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新型コロナウイルスの感染拡大予防として、第2学期(後期)の授業は、対面授業とオンライン授業とを併用して実施することとなりました。本学にとってこれまでにない授業の運営形態であり、以下のとおり学年暦を変更し、授業開始までの期間に余裕を持たせることといたしました。
学年暦の変更にあたっては、先般、龍谷祭の中止が決定されたことに伴い、休講日としていた日程(10/24・30・31)を活用することといたします。


<変更点>

  • 第2学期(後期)の授業開始日を<大学・大学院:9/23、短期大学部:9/14>に変更し、その代替措置として、龍谷祭の休講日<10/30、31>を授業実施日に変更します。
  • 学部・大学院では、土曜振替授業日<12/24>を龍谷祭の休講日<10/24>に振り替えて実施します。

<大学・大学院>

当初の授業開始日変更後の授業開始日代替措置
9月18日(金)9月23日(水) 以下を授業実施日とする。
 10月30日(金)<9/18(金)の代替措置>
 10月31日(土)<9/19(土)の代替措置>

※9/18(金)、9/19(土)に授業は実施しません。



当初の授業日変更後の授業日振替措置
12月24日(木)
(土曜13回目授業日)
10月24日(土) 12/24(木)の土曜振替授業日を10月24日(土)を授業日として振り替えて実施する。

※12/24(木)に授業は実施しません。



<短期大学部>

当初の授業開始日変更後の授業開始日代替措置
9月11日(金)9月14日(月) 以下を授業実施日とする。
 10月30日(金)<9/11(金)の代替措置>
 10月31日(土)<9/12(土)の代替措置>

※9/11(金)、9/12(土)に授業は実施しません。



以 上



2020年8月6日、龍谷大学犯罪学研究センターは深草キャンパス紫光館4階法廷教室にて、「京都府 体験型薬物乱用防止学習(模擬裁判)」を共催しました。
今回の模擬裁判は、違法薬物を使用したことで検挙され、裁判になったというシナリオから、違法薬物を使用することのリスク、さらに模擬裁判の中で取り締まり現場や薬物依存治療の現場の状況等を聞くことにより、薬物乱用の実態について理解し、高校生たちが自らの判断で違法薬物を使用しないと決意できることを目的としています。

今回のイベントは、午前の部・午後の部に分かれて行われました。午前は、イベント概要を説明した後、北川将弘氏(京都弁護士会・弁護士)・石井一旭氏(京都弁護士会・弁護士)・大久保健司氏(京都地方検察庁・検事)をアドバイザーに迎え、高校生たちがそれぞれ模擬裁判での役割ごとの打ち合わせを行いました。午後は、模擬裁判を実施しました。


石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)

石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)


「模擬裁判入門」レクチャー風景

「模擬裁判入門」レクチャー風景

午前の部では、まずはじめに石塚伸一教授(本学法学部、犯罪学研究センター長)が模擬裁判の概要、そして裁判の流れについて説明しました。石塚教授は、「裁判は証拠に基づき、事実認定された上で判断されなければならない。1つ1つの事件がどういう事件であろうと、きちんと証拠を集めて、きちんと主張を展開することによって良い判決が出る」と、裁判においての重要な点を伝えました。さらに「人が人を裁くことができるのは、皆が一生懸命にやっているからだ。だから今回の模擬裁判も、それぞれの役に一生懸命取り組んでほしい。そして自分の役が何をすべきなのかを考えてみてほしい」と、参加する高校生たちにアドバイスし、説明を終えました。
その後、高校生たちは検察官、弁護士、裁判官と、それぞれの模擬裁判の役割ごとに班に分かれ、アドバイザーとともに打ち合わせが始まりました。


