【龍谷大学ATA-net研究センター/犯罪学研究センター共催・ティーチイン】 シリーズ第5回「薬物政策としての大麻政策-政策としての歴史的文脈と現在の論点-」
龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)は、下記のウェビナーを、来る5月7日(金)に共催します。
【>>お申込みページ】
※お申し込み期限:5月7日(金)18:00まで
「薬物政策としての大麻政策-政策としての歴史的文脈と現在の論点-」
日時:2021年5月7日(金)18:00-20:00
形式:Zoom/定員:約200名
報告者:佐藤 哲彦(関西学院大学社会学部教授)
プログラム ※一部変更となる場合があります
1.開会の挨拶 石塚 伸一(本学法学部教授) 5分
2.報告者 佐藤 哲彦(関西学院大学社会学部教授)55分
3.質疑応答・ディスカッション 55分
4.閉会の挨拶 5分
【企画の趣旨】 大麻使用や大麻所持をどのように処遇するかというのは、よくあるような使用者のプロファイルの話としてではなく、薬物政策という観点で話をする必要があるトピックです。薬物政策とは、薬物を意味づけ、その意味にもとづいて組み立てる政策のことで、そこには刑事政策、保健医療政策、社会政策などさまざまな局面があります。それは、政策である限りにおいて、最初から決まったものであるわけでなく、時代状況や社会環境との関係をもとに議論し組み立てる性質のものです。今回は、まず、大麻使用罪の創設や大麻所持の厳罰化など、こんにちの大麻をめぐる薬物政策が議論される制度的文脈そのものの成立過程を実証的に説明することで、大麻取り締まりの可否自体が歴史的なものであることを示します。それを踏まえて、依存などの(医療的)問題にのみ言及して薬物政策を議論することの問題を、歴史的資料・国際的統計・国際的政策動向などの観点から説明します。これらにおいて重要な論点の一つは、現在議論しているのは薬物政策であって、したがって薬物政策特有の枠組や視角が必要だということです。それは同時に、薬物政策について議論することが、こんにちの社会で何を議論することなのか、ということについて明らかにすることでもあります。たとえば大麻使用を合法化するなど、こんにち一部の国で見られる政策や、逆に大麻使用を犯罪化するなどの政策などの是非を議論する以前に、そもそも薬物政策を議論するプラットフォームの必要性が議論されることになるでしょう。
【プロフィール】 佐藤 哲彦(さとう・あきひこ)
日本で最初に薬物使用と薬物政策の社会学を始めた社会学者。著書『覚醒剤の社会史』(東信堂, 2006)は日本犯罪社会学会学術奨励賞と日本社会病理学会学術奨励賞を受賞。1990年代半ばよりオランダやイギリスをはじめ、各地で薬物使用と薬物政策の調査を行っている。国際的な薬物政策研究雑誌であるInternational Journal of Drug Policyの編集委員もつとめた(2013〜2016年)。他に薬物政策の国際NGOとして有名なGlobal Commission of Drug Policyの政策提言書(Policy Paper)のレビュアーなどもつとめる。他の著書に『ドラッグの社会学』(世界思想社, 2008)など。近著に『Risk and Substance Use: Framing Dangerous People and Dangerous Places』(Routledge, 2020)(共著)。現在は関西学院大学社会学部教授。
主催:龍谷大学 ATA-net研究センター
共催:龍谷大学 犯罪学研究センター(CrimRC)
※Zoomの視聴情報は、「Peatix」お申込み後に届くメール(自動送信)に表示されます。Zoom視聴情報を、他に拡散しないようお願いいたします。
また、申し込み名とZoomの名前を合わせていただくようにお願いいたします。
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