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龍谷大学FD研修会「授業における著作権 - 教職員が知っておくべき著作権の知識 -」

「授業において、どこまで著作物を利用してよいのだろう?」。そんな疑問を持ったことはありませんか。「授業目的」の場合、ある程度は著作物の利用ができますが、際限なく利用できるわけではありません。意図せず著作権を侵害していることもありえます。一方、授業における適法利用とされている範囲であったとしても「著作権を侵害してしまうかも……」と過度に自重してしまうケースもあるかと思います。
 そこで、学術著作権協会の石島寿道氏をお招きし、授業における著作権についてご講演いただきます。特に、授業における著作権侵害の事例や、適法利用として許される事例を中心にお話いただきます。教育における著作物利用についての質問も受け付けます。著作権について知る良い機会となりますので、奮ってご参加ください。

日  時  2025年 9月 10日(水)13:30 ~ 14:50
開催方法  オンライン(ZOOM)
講  師  石島 寿道 氏(一般社団法人学術著作権協会 事務局長)
対  象  龍谷大学教職員


申込方法  案内チラシをご覧ください。
申込期限  9月9日(火)


主  催  龍谷大学 学修支援・教育開発センター


京都市立開建高等学校の1年生240名が7月22日・23日の2日間、深草・瀬田キャンパスにて高大連携接続プログラムを受講しました。

同校は京都市立塔南高等学校を再編し、2023年4月に開校された高校です。「ルミノベーション科/新しい普通科(その他普通教育を施す学科)」を設置し、「やってみたいをやってみる」を合言葉に、生徒一人ひとりの個性を活かし、社会を協創する生徒を育成されています。
地域や大学、企業等にまで学びの場を広げ、生徒が多様な人々と出会いながら未来を生き抜くたくましい力を身に付ける学校を目指しており、2023年11月に本学と高大連携協定を締結して以降、年2回の連携プログラム開催(7月・12月)を主な柱として、連携を深めています。

今回のプログラムは、「大学紹介」「大学での学びについて」から始まり、深草キャンパスでは心理学部、法学部の模擬授業を、瀬田キャンパスでは先端理工学部、農学部の模擬授業を実施しました。また、両キャンパスで学ぶ学部生・大学院生との交流企画では、大学での学びや学部・学科を選択したきっかけ、本学を選んだ理由、大学院での研究などについてパネルディスカッション形式でやり取りがなされ、高校生からは「大学院進学の決め手は?」「卒業後の進路は?」といった質問が飛び出すなど、先輩たちの話に熱心に耳を傾けていました。






本学では、学部2~4年次生の学業成績・人物が特に優秀な学生を対象に「アカデミック・スカラシップ奨学生(在学採用型)」の制度を設けています。

 2025年度採用された3・4年次生を対象に表彰状授与式が、大宮学舎本館講堂にて2025年7月4日(金)に実施されました。大宮学舎では文学部長の安藤真次郎先生から、賞状の授与と祝辞がありました。

 

 賞状授与後の安藤真次郎 学部長祝辞

 『アカデミック・スカラシップ奨学生に選出され、奨学金を授与されることになったみなさん、おめでとうございます。

 本奨学金は、GPAをもとに総合的に選出されており、皆さんのこれまでの学業成績が高く評価されてこの度の授与につながりました。入学時から努力を怠らずに学びを続けてきたからこその結果だと思います。今後の更なる活躍に期待しています。そして今、手元の賞状にもある通り、「他の範」となり、これからも多くの仲間たちによい刺激を与え続けてください。

 「他の範」となるという点から、一つのお話しさせていただきたいと思います。私の研究分野はスペイン思想史で、特にルネサンス人文主義教育をテーマにしております。ルネサンス人文主義教育では、古代ギリシア・ローマの教育に倣い、レトリックと道徳哲学という学問が重視されました。レトリックでは「よく話す術」を学び、道徳哲学では「よき人間」になることを学びます。それはVir bonus dicendi peritusというラテン語にまとめられ、意味することは「弁説に長けたよい人」で、人間は学問を習得しただけでは十分ではなく、学んだ知識・技能を人に伝え、隣人や社会に役立てなければならない。そして人としても立派でなければならないということです。

