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2023年5月27日(土)~28日(日)に、「政策実践・探究演習(国内)」福知山プロジェクト(担当:谷垣岳人准教授)の学生18名(2~4回生)、教員2名が、今年度第1回の地域フィールドワークを実施しました。
今年度から、新しく福知山市中六人部地域と連携した活動を開始しています。今回は初めて学生たちと地域の方が出会い、地域の取組を知り、地域を実際に歩くことが中心となりました。2日目は、福知山の城下町としての歴史、由良川の治水対策など、福知山のまちづくりについて、谷垣先生のガイドで散策し学修を深めました。


農業用ため池で地域のみなさんと


ミライト中六の活動紹介 


学生の自己紹介


広大な耕作放棄地と開拓時代の石碑


野イチゴ?を摘んで試食


里山の奥へ


たんぼランチ


谷垣先生から植物の説明をきく


神社で小休止


中六人部地域づくり協議会(通称「ミライト中六」)の活動は、定住促進対策、生活基盤対策、地域おこし対策の3つを柱に活動を展開されています。午前中、北山会長ほか3部会の役員さんたちから各取組について説明をいただきました。学生たちは事前学習でも市の担当者から概要を伺っていましたが、やはり現場で直接話を伺うことにより、よりリアルに感じることができたようです。
 お昼を挟んで、地域の方々のガイドで午後から実際に地域を歩きました。里山からため池、川と田畑、耕作放棄地など、自然の素晴らしさ・地域の良さを感じると同時に、地域が抱える課題も見えてきたようです。
夜のミーティングでは、グループに分かれてお互いの感想・気づきをシェアし、自分が気付かなかった点、聞き漏らした点について補い合うことができました。


夜、印象に残った点を記入しグループで共有


2日目 福知山城にて歴史を学ぶ


福知山城にて


竜王戦(地元出身学生)


由良川の明智薮(竹林の堤防の中へ)


治水記念館で水害について学ぶ


以下、学生の感想です。

【地域の第一印象】
福知山市は初めてだったが、温かく迎えていただき、これからの活動が楽しみになった。
自然が多い良い場所で、緑豊かで日常見るよりもいろいろな植物があり、説明を聞いて楽しかった。
ゼミではまちあるきを主に行うので、今回は草木・鳥など自然を感じる時間になった。普段と違った視点を用いて歩くことができた。
山に囲まれ田畑が広がる風景に魅了された。
福知山っていいなと思った。
地域の方の温かさ、学生を受け入れてくれていることがよくわかった。
もっと固い感じで話しにくいかと思っていたが、非常に話しやすかった。
皆さんとお話ができて良かった。
事務所の目の前が田んぼで、新鮮でリラックスできた。
家が多くないうえ、一軒一軒が離れており、急病の時や何かあったとき気づくのが遅くなってしまうのではないかと感じた。

【ミライトの活動について】
「ちょうどいい田舎」が発信のテーマ、3つの部会が活動している。
水曜サロンは、毎週活動があり、想像していたより参加者が多いようだ。
ボッチャ、移動図書館など内容が充実している。
メンバーが内容によって変わるのが面白い。
「ちょっと聴いてコーナー」は、大学の課外活動で自分たちが取り組んでいる「居場所づくり」の活動に活かせそうだと感じた。
参加側は毎週の運営を当たり前とは思っていない感じがして、皆さんがあたたかいと感じた。
地域で神社を管理することで、昔から続いている土地の信仰などを継承する形ができていると感じた。
ミライトの活動により地域のコミュニティを守ろうとしている。
ミライトの地域おこし政策の成果が出ていると感じた。
住民同士のコミュニティのつながりが強いと感じた。その背景には、ミライトの取組が強く影響していると感じた。
過疎化している地域だからこそ、人のつながりは重要であると感じた。
純米吟醸「中六人部」に地域の情報を掲載することで、交流人口・関係人口を増やし、魅力を発信することにもつながると感じた。
移住促進の部会に興味を持った。既に13世帯移住している点は突出した成功事例である。役員の方が日頃より地域内外との交渉をされていることが要因と考える。
移住者の年齢層が30~70代と幅広いことに驚いた(若い人というイメージがあった)
有線放送で龍大生が来ることを告知くださり、地域の方の反応があり、受入れてくださったことが嬉しかった。

【地域あるき】
高大な耕作放棄地を見て驚いた。
ポテンシャルはある。水が来ていない。
KOTOという会社が無農薬ショウガ栽培をしている。
獣害や耕作放棄地等、様々な課題があるが、これらを補うほどの地域資源があると思うので、今後中六人部のために自分たちも頑張りたい。
自分たちの訪問のために朝早くから清掃など準備してくださったと聞いて嬉しかった。
610BASE いちご狩り、CAFÉがある。「映えて」いる。
もっといろんな人に知ってもらえたら、多くの人が訪れるようになるのでは。
野イチゴを摘んでくださり(蛇イチゴだったが)良い思い出になった。
昔は提灯を持って山を越えるのが娯楽だったらしい。
昔は肥料として落ち葉を拾っていたが、今はお金をかけて拾う。
木材が燃料などに使用されなくなった。1960年代からの60年間でエネルギーの利用方法の変化が凄いと感じた。
会長さんと地域の方のやり取りを見て、挨拶が当たり前、地域の人がつながっていると感じた。
ため池から流れている川は水がとてもきれいで、目視でも田んぼに様々な生き物がいて、地元の田んぼとは質が違うのだろうと感じた。

【大学生に期待されていること】
交流人口・関係人口を増やす、新しい地域資源の活用・発掘。
皆さんの努力と期待に応えられるよう頑張りたい。
地域の方とのコミュニケーションを大切にしてより良いものにしたい。
今日の経験を家族や友人にも伝えて交流人口・関係人口を少しでも増やしたい。
山の整備が行き届かず、マツタケ、間伐材など自然資源の活用があまりされていない。学生が何か関与できる部分があるのではないか。


ライティングサポートセンターのチューター(本学大学院生)が「〇〇の戦争」というテーマで「おすすめ本」を選書し、図書館にて展示します。ぜひご来館ください。
図書館HP:https://library.ryukoku.ac.jp/bbses/bbs_articles/view/117/af78832bb5db97495081d9c293cb3257?frame_id=554 

▼図書館×ライティングサポートセンター連携展示「〇〇の戦争」

 展示期間: 2023年6月1日(木)~2023年7月27日(木)

 展示場所: 深草 図書館 和顔館2階 展観コーナーA(南側のソファー席付近)
       大宮 図書館 2階 中央階段前付近
       瀬田 図書館 本館地下1階 展観コーナーB

 主な展示資料
  ◆『親鸞の家族と門弟』今井雅晴著 法蔵館,2002
  ◆『近代日本の戦争と宗教』小川原正道著 講談社, 2010
  ◆『対話する宗教―戦争から平和へ―』 星川啓慈著 ; 大正大学出版会, 2006

▼ライティングサポートセンターについて
 https://www.ryukoku.ac.jp/writingsupport/

【開室日時】 4月17日(月)~7月27日(木)11:30~16:00(受付15:45)

【場所・曜日】  深草 和顔館 1F   スチューデントコモンズ 月~金
         大宮 東 黌 2F   スチューデントコモンズ 月・水・木
         瀬田 智光館 B1F スチューデントコモンズ 月・火・水

 レポートや論文作成上のお悩みについて、対面・オンラインで相談対応を行っています。オンラインについては要予約です。


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5月28日、政策実践・探究演習(国内)洲本プロジェクトの2023年度第1フィールドワークに学部生18名、石倉 研准教授、櫻井あかね実践型教育プランナーが参加しました。

2023年度は「千草竹原班」「塔下新池班」「企業連携班」の3班に分かれて活動します。今回のフィールドワークは、それぞれの班に関係する地域の方々に会い話を伺いました。

■千草竹原
まず最初に、千草竹原の小水力発電システムについて説明を受けました。小水力と太陽光のハイブリット発電で、集落を流れる農業用水路から水を引きターゴ水車発電機で発電、さらに太陽光パネル2枚を設置し、双方から得た電力をリチウムイオンバッテリー(3kWh)に充電しています。夜間照明用フットライトや防犯カメラなどに電力を使用する自家消費型です。

洲本市地域おこし協力隊員小林さんが改修を進めている古民家は台所、風呂、トイレが新しくなり、今年度は泊まり込みで改修作業を手伝うことが出来そうです。観光農園「あわじ花山水」でエピスパの弁当を食べながら、地域の方々と意見交換の時間を持ちました。


あわじ花山水の説明を聞く様子


改修中の古民家

■株式会社成田
企業連携班は2023年度からスタートしたばかり。パートナーとなる株式会社成田を初めて訪問し、専務取締役福井氏からかいぼり事業について伺いました。かいぼりは、農閑期の冬に池の水を抜き底に溜まった泥を川にかき出す作業のことです。昔は毎年、池の水を使う農業者の手によって行われてきましたが、高齢化や後継者不足で慣習が途絶え、管理の行き届かない池が増えたことが防災面でも課題になっています。

池の泥にはミネラルなどの栄養素が多く、泥が海に流れると海苔の色付きが良くなるなど漁業に効果があると言われています。里と海がつながることが期待され、かいぼりを復活させる地域が徐々に増えてきました。しかし、泥をかき出す作業はなかなかの重労働です。

「暮らしの困りごと解決します」をモットーに掲げる株式会社成田では、消防用小型ポンプ「かいぼり君」や、吸引ポンプ車を改良した多目的モバイルユニットを開発しました。企業連携班は、これらの機械と企業の社会貢献活動をどのように伝え、かいぼり事業を広めていけるかを考えます。


