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大学院実践真宗学研究科のホームページやパンフレットに掲載している内容をより詳しくYoutubeにて、在学する院生たちが入学者向けに発信をしていますのでご紹介します。
新型コロナウイルス感染拡大に伴い、自宅にいながらして、実践真宗学研究科の内容を大学院生の視点でわかりやすく説明しています。少しでもご参考になれば有難いです。
関心のある方は、ご覧いただければと存じます。

【第1回実践Radio】龍谷大学大学院の実践真宗学研究科がYouTube始めるらしい!?

【第2回実践Radio】実践真宗学研究科の1回生は何をするの?

【第3回実践Radio】ゲスト登場!主ゼミと従ゼミって何?

【第4回実践Radio】大学院の講義は座学だけ?

【第5回実践Radio】実践真宗学研究科独自の活動があるらしい!

【第6回実践Radio】2回生の臨床宗教師研修の流れについて(前編)

【第7回実践Radio】ありがとうTさん!2回生の臨床宗教師研修の流れ(後編)

【第8回実践Radio】実践OB登場!3回生の1年の流れについて聞いたら可愛かった!

(参考)
URL 実践真宗学研究科ホームページ


本学卒業生の吉村竣也さん(経済学部2015年3月卒業)から、就職活動中の学生やキャリアセンタースタッフに使ってほしいと、以下の品々をご寄付いただきました。

「消毒用アルコール5ℓ 2本」「インナーマスク 1,000枚」「マスクスプレー20㎖ 10本」


吉村さんは、コロナ禍で売り上げが急減している企業の商品を購入し、地元自治体と母校に寄付する「三方よし」の考えで少しでも社会貢献ができれば、という思いから、出生地である島根県松江市と出身大学である龍谷大学に国からの給付金(10万円)を使って、コロナ禍で役立つ物品を寄付されたとのことでした。

特に、コロナ禍の大変な状況の中でがんばっている就職活動生とそれをサポートしているキャリアセンターのスタッフに使ってもらいたいとのことで、ご自宅に近い大阪梅田キャンパスへわざわざお持ちくださいました。

ご自身も在学中は就職活動でご苦労され、キャリアセンターや先生方にお世話になった分、何か恩返しがしたいとのことでした。

吉村さんのあたたかい気持ちを大切にして、キャリアセンターにて有効活用させていただきます。ありがとうございました。



犯罪学研究センター(CrimRC)の研究活動に携わる研究者について、気軽に知っていただくコーナー「犯罪学CaféTalk」。研究の世界に馴染みのない方も、これから研究者を目指す学生の皆さんにも、是非読んでほしい内容です。
今回は、上田光明氏(ATA-net研究センター 博士研究員・犯罪学研究センター 嘱託研究員)に尋ねました。
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Q1.上田さんが研究されている「コントロール理論」について教えてください。

「僕がやっているのは社会学ベースの理論で、『なぜ人は犯罪・非行をするのか』ではなく、『なぜ犯罪・非行をしないのか』という点に着目した理論です。社会との繋がりが犯罪や非行をする際のコストになっているという考え方で、これが1番の特徴です。もう1つの特徴を挙げるとすれば、コントロール理論には、コストを考えて犯罪をしないという意思決定プロセスが含まれている事です。人間行動に対する考え方には、自分の行動は自分で決めることができると仮定する自由意思論と、自分の行動は自分の意志ではない何らかの原因によって決められていると仮定する決定論という2つの考え方があります。コントロール理論は自由意思論にあたります」

「よく『コントロール理論』というと、人を統制するというようなイメージがあると思いますが、これは個人のコントロールなので、政策的な働きかけで社会の側から押さえこむという話ではないんです。社会からの統制を強めることは、必ずしも自分をコントロールする力の強化に直結しません。僕がこのコントロール理論に惹かれたのは、さきほどの自由意思論と決定論のところにあります。決定論に依拠した犯罪学理論は、自分の意志に関わらず何か犯罪・非行を起こす原因を持っていたら100%犯罪・非行に向かうというインプリケーションをもつと僕は理解しています。そのような人間が本当にいるのかという根本的な疑問はありますが、仮にそういう理論が正しいと証明されたとするならば、その原因を持っている人が犯罪を起こすのを待たなくていいわけです。『あなたはこういう原因をもっているから必ず犯罪をします、だから先に刑務所入っててください』ということになってしまいます」


