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 「矯正・保護課程」では、社会人受講生の受講機会の拡大を図るべく、2023年度から試行的に大学に来なくてもインターネット環境を利用してオンライン上でも授業が受けられる科目を一部提供しています。
 2024年度は、保護司をはじめ、矯正施設や更生保護施設で働く職員、地方公務員、社会福祉士、篤志面接委員、NPO法人職員など、様々な分野で活躍されている社会人受講生ら約120人が「矯正・保護課程」で学びました。
 オンライン講座の授業は、従来どおり対面で授業を行うとともに、2025年度も各回の授業を録画し、それを翌日以降に配信する形で提供します。
 したがって、大学へ来て対面で授業を受講することもできますし、ご自宅や職場など自由な場所で自由な時間に録画した授業を一定期間何度でも(㊟)自分のペースで繰り返し視聴し学習することができます。
 つきましては、社会人受講生向けオンライン講座開講3年目を迎え、提供科目の拡充を望む声が社会人受講生らから多く寄せられていることを受け、2025年度はこれまで提供してきた本学深草学舎(京都市伏見区)で開講される4科目(「矯正医学」(後期:15回)、「被害者学」(通年:30回)、「犯罪学」(後期:15回)、「アディクション論」(前期:15回))に加え、新たに同学舎の「犯罪心理学」(通年:30回)、「刑事司法と福祉」(前期:15回)の2科目もオンライン講座で提供することになりました。<受講料は1科目あたり3,140円(税込み)>詳細は添付の「2025年度社会人受講生向けオンライン講座 募集チラシ」をご確認ください。

㊟科目よって1つの講義の公開期間が異なるのでご注意ください。

※2025年度社会人受講生向け科目はその他にも延べ22科目開講します。(ただし、これらの科目は全て大学での対面授業となります。ご留意ください)


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2025年度社会人受講生向けオンライン講座 募集チラシ


 2025年2月5日(水)、南丹市役所(京都府南丹市園部町小桜町47番地)で「政策実践・探究演習」(国内)南丹プロジェクト(担当教員:大石尚子教授)が、地元パートナーの世木地域振興会とともに西村良平南丹市長と面談を実施し、活動の成果を踏まえた政策提案を行いました。南丹プロジェクトから学生3人(2回生)、教員2名、世木地域振興会から3名が参加しました。


南丹市や書の市長室での面談の様子(一番奥正面が西村良平市長)


 まず、教員から2021年度に始まった南丹プロジェクトの成果と今後の方向性・課題について市長へ説明を行い、地域・行政・大学の協働による活動を提案しました。
 次に、2024年12月23日に放送されたKBS番組「あったか京都」での南丹プロジェクトの紹介映像(末尾のリンク参照)を視聴しました。番組では南丹市日吉町世木地域の伝統食「納豆餅」が紹介されており、視聴が終わると、学生と地元メンバーで共同開発した複数の味の納豆餅の試食が行われました(市長にはコチュジャンチーズ味が好評でした)。

 その後、大石尚子教授から昨年夏、南丹市をフィールドに実施したイタリア・トリノ工科大学との国際ワークショップ「International workshop Polito - Ryokoku University on social innovation for revitalizing shrinking rural areas」の成果報告と学生がまとめた政策提案が紹介されました。

 今後の方向性や課題に対する意見交換が始まると、市長からは、南丹プロジェクトが提示した協働提案に対して賛同の意が表明されました。そして「担い手不足を戦略的に解決する必要がある」とした上で、「地域にとびこんでいく学生・多様な課題分野での戦略を全体的にプランニングできる人材が欲しい」との強いアピールがありました。

 学生からも、「納豆餅を地域のものとして循環させるための工場・施設が必要」や「農産認証の仕組みが農家にあまり伝わっていないため、行政と共同で説明会の開催に取り組みたい」などの意見が出されました。

 市長との面談、政策提案の機会は今年度当初から目標に掲げ、学生は目に見える成果を出せるようがんばって活動してきました。市長から求める人材についての意見も直接伺うことができ、将来の進路を決める一助にもなった有意義な機会でした。


(原稿執筆協力:政策学部2回生 稲森爽馬)


【南丹プロジェクトの紹介映像】
KBS京都「大学・学生の力を活かした地域活性化」
(2024年12月23日(月) 19:30~20:00 オンエア)


 2025年2月2日(日)、殿田活力倍増センター(京都府南丹市日吉町殿田前田11-8)で、「政策実践・探究演習」(国内)南丹プロジェクト(担当教員:大石尚子教授)と地元パートナーの世木地域振興会の共催で成果報告会が開催され、学生6人(2、3回生)、教員2名が運営に参加しました。
 今回はプロジェクトの成果をできるだけ広く住民の皆さんに知っていただきたいという思いから、ちらし(下図)の全戸配布を行い、当日は20名ほどの住民の皆さんにご参加いただきました。


全戸配布したちらし


 担当教員の大石尚子教授の挨拶のあと、学生と世木地域振興会双方から活動の成果を報告しました。

 学生から2024年度の活動成果について、商品開発班とグリーンツーリズム班がプレゼンを行いました。

 商品開発班は、「日良し米」の販売促進、地域の伝統食「納豆餅」の地域ブランド化と「世木環境農法」認証の普及に取り組みました。開発した商品は、道の駅スプリングスひよしで開催した「世木ふるさとマルシェ」で販売し、好評でした。





世木環境農法の認証レベルは取り組みやすい「地場産」から、取り組みが難しい「有機・循環農法」まで4段階を設定しました。これは、地域ブランドの確立と生産者のステップアップを誘うことを狙い、あえて高い目標を掲げることで地域の目指す方向を明確にすることをねらったものです。


 グリーンツーリズム班は、世木地域の歳時記と観光マップを一体化させた「世木フェノロジーカレンダー・マップ」づくりなどに取り組んできました。



「世木フェノロジーカレンダー・マップ」づくりのために複数回、会議、ワークショップ、レンタサイクルでの実走調査などを実施し、プランを具体化していきました。


 学生からは成果報告とともに、今後の課題と来年度に向けた活動提案も行いました。その後世木地域振興会から、今年度初めに立てた目標に対する進捗について報告がありました。
 学生と地元パートナーの世木地域振興会がお互いの認識に基づく成果や課題の報告を行ったことで会場の参加者すべてが当事者として前向きな姿勢になれたと思います。

 報告の後、地元住民の皆さんも加わって、来年度への課題、提案に対する意見交流、アイデア出しのワークショップが行われました。

 商品開発班では活動体制の継続とマルシェの定期開催について話し合い、参加された地域の方からは「SNSで情報発信する」「地域住民に農業へ関心を持ってもらう」などの意見が出されました。グリーンツーリズム班では完成した「世木フェノロジーカレンダー・マップ」の普及方法や、関係人口や地域経済への波及効果創出のためのアイデアが出されました。

南丹プロジェクトでは、来年度も継続して活動を予定しています。
活動の輪を地域内外に広げつつ、これまでの成果を活かした活動展開を検討中です。

(原稿執筆協力:政策学部2回生 稲森爽馬)


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