玄関にあった手書きの看板


株式会社成田の社屋

■塔下新池
洲本市五色町鮎原塔下(あいはらとうげ)にある「塔下新池ため池ソーラー発電所」を見学し、田主(たず)の毛笠さんから圃場整備事業の歴史、塔下新池ため池ソーラー発電所の特徴、農業について話を聞きました。塔下新池は、1970 年代の圃場整備事業で茶畑だった場所に造成された人工池です。池を管理する田主の方々は、この地域で米や野菜を栽培しています。塔下地区では数年前から新たな圃場整備事業が進められ、訪れるたびに池周辺の田畑が姿を変えていました。見学のあとは近くの畑に移動し玉ねぎの収穫を体験、お土産にその玉ねぎをいただきました。


玉ねぎ収穫体験の様子


玉ねぎ収穫体験の様子


龍谷大学の研究者との対話を通じて研究内容を紹介する“Academic Doors~対話で開く、研究の世界”に斎藤 司 法学部教授の記事を掲載しました。

近ごろ『袴田事件』の再審開始が、死刑判決から40年以上の時を経てようやく確定しました。しかし、弁護士や市民団体の献身的な活動があってもなお、日本におけるえん罪・誤誤判救済には大変な時間と労力がかかります。

「誤判救済を、日常に普通に」をスローガンに、えん罪からの学びを生かしたより良い刑事司法や、誤判救済のありかたを探求すべく、2023年4月に創設された「龍谷大学 刑事司法・誤判救済研究センター(Research Center of Criminal Justice and Wrongful Convictions: RCWC)」。その代表を務める斎藤司先生に、えん罪に関心を抱くようになった学生時代や、海外における誤判救済システム、そして今後のRCWCの取り組みについてお話しいただき、想いの核に迫りました。

▼記事はこちらから▼
https://academic-doors-ryukoku.jp/interview/15


斎藤 司(法学部教授・刑事司法・誤判救済研究センター長)

斎藤 司(法学部教授・刑事司法・誤判救済研究センター長)

▼関連イベント情報▼
2023年6月30日18時より、刑事司法・誤判救済研究センター(RCWC)が協力するシンポジウム「人質司法を考える」がハイブリッド形式(梅田キャンパス/オンライン)で開催されます。
世界で批判される日本の「人質司法」やえん罪の問題に関心のある方はどなたでも参加いただけます。ぜひお申込みください。
【→イベント実施詳細】

~Academic Doorsとは!?~
10学部、1短期大学部を擁する総合大学として、幅広い分野の研究者が集う龍谷大学。
新たな視点や考え方、未知なる分野の知識など、ここで活躍する研究者との対話には、知る喜びがあふれています。
この度、龍谷大学では、研究成果の創出を通じて、世界が直面する課題を克服し、持続可能な社会の構築に寄与すること目的として“Academic Doors~対話で開く、研究の世界”を開設しています。
このサイトでは、龍谷大学に所属する研究者との対話を通じて、多様な研究の魅力をわかりやすく紹介していきます。
ぜひ、魅力あふれる研究のドアをノックして、知的好奇心をくすぐるアカデミックな世界に触れていただき、研究の魅力を堪能してください。


 2023年5月29日(月)、龍谷大学経営学部の眞鍋ゼミと株式会社京伝びとの共同企画によるトークイベント“第2回 IKIZAMA session”が、龍谷大学深草キャンパス成就館1F 「Café Ryukoku&」にて開催されました。“IKIZAMA session”のコンセプトは「本気で生きるを考える」。いま第一線で活躍されている情熱を持った実践者をゲストにお迎えし、その経験を語っていただく中で、学生自身がこれからの生き方やキャリアを考えるきっかけを提供することを目指すものです。大好評だった前回に引き続き、今回は50名の学生が参加しました。
 第2回のゲストは大阪・北新地に割烹料理店「野口太郎」を構える料理人の野口太郎氏。野口氏は、割烹料理店を修行経験なしで開店し、わずか2年でミシュラン一つ星を獲得されるだけでなく、「野口太郎ラーメン」を開店するなど幅広く活動されています。
 イベントは、株式会社京伝びとの梅原英哉氏とのクロストークの形式で行われ、野口氏からは「自身の意思として、正解は探すものではなく、創るもの」「人生の主役は、他人ではなく自分」といった考え方が共有されました。また、野口氏が「好きか嫌いか。綺麗か汚いか。」を物事の判断基準として重要視しているということに関して、学生は大きく反応していました。学生からの「どのように自身にとって魅力的な出会いを増やしたか」といった質問に対して、「好きなことを突き詰めれば、魅力的な出会いに自然とつながる。魅力的な人に会いに行くより、来てもらう心持ちでいること。」といったアドバイスをいただきました。
 イベントの予定終了時刻を過ぎても質問は続き、学生にとって非常に有意義な時間となったように見受けられました。次回は、6月19日㈪に第3回を予定しています。




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