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降誕会記念講演ご講師の中村桂子さん(深草学舎)、鷲尾龍華さん(瀬田学舎)

降誕会記念講演ご講師の中村桂子さん(深草学舎)、鷲尾龍華さん(瀬田学舎)

降誕会とは、親鸞聖人のお誕生をお祝いする法会です。また、今から101年前の1922(大正11)年5月20日に、龍谷大学が大学令による大学として認可されたことから、翌21日を創立記念日としてお祝いしています。
法要は、大宮、瀬田、深草の3キャンパスでおこないます。大宮キャンパスでは学長法話、瀬田キャンパスと深草キャンパスでは記念講演があります。是非ご参加ください。

■親鸞聖人
親鸞聖人のお誕生は1173年5月21日(承安3年4月1日)とされています。源平の戦乱の世にあって、まさに「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり……」と語られたような栄枯盛衰の激しい時代でした。下級公家に生まれられた親鸞聖人は幼くして両親と別れ、9歳にして出家、比叡山での20年間におよぶ求道の末、「よきひと」法然上人と出遇い、そして浄土の真宗 -選択本願念仏- の道に出遇われました。以後、念仏者として如来の恩徳を、教えに問い、身に確かめつつ、人間の闇を見つめ、本願の救いを顕わし続けられたご生涯でした。
→親鸞聖人のご生涯については「龍大はじめの一歩」にも掲載しています。

■■■2024年度創立記念・親鸞聖人降誕会法要■■■
開催日 : 2024年5月21日(火)

■大宮キャンパス
 時間 9:00~9:40
 場所 本館講堂
 勤行 三奉請、讃仏偈、短念仏、回向
 法話 学長 入澤 崇

■深草キャンパス
 時間 10:30~12:00
 場所 顕真館
 勤行 (音楽法要)
    真宗宗歌、献香偈、敬礼文、三帰依、慶讃文、さんだんのうた、念仏、恩徳讃
 記念講演 “「私たち生きものの中の私」として生きる”
 講師 中村 桂子先生(JT生命誌研究館 名誉館長)
 配信 https://www.youtube.com/live/bR_l7r_FDZ8?si=etjrlkA5YG1KfTXw

■瀬田キャンパス
 時間 10:00~11:00
 場所 樹心館
 勤行 三奉請、讃仏偈、短念仏、回向
 記念講演 「多様性の中で生きる」
 講師 鷲尾 龍華先生(大本山石山寺座主)
 ※瀬田学舎での法要と記念講演の様子は後日録画をアップする予定です(学内限定)。

★リンク:学生主催「第103回創立記念降誕会」


4月20日(土)、学生の自主的な活動や社会的な活動、ビジネスへの挑戦を支援する制度「龍谷チャレンジ」の、2023年度に採択された団体の活動報告会を開催しました。

今回は学生同士の学び合いをテーマに開催し、当日は、24の採択団体によるポスターセッションの他、一般参加の学生を含めた交流会を開催し、プロジェクトを1年間実施した取り組みから、相互に今後の活動のヒントを得る機会となりました。
ポスターセッションでは、当日の参加者にシールが配られ、それぞれが良いと思ったチームのポスターに対しシールを貼り、それを基に表彰するという形式を取りました。

80名を超える参加があり、交流会も盛況のうち終了、学生からは、「他チームとのコラボレーションを考えられる良い機会になった」「意見交換で他団体の活動内容について知ることができ、有意義な時間を過ごすことができた」などの声がありました。
学生部長の梶脇 裕二先生、RECセンター長の木村睦先生から各賞を授与いただき、全体に対して講評をいただきました。

<受賞団体>
・最優秀賞:みずぷろ(自主活動部門、学内全キャンパスにウォーターサーバーを設置)
・優秀賞:お茶福プロジェクト(社会連携・社会貢献活動部門、社会福祉法人と連携した商品開発と就労環境の整備)
・優秀賞:Team Dietitian Specialist(スタートアップ部門、飲食店出店によるバランスの良い食事提供と啓発)
・学生部長賞:#ツナガルアクリルプロジェクト(社会連携・社会貢献活動部門、コロナ後に不要になったアクリル板のアップサイクル)
・RECセンター長賞:メリープログラミング教室、HORIZON(スタートアップ部門、小中学生対象のオンラインプログラミング教室)

<参考>
龍谷チャレンジHP[https://www.ryukoku.ac.jp/campus_career/activity/smap.html]


ポスターセッションの様子


ポスターセッションの様子


交流会の様子


梶脇 裕二学生部長による講評


木村睦Ryukoku Extension Center長による講評


 

龍谷大学真宗学会は2024年3月14日に、『真宗学』149号、150号を刊行いたしました。

両号ともに、多様な観点から意欲的な論稿が掲載されています。各号の掲載論文は以下のとおりです。

 

149号

武田晋「『教行信証』の構造理解―標列を中心として―」

蟹谷誓「親鸞・日蓮における真仏弟子理解―『涅槃経』受容を中心として―」

打本弘祐・山本佳世子・山田慎也・平山惠美子「医療施設における臨床宗教師による「死者のケア」―沼口病院メディカルシェアハウス アミターバの「お別れ会」を中心に―」

David Matsumoto“Whither, Shinshūgaku? A reflection on possible futures of Shin Buddhist Studies” 

松本デビッド(訳 嵩宣也)「真宗学のゆくえ―その未来の可能性を展望する―」

 

