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<8/30(土)15:00~/龍谷大学瀬田キャンパスSETA DOMEにて開催>
【本件のポイント】
【本件の概要】
近江八景のひとつ「瀬田の夕照」にその名を由来する夕照コンサートは、吹奏楽の奏でる美しい音色が、夏の夕べを華やかに彩る音楽の祭典です。今年で32回目を迎え、龍谷大学と近隣の中学校・高等学校計6校の吹奏楽部総勢420名が出演して、ジョイントコンサートを行います。このコンサートには、毎年1,000名を超える近隣地域の方々が来場されています。今年も多くの方々に情熱溢れる演奏、迫力のある華麗な演奏を通じて、音楽の楽しさやすばらしさを届けます。
日 時:8月30日(土)15:00~18:00(予定)(14:30開場)
場 所:龍谷大学瀬田キャンパスSETA DOME(大津市大江町横谷1-5)
※入場無料、事前申込不要
出演団体:瀬田北中学校吹奏楽部、草津東高等学校吹奏楽部、光泉カトリック高等学校
吹奏楽部、玉川高等学校吹奏楽部、東大津高等学校吹奏楽部、比叡山高等学
校吹奏楽委員会、龍谷大学吹奏楽部、龍谷大学バトン・チアSPIRITS
(出演団体は予定です)
備 考:本学吹奏楽部は昨年度の第72回全日本吹奏楽コンクールにおいて5年連続金
賞受賞。今年3月開催の第48回全日本アンサンブルコンテストにてサクソ
フォン四重奏が金賞受賞。
【過年度の実施の様子】
問い合わせ先:龍谷大学 学生部
Tel 077-543-7734 gakusei-seta@ad.ryukoku.ac.jp https://www.ryukoku.ac.jp/campus_career/extra_activity/
ハイブリッド(対面+Web)開催 8月25日(月)まで申込受付中<参加費無料>
【本件のポイント】
【本件の概要】
カーボンニュートラルの実現に向けて、再生可能エネルギーの導入やエネルギー効率の向上といった様々な取組みが活発となっています。それらの取組みを支える技術研究のなかから、今回は薄膜形成技術と水素利活用を支える材料技術について、講演を行います。
薄膜形成技術は、高い比表面積や構造特性、表面電荷、異方性、機能可変性といった特異な性質を付与することができ、太陽光パネルのコーティング技術やエネルギー貯蔵システムなど幅広い分野で、カーボンニュートラルの実現に向けて寄与しています。また、水素は次世代のクリーンエネルギーとして注目されていますが、液化水素や圧縮水素などの保存方法はエネルギーロスが大きく、大規模貯蔵に課題があります。
本研究会では、主要な薄膜製造手法や液相析出法での薄膜成膜の技術開発に関する研究とともに、水素の貯蔵技術に焦点を当てた材料開発に関する研究について、専門教員が講演します。
日 時:2025年8月27日(水)15:00~16:30
会 場:龍谷大学瀬田キャンパスRECホール(先着50名) ※オンライン配信有
テ ー マ:「カーボンニュートラル社会」実現のための新技術
講 演:講演1「現代技術における薄膜の重要性と将来の発展」
(講演者)龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程 助教 ヘルナンデス ホセ
講演2「カーボンニュートラルに貢献する水素エネルギーと材料技術」
(講演者)龍谷大学 先端理工学部 応用化学課程 助教 清水 吉大
申込方法:最下段のチラシをご覧ください。<申込締切:8月25日(月)>
※1 REC BIZ-NET(RECビジネスネットワーククラブ)
龍谷大学エクステンションセンター(REC)では、産学連携のマッチングや共同研究・プロジェクトの創成に向けて、地域の中小企業・ベンチャー企業を対象としたREC ビジネスネットワーク(REC BIZ-NET)を組織・運営しています。REC BIZ-NETでは、定期的なセミナーの開催や課題別研究会の編成・プロジェクトの運営、RECフェローやコーディネータによる技術相談・経営相談等を通じて、会員企業と本学の産学連携や、会員企業間の交流の場を提供しています。
(過年度の開催実績:https://rec.seta.ryukoku.ac.jp/iag/biznet/study_group.html)
【カーボンニュートラルに向けた龍谷大学の取組み】
龍谷大学は2022年にカーボンニュートラル宣言を発出しました。その具現化として電力需給契約の切り替えをすすめ、2023年6月には3キャンパス全ての使用電力が100%再生可能エネルギーとなりました。
