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2022年5月16日、龍谷大学犯罪学研究センターは、「公開研究会・シリーズ「戦争と犯罪」第1回 国際社会は“戦争犯罪を処罰できるのか?”」をZoomを利用したオンライン形式で共催しました。本研究会には、約90名が参加しました。
【イベント情報:https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-10373.html
【プレスリリース:https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-10467.html

講師に前田朗氏(朝鮮大学校講師、東京造形大学名誉教授)をお招きし、司会を石塚伸一教授(本学法学部)、コーディネーターを舟越美夏氏(ジャーナリスト、龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員)が務めました。

 はじめに、石塚教授より「戦争という人類最大の『犯罪』とそれに関連する問題は、犯罪学の観点からも見過ごすことのできない大きな問題だ。ウクライナへのロシア侵攻のみならず、世界各地では、現在進行形で戦争が起こっている。この研究会シリーズは、これまで各地を取材してきたジャーナリストの舟越氏の問題提起に応える形で、 『戦争と犯罪』について考える機会を設けることを目的に企画した」と開会にあたって挨拶がありました。


石塚伸一教授(本学法学部)

石塚伸一教授(本学法学部)


舟越美夏氏(ジャーナリスト、龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員)

舟越美夏氏(ジャーナリスト、龍谷大学犯罪学研究センター嘱託研究員)

 つづいて、本企画のコーディネーターである舟越氏は、「これまで世界が平和だったことなどないのに、日本で暮らす人の中には(今回のウクライナ侵攻が大きく報道されるまで)世界が平和だと思っている人がいることを目の当たりにした。これまでに、アフガニスタンや、パレスチナ、近年ではミャンマーで紛争が起こっているのに…。私たちは、これまで2回の世界大戦を経て、戦争を抑止、予防するよう努めてきたはずであるのに、21世紀の現在、戦争を阻止できていないのはなぜなのか。このシリーズでは、理論だけではなく、現地でのリアルな体験を伝えていくことを目的としている」と趣旨説明を行いました。

 シリーズ第1回は、戦争犯罪とジェノサイド問題を長年研究してきた前田氏より、「国際社会は“戦争犯罪”を処罰できるのか?」というテーマのもと、ハーグ(オランダ)の国際刑事裁判所(ICC)における戦時下の犯罪を処罰する制度とその現状課題についてご報告をいただきました。


前田朗氏(朝鮮大学校講師、東京造形大学名誉教授)

前田朗氏(朝鮮大学校講師、東京造形大学名誉教授)

■報告要旨
 今回のテーマは、2パターンに分けて理解することができる。まず「(ウクライナの事態を見て)ひどいことをしている国は処罰されるべきではないか」ということ。そしてもう一つは、「国際社会は戦争犯罪を処罰する資格があるのか」ということ。この2つの解釈を念頭において講演をする旨説明がありました。
 主に、「ウクライナ侵略をどう見るか」において、現状は明らかでないこと、ロシア・ウクライナの双方がプロパガンダ合戦の最中であるので、何が真実であるかが見えないため、真実の判断を留保する必要があると指摘。「戦争犯罪を裁く思想の展開」において、戦争犯罪法廷の歴史を振り返った上で、国際刑事裁判所の役割などについてご報告をいただきました。また、「ロシア・ウクライナ戦争の犯罪論」において、「ジェノサイド」についてご報告をいただきました。
 ロシアのウクライナ侵攻に始まる一連の戦争報道において、軍隊や兵士の残虐行為が「戦争犯罪」「ジェノサイド」などと呼ばれ、「ジェノサイド」という言葉をよく耳にするようになりました。これに関して、前田氏は、「ジェノサイドを単に大量虐殺と理解することは問題である。ジェノサイドとは国民的、民族的、人種的又は宗教的な集団の全部または一部に対し、その集団自体を破壊する意図をもって行う行為と定義されるものだ」と解説しました。

■ディスカッション:
 オーディエンスからは「国際刑事裁判所がなぜ機能しないのか」「なぜ国際刑事裁判所が権力を持つと弊害が生じるのか」などといった質問が投げかけられました。これらの質問に対して前田氏から、国際刑事裁判所の機能については、主権国家の壁に阻まれ、国際協調体制が欠如していることに起因して正しく機能していない。国際刑事裁判所が強い権限を持つことの弊害については、同所に権限を持たそうとしてアメリカが引き回すことになると困る。その意味においての弊害が生じないように要注意である。同所が権限を持つこと自体に弊害があるわけではない旨解説をいただきました。

 最後に、前田氏は、「現地取材は必須だが、現地に行っても、わかることは限られている。全体を語ることはほとんどできない。メディアは貴重な情報を伝えてくれてはいるので、それらと私たちの持っている情報とを照らし合わせて理解していく他ない」とコメントしました。