150号

内田准心「『安楽集』における『十往生経』引用の意義―「霊山現土」と阿弥陀仏五十菩薩像を手がかりとして―」

田中了輔「存覚における法華念仏同体説の依用について」

尾寺遊賢「加点本『往生論註』における親鸞の意図―晩年の教義傾向を踏まえて―」

左藤仁宏・村瀬友洋・永崎研宣・下田正弘「国際標準ガイドライン(TEI/XML)による真宗文献のデジタル化とその応用―『親鸞聖人門侶交名牒』を例として―」

 


 

『真宗学』は、学会会員以外の方も購入することが可能です。

購入方法の詳細は以下のホームページに記載しております。

 

https://shinshu-gakkai.omiya.ryukoku.ac.jp/shinshugaku.html

 

関心がおありの方は、ぜひご覧ください。


ミクリ

 3月25日(月)龍谷大学農学部農学科 雑草学研究室の三浦 励一准教授と同研究室に今春まで所属していた藤本 剛輝さん(ふじもと・こうき、23)と李 恩注さん(い・うんじゅ、22)が卒業研究で『枕草子』や『蜻蛉日記』に登場する「みくりのすだれ」の再現を行いました。

 みくりのすだれは、『枕草子』で清少納言が田舎を訪れた際に「網代屏風」やみくりのすだれを見て、風情を感じるシーンで登場します。平安時代に実在したみくりのすだれは、古典注釈書や国語辞典では“ミクリ”の茎を編んで作ったすだれのことと記述されてきました。しかし、“ミクリ”の茎の形状はすだれにできるようなものではありません。一方で、古くに「みくり」と呼ばれていたことがある“ウキヤガラ”ならすだれをつくるのに適しているのではないか、と考察する説があり(細見末雄『古典の植物を探る』1992年)、この説に着目した学生たちが、ウキヤガラ(古名みくり)と当時の技術で本当にすだれができるか、という実験考古学的な発想のもとに「みくりのすだれ」の再現に取り組みました。

 ウキヤガラは琵琶湖・淀川などに自生する水草であり、学生の藤本剛輝さんが琵琶湖を一周するようにしてウキヤガラを探し回りました。すだれを編む糸もウキヤガラの生育地の近くで得られたはずだと想定し、野生のクズの繊維を用いることになりました。クズのつるを発酵させ繊維をとってよりをかけて糸にする作業は染織研究を専門とする国立民族学博物館の上羽陽子准教授の指導のもと、学生の李恩注さんが担当しました。また、すだれを昔ながらの手仕事で編んでいく作業については、老舗すだれ店の「京すだれ川﨑」(京都府亀岡市)にご協力いただきました。

 このような学生2名による試行錯誤と根気のいる手仕事の末、3月25日に「京すだれ川﨑」の工房で実際に、みくりのすだれを再現しました。平安時代と同様すべて天然素材で再現されたみくりのすだれは、現代の均一な模様ではなく、黒い節や斑点がちりばめられた野趣溢れる仕上がりとなりました。

 卒業研究を終え、三浦准教授は「できあがったすだれはいかにも田舎風の素朴なものでした。当時の庶民の暮らしを彷彿とさせるとともに、『枕草子』の登場人物は貴族だからこそ、殊更そういうものをおもしろがったという感覚も理解できる気がします。」と清少納言が感じた風情を実感された様子でした。

 また、今回の経験を通して「自然に生えている植物から手仕事で生活必需品が生み出される過程を体験できたことは学生にとって貴重な機会だったと思う。」と気が遠くなる作業を丁寧にひたむきにやり遂げた学生の成長が誇らしげで、何より嬉しそうでした。

 藤本さんと李さんは、この4月から社会人としての一歩を踏み出されました。これから様々なことがあると思いますが、これだけ根気強く研究をやり遂げられた経験は必ずこれからの人生に活きてくると思います。お二人のこれからの活躍を心から応援しています。


ウキヤガラ


くずのつるの採取


材料となるウキヤガラの茎


クズから績んだ編みひも


職人さんの指導を受けながら編んでいく


学生2名すだれを編む


完成した「みくりのすだれ」の前で藤本君と李さん


完成したすだれの前で左から上羽陽子先生・藤本君・李さん・川﨑社長


コミュニケーションは、みんな違って、みんないい

「Ryu-SEI GAP」(※1)のチーム「SPOTs」が、障がい学生支援室と協力して、交流会を開催しています。

「自分の思いをうまく相手に伝えられない」、「そんなつもりじゃなかったのに誤解された」、「大人数の前で話すのは苦手だな」など、人間はひとり一人違うのでコミュニケーションに関する悩みは尽きませんね。
「cafe スポットライト」はそんな思いを共有しながら、ざっくばらんに交流できる場です。もちろん、話を聴くだけでもOK!
開催は不定期ですが、開催前に21号館1階障がい学生支援室前にポスターで案内しています。学生は誰でも参加できますので、お気軽にご参加ください。

~障がい学生支援室より~
障がいの有無に関わらず、全ての学生は、一人の人間としてその尊厳を尊重されるべきであり、人格及び能力を最大限に発達させ開花させるための学習権を保障されています。学習権とは、「読み書きの権利であり、問い続け、深く考える権利であり、想像し、創造する権利であり、自分自身の世界を読み取り、歴史をつづる権利であり、あらゆる教育の手立てを得る権利であり、個人的・集団的力量を発達させる権利」(ユネスコ学習権宣言より)です。これに基づき、障がい学生支援室では、大学生活で経験するあらゆることを学習と捉え、多様な学生の学びや交流の機会を創出すると共に、授業を始め学習を支える基礎的環境の整備と「改正障害者差別解消法」等に準拠して適切な合理的配慮を提供できる体制整備に努めています。

(※1)学生が主体となって教職員と一緒に正課や課外で地域社会の課題解決に取り組む政策学部の実践型プログラム


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