(発表)新型コロナウイルス感染者の発生状況(第19報)
本学における新型コロナウイルス感染者の発生状況についてお知らせします。
学生 4名
※ 学内における濃厚接触者はいないことが確認されています。
※ 感染が確認された方の一刻も早い回復を念じております。
※ 感染者やそのご家族の人権尊重・個人情報保護にご理解とご配慮をお願いします。
※ 本学では、引き続き感染予防の啓発と全学的な感染防止対策を講じてまいります。
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本学における新型コロナウイルス感染者の発生状況についてお知らせします。
学生 4名
※ 学内における濃厚接触者はいないことが確認されています。
※ 感染が確認された方の一刻も早い回復を念じております。
※ 感染者やそのご家族の人権尊重・個人情報保護にご理解とご配慮をお願いします。
※ 本学では、引き続き感染予防の啓発と全学的な感染防止対策を講じてまいります。
【本件のポイント】
・コロナ禍で地域と直接交流できない政策学部生が、これまでの共同開発の成果発信と地域連携型教育(CBL)のロールモデルの認知度向上のため、「ゲンゴロウ郷(さと)の米(こめ)※1」の学内受注販売、一般販売を実施。
・一般消費者向けには、地域の農業法人「京丹後森本アグリ株式会社」がネット販売。
・生物多様性の保全×農業の活性化(環境保全型農業)に寄与する地域連携型教育(Community Based Learning 以下、CBL)として、京丹後三重・森本プロジェクト※2の活動を2015年度から実施。
【本件の概要】
龍谷大学政策学部の学生は、京丹後市大宮町三重・森本地区の生産者とともに丹後コシヒカリ特別栽培米「ゲンゴロウ郷の米」の開発をすすめてきました。今般、「ゲンゴロウ郷の米」が地域の農業法人「京丹後森本アグリ株式会社」より一般消費者向けにネット販売されました。
本取組みの契機は、龍谷大学政策学部の学生が授業として取り組む環境保全型農業の普及をめざす「ゲンゴロウ郷の米」プロジェクト(政策学部専門科目「政策実践・探究演習(国内)」)の活動の中で、絶滅危惧種のクロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウを2016年に当地の水田で確認したことに始まっています。
今年6月、コロナ禍の自粛期間中に本学が実施した学生の食支援に対し、当該地域から学生向け食支援の一環として「ゲンゴロウ郷の米」とジャガイモ・タマネギ(学生も関わった有機栽培)が寄付されました。今年度は、コロナ禍のためオンラインでの講義が続き、学生たちは9月に初めて地域の訪問が実現しました。学生たちは、今できることとして「ゲンゴロウ郷の米」の認知度向上に力を注ぐこととし、身近な教職員に地域連携型教育の成果を広く周知するため、大学内で受注販売を始めており、今回の一般販売を迎えています。
1.商品の紹介
商品名: 特別栽培米・丹後コシヒカリ 「ゲンゴロウ郷(さと)の米(こめ)」
価 格: 2㎏・1,000円(税抜)、5㎏・2,500円(税抜)
※別途、送料がかかります。
期 間: 2020年11月から販売開始、売り切れ次第終了
販売元: 京丹後森本アグリ株式会社
〒629-2521 京都府京丹後市大宮町森本4200-1
Tel.0772-64-4537 Fax.0772-64-4702
e-mail: info@kyotangomorimotoaguri.com
URL https://kyotangomorimotoaguri.com/kome/gengoro/
特長・受賞歴:
・炊きあがりはふっくら・つやつやで自然な甘みのあるコシヒカリ
・生物多様性保全を意識した栽培方法にこだわり、減農薬で育てた安心安全なお米
H30 丹後産コシヒカリ良食味米共励会 審査委員長賞(食味審査の部)
H29 近畿地域未来につながる持続可能な農業推進コンクール近畿農政局長賞(有機農業・環境保全型農業部門)
H28 京都府農地・水・環境保全向上対策協議会優良組織表彰(環境保全型農業部門)京都府知事賞 受賞
2.用語説明
※1 「ゲンゴロウ郷の米」
丹後コシヒカリの特別栽培米。これまでの活動の中で、2016年に絶滅危惧種のクロゲンゴロウ、マルガタゲンゴロウを当地の水田で確認したことが取組契機となり、商品名の由来になりました。商品コンセプトは「みんなここで生きている」で、人間だけでなく生き物との共生を大切にする姿勢、生物多様性保全、環境保全型農業の象徴として開発してきました。
