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文学部の博物館実習の受講生が主体となって、学芸員の実務を行う展覧会(12月展)が、12月1日(水)から12月4日(土)までの4日間、「装いの美」をテーマに、龍谷ミュージアムにて開催されます。


 

今年は、「装いの美」をテーマに、「雅」、「武」、「巷」、「信」という4つの観点から「装うもの」に関する資料を集めて展示し、それぞれの空間で求められた「美しさ」に迫ります。予約不要、入場料無料です。

 

【展覧会開催概要(予定)】

1.日 時  2021年12月1日(水)~12月4日(土)10:00~17:00

※入場は閉館の 30分前まで

2.会 場  龍谷ミュージアム

 〒600-8399 京都市下京区堀川通正面下る(西本願寺前)

3.入場料  無料

4.主な展示物  

長篠合戦図屏風(大阪城天守閣)、洛中洛外図屏風(石山寺)、三十六歌仙絵巻、恵信尼像(以上、龍谷大学大宮図書館) 

5.チラシ

こちらからご覧ください。

 

ぜひお越しください。


三十六歌仙絵巻


文学部の博物館実習の受講生


 社会学部コミュニティマネジメント(CM)学科のCM実習「伏見まちづくりプロジェクト」(受講生11名)が、11月13日(土)に開催された伏見港公園(京都市伏見区)での「みなとマルシェ」で「出張子ども食堂」を開きました。子どもたちに「食」に関する知識・関心を高め、食べることの楽しさと大切さを実感してもらうことを目的とした企画です。

 この「出張子ども食堂」は、伏見をはじめとする京都市南部地域の多くの方々とのつながりの中から生まれました。地域社会への奉仕活動を進めてきた「京都朱雀ロータリークラブ」さん、伏見区内などで子ども食堂を実施してきたNPO「ハピネス子ども食堂・深草子ども食堂」さん、伏見で米や野菜を生産する「宮本ファーム」さん、農家グループ「伏見の農家の台所」さん、五感で学ぶ料理教室「ククラボ」さん、「ファーム・TAKAさん」ら多くの方々のお力をお借りして、学生たちが子どもたちと伏見の農業や野菜の魅力を知り、地域のふれあいの場を作りたいと考えました。


「出張子ども食堂」出店ブース
たくさんの子どもたちに参加していただきました。


 当日は、快晴に恵まれて、予定していた複数の企画を実施することができました。生育中の農作物を展示、地域の農業・食に関するクイズができる「食育ワークショップ」、参加者が彩色・装飾をしたミニポットにブロッコリースプラウトのタネを植えて持ち帰れる「ポット&スプラウトワークショップ」を実施しました。2つのワークショップの参加者には、伏見の農家さんから提供していただいた野菜を使用した彩り豊かなお弁当が配布されました。たくさんの子どもたちが参加してくれたおかげで、用意した定員数がほぼ満員になる大盛況となりました。

 また、お弁当を提供するワークショップとは別に、稲わらを使ってリースづくりと、やさいのタネを植えて育てられるペットボトルポットづくりのワークショップも実施しました。こちらのワークショップにも、子どもから大人までたくさんの方々が絶えず参加し盛況となりました。


わらを一から編んでつくった「わらリース」


子どもたちがつくったブロッコリースプラウトを育てるオリジナルポット


 当日まで詳細な会場の設定や正確な参加者数見込みが立たないという困難にもかかわらず、学生たちは的確に状況を判断して臨機応変に対応してくれました。

 今回の「出張子ども食堂」を企画運営した学生からは、「自分たちの予想していた以上の方々が参加してくださったのが何よりも驚きで、多くの交流が生まれて良かった」「何よりも子どもたちが夢中になって楽しんでくれたことがこちらとしても嬉しく、親御さんからも感謝のお声をいただいて、やりがいを感じた」「子どもたちがこれまでよりも「食」に関心を持つきっかけになれていたら嬉しい」といった感想が出されました。


ポット作りかリース作りかを選んで、オリジナルの作品を作ってもらいました。


ワークショップの様子。


 一方で、多くの関係者の方々との事前調整や、ワークショップの時間設定の見込みが不十分で、当日の運営で混乱しそうになる場面がありました。こうした反省もふまえ、今回の子どもたちとの楽しい経験やつながったご縁を大切にしながら、今後も京都伏見まちづくりプロジェクトの活動を続けていきたいと思います。


【関連リンク】
京都朱雀ロータリークラブ: https://www.kyotosuzakurc.com/
ハピネス子ども食堂: https://happiness.localinfo.jp/
深草子ども食堂: https://www.instagram.com/fukakusa__kodomoshokudo/
宮本ファーム: https://miyamotofarm.kyoto/
ファームTAKA: https://www.instagram.com/takakanzume/?hl=ja
五感で学ぶ料理教室『ククラボ』: https://www.instagram.com/cook_laboratory/?hl=ja


