Need Help?

新着情報

新着情報の一覧

製品情報

ここにメッセージを入れることができます。

社会と自己の在り方を問うメディア『BEiNG』の新着記事案内。

今年6月、改正刑法の施行により、懲役刑と禁錮刑が廃止され「拘禁刑」への一本化が行われました。労役よりも、受刑者のバックグラウンドに応じた教育・就労プログラムを重視する方針への転換は、刑罰の目的が「懲らしめ」から「立ち直り」へと軸足を移したことを示しています。立ち直りの鍵は「排除ではなく包摂」、つまりその人の「居場所」が社会にあって、実現できるものです。更生支援は「特殊な誰か」を救うためだけのものではありません。失業や病気、事故や高齢化など、いつ誰が「助けて」と言う側になるかわからない時代だからこそ、支援のあり方は私たち自身の未来にも関わってきます。

本稿では、制度・支援・社会意識という3つの視点から「立ち直りの条件」を探ることで、誰もが再出発可能な社会の設計図を描いており、法学部浜井浩一先生(矯正・保護総合センター長)のインタビューと監修により構成されています。

是非ご一読ください。

▼ 社会と⾃⼰の在り⽅を問うメディア『BEiNG』▼
誰もが「助けて」と言える社会へ。更生支援の実情に学ぶ「立ち直りの条件」


 2025年度の南丹プロジェクトは、南丹市日吉町世木地域、南丹市園部町西本梅地域の2つのフィールドに班を分けて活動しています。今回は9月20日(土)〜21日(日)、京都府南丹市園部町西本梅地域と日吉町世木地域で実施した合宿について報告します。
 
 合宿には学生20人と教員2名が参加しました。以下、当日の流れに沿って報告します。

1日目
 朝9時に龍谷大学からバスで出発。連携先の西本梅地域振興会の活動拠点である「あかまつの丘西本梅」(京都府南丹市園部町南八田中山17)に行き、そこで地域の方と合流しました。その後、地域の方所有の山に入り、散策させていただきました。散策のポイントは、管理されている山とされていない山の違いを実感すること。第二次大戦後に植樹されたスギ・ヒノキを定期的に間伐しないと、薄暗く下草も生えない環境になってしまいます。このような環境では幹も細いままで収益も出すことができません。


放置された山林

 一方、適切に管理された山林は太い幹の真っ直ぐな樹木が整然と林立し、地面まで日光が届く明るい環境であることを実感できました。


管理されている山林

 昼食後、山の利活用に関するワークショップを地域の皆さんと行い、充実した時間を過ごすことができました。地元の皆さんの山での小さい頃の体験や、当日の山散策を振り返って、西本梅地域でどんなことができるのか、想像をふくらませるよい機会となりました。学生からは突拍子のない意見もたくさん挙がりましたが、地域の方が受け入れてくださり、とても充実した時間となりました。

 夕方からはバスで南丹市日吉町世木地域へ移動して、BBQで世木地域振興会の皆さんとの交流を楽しんだのち、前期の進捗報告と今後に向けたミーティングを行いました。


地域の民さんへ報告する学生

2日目 
 2日目は朝9時から日吉町生畑(きはた)にある「日良し米」の圃場に集合し、学生が5月に植えた稲の収穫と、高稲木への稲木掛けを行いました。「日良し米」は2023年度に学生と地域が共同開発したお米。低農薬、微生物農法を用い、山間のきれいで冷たい水で育ったお米を伝統的な高稲木で天日干したブランド米です。
 バインダーという機械で稲を刈り、結束された稲の束を拾って稲木に掛けていきました。


バインダーでの刈り取り体験


刈った稲を運ぶ役と稲木にかける役で分担

 3時間ほどで稲刈り作業が完了! 1ヶ月ほど天日干ししたあと脱穀します。お米は地元のマルシェや龍谷大学などで販売を計画しています。


稲木かけ完了!美味しいお米になりますように〜

 昼食後、合宿最後のプログラム、納豆餅試作・試食ワークショップを実施しました。南丹プロジェクトは昨年度から、世木地域の伝統食である「納豆餅」の新フレーバーの開発を行っています。今回新たに学生が考案したのは4種類(大葉味噌、胡麻さつまいも、ちりめん山椒、鰹わさび)の納豆餅です。午後のWSで参加者は試食しながら、それぞれの分量や風味などについて改善案を出し合いました。学生の評判が最もよかったのは、そのとき即興で生まれた、地場産の梅干しを使った「ウメ鰹」味でした。

 この二日間における学びや地域の皆さんとの交流を通して、この合宿がとても貴重な時間になりました。私たちは今回の合宿で学んだことを持ち帰り、実現できるところから、今後の地域に活かせるようがんばります!

記事作成協力:太田迅優(政策学部4回生)、稲森爽馬(政策学部3回生)


広報誌「龍谷」100号に、心理学部の実習系科目である「思春期の子ども理解と支援実習Ⅰ」について取り上げられました。
心理学部3年目を迎え、専門的な心理学の学びはもちろん、学外での実習なども多くスタートしています。

広報誌「龍谷」100号はこちらからご覧ください。
https://www.ryukoku.ac.jp/about/pr/publications/100/index.html

バックナンバーはこちら(99号、97号にも心理学部の取り組みが掲載されています)
https://www.ryukoku.ac.jp/about/pr/publications/



お電話でのお問い合せはこちら

電話番号: