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 龍谷大学政策学部と台湾・国立政治大学は、2024年から2025年にかけて相互訪問型の国際交流プログラムを開講しています。
 2025年7月3~7日、国立政治大学の学生と教職員が来日し、台湾PBLの学生とともに深草・瀬田キャンパス、京都府笠置町や南山城村にて、里山保全や茶産業の現状について学びました。

7月5日(金)
 深草キャンパスから大型バスに乗り、京都府笠置町と南山城村へ行きました。午前は笠置町産業振興会館にて、株式会社南山城代表取締役社長 森本健次氏より「道の駅お茶の京都みなみやましろ村の取り組みから」、株式会社RE-SOCIAL代表取締役 笠井大輝氏から「獣害対策を生態系サービスの最大限の利活用にー社会的企業を目指した道のりと取り組み」について話を聞きました。
 午後は笠井氏に案内いただきながら株式会社RE-SOCIALの社屋を見学し、辻本製茶工場の茶畑で話を聞いたあと「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」でお土産を買いました。

〈午前〉
 笠置町産業振興会館にて、株式会社南山城の代表取締役社長 森本健次さんによる講演が行われました。森本氏は元公務員で、2016年に退職後「村で暮らし続ける」を理念に道の駅の運営に取り組みました。「道の駅お茶の京都みなみやましろ村」は年間レジ通過者58万人、売上約6億7千万円を達成し、全国道の駅ランキングで1位に輝いています。

 「むらちゃ」ブランドでは、個性ある非ブレンドの日本茶を軸に、抹茶ソフトクリームやプリン、パウンドケーキなどの加工品を開発し、大阪や京都の百貨店にも販路を拡大しています。約200名の生産者と連携し、ワークショップや体験ツアーを通して「顔の見える関係」を築いている点が印象的でした。森本さんは台湾の学生や先生からの質問にも答えて、公務員から起業家へ移行した心理状態や困難に直面したことなどを語りました。

 つぎに、株式会社RE-SOCIAL代表取締役の笠井大輝さんが講演を行いました。龍谷大学政策学部を卒業後、同じゼミ生2名と2019年に起業し、現在26歳。鹿肉事業「やまとある工房」やペットフード「GOOD MEAL ONE」、鹿革ブランド「COL STYLE」、飲食店「MEAT UP」など多角的に事業を展開しています。全国で深刻化するシカやイノシシの獣害問題と食肉処理施設の経営難に着目。捕獲された鹿の100%活用を目指し、肉だけでなく内臓や骨、皮革まで商品化を実現しています。「地域循環共生圏」の構築をビジョンに掲げ、環境負荷の大きい畜産の代替としてジビエ消費拡大を推進。SDGsや地域創生に貢献する若手起業家の挑戦として注目されています。

 イノシシやシカ狩りに対する質問にも、笠井さんはアドバイスや取り組み方を教えてくれました。また、起業時に直面した困難な経験を共有し、国立政治大学の学生たちに自分のやりたいことをやるよう励ましてくれました。


台湾の先生からの森本さんへのプレゼント


台湾の先生から 笠井さんへのプレゼント

〈午後〉
 昼休みの後、笠井さんのやまとある工房を見学しました。その後、台湾の先生と学生たちに工房の裏手にある鹿用の罠を見せてくれました。
 工房のあとは、バスで茶畑へ移動し、京都茶の栽培を見学しました。浅野智士さんは茶の分類と茶種について、覆下茶園(遮光栽培)と露地茶園(無遮光)の区別を紹介してくれました。 茶の年3回収穫における等級区分について、一番茶(4―5月の初摘み)は最上級品となり、二番茶(6−7月の摘み取り)は味わいがやや控えめで手頃な価格帯となります。三番茶(8−9月の収穫)は主に飲料用茶葉として加工されます。茶畑には風車型大型送風ファンが多数設置されており、一定温度に達すると自動稼動し、空気循環による温度調節を行うそうです。これにより茶葉の品質維持を確実に担保しています。

(政策学部 4回生 呉秀格)


やまとある工房の様子


茶畑の様子


 龍谷大学政策学部と台湾・国立政治大学は、2024年から2025年にかけて相互訪問型の国際交流プログラムを開講しています。
 2025年7月3~7日、国立政治大学の学生と教職員が来日し、台湾PBLの学生とともに深草・瀬田キャンパス、京都府笠置町や南山城村にて、里山保全や茶産業の現状について学びました。