「あとこれは私が学部・修士課程の時の指導教官から教えを受けたものですが、人が何かの行動をすることと、その行動が犯罪・非行だとカテゴライズされるということは、別次元の話になります。この研究の究極的な目標は、『人間行動の解明』です。そして、その結果として社会に役立つような提言ができればという風に思っています」

Q2.上田さんは数多くの海外の学会に参加していらっしゃいますが、日本と世界の犯罪学研究で「ここが違うな」と感じたところがあれば教えてください。

「世界の犯罪学研究には、実証研究、特に数量的データを使った計量研究といわれるものが多いと思います。日本ではこの計量研究が非常に少ないです。その原因としては、使えるデータの有無が関係しています。日本には個人レベルのデータの蓄積が少ないのです。官庁統計を使って分析することは出来ますが、個人ではなく社会レベルの分析になるので自ずと視野が狭まってしまいます」

「そこで、個人レベルのデータを増やすためにISRD*1の日本への導入が必要だと考えました。ISRDに代表される自己報告調査のほかにも、浜井先生と津島先生が実施された被害調査などのデータの蓄積も必要です。また、こういったものを地道につみ上げた上で、それを研究者コミュニティの中でシェアすることも重要だと思っています。プライバシーが重視され、調査が以前より困難になってしまった近年の社会調査環境下では、調査データを調査者個人だけが使うのではなくて、データアーカイブに寄贈して他の研究者にも使ってもらう仕組みがないと、計量研究が普及していかないのではないかと思っています」

「欧米では調査データを公開するのが普通です。これは研究者コミュニティに対する考え方にも起因していると思います。海外の学会では、『私達で』研究力を挙げましょうというスタンスを感じます。例えば、報告者の揚げ足を取るような質問はありませんし、コメントの内容も、海外は発表者の視点に立って『ここをこうしたら研究の役に立つんじゃないか』というアドバイスのようなものが多いです。さらには、質問時に名前・所属を名乗る人がいません」

「日本では名乗ることがルールになっていますが、場合によっては質問者が名乗り出ることで発表者が萎縮することもあります。また、日本では持論だけを述べたい質問者がいたりします。日本の学会のほうが自己中心的な印象ですね。結論として、俺が!とのし上がろうとする日本と違って、海外は皆で!って感じです」


Q3.学生時代の過ごし方は?

「もともと勉強が好きなタイプではないので、ほとんど授業には出ませんでした。テスト前に友人に借りたノートをコピーして勉強していました。ただ1つだけ全て出席した授業があって、それが刑事学という授業でした。他の授業は何を言ってるか大体わかるのでそこで興味を失うんですが、刑事学の初回の授業に出て、授業の90分間何を喋っているか全く分からなかったんです。分からないことへの怖さを感じつつ、その一方で、この人について行けば、何か面白いものが見られるのではないかと思いました。なので刑事学だけは全部出ました。僕の悪い癖なんですけど、好きなことしかしないので、普通は刑法とか刑事訴訟法とか関連した授業には出席するものなのですが、一切出ず興味も持ちませんでした。今は少し、いや、かなり後悔しています(笑)。大学院に進んでからは、主体的に何かを勉強したいというわけではなく、その先生の言っていることを噛み砕くことがモチベーションでした。とりたてて何かを研究したいというのもなく、先生に何をしたらいいか聞いたところ、『これ読んどけ』と言われて渡されたのが、コントロール理論の本でした。先生の立場からすると、コントロール理論は批判対象ですが、逆にこれを批判対象とすれば論文が簡単に書けるのではというご配慮だったらしいのですが、僕は全く反対の方向に行きました。結果、次はその理論の提唱者トラビス・ハーシ先生が何を考えているか知りたくなりました。自分の分からないものや知りたいものを突き詰めることが僕のモチベーションでした」

「その後の研究で、ハーシ先生にも、もう一人の論者であるマイケル・R・ゴットフレッドソン*2先生にも会い、インタビューもしました。ハーシ先生は2017年に亡くなられて、その追悼の意味を込めた論文集に寄稿しましたが、コラボしたかったです。今はゴットフレッドソン先生といつかコラボできたらいいなと思っています。それが今のモチベーションです」


Q4.最後に、上田さんにとって「研究」とは?