伏見の農家の方が育ててくださった苗を見て、何の野菜の苗かを当てるクイズの様子


食育クイズをした後、実際に種を入れて育てるためのポットづくりに真剣に取り組んでいる子どもたち


2021年11月11日(木)、政策実践・探究演習(国内)伏見深草プロジェクト(以下、伏見プロジェクト)(担当:松浦さと子教授)の第2回フィールドワークに3名が参加しました。学生たちは、株式会社吉岡映像とおもちゃ映画ミュージアムの2か所を訪問し、古くなったフィルムの修復技術とその意義について学ぶとともに、フィルム・アーカイブの重要性についてお話を聞き交流を深めました。

 伏見プロジェクトでは、株式会社吉岡映像の過去の取材映像を視聴し、おもちゃ映画ミュージアムのホームページを見て調べるなど、前期から学んできたアーカイブの重要性の理解をより深めるための事前学習をしてきました。学生たちは、事前学習を活かしながら積極的に質問を重ねるとともに、実際にフィルムや映写機などに触れ体験しながら精力的に活動しました。


株式会社吉岡映像 にて

約20年前より株式会社吉岡映像とは、約20年前より古くなった映像フィルムの修復・復元を行っている会社です。学生たちは、代表・吉岡博人さんの生い立ちからフィルムの修復作業を始めるきっかけとなったエピソードや修復技術におけるポリシーやフィルムの価値観など貴重なお話を直接伺いました。
吉岡さんは幼少期よりフィルムカメラに親しみ、当時の大阪写真専門学校を卒業後、CMなどのショートムービーを制作するプロダクションに就職さるなど、ご自身もカメラマンとしてご活躍されていました。時代とともにフィルムカメラからデジタルカメラへの移行が進むにつれて、誰でも簡単に映像が撮れるようになったことで、吉岡さん自身はデジタル映像に魅力を感じなくなられていたそうです。そこでもう一度フィルムに触れ、その魅力を再確認されました。8ミリフィルムを当時のVHSに変換する方法を独学で開発し、テレシネ(映写機から投影されたスクリーンを直接カメラで撮影する方法)にてフィルムをデジタル化することを可能にしました。
家族の思い出などが撮られたホームムービーのようなフィルム映像は、被写体への想いと撮影者の一生懸命な思いが詰まっています。そのようなフィルム映像は、何十年経ってももう一度見たいと思い返されるものであり、その価値観を大事にしたいと吉岡さんは語られました。




学生たちは、吉岡さんのフィルム修復に対する考えや思いを直接伺うとともに、実際の修復作業やテレシネ現場を見学しました。そして、修復依頼を受けた古くなったフィルムと修復によって綺麗になったフィルムを見比べ、実際に手に取りながら、吉岡さんやスタッフの方の説明を聞き、質問を重ねることで理解を深めました。



交流の最後、学生からは、土砂災害や震災によって流され汚れてしまったフィルムの修復をしていることについて質問があがりました。吉岡さんは2004年の兵庫・豊岡市台風23号災害があった時から、会社として無償にて泥まみれになったフィルムの修復作業を行っていると答えられました。実際に被災地へ出向き、避難所にチラシを貼り、修復しデジタル化したものを“災害被災地への支援”として届けることを今も続けられています。



おもちゃ映画ミュージアム(TOY Film Museum) にて

おもちゃ映画ミュージアムとは、光学玩具、玩具映写機などの多くの機材や無声映画フィルムを収集し、多くの人たちに映画の歴史と楽しさを味わってもらいたいという思いから開館された、見て触れて遊べる映画の博物館です。学生たちは、この施設の代表であり、大阪芸術大学で教授を務めていらした太田米夫先生にアーカイブの重要性とその面白さについて直接お話を伺いました。
日本ではアーカイブ化の過程でスキャン等によってデジタル化された際、原本となる(紙)資料やフィルムなどは破棄されることが多く、原本(現物)の軽視がアーカイブの重要性を欠いていると太田先生は指摘されました。今ではプロパガンダの一種として認識されているが、戦前のニュース映画などの当時の新聞社が大衆向けに制作した映画の16ミリフィルムを収集し見返すことで新たに見えてくる歴史や驚きがあるといいます。それは、当時貴重だったフィルムカメラを回すということは、ハレの日や記憶したいものがあるからだいう知見から、フィルム映像に残っているものには必ず意味があり、丁寧に見返すとまた違う発見があると語られました。学生たちは、真剣にメモを取りながら聴講しました。



その後、学生たちは施設に展示されている光学玩具や玩具映写機など映画映像機器にまつわる「玩具」を手に取りながら体験しました。時々、太田先生に使い方の説明を受けながら、学生たちは童心に帰ったように「玩具」に触れ交流を深めました。




第2回フィールドワークを終えて ~学生レポートより~
吉岡さんがフィルムを修復する際にこだわっていることは、当時撮影した人が見ていたままの映像を次の世代にそのまま伝えることだ。今回吉岡さんに話を聞くまでは最新の機械でデジタルアーカイブをしてしまえば次の世代に記録を伝えていくことはできると思っていたが、ただ映像だけを記録として次の世代に伝えるだけでなく、当時の状態で伝えることで、その当時の人が見ていた景色やその当時の人が映像を見て抱いた思いも次の世代の人に伝えることができるのだとわかった。また、形あるものは50年で劣化していくものであり、当時の映像を取り直しすることはできないからこそ、映像を修復することに価値があると吉岡さんから学んだ。おもちゃ映画ミュージアムでは映像に関する知らなかった知識をたくさん教えていただいた。ただデジタルアーカイブとして映像を残すだけでは記録を次の世代に伝え繋げていくことができないことを学び、原物の保存の重要性を認識した。今回のフィールドワークで学んだことは、フィルムについてあまり知らない世代である私たち学生にとってとても新鮮で、おもしろいと感じた。【政策学部3年】

私は吉岡映像さんの話を聞いて二つ印象に残ったことがある。一つ目は記録映像が映っているフィルムを修復する際に著作権法が絡んできて、直せるはずだったフィルムが劣化して不可能になることだ。二つ目は災害が起きた場合、泥がついてしまったなどといった災害特有のフィルム修復の際は無償で行うといったものだ。吉岡さんは災害にあった人の思いを受け取り、災害により変わり果ててしまった土地をフィルム映像の中でもう一度見れるようにしていただけるのはとてもありがたいことだと感じた。おもちゃ映画ミュージアムではコレクションの玩具を見て、触って、体験した。今とのギャップとして一番驚いたのはステレオ・ビュワーである。これは立体映像や3D映像を見せる装置で、二枚の絵を双眼鏡のようなレンズから見ると立体的に見ることができる。今では写真の場合、傾けたり正面から見ることで立体感が分かるのが当たり前のため、新鮮に感じた。【政策学部3年】

今回はこれまでの学びをさらに深められるように、「フィルム自体の保存のためにどのような活動が行われているのか」「保存に向けての課題とは何か」に注目した。まず吉岡さんとの話を通じて伝わってきたのは「フィルムが劣化し、救えなくなることへの危機感」だった。デジタル化の際も、できるだけフィルムの所有者が当時見た光景と同じになるように、スキャンなど現代の技術にあまり頼らず、映写機からの映像をカメラで撮影するなど、細かなところまで配慮し、フィルムの魅力を極力壊さないようにする心がけも印象的だった。おもちゃ映画ミュージアムでは、様々なことを教えていただいた。中でも、大映京都の特撮はこれまで聞いたこともない内容ばかりでとても新鮮だった。また、館内には“おもちゃ映画”とされる、光学玩具や映写機が展示されていたが、VR(仮想現実)の原理を利用した昔のおもちゃなどもあり、古くからそのような技術が存在していたという新たな発見もあった。今回のフィールドワークを通して、フィルムや映像関連の業界には今後一層若者の力が必要になってきているということも再認識させられた。またフィルムを保存するにあたって、保存体制や十分な制度が確立されておらず、政策上問題があることも分かった。保存体制がより良いものとなるよう、考えていく必要があると感じた。【政策学部2年】


「2021年度ふれあい新聞」を発行しています。

「ふれあい新聞」は、2021年度の社会福祉学特殊講義Ⅲを受講している学生が“学生の目線(視点)”を大切に、受講生同士で新聞の構成を考え、授業の一環として作成しています.

新聞は、ふれあい大学課程の授業の様子の紹介をはじめ、ふれあい生との授業の学修支援で、感じたことや工夫したことなどをまとめています。
障がいのある人をはじめ、“誰もが読みやすい”に大きな重点を置き,学生同士が作成過程で考え、情報発信の方法や工夫、読者に効果的に伝えるためには何が必要かを模索しながら作成しています。
7月の開講式(1号)から11月2日(6号)までのふれあい新聞は,短期大学部教務課内に掲示しています.ぜひ,ご覧ください.