7月4日(金)
 午前は、京都府農林水産部農産課参事 浅野智士氏から、「森の京都」「お茶の京都」の政策と取り組みについて話を聞きました。午後は瀬田キャンパスへ移動し、先端理工学部環境科学課程 林珠乃実験講師から、里山「龍谷の森」の現代的利用について野外活動を伴う講義を受けました。
〈午前〉
 台湾学生と共に、京都におけるお茶の政策について講義を受けました。茶葉の利用が減少しているなかペットボトル飲料での消費は増加しているなど、身近な課題を抱えていることがわかりました。ブランド化や茶をより身近にする政策によって新たな価値をお茶に付加することで販売促進に繋げていることを知り、京都のお茶をもっと飲まなきゃいけないなと感じました。台湾に訪れた際にも茶畑や茶産業の見学を行ったので、比較を行うことでより良い茶産業政策が構築できると考えました。

(政策学部 3回生 喜多宥太、3回生 木村涼太、3回生 中尾藍士、3回生 西田知輝)


講義の様子


 龍谷大学政策学部と台湾・国立政治大学は、2024年から2025年にかけて相互訪問型の国際交流プログラムを開講しています。
 2025年7月3~7日、国立政治大学の学生と教職員が来日し、台湾PBLの学生とともに深草・瀬田キャンパス、京都府笠置町や南山城村にて、里山保全や茶産業の現状について学びました。

7月3日(木)
 15時過ぎ、台湾・国立政治大学の教員と学生が深草キャンパスに到着し、金紅実准教授からオリエンテーションを受けたあと、台湾PBL履修生によるキャンパスツアーが行われました。

〈午後〉
 台湾の国立政治大学の学生たちを迎え、龍谷大学深草キャンパスの見学ツアーを実施しました。来日したメンバーは、今年3月の台湾訪問の際にすでに顔見知りとなった学生もいれば、今回初めて会う新しいメンバーもいました。再会を喜び笑顔を見せる場面や、初対面にも関わらずすぐに打ち解ける様子が見られ、和やかな雰囲気の中でスタートしました。

 キャンパスツアーでは、龍谷大学の歴史や施設の紹介を通じて、台湾の学生たちに本学の魅力を伝えることができました。特に政策学部の建物や、学生の研究・活動に関する展示などに興味を示す様子が多く見られ、互いに質問し合うなど活発な交流も行われました。ツアーの終盤には、本学の学生が台湾で学んだことを振り返りながら紹介する場面もあり、国際交流の意義を改めて感じることができました。

〈夜〉
 夕方からは、両校の学生同士の親睦を深めるため歓迎会が開かれました。日本らしい料理を楽しみながら、お互いの大学生活、将来の進路、趣味や文化について自由に語り合いました。初対面の学生同士もすぐに打ち解け、テーブルのあちこちから笑い声が響き、非常に盛り上がった雰囲気となりました。
 中には、3月に台湾で出会った学生と「また会えたね」と再会を喜ぶ場面もあり、一度の交流に終わらず、こうして続いていくつながりの大切さを実感しました。学生同士の自然な会話や笑顔から、国境を越えた友情が芽生えていることを感じることができました。このような交流の場が今後の学びや活動にどのようにつながっていくのか、今からとても楽しみです。

(政策学部 4回生 山本裕斗、夏震霆、3回生 田中琥月)


7/11(金)1講時に、毎年恒例となった心理学部フレッシャーズゼミにおけるプレゼンテーション大会が行われました。
この大会は、当日までに各ゼミから代表チームを選出し、この日に最優秀を選ぶものです。テーマは、『「心理学の魅力」を調査する』です。
全10クラスのゼミの代表チームが、それぞれのチームが考えた心理学の魅力について発表しました。持ち時間は5分です。

当日は安藤学長にもお越しいただき、心理学部の設置に関わられていたことなど、ここでしか聞けないお話もご披露いただきました。





発表では、心理学部生が考える「心理学の魅力」について、アンケート調査やインタビューなど、様々な手法でデータを集計し、その分析結果を発表してくれました。
特にインタビューでは在学生や教員、外部の方まで幅広くインタビューしており、心理学についてのイメージ・魅力を調査していました。
また、各グループの発表方法もそれぞれ趣向を凝らしており、充実した大会となりました。

吉川心理学部長から講評をいただき、1番良かった発表チームにオーディエンスが投票を行う方法で評価した結果、6組代表チームが優秀発表に選ばれました。

今後もこのプレゼン大会を通じて、心理学の魅力を発見し、発信していってもらえたらと思います。




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