『自己満足』です。研究とは、今まで蓄積されてきた知見に新しい知見を加えることだと思っています。ピラミッドでいうとレンガ1個のような大きさでも良いので、人類が今まで積み上げてきた知見にほんの少し貢献できるだけでもいいんです。また、新しい知見を生み出すにあたっては、研究者は出来る限り客観的でなければならない、そのためには孤独でなければならないと思っています。極端な言い方をすると、社会との接点を持ってはいけない。何かしらの活動や、組織と接点を持ってしまうと、その時点でバイアスが生まれると思っています。僕は一切の予断を排して、ただただ研究に向き合い、楽しんでいます。そう考えると『研究』とは、究極の『自己満足』だと思いますね」

「研究者には孤独と隣合わせのニュートラルな感覚が必要とはいえ、研究者のコミュニティは欠くことできません。研究者同士、議論の後にしこりを残さないためには、人として仲良くなっているという前提条件があると思います。その上で、研究の話になった時には真剣に話が出来ればいいと思うんです。議論の後に根に持たれることを恐れて本音で話せなくなることもあるかもしれません。そのためにも研究者コミュニティは重要だと思います。また、そのコミュニティを豊かなものにするためには共通項が必要だと思っています。例えばISRDのような共同プロジェクトでは、そこで共有した体験を通して、研究以外のコミュニケーションも生まれます。『研究』だけが共通項だと、豊かな人間関係が築けないように思います。コントロール理論の話に戻りますが、提唱者であるハーシ先生には最大の論敵と言われる人がいます。ロン・エイカーズ先生という研究者なのですが、社会的学習論の提唱者です。コントロール理論とは依って立つ前提が違うので、研究上では二人は非常に激しい批判の応酬をしていて、日本的な感覚からすれば一切口をきかないレベルの関係なんだろうなと勝手に思っていました。しかし、ある時、ハーシ先生から『この前ロンが家に遊びに来た』という話を聞いたんです。それを聞いて、まず人として評価しているからこそ、あれだけの論争が出来るのだと感じ、二人の関係性をとても羨ましく思いました。この二人の関係性を参考にして、ISRDでは、(お互い論敵ではありませんが)メンバー間で率直に意見交換できる理想的な関係性ができつつあります」

上田光明(うえだみつあき)
ATA-net研究センター 博士研究員・犯罪学研究センター 嘱託研究員
<プロフィール>
研究分野は犯罪社会学。犯罪学理論の「コントロール理論」に関する論文を多数執筆。理論提唱50周年記念と提唱者ハーシの追悼の意を込めた論集に寄稿している。
Mitsuaki Ueda & Hiroshi Tsutomi. Chapter 11 “A Test of Hirschi’s Redefined Control Theory in the Far East”. In B. Costello & J. Olesen (Eds.), Advances in Criminological Theory: Vol. 25. Fifty Years of Causes of Delinquency: The Criminology of Travis Hirschi, Routledge, 2019, pp. 285-302.

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【補注】
*1 国際自己申告非行調査(International Self-Report Delinquency Study: ISRD)
統一した質問紙(アンケート)による調査を世界各国の中学生に対して実施し、その結果を比較・共有しようとする国際プロジェクトで、非行・被害の特徴やその背景の解明、学問的な理論検証に強みを持つと言われている。さらに、国際比較によって、国家間の類似点や相違点を引き出すこともできる。これまで日本はこのISRDに参加してこなかったが、龍谷大学 犯罪学研究センターの設立後、2017年に若手研究スタッフを中心に「ISRD-JAPAN」が発足した。
>>「ISRD-JAPANプロジェクト」https://crimrc.ryukoku.ac.jp/isrd-japan/

*2 マイケル・R.ゴットフレッドソン(Michael R.Gottfredson):
アメリカの犯罪学者。主な著書に、トラビス・ハーシー(Travis Hirschi)と執筆した「犯罪の一般理論 低自己統制シンドローム」がある。


本学における先端的,学際的,独創的な研究の創出,促進,充実を図ることを目的として設立された学内資金によるプロジェクト研究支援制度「重点強化型研究推進事業」の2021年度事業を募集いたします。つきましては、添付の募集要項等をご確認のうえ、ご応募くださいますようよろしくお願いいたします。