検察側アドバイザーとの打ち合わせ風景

検察側アドバイザーとの打ち合わせ風景


弁護側アドバイザーとの打ち合わせ風景

弁護側アドバイザーとの打ち合わせ風景

午後の部では、法廷教室を舞台に模擬裁判を実施。今回の模擬裁判のシナリオは、次のような事例を扱ったものです。【大学生である被告人Aがバイト先の店長Bから薬物を譲り受けた。AとBがクラブに赴いたところ一斉摘発に遭い,AがBから譲り受けた薬物が大麻であったため、警察は大麻取締法違反の疑いでAを逮捕した。しかしAは「自分がBからもらったのは大麻ではない」とあくまでも否認している】。刑法38条では「罪を犯す意思がない行為は、罰しない」と規定されていることから「被告人が、本当に大麻を合法な物と認識していたのか?」を争点に模擬裁判を行いました。模擬裁判を円滑に進めるため高校生には、あらかじめ公判手続きに関する台本が渡されました。どのような順序で裁判が進められるのかをまずは体験してもらおうと言う狙いです。しかし、証拠調べ(証人尋問・被告人質問)の段階は、台本にはヒントとなる質問例が書いてあるだけです。論告・求刑、最終弁論そして判決も簡単な様式が書かれているだけで理由づけ等は白紙です。高校生は補助についている現役の検察官・弁護士、運営スタッフに質問しながら自分たちで考えないといけません。
「起立・礼」廷吏役を務める石塚教授の号令で模擬裁判が始まると会場全体の雰囲気が一変し、緊張した空気が流れました。開廷宣言をした裁判官役の高校生の表情も少しこわばっていました。促されて検察官役の高校生が起訴状を朗読、実際の裁判さながら手続きは進行していきます。


裁判官役による開廷宣言

裁判官役による開廷宣言


検察官役による起訴状の朗読

検察官役による起訴状の朗読

証人尋問では、現役の警察官と医師が証人として証言台に立ちました。警察官役の藤田祐樹氏(京都府警刑事部・警部)は実際に麻薬を専門とした捜査官で、被告人を逮捕してから法廷に立つまでのやりとりを経験されてきた実話を元に捜査や取調べの状況を証言しました。医師役の川畑 俊貴氏(医療法人稲門会 いわくら病院・医師)は、多くの薬物依存症患者を治療してきた実績を持っており、何度もこの様な裁判の証人として実際にたたれている方です。川畑氏は、「よく大麻はタバコよりも害が少ない薬物だと言われているが、実はそうではない」と述べ、「脳への影響は、タバコはあまりないが、大麻は短期的に見れば記憶障害や学習障害などもある。長期的には、統合失調症やうつ病になる率を高める」と、大麻について「なぜ使ってはいけないのか?」また「使えばどのような状態になるのか?」などを詳しく証言しました。



検察官の論告・求刑、弁護人の最終弁論では、模擬裁判でのやりとりを通して、それぞれの役割を演じた高校生たちが自分たちで話し合って意見を述べました。検察官側からは本気で有罪を勝ち取ろうという意思、弁護人側からは被告人を絶対に無罪にしようとする意思が感じ取れました。そして判決言い渡しでは、証人尋問の内容を元に、裁判官役の高校生自身が考えた判決を述べました。判決は「無罪」、理由は「今までの検察官側証人である店長からの証言は一貫性が無く、信用性に欠けるため」という内容で、今まで質問してきたことをしっかりと判決に落とし込んでおり、鋭いものに感じました。


判決言い渡しのようす

判決言い渡しのようす


閉廷後それぞれの配役の高校生に感想を求めると、裁判官側は「自分の考えで無罪、有罪が決まる。裁判内での1つ1つの発言を聞きこぼし無く整理する必要があったのでとても緊張した」と人を裁く難しさについて述べました。弁護人側は「被告人を守るためにどのような弁論をすべきなのか非常に難しかった」と述べました。検察官側は「被告人を有罪にする時に、どう裁判官に証明するべきなのかを難しく感じた」と述べました。また、これら以外に共通して述べられた感想は「今まで裁判という物はテレビの中でしか見たことが無かったが、実際に体験してみると今までのイメージとは違い、非常に怖いという感情が湧いてきた」というもので、人を裁くことの恐ろしさを感じ取ったようです。