 この自分の知識・技能を人に効果的に伝える術がレトリックです。日本ではレトリックということばは「修辞学」と訳され、文学的側面に限られることが多いですが、西洋ではもっと広く政治社会活動のツールとして人を効果的に説得する術とされています。そしてそこで必要とされるのが、エトスという「話し手の人格」であり、ロゴスという「話の論理性」、そしてパトスという「聞き手の感情」です。信用のない人の話を誰もまともには聞いてくれません。筋の通らない話は通用しません。そして専門的な話を専門用語を使って一般の人に話しても理解してもらえません。聞き手が誰かを意識し、わかりやすく話す必要があります。「他の範」になり、自分の知識・技能を人に伝えるには、エトス、ロゴス、パトスが大切となるのです。

 奨学生の皆さんには、今後も自己研鑽を積み、今よりもさらに信頼され、今よりもさらにわかりやすく話し、今よりもさらに相手を理解するように努めていただけたらと思います。そしてみなさんの学んだことを人のため社会のために役立てるようにしてください。 みなさんのこれからの更なる活躍を期待しております。

 本日は、誠におめでとうございます。』

奨学生には給付対象者となったことを励みに、より一層の飛躍を期待しています。




本学では、学部2~4年次生の学業成績・人物が特に優秀な学生を対象に「アカデミック・スカラシップ奨学生(在学採用型)」の制度を設けています。

2025年度採用された2年次生を対象に表彰状授与式が、深草学舎顕真館にて2025年6月26日(木)に実施されました。授与式では学生生活主任の前田 哲宏先生から、賞状が授与されました。

 賞状授与後、前田先生からお祝いの言葉が贈られました。

 『皆さん、こんにちは。学生生活主任の前田です。本日はお忙しい中、「アカデミック・スカラシップ奨学金」授与式にご出席いただき、誠にありがとうございます。まず初めに、本奨学金の授与対象となられた皆さんに、心よりお祝いを申し上げます。文学部の各学科・専攻において、学業成績が特に優秀と認められた皆さんは、まさに日々の学びに真摯に取り組んできた成果として、今日この場に立っておられます。その努力に、心から敬意を表したいと思います。

 この奨学金は、成績という目に見える結果をもとに選考されていますが、私たちが本当に大切にしたいのは、皆さんがこれまでにどのような姿勢で学びに向き合ってきたかという「過程(プロセス)」です。読書に没頭し、疑問に立ち止まり、議論に加わり、自分の言葉で考えを組み立てていく――そうした日々の積み重ねが、今回の成果につながったのだと思います。

 もちろん、この奨学金を受け取ることは大きな励みになるでしょう。しかし、どうかこの奨学金を「目指すもの」「ゴール」とは考えないでください。学びに向かう原動力に「動機づけ(モチベーション)」というものがあります。これには大きく分けて二つの種類があり、一つは「内発的動機づけ」もう一つは「外発的動機づけ」と呼ばれています。「内発的」とは、自分の内から湧き出てくる原動力、それとは対照的に、「外発的」は自分の外にある何か、例えば、お小遣いがもらえるから、怒られたくないから、友達よりもいい成績がとりたい、大学に入りたいとか、そういったものを原動力とするモチベーションです。

 真の学びとは、誰かに褒められるためでも、お小遣いのためでも、大学に入るためでも、何かを手に入れるためでもなく、自らの興味・関心にしたがって、もっと自由で、本質的な営みであり、それはつまり、内発的な動機によってなされることが理想です。このアカデミック・スカラシップをゴールにしないで、というのは、そういった意味から言っているのです。これをゴールにしてしまうと、授与されたみなさんは学びへのモチベーションがいったん途切れることになってしまいます。

 本来、学問とは、知りたいという純粋な思いから始まります。心を動かされた一節、わからなかったことがわかったときの喜び、自分なりの考えが言葉になったときの手応え――そうした瞬間こそが、学びの真の報酬ではないでしょうか。

 この奨学金は、そのような「知への興味関心と誠実さ」をもって学び続けてきた皆さんへの、ひとつの評価であり、これからも学び続けてほしいという願いのこもったエールでもあります。

 そして、皆さんのような学生がいることは、同じ学科で学ぶ仲間たちにとっても、大きな刺激となり、学びの共同体全体を活気づける存在になります。今後も、他者と語り合い、異なる価値観に触れ、視野を広げ、自分自身の思考を磨いていってください。

 最後に、皆さん一人ひとりの学びがさらに深まり、そしてその知が、これからの社会に生かされていくことを、心から願っております。本日は、誠におめでとうございました。』

奨学生には給付対象者となったことを励みに、より一層の飛躍を期待しています。




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