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機械工学・ロボティクス課程の左近拓男教授の研究室のホイスラー合金に関する研究成果が学術論文に掲載されました。

Takeshi Kanomata, Takuo Sakon, Yuki Nagata, et al. (左近教授は責任著者)
A Review on the Magnetovolume Effect of the Full Heusler Alloys Ni2MnZ (Z = In, Sn, Sb)
フルホイスラー合金Ni2MnZ (Z = In, Sn, Sb)の磁気体積効果に関する研究
Metals 2025, 15, 215 MDPI (Basel, Switzerland) (Impact Factor 2.6)

掲載論文のWebページ

Ni-Mn-Z (Z = In, Sn, Sb) 型ホイスラー合金は磁気体積効果、巨大磁気抵抗効果、巨大磁気熱量効果、形状記憶効果、超弾性効果などの磁気的/力学的高機能性を示す合金である。
本論文の考察により、これらの合金は、スピン揺らぎに基づく遍歴磁性理論で説明されることが証明された。

磁気体積効果:通常の金属は降温により収縮するが、インバー合金と呼ばれる合金では温度を変化させてもほとんど収縮しない。この原因は強磁性状態での自発磁歪により、降温とともに磁気体積が膨張し、その膨張率が熱収縮率と相殺するためである。収縮・膨張しない鉄鋼材料として有望である。
磁気抵抗効果:磁場の印加で電気抵抗が変化する効果。磁気スイッチや磁気メモリの材料として有望である。
磁気冷凍効果:磁場変化により合金が冷却される効果。磁気冷凍材料として有望である。
形状記憶効果:ある温度以下で変形しても、その温度以上に加熱すると、元の形状に回復する合金。本論文で取り上げた合金は、温度だけでなく圧力下や磁場下でも元の形状に回復する。
超弾性効果:通常の金属の場合、巨大な圧力を加えれば元の形状には戻らないが、圧力により巨大な変形を加えても、除荷するだけで元の形状に戻る。
スピン揺らぎに基づく遍歴磁性理論:結晶内を動き回る電子が磁気的な性質(磁性)を決定することを説明した理論。



南丹プロジェクト(指導教員:大石尚子教授)では、2023年度から、京都府南丹市日吉町世木地域の魅力をまとめた「世木地域ツーリズムMAP」の作成をすすめ、2年間をかけてこの度完成させることができました。
マップは持ち運びやすいA5サイズで、広げるとA2サイズと大きなものになります。平面的な観光マップでは表現できない季節の移り変わりを含めた立体感のある地域を感じてもらうため、地域のささやかな宝ものを、時間をかけて体験できるルートを設定した観光マップと、世木地域全体の自然・文化資源を一覧にしたフェノロジーカレンダーが両面フルカラーで掲載されています。




フェノロジーカレンダーとは「地域の自然と人の営みを表した生物季節の暦(こよみ)」で、地域の特産品、伝統食、植物、行事・祭りなどがカレンダー形式で写真付きでマッピングされたものです。
世木地域には道の駅「スプリングスひよし」があり、多くの訪問者が訪れますが、その多くは世木地域のことを知らないまま自動車やバイクで通り過ぎていきます。しかし地域には豊かな自然とともに、人びとが自然と共生して長い時間をかけて培われてきた生活の知恵や風習などの伝統文化が多く息づいています。これらの「知る人ぞ知る地域資源」をルートでつなぎ、自転車などで地域の空気を感じながら、ゆったりと回遊してもらおう、そし地域の良さを知ってもらい、地域のファンになってもらおう、というのがこのマップに込めた思いです。今後は、モニタツアーを企画してこのマップの活用をすすめるとともに、住民のみなさん自身がマップを使ってガイドできる人材育成などにチャレンジしていきます。

このマップは地域内外の公共施設、観光関連施設やカフェなどで配布して頂く予定です。このサイトからダウンロードもできますので、ぜひご活用ください。


■世木地域ツーリズムMAP(PDF)のダウンロードはこちらから


【本件のポイント】

  • 学生目線で今後も能登を応援し続けるために何ができるのかを共に考える機会とする。
  • 東日本大震災を始め、全国の被災地で支援活動をしている講師を招き、防災・減災を考える。
  • 会場の一角で募金箱の設置とともに能登の物品を販売し、被災地の支援に繋げる。

 

【本件の概要】
 龍谷大学ボランティア・NPO活動センターでは、これまで東日本大震災や熊本地震など、様々な災害支援活動に取り組んできました。令和6年能登半島地震では、災害支援ボランティア活動を4回(4月、5月、9月、11月)実施し、計66名の学生が参加しました。また、個人で被災地へ赴きボランティア活動を行う学生のために交通費等の助成金制度を新設し、延べ22名の学生が制度を活用し、支援活動を行いました。このほか、学生グループやゼミ単位等でも独自に支援活動を行っています。
 今後も能登を応援し続けるため、1年の支援活動を振り返り、これからの能登の支援、加えて、いつどこで起こるかわからない災害に対して、何ができるのかを参加者と共に考える機会として本企画を実施します。
 「一般社団法人BIGUP石巻」の代表理事として全国各地の被災地で活動を続けている阿部由紀氏の講演に続いて、現地で活動した学生の報告と合わせてパネルディスカッションを行います。
 また、募金箱の設置と、少しでも能登の支援に繋げるため、当日会場の一角で能登の物品販売を行います。
 東日本大震災で被災した石巻から繋がれたバトンを受け取り、このフォーラムを通じて参加者の皆さんと一緒に防災・減災について考えたいと思います。

 

【令和6年能登半島地震災害復興支援フォーラム】
日 時 :3月6日(木)13:00~15:00
場 所 :深草キャンパス 和顔館202教室/オンライン(Zoom)
内 容 :①基調講演「能登半島地震の支援活動を通して考えるこれからの防災」
               講師   一般社団法人BIGUP石巻 代表 阿部 由紀 氏
     ②能登半島地震の支援活動をおこなった学生からの報告
     ③講師と学生によるパネルディスカッション
     ④能登支援のための物品販売
対 象 :興味・関心のある方ならどなたでも参加可
申 込 :https://x.gd/5Xkcs
     (3月4日(火)迄 ※会場に余裕があれば当日対面での参加も可能。)
 


問い合わせ先:龍谷大学 ボランティア・NPO活動センター
Tel 075-645-2047 ryuvnc@ad.ryukoku.ac.jp https://www.ryukoku.ac.jp/npo/


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