さいごに石塚教授が「実際に裁判官として法廷に立ってみて、どう感じただろうか?想像以上に緊張したのではないか。実際に裁判員裁判に呼ばれた人も同じように緊張している。目の前にいる人を有罪にする・しないと言うことを決めることは怖いことだ。今回はそうした裁判の状況下で色々なことを考える、非常に良い学びになったのではないだろうか」と総括しました。

また、野村一眞氏(京都府警少年課 少年サポートセンター)は、「今回の模擬裁判を通じてそれぞれの立場に立って薬物問題について考えることができたと思う。近年は大麻に対する若者の危機意識が低下しており、よく分からないうちに薬物に関わってしまうことが多い。薬物がなぜダメなのか、しっかりと理解していただけるように啓発していきたい」と述べ、盛況のうちに終了しました。


【本件のポイント】
・商店街と地域のシンボル「西七条えんま堂」の活性化プロジェクトの調査を踏まえた特集展示。
・下京区「西七条えんま堂」(正法寺七条別院)に伝わる本尊「不動明王立像」および「十王坐像(11体)」 など寺外初公開の仏像を展示。
・調査の結果、閻魔王を含む十王像は、鎌倉時代から室町時代後期にかけて個別に作られた貴重な 文化財であることが判明。
・特集展示では、十王と地獄の美術をテーマに、えんま堂の仏像の他、上京区の鍛冶町町内会の 「地蔵菩薩立像」(平安後期)、中京区の壬生寺の「地蔵盆」関連資料などを展示。
・シリーズ展のコンセプトである仏教の誕生から日本社会に根付くまでの約2500年の歩みも紹介。 ・展示件数は約120件。うち、特集展示の件数は約30件。重要文化財は2件。

【本件の概要】
龍谷ミュージアムでは、9月12日(土)よりシリーズ展8「仏教の思想と文化 -インドから日本へ-特集展示:西七条のえんま堂 -十王と地獄の美術-」を開催いたします。
下京区西七条の「西七条えんま堂」(正法寺七条別院)は、地蔵盆などの仏事や、地域の交流の場として親しまれています。このたび京都市と「西七繁栄会」、龍谷ミュージアムの連携事業による調査で、閻魔王を含む十王坐像11体が、鎌倉から室町後期にかけて個別に作られた貴重な文化財であることが判明しました。
この特集展示では、あの世にまつわる彫刻や絵画など多彩な文化財をご紹介します。

展覧会の概要
1.名称      シリーズ展8「仏教の思想と文化 -インドから日本へ- 特集展示:西七条のえんま堂 -十王と地獄の美術-」
2.会期      2020年9月12日(土)~11月3日(火・祝)
3.休館日   月曜日(ただし、9月21日は開館)、9月23日(水)
4.開館時間  10:00~17:00(入館は16:30まで)
5.会場      龍谷ミュージアム  〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)
6.主催      龍谷大学 龍谷ミュージアム、京都新聞
7.入館料   一般550(450)円、シニア450(350)円、大学生400(300)円、高校生 300(200)円
    ※ (  )内は20名以上の団体料金  
    ※ シニアは65歳以上
    ※ 中学生以下、障がい者手帳等の交付を受けている方およびその介護者1名は無料
    ※ ご入館は日時指定・定員制です。本展覧会からオンライン予約システムを導入いたします。 (オンラインチケットをご利用の方は、待たずにご入館いただけます。)
    ※ オンライン予約や、新型コロナウイルス感染対策に関するお願い等、最新情報は龍谷ミュージア ムHPをご確認ください。 https://museum.ryukoku.ac.jp/ 展示内容に関するご質問または解説等につきましては、学芸員が対応いたします。 

ご希望の方は龍谷ミュージアム(Tel:075-351-2500 メール:muse@ad.ryukoku.ac.jp)までご連絡ください。 問い合わせ先 : 龍谷ミュージアム   Tel.075-351-2500 Fax.075-351-2577


西山明彦師(唐招提寺長老)より奨学金を授与される池田さん

このたび、文学部仏教学科4回生の池田希美子さんが、唐招提寺(律宗総本山・奈良市)に附置されている研究機関「律宗戒学院」が設ける特別奨学金制度において、2020年度の特別奨学生に選ばれました。

この制度は「戒律の修得・研究や、律宗における仏教文化の探求を希望する者への教養保護・経済的支援」を目的として、唐招提寺に関連する歴史・思想・文化を研究する大学生および大学院生に研究費が授与され、研究支援を行うものです。

池田さんは現在、梵鐘の「音」によって滅罪や宗教的な救済が達成されるとする東アジア圏にみられる信仰について、その淵源と考えられる道宣(596−667)撰『中天竺舎衛国祇園寺図経』の読解を中心に、中国・日本の僧伝・説話・梵鐘銘文などの記述を手がかりとして研究を進めており、卒業論文としてまとめる予定です。


 8月26日に、社会学部の科目「社会共生実習(大学は社会共生に何ができるのか-文化財から“マネー”を創出する-)」(担当教員:社会学科髙田 満彦・社会学科 猪瀬 優理)にて、オンラインによる前期報告会・ワークショップが開催されました。


報告会の様子

 当日は本プロジェクト受講生、教職員に加えて前年度、今年度の活動でご協力いただいた4名の専門家(嵯峨美術大学 芸術学部デザイン学科 教授 小畑 博正氏 / 大津市歴史博物館 学芸員 木津 勝氏 / 近江八幡観光物産協会 主任 林 昌代氏 / 大津市役所 観光振興課 主査(観光戦略グループリーダー) 松本 久孝氏 )にもご参加いただきました。

 報告会は開会の挨拶から司会進行、オンラインでのグループ分けに至るまで、すべて受講生たちの手で進められ、受講生代表の挨拶では前期、オンライン授業で試行錯誤をしながらも、自分たちに今できることは何かを模索し、目の前のことに一生懸命取り組んだことを話してくれました。

 次に行われた受講生によるプレゼンテーションでは、二年次生を中心に、前年度に学んできたことに加え、限られた環境の中で得た知識や学びをもとに議論・検討を重ねた内容をスライドでわかりやすく発表しました。


前期の奮闘ぶりが伝わってきました!

 その後のグループワークでは、「大津の文化財と若者をどのように繋ぐか」をテーマにして、各グループに専門家の方に入っていただき、少人数のグループセッションを行いました。今まで受講生同士で議論してきた内容を専門家の方に聞いていただくことで、新たな問題点に気づいたり、お話から新しい視点をいただき、アイデアを思いついたりと、グループワークならではの学びの時間となりました。

 グループセッション後には、「SNSで写真映えするイベントを開催しては?」、「ターゲット層をより具体的に詳しく絞る」、「観光というより落ち着いて過ごせるリゾート地としてアピールしてみては?」、「学生という視点から人に教えたくなる楽しいことを見つけて発信する」など充実したグループワークを思わせる意見を全員で共有しました。


盛り上がりを見せたグループワーク

 様々な分野で文化財や観光に携わっておられる専門家の皆様からは、学習成果に対するお褒めの言葉をいただき、今後の活動についての方向性や大切にすべきことなどを教えていただきました。
最後は普段聞けないこぼれ話を聞かせていただいたり、逆に受講生に対して質問されたり、専門家の方からも「良い刺激を受けました。」とのお言葉があったように活発な意見交流の場になりました。

 今後、後期の活動の中で、アドバイスいただいた「自分たちが楽しいと思えることを大切に」という言葉通り、受講生がいかに「楽しい」を見つけどのように発信してくれるか楽しみに待ちたいと思います。


社会学部「社会共生実習」について、詳しくはこちらの【専用ページ】をご覧ください。


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