ディスカッションのようす

ディスカッションのようす

 舟越氏は、「(前田氏のコメントの通り)現場に行ってもわかることは少ない。取材の際にはたくさんの声を聞くよう、さまざまな意見を聞けるよう、話す人の表情など、現場でしかわからないことを察知するように注意している。人の記憶は変わるものなので、取材の際には多角的な質問をするように心がけている」とコメントし締めくくりました。

当日の記録映像をYouTubeにて公開しています。ぜひレポートとあわせてご覧ください。
→YouTubeリンク


 法学部企画・広報スタッフLeD‘s(レッズ)は、大学内外で法学部の情報を発信している団体です。2019年度から、地域の小学生を対象にしたSDGsを楽しみながら学べるイベントを企画しています。


 今年は、深草地域の伝統工芸品「竹のうちわ」に着目したSDGsイベントを企画しています。
 5月26日(木)、竹林の保全などに取り組んでいるNPO法人「竹と緑」の佐々木氏を招き、竹のうちわの作り方や深草の竹工芸品の歴史、竹林管理の重要性などを教わりました。

 深草には竹林が多くあったことから、竹を使った伝統工芸品である「竹のうちわ」が製造されました。竹は農薬や肥料を使わずに短期間で成長する、サスティナブル(持続可能な)資源だといわれており、様々な活用法を期待されています。
 このイベントを通して、小学生たちに地元の伝統とサスティナブルな資源の可能性を伝え、一緒にSDGsの大切さを考えたいと思います。





いま世界では人権や平和が脅かされる出来事が日々起こっています。
それは決して遠い国の出来事ではなく、私たちの生活とも密接につながっています。
今回、公益財団法人全日本仏教会の理事長として、仏教の立場からSDGsやジェンダーの課題を社会に発信してこられた戸松義晴氏、ならびに「仏教SDGs」の取り組みを推進する本学の入澤崇学長よりご講演をいただきます。
後半ではジェンダー平等を目指した取り組みなども紹介しながら、持続可能な世界のためにいま私たちには何ができるのか、身近な課題からともに考えたいと思います。

■■■プログラム■■■

14:05~14:35
講演①「仏教とジェンダー ―教義と現実の狭間で―」
 戸松 義晴 全日本仏教会 前理事長

14:35~15:05
講演②「仏教SDGs ―龍谷大学の取り組み―」
 入澤 崇 龍谷大学学長

15:10~16:10
ディスカッション
提言①「LGBTQ/SOGI ―身近な性の多様性に気づく―」
 安食 真城 龍谷大学 宗教部課長
提言②「お寺の中のジェンダー不平等」
 西永 亜紀子 SDGsおてらネットワーク代表

全体討論

■■■■■■

開催日時:2022年6月28日(火) 14:00~16:15
開催場所:オンライン
参加方法:申し込みフォームより申請
申請URL:https://forms.office.com/r/ggJV4Y1ctC

お問い合わせ
龍谷大学 ジェンダーと宗教研究センター
Mail:grrc@ad.ryukoku.ac.jp
https://www.kenkyubu.ryukoku.ac.jp/

主催
龍谷大学ジェンダーと宗教研究センター、龍谷大学宗教部、SDGsおてらネットワーク
共催
龍谷大学世界仏教文化研究センター(応用研究部門)、築地本願寺、築地本願寺SDGsプロジェクト
京都女子大学宗教・文化研究所、花園大学人権教育研究センター



2022年5月18日(水)、25日(水)の2週にわたり、深草キャンパス和顔館1Fアクティビティホールにて、ライティングサポートセンターの講習会を開催しました。

【5月18日(水)】
 レポートのタイプを知る ―レポートを書きはじめる前に―

【5月25日(水)】
 レポートの実際を知る ―論証とは―

講師を務めたのは、ライティングサポートセンターの
チューターリーダー(龍谷大学大学院生)の都河 陽介さん、萩野 翔太さんです。

「レポートって何?」「漠然とした不安がある」「レポートをもっとより良いものにしたい」といった思いを抱えている方を対象にレポートと感想文の違いやレポートの種類、最初に取り組むべき要点などを解説しました。

また、ライティングサポートセンターの機能についても紹介し、特に入学したばかりの1年生や留学生に知っていただくきっかけになりました。

第2学期(後期)には、レポートや卒業論文に関する講習会を予定しています。
ホームページやポータルサイトで案内しますので、ぜひご参加ください。

ライティングサポートセンターHP: https://www.ryukoku.ac.jp/writingsupport/


2022年度「オープンカレッジふれあい大学課程」の授業が始まっています。

地域に暮らす知的障がいのある方々と学生が共に学ぶ「オープンカレッジふれあい大学課程」では、2022年5月24日に「キャンパス体験!フィールドワーク♪」の授業を行いました。まず、教室で龍谷大学の歴史を学び、次に、キャンパスマップを使って、よく使う場所や移動するときに目印になる場所などを確認しました。その後、汗ばむくらいのいいお天気の中、キャンパス内を見学しました。ふれあい生と短大生がともに行動することで、お互いに交流を深めることができました。






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