【本件のポイント】

  • 日本における薬物依存からの回復について、最新の情報と理論を知ることが可能な「薬物依存症回復支援者研修京都セミナー」を龍谷大学 ATA-net研究センター1)とDARS2)が開催
  • 薬物依存者の回復支援に関わるステークホルダー(依存症者、家族、研究者、支援グループの職員、医師、ソーシャルワーカー、カウンセラーなど)が一堂に会し、立場を超えて意見を交換する回復支援者養成のための研修会
  • 課題共有にあたっては、これまでに研究で培ってきた討議スキーム“えんたく” 3)を活用し、まちづくりや地域の医療や福祉、司法の現場で役立てることを目的に

 

【本件の概要】
龍谷大学 ATA-net研究センターはDARS(DARS: Drug Addicts Recovery Supports)と共に薬物依存症回復支援者研修京都セミナーを開催いたします。DARSは薬物依存症回復支援者研修2)を開催する団体で、これまで、当事者や研究者、実務家などが講師となり、北は北海道から、南は沖縄までの全国各地で研修会を実施し、多くの方に参加いただいている実績があります。
日本では、「ダメ、ゼッタイ。」を掲げた覚醒剤乱用を前提とする画一的な薬物政策が、現在もなお展開されています。しかしながら、依存の対象や依存症の症状は多様であり、それに応じた多様な回復支援が必要です。そこで、本セミナーでは、本年5月でDARSが12周年を迎え、これまでの活動を振り返り、これからの12年を語り合う中で、討議スキーム“えんたく”を用いて、今後の回復支援のあり方を議論し、課題を共有します。

 

【実施概要】
1.名称:薬物依存症回復支援者研修京都セミナー
     アディクションの多様性と回復の多様性〜DARS 12年の軌跡〜
日程:2021年12月4日(土)13:00-17:00/5日(日)10:30-17:00
会場:ハイブリッド開催(龍谷大学 深草キャンパスでの対面参加/映像配信によるリモート参加)
参加費:有料(【対面参加】2,000円/【リモート参加】一般1,000円・学生500円)
※2日間通し価格。参加費には、“えんたく”テキスト代が含まれます。


主催:龍谷大学 ATA-net研究センター・DARS
共催:龍谷大学 犯罪学研究センター  企画・運営:一般社団法人刑事司法未来
補足:申込制 ※お申し込み期限:対面参加の場合は定員に達し次第受付終了

※詳細は下記HPにて
    https://www.ryukoku.ac.jp/nc/event/entry-9456.html

 

2.プログラム ※一部変更となる場合があります
【12月4日(土)(セミナー第1日目)】

 

予定時刻

内容

配信の有無

13:00-13:15

開会あいさつ

石塚伸一(本学法学部教授・ATA-net研究センター長)

有り

13:15-13:45

基調講演

近藤恒夫 氏(日本ダルク・代表)

有り

13:45-15:35

DARS創設メンバーによる12年間の歩み

12名によるコメントを予定

有り

15:35-15:45

(小休憩)

 

15:45-16:50

フリーディスカッション

なし

16:50-17:00

閉会あいさつ・2日目の連絡事項

なし

17:00

終了

 

 

【12月5日(土)(セミナー第2日目)】

 

予定時刻

内容

配信の有無

10:30-10:35

開会あいさつ

石塚伸一(本学法学部教授・ATA-net研究センター長)

なし

10:35-11:55

1日目のわかちあい

DARS複数回受講者から、これまでの感想等

なし

11:55-12:00

まとめ・午後の連絡事項

なし

12:00-13:00

(昼休憩)

 

13:00-16:35

“えんたく”「アディクションの多様性と回復の多様性」

・“えんたく”企画趣旨説明

・ステークホルダーによる話題提供

・参加者を交えたシェアタイム 等を予定

有り

16:35-16:45

司会によるまとめ

土山 希美枝 氏(法政大学法学部教授)

有り

16:45-17:00

修了証授与

対面参加者のみ

なし

17:00

終了

 

 

3.用語解説
1)龍谷大学ATA-net研究センターとATA-net
ATA-net(Addiction Trans-Advocacy network)は、文部科学省科学研究費助成事業・新学術領域研究「法と人間科学」(2011〜15年度)に参加したメンバーが、「法と精神医療に関する国際会議(IALMH)」ウイーン大会(2015年)においてセッションを企画したことが契機となり、龍谷大学を拠点として発足した研究チームです。このチームの研究プロジェクトは、国立研究開発法人科学技術振興機構 社会技術研究開発センター(以下「JST/RISTEX」という)の「安全な暮らしをつくる新しい公/私空間の構築」の研究開発事業に採択され、「多様化するアディクション(嗜癖・嗜虐行動)からの回復を支援するネットワークの構築」(2016年10月〜2019年9月)をめざす研究開発事業を展開してきました。同事業は、2019年12月より「研究開発成果の定着に向けた支援制度」の適用を受け、研究開発期間が 2022年3月まで延長となりました。
2019年6月