(詳細)https://www.ryukoku.ac.jp/about/activity/global_warming/index.php
問い合わせ先:龍谷大学 龍谷エクステンションセンター(REC)
Tel 077-543-7743 rec@ad.ryukoku.ac.jp https://rec.seta.ryukoku.ac.jp/index.php
【本件のポイント】
【研究成果の概要】
大妻女子大学家政学部の小関右介准教授、福井県里山里海湖研究所の武島弘彦研究員、龍谷大学生物多様性科学研究センターの山中裕樹教授らによる研究グループは、発展著しい環境DNA分析の技術のなかでも、次世代シーケンサーとよばれる装置を用いた分析により得られるDNA配列データに大量に混入する「ノイズ配列」あるいは「偽のDNA配列」を簡便かつ効果的に取り除き「真のDNA配列」を残す新たな配列フィルタリング手法を開発しました。
研究グループはまず、コンピューターシミュレーションを用いて、環境DNAデータに含まれる真のDNA配列と偽のDNA配列の配列ごとのリード数(読み取り量)の違いをはっきりと示し、その結果をもとに偽のDNA配列を選別・除去(フィルタリング)するしきい値を統計的に設定する手法を考案しました(図1)。この手法を広く分野の研究者に利用してもらうために、無償で利用できる統計解析ソフトウェア「R」の拡張パッケージ「gmmDenoise」を開発し、インターネット上に公開しました(https://github.com/YSKoseki/gmmDenoise)。
次に、本手法の性能を評価するために、真のDNA配列がわかっているアユの環境DNAデータについて、既存手法とフィルタリング成績を比較しました(表1)。この比較の結果、本手法は既存手法と比べて同等もしくはより高い精度で偽のDNA配列を選別・除去することが示されました。これらの結果は、本手法が優れた配列フィルタリング性能をもち、偽のDNA配列を含む環境DNAデータからの正確な遺伝的多様性の評価を可能にすることを示しています。
さらに、より実践的な解析事例として、河川の魚類群集の環境DNAを網羅的に解析した「メタバーコーディングデータ」に本手法を適用し、複数魚種のDNA配列を抽出しました。抽出したDNA配列のうち、先行研究から遺伝的多様性のパターンがわかっているアカザのDNA配列を詳しく分析したところ(図2)、既知の遺伝的多様性パターンとよく一致する結果が得られたうえ、これまで検出されなかった未知のDNA型も検出でき、本手法の有用性が実証されました。
表1.アユ飼育水から得た環境DNAデータにおけるgmmDenoise法と既存手法の配列フィルタリング処理の成績比較(結果の一部を抜粋)
図2.アカザのDNA配列型の分析結果(2つのDNA配列グループに分岐するアカザは、琵琶湖周辺で東西方向に異なる分布を示し、多くの地点で単一のDNA配列型のみを検出した)
【今後の展開】
現在、環境DNAデータの蓄積が急速に進んでいます。一方で、これまでの環境DNAデータの分析はおもに種の情報を得ることを目的としており、本手法のように、種がもつ遺伝的多様性の情報を客観的な基準で高精度に取得する方法はありませんでした。今後、さまざまな生物分類群や環境条件で得られた環境DNAデータへ本手法を適用することで、種の多様性のみならず種内の遺伝的多様性についても情報が蓄積され、生物多様性保全や資源管理への活用が期待されます。
【研究の背景】
水や土といった環境試料中に存在するDNAから生物情報を引き出す「環境DNA分析」は、直接的な生物の捕獲や観察を必要としない画期的な生物調査法としてその利用が急速に広がっています。そうした環境DNA分析の普及にともない、その用途も「この場所にどのような生物がいるのか」といった種の検出から、種の存続可能性や生物資源の健全性に重要な意味をもつ種内の遺伝的多様性の評価へと拡張されつつあります。しかし、環境DNA分析で得られるDNA配列データには、生物由来の真の配列に加えて、分析の過程(とくに塩基の並びを読み取る過程に先立ってDNA配列のコピーを量産するPCR過程)で生じるノイズ配列あるいは偽のDNA配列が相当数含まれることが知られており、この人為的に生じた偽のDNA配列をいかに除去して真のDNA配列を残すかが、環境DNAに基づく種内の遺伝的多様性評価の信頼性を高めるうえで大きな課題となっています。
