、日常的な創造性にふれる旅の新しい形。

旅先で地域住民や地元アーティストと一緒に現地の文化を体験・共有することにより新たな価値が生まれ、地域の持続可能な発展に結びつくクリエイティブツーリズム。
実践例として金沢市(都市型)、丹波篠山市(農村型)珠洲市(過疎地型)の取り組みを紹介。文化資源の保全、環境への配慮、地域経済への影響などについて分析。
本書はクリエイティブツーリズムにおいて、地域と訪問者の「共創」が生み出す価値を明らかにし、地域社会の再生や文化の継承、持続可能な発展への貢献について、理論と実証の両面から検証する。

2025年度後期から「観光経営論」のテキストとして使用されます。
ご関心のある方は、ぜひ本書をご覧ください。

その他詳細につきましては、以下のURLをご参照ください。
https://suiyosha.hondana.jp/book/b665997.html
インタビュー記事
https://retaction-ryukoku.com/2955


【目次】
はじめに

第1章 なぜ今クリエイティブツーリズムなのか
1.クリエイティブツーリズムへの関心の高まり
2.創造都市の台頭
3.観光と創造性の結びつきの強まり
4.国による文化観光推進の枠を超えて
5.世界に認められた「丹波焼」を巡る旅

第2章 クリエイティブツーリズムの重要性と課題
1.「共創者」という観点からのアプローチ
2.小規模コミュニティとの関わり
3.クリエイティブツーリズムにおける共創プロセス
4.創造都市・創造農村の発展に果たす役割

第3章 創造都市金沢の実践
1.都市型クリエイティブツーリズム
2.先行研究にみる創造都市と文化的多様性
3.金沢市における文化の多様性と持続性
4.クリエイティブツーリズムによる影響
5.キャッシュフローと経済効果
6.地域コミュニティとツーリストとの共創プロセス
7.金沢における課題
8.金沢はいかに変容したか

第4章 創造農村丹波篠山の実践
1.農村型クリエイティブツーリズム
2.歴史的町並みを守る文化観光まちづくり
3.ノオトとNOTE による「創造農村」の推進
4.新しい観光旅行の形「里山暮らし5 日間~人とつながる旅」
5.立杭地区の取り組み
6.丹波篠山の旅~自分は田舎で生きられるのか
7.キャッシュフローと経済効果
8.地域コミュニティとツーリストとの共創プロセス
9.丹波篠山における課題
10.丹波篠山はいかに変容したか

第5章 「最涯の地」珠洲の挑戦
1.過疎地域におけるクリエイティブツーリズム
2.アートツーリズムに取り組んだ背景
3.地域住民はアートツーリズムをどうみているか
4.キャッシュフローと経済効果
5.地域コミュニティとツーリストとの共創プロセス
6.珠洲における課題
7.クリエイティブツーリズムが創造的復興に果たす役割
8.珠洲はいかに変容したか

第6章 日本における可能性と意義
1.三地域共通の特徴
2.都市型、農村型、過疎地型といった地域類型
3.共創プロセスを通じた価値創造

第7章 課題と今後の展開
1.考察の結果
2.持続的発展と影響評価が課題
3.モデルとなるユネスコ創造都市等の実践

終章 クリエイティブツーリズム研究の系譜
1.ツーリズム研究(観光学)の発展
2.文化とツーリズム
3.カルチュラルツーリズム(文化観光)に関する先行研究
4.クリエイティブツーリズムに関する先行研究

おわりに
日本語参考文献
英語参考文献(References in Alphabetical Order)


GO FOR KOGEI(金沢市)


丹波焼と食のfusion (丹波篠山市)
©️Satoyakuba


奥能登復興ツアー(珠洲市)
©️一般社団法人サポートスズ


国際学部 平塚 貴晶 教授の著書が出版されました。
書籍の詳細は、こちらから


出版を記念し、下記のイベントを開催しますので、お知らせいたします。

バーチャル出版記念イベント – 『Trans-speakerism: A Collection of Empirical Explorations』
日時: 2025年10月2日(木)
時間: 午後7時~午後8時(日本標準時)
プログラム:
午後7時:編者および執筆者による発表
午後7時45分:質疑応答

参加登録

Title: VIRTUAL BOOK LAUNCH – Trans-speakerism: A Collection of Empirical Explorations
Date: Thursday, 2 October 2025
Time: 7:00–8:00 p.m. (Japan Standard Time)
Programme

7:00 p.m. – Presentation by editor and chapter contributors

7:45 p.m. – Q&A session

Registration



<9月11日(木)13:00より龍谷大学大宮キャンパスとZoomにてハイブリッド開催>

 

【本件のポイント】

  •  「終活」という営みそのものに注目し、それを過疎地寺院における伝道や護持・寺院運営の可能性を多角的に考えるための一つの視座とする研究セミナーを開催
  •  臨床宗教師によるケアとお見送りの現状や、僧侶が手掛ける遺品・生前整理事業への取り組み、コミュニティにおける寺院と弔いの展望など、多様な実践活動の報告を予定
  • 2024年秋以降、「過疎地における伝道」や「震災復興」などをテーマに継続して開催してきた研究セミナーの第6回目(全7回を予定)

 