こうした理念の下、当地の地域ブランド創出に向け特に農法にこだわっており、地域では、昨年度の学生からの提案を受け、農薬・肥料の低減(ネオニコチノイド系不使用)、ひよせ※3の設置、生物調査の継続等を規定しました。今年度の政策班の学生たちは、本規定をさらに具体化し、広く普及するための調査研究を行っているところです。
※2 京丹後三重・森本プロジェクト
今年度の受講生23名は、①生物班 ②政策班 ③経済班の3つに分かれて活動しています。本プロジェクト全体の目標は、「ゲンゴロウ郷の米」が売れることにより生産者が増え、環境保全型農業が地域に根付くことです。各班の2020年度の取組目標は以下の通りです。
① 生物班
ゲンゴロウ等の水田生物の調査を地域の農家や子どもたちだけでもできるような資料と生物下敷きを作成し地域に提供。当地域に生息する生き物が農業に与える良い/悪い影響の調査分析。
② 政策班
「ゲンゴロウ郷の米」の農法を確立するため、地域とともに農薬・肥料、ひよせの作成方法(ゲンゴロウ等の水生昆虫が1年中生存できる環境を保持するため、水田の中に土手をつくり、水を溜めておく場所)を検討し、「手引書」としてまとめ地域に提示。
③ 経済班
米の販売ルート拡大のため、今回の学内受注販売を企画。今後の市場開拓のため、パッケージと商品名に関するアンケート調査も実施し、地域に改善案を提示。
※3 ひよせ
イネの種をまいて85日目頃(通常は6月下旬)に水田の水を抜くことで、根が強く張るようにする、根腐れしないようにする、イネの過剰な株分かれを防ぐ、土を固くし刈り取り作業を容易にする等の効果がある(中干し)。この中干しの時期に水田の生物が退避する水田内の水路を「ひよせ」と呼ぶ(地方により呼称は異なる)。希少生物のゲンゴロウ類等がひよせで中干し後も生息できる環境をつくるために設置するが、ひよせの維持・管理にかかる作業は高齢化する農家の負担を増やすため、ひよせが環境保全型農業とつながっている意義を生産者・消費者ともに理解してもらうことが重要である。
3.参考サイト
◎「龍谷大学ニュース」
・学生支援の輪に広がり―三重森本里力再生協議会の皆様よりお米150キロが寄贈【政策学部】2020.6.5
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-5670.html
・京丹後森本アグリ株式会社、まんぐるわ三重・森本の皆さまから 食品の寄贈いただきました【政策学部】2020.7.22
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-5880.html
・京丹後三重・森本プロジェクト 現地フィールドワークを実施【政策学部教務課】2020.9.18
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-6173.html
・京丹後三重・森本プロジェクト 第2回現地フィールドワークで地域の方と交流【政策学部】2020.11.6
https://www.ryukoku.ac.jp/nc/news/entry-6459.html
◎「京都・丹後 来て~なぁ三重と森本」(地域活動のブログ)
・2020/05/26 コロナに負けるな 龍大生にゲンゴロウ米贈る
https://miemorimoto-kyoto.com/blog/1846/
・2020/06/15 コロナに負けるな 龍大生にゲンゴロウ米(追加)
https://miemorimoto-kyoto.com/blog/1876/
・昨年までの連携活動
https://miemorimoto-kyoto.com/blog/category/renkei/
◎「京丹後森本アグリ株式会社」(ゲンゴロウ郷の米販売元)
・龍谷大学政策学部×三重・森本地区 \今年もできました!/ゲンゴロウ郷の米
https://kyotangomorimotoaguri.com/kome/gengoro/
問い合わせ先…
龍谷大学 政策学部 准教授 谷垣 岳人
実践型教育プランナー 榎並 ゆかり Tel 075-645-5603
政策学部教務課 山川 ・石倉 Tel 075-645-2285
文学研究科臨床心理学専攻は、12月15日(火)に春期入学試験の受験予定の方を対象に進学ガイダンスをオンライン(ZOOM)にて開催いたしました。
進学ガイダンスでは、研究科の概要・入試情報の説明を行った後に、龍谷大学大学院文学研究科臨床心理学専攻 修士1年生 横山シオンさんに、大学院生活について、教えていただきました。
Q 本学文学研究科を進路として決定した理由を教えてください。
A 学部生のころよりお世話になっている森田先生のもとで心理臨床家としての“感性”を鍛えたいと思ったからです。
Q 研究テーマ(計画中のものを含む)と概要はどのようなものですか?
A 児童福祉領域における多職種連携と協働のあり方について研究計画を立てています。
Q 取得希望の資格について、教えてください。
A 臨床心理士、公認心理師の2つの資格をとろうと考えています。
Q 同級生や教員の雰囲気を教えてください。
A 同級生とお互いの臨床観、人間観を尊重しつつ、日々、切磋琢磨しています。
教員は全員が実際に心理臨床の現場で働いている方々ですので、実践的な学びに結びつくご指導をしていただけます。
Q なぜ、心理臨床家になろうと思ったのですか。
A 現代社会において、“生きづらさ”を抱えている人は多くいると言われています。そこには、人間という存在が一人では生きていくことができない生き物であるがために、他者と共に生きていく中で生じる“心の動き”が関係しているのかもしれません。このことに基づけば、人と人との関わりの中で傷つき、疲れた心は、同じ人と人と関わりの中でしか癒やし得ないのではないかとも考えられます。そのような考えもあり、人間の心に関わる心理臨床の世界に身をおきたいと思いました。
Q 文学研究科臨床心理学専攻に進学を考えている人にメッセージをお願いします。
A 大学院に入学することを、冗談で“入院する”と言うときがあります。この言葉は大学院での生活のしんどさが揶揄して言われるのですが、それだけ心理臨床という世界に足を踏み込むということは、覚悟が伴わなければならないことを表している言葉であるとも思います。実際に大学院に在籍し、多忙な日々を送っている身としては、安易に大学院への進学をすすめることができないのが実情です。そのこともあり、大学院進学を考えている方は、“なぜ心理臨床の道を歩むのか”という自らの思いを大切にして、進学を決断して欲しいと思います。良い意味で進学を悩んでください!
大学院入学後のイメージを掴んでいただけましたか。 ぜひとも、春期入学試験をご受験ください。
出願期間(文学研究科修士課程):1月6日(水)~22日(金)消印有効
12月17日(木)12:30からは、主に真宗、仏教、哲、教育、日本史、東洋史、日文、英文の各専攻への進学希望者を対象に、進学ガイダンスを実施しますので、ぜひご参加ください。
▽文学研究科 大学院進学ガイダンス(※主に真宗、仏教、哲、教育、日本史、東洋史、日文、英文の各専攻への進学希望者対象)12月17日12:30~
2020年12月15日(火)に滋賀県立東大津高校と連携して農学を身近に感じてもらう取り組み「アグリカフェ※」を開催しました。
当日は、「線虫ってどんな生き物?~あなたの足の下には何万匹の線虫が!~」をテーマにして、線虫の紹介や小さな生物のもつ力を役立てる最新の研究を学びました。
カフェでは、資源生物科学科の岩堀教授から小さな線虫が引き起こす大きな農業被害について、実際に被害を受けた野菜を見せながら説明がなされました。
参加者は1年生が多く、顕微鏡の使い方にまだ慣れていない様子でしたが、顕微鏡をのぞき込み動く線虫の姿が現れると生徒からは驚きの声が上がりました。
また、岩堀教授の研究室(応用線虫学研究室)の研究テーマの一つであるトウガラシを題材に、世界一辛いトウガラシのひとつ「ドラゴン・ブレス」の試食タイムが設けられ、参加者が積極的に体験して大盛り上がりするなど、農学に関心を持つ時間になったようです。
今後も、農学部では、「食」や「農」に関する内容を実験や体験をとおして、中・高校生の研究や学びへの意欲を醸成する取り組みを行っていまいります。
※アグリカフェは造語です。カフェのような雰囲気の中で科学を語り合う「サイエンスカフェ」に倣っています。
【参加者の感想】
・私たちは 毎日 一歩で75000匹の線虫を踏んでいると知り、 今まで、そんなこと考えたこともなかったし、線虫自体を案内広告をもらうまで知らなかったので、驚きました。
顕微鏡で、実物を見て、小ささに驚き、また こんな小さな虫がもたらす被害も大きかったので、驚きました。(1年生)
・世界一辛いとうがらしが、めちゃくちゃ辛かったです。
【参考URLはこちら】
・岩堀 英晶 教授
・応用線虫学研究室