この課題を解決するため、これまでに偽のDNA配列をフィルタリング(選別)して取り除く方法や類似する偽のDNA配列を真のDNA配列にまとめる手法がいくつか提案されてきましたが、いずれも効果が十分とはいえないうえ、フィルタリングの厳しさを指定する設定値を恣意的に決めているという問題がありました。そこで本研究は、偽のDNA配列の生成過程に関する理解に基づく新たな配列フィルタリング手法を開発し、その性能評価および実用性の検討を行いました。
【研究資金】
本研究は、JSPS科研費(JP21K12329、JP22K14908、JP25K02038)の助成を受けて実施されました。
【論文情報】
論文名:gmmDenoise: a new method and R package for high-confidence sequence
variant filtering in environmental DNA amplicon analysis
和 訳:gmmDenoise: 環境DNAアンプリコン解析における信頼性の高い配列フィルタ
リングのための新手法とRパッケージ
著者名:小関右介(責任著者)a,武島弘彦b c d,米田龍仁b,片柳海斗b,伊藤 玄e f,
山中裕樹e f
所 属:a大妻女子大学家政学部,b東海大学海洋学部,c福井県立大学海洋生物資源
学部,d福井県里山里海湖研究所(現在),e龍谷大学先端理工学部,
f龍谷大学生物多様性科学研究センター
掲載誌:Molecular Ecology Resources (John Wiley & Sons社)
公開日:2025年8月4日(早期オンライン公開)
URL:https://doi.org/10.1111/1755-0998.70023
【問い合わせ先】
<研究に関すること>
小関 右介(こせき ゆうすけ)
大妻女子大学家政学部ライフデザイン学科 准教授
Email: ykoseki@otsuma.ac.jp
<取材・報道に関すること>
・大妻女子大学 広報・入試センター 広報・募集グループ
TEL:03-5275-6011
E-mail: opr@ml.otsuma.ac.jp
・龍谷大学 研究部(生物多様性科学研究センター)
TEL:077-543-7746
E-mail: seibutsu-jimu@ad.ryukoku.ac.jp
URL: https://biodiversity.ryukoku.ac.jp/
・福井県里山里海湖研究所
TEL:0770-45-3580
E-mail: satoyama@pref.fukui.lg.jp
「この夏は本当に暑いな」「最近、異常気象が多い気がする」
――そんなふうに感じたことはありませんか?
少しでも地球の未来や、これからの暮らしが気になる方、ぜひ一緒に話をしてみませんか。
龍谷大学では、創立400年を迎える2039年に向けてカーボンニュートラルを目指し、《学生気候会議》を毎年開催しています。
気候変動に関心のある方も、「ちょっと気になるかも」という方も、どなたでも大歓迎です!
▶︎参加応募はGoogle Formにて受付しています
こちらをクリックしてください(Google Formへ接続します)
学生気候会議のチラシ
<開催要領>
開催日程:2025年12月13日(土)瀬田キャンパス
2025年12月20日(土)深草キャンパス
開催時間:両日とも午前9:30〜午後5:30(予定)
対 象:龍谷大学に在籍する学生
定 員:30~40名(応募多数の場合、抽選になります)
参加条件:2日間、全日程に参加できること
応募締切:2025年11月30日(日)
申込方法:下記リンクにある「参加応募はこちらから」からお申し込みください。
<応募フォーム>
応募は下記リンクからGoogle Formへ登録をお願いします。
▶︎参加応募はこちらから
●カーボンニュートラル宣言
国が目標とする2050年に先駆け、創立400周年を迎える2039年を目指し、カーボンニュートラルを実現するため、2022年1月に「カーボンニュートラル宣言」を発出。
●龍谷大学学生気候会議
近年、欧州で政府や議会、自治体によって開催される「気候市民会議」を参考に、本学では2021年度より開催。
学⽣主体で、このような気候変動について議論する場は国内でも数例であり、将来的には、市や府への提⾔なども⾒据え、⼤学と社会の連携を⽬指す。
「龍谷大学学生気候会議」特設サイト:学生が未来を創る「龍谷大学学生気候会議」
●昨年度の気候会議の様子
●昨年度の気候会議は、下記の特設サイトからご覧いただけます。
特設サイト:こちらをクリックしてください
主 催:龍谷大学学生気候会議実行委員会
共 催:サステナビリティ推進室
運営協力:龍谷大学学生気候会議OC’s