【本件の概要】
 9月11日(木)13:00〜16:20、世界仏教文化研究センター基礎研究部門「過疎地伝道実践研究プロジェクト班」(研究代表者:葛野洋明・文学部特任教授)は、研究成果を「過疎地(地方)における新たな伝道論」として広く提供することを目的に、研究セミナー「終活という営みから考える寺院の未来」を開催します。
 2007年5月に厚生労働省が「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」を公表して以降、「リビング・ウィル」や「エンディングノート」の作成といった、終末期医療に向けた意思を事前に表明する取り組みが広がりを見せ、「終活」という言葉は、人生の最終段階に向き合う営みとして広く社会に浸透してきました。
 人生の最終段階をどのように過ごすかを検討することが身近な話題のひとつとなってきた今、各地の僧侶や寺院に期待される役割とはどのようなものでしょうか。
 第6回目となる今回の研究セミナーでは、過疎地寺院における伝道や護持・寺院運営の可能性を多角的に考えるための一つの視座として、まずは「終活」という営みそのものに注目することを趣旨といたします。
 本セミナーでは、臨床宗教師によるケアとお見送りの現状や、僧侶が手掛ける遺品・生前整理事業への取り組み、コミュニティにおける寺院と弔いの展望など、多様な実践活動の報告を予定しています。私たち一人ひとりの「終活」という営みの意義を見つめ直し、今後、僧侶や寺院に期待される役割について考える機会とします。

 

 

【イベントの概要】
-    名称:研究セミナー「終活という営みから考える寺院の未来」
-    日時:2025年9月11日(木)13:00〜16:20
-    会場:龍谷大学 大宮キャンパス 西黌(せいこう)2F 大会議室 ※Zoom併用
    (京都市下京区七条通大宮東入大工町125-1)
-    主催:世界仏教文化研究センター(基礎研究部門「過疎地伝道実践研究プロジェクト」)
 ※参加無料・一般参加歓迎・申し込み不要(オンライン参加希望者は要問い合わせ)
-    問い合わせ先:rcwbc.kiso@gmail.com  ※9月8日(月)17時まで受付

 

 

【プログラム・登壇者】※各所要時間は変更となる場合があります。
時刻         概要      講師・テーマ等
13:00-13:10    開会挨拶    司会より講師紹介
13:10-13:50    発表①     講題:「いのちのケアとお見送り―ある臨床宗教師の関わりを通して―」
            講師:打本 弘祐 氏(龍谷大学准教授)
13:50-14:30    発表②     講題:「遺品・生前整理より繋がるお寺とのご縁」
            講師:宇仁菅 真志 氏(浄土真宗本願寺派眞覺寺 住職・ピュア ホワイト代表)
14:30-14:50    休憩    
14:50-15:30    発表③     講題:「お寺の終活と、とむらいのコミュニティを考える」
            講師:秋田 光彦 氏(浄土宗應典院 住職)
15:30-16:10    ディスカッション    司会者による登壇者への質疑応答
16:10-16:20    閉会挨拶    司会より総括

◎司会・ファシリテーター:遠山 信証 氏
(当センター客員研究員・浄土真宗本願寺派総合研究所研究員)
 

 

【講師プロフィール】
 


打本 弘祐(うちもと こうゆう)准教授(本学農学部)
専門は真宗学、社会学。浄土真宗本願寺派布教使、認定臨床宗教師としても活動。あそかビハーラクリニックビハーラ僧、慶徳会常清の里相談員、桃山学院大学兼任講師、龍谷大学文学部講師、同准教授を経て、現職。近著に、臨床宗教師・チャプレン・ビハーラ僧の実践をまとめた、森田敬史=打本弘祐=山本佳世子(編著)『宗教者は病院で何ができるのか―非信者へのケアの諸相』(勁草書房、2022年)ほか。
 


宇仁菅 真志(うにすが まさし)氏
浄土真宗本願寺派眞覺寺(兵庫県加古川市)住職。住職として檀家参りをしていた折に、大切なご家族を亡くされ、遺品に対してどう向き合えばいいのか悩まれていた方と出会ったことを契機に、遺品整理士の資格を取得し、「ピュア ホワイト」を創設。“お坊さんがする遺品・生前整理サービス”として、遺品・生前整理、住宅改修・リフォーム、ハウスクリーニング、終活相談、仏事全般などを手掛けている。


秋田 光彦(あきた みつひこ)氏
浄土宗大蓮寺塔頭 應典院(大阪府大阪市)住職。明治大学文学部演劇学科卒業後、情報誌や映画製作の分野で活躍。1997年に劇場型寺院・應典院を再建。以後20数年にわたって、教育や福祉など地域資源のあり方を具体的に提案・実践し、市民活動や若者の芸術活動を支援。また、人生の末期を支援するエンディングサポートをNPOと協働して取り組むなど、劇場寺院應典院を拠点として、仏教、アート、まちづくり、コミュニティケアなど、「協働」と「対話」の新しい地域教育に関わる。
 

研究セミナー・担当教員の取材を希望される場合は、下記問い合わせ先までご連絡ください。

 


 

問い合わせ先:龍谷大学 世界仏教文化研究センター
Tel 075-343-3458  cswbc2@ad.ryukoku.ac.jp   https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/


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