1 申請書提出期間
2020年10月12日(月)~2020年10月23日(金)16:45まで

2 事業期間(支援期間)
最長3年(2021年4月1日~2024年3月31日)

3 支援額
1件につき最大800万円/年額
※申請書に記載された事業計画経費を上限とする
※経費目安として、PDは1人当たり約500万円、RAは1人当たり約300万円 (1年間)

4 採択件数
2件程度(予定)

5 提出書類
以下の様式について①WORD版、②紙媒体版 (1部)を提出してください。
なお、様式の変更、ページの追加・削除等はできません。また、別紙追加資料について
も受け付けません。ただし、研究員一覧については、構成員の数により追加・削除して
ください。

6 提出窓口
・人間・科学・宗教総合研究センター事務室
・研究部(深草・瀬田)
・世界仏教文化研究センター事務部

7 実施スケジュール

応募期間2020年10月12日(月)~2020年10月23日(金)
審査(選定)2020年11月上旬~12月上旬
結果通知2020年12月中旬
開始時期2021年4月


8 問い合わせ先
研究部(人間・科学・宗教総合研究センター事務室)
担当: 世雄
TEL: 075-645-2154
Email: soken@ad.ryukoku.ac.jp 


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LORC主催の公開ラウンドテーブルについてご案内申し上げます。

ラウンドテーブル表題:「With/After コロナを考えるー包摂的発展を可能にする新たなエコシステムの創出をめざして」
日時:8月4日(火) 13時から17時半頃
場所:オンライン(ZOOMのURLはメールで改めてご案内いたします。)

プログラム:
 前半司会:村田和代(龍谷大学政策学部・教授/LORCセンター長)
13時00分 コロナ禍中の「対話と議論」の環境と条件
      (土山希美枝/龍谷大学政策学部・教授)
13時20分 コロナ時代の域学連携の形
      (石倉研/龍谷大学政策学部・講師)
13時40分 コロナ禍の兵庫-第三者から当事者へ
      (宮﨑友里/地域公共人材・政策開発リサーチセンター博士研究員)
14時00分 リーダーの談話分析-リスクコミュニケーションの観点から
      (村田和代/龍谷大学政策学部・教授)
14時20分 分散化と農村移住
      (大石尚子/龍谷大学政策学部・教授)
14時40分 新コロナ時代の労働政治の展望
      (安周永/龍谷大学政策学部・准教授)
15時00分 インクルーシブなジャーナリズムを目指して-研究者・ジャーナリストの
      証言から  (松浦さと子/龍谷大学政策学部・教授)

 休憩 

 後半司会:土山希美枝(龍谷大学政策学部・教授/LORC副センター長)
15時20分 ニュージーランド政府・市民社会におけるCOVID-19に関する支援
      (石原凌河/龍谷大学政策学部・准教授)
      COVID-19による自粛要請が飲食店の再開に与える影響
      (石原凌河/龍谷大学政策学部・准教授)
15時55分 いまこそ企業のCSRが活かされるとき-コロナ禍における新しい産学連携型
      授業の一事例  (中森孝文/龍谷大学政策学部・教授)
16時15分 ポストコロナ社会における包摂と排除の相克ー「ポピュリズム」を乗り越え
     るために (石田徹/龍谷大学研究フェロー)
16時35分 (仮)With/postコロナにおける都市のかたち
     (阿部大輔/龍谷大学政策学部・教授)
16時55分 (仮)支援のあり方について(深尾昌峰/龍谷大学政策学部・教授)
17時15分 著書「with/afterコロナの「都市の「かたち」」の出版予定の目次から
     (矢作弘/龍谷大学研究フェロー)

全体ディスカッション

※報告時間は報告15分+質疑応答と入替で5分です。
時間的余裕をもってプログラムを組んでおります。予定よりも早く進行できるようであれば、早めに進行します。
加えて、当日18時頃から19時半までオンライン懇親会も予定しております。

申込方法:
     後日、ZOOMのURLのご案内メールをお送りさせていただきます。
     ご参加を希望される場合は、お名前・ご所属を明記の上、
     lorc@ad.ryukoku.ac.jp
     までお申し込みください。
申込期限:8月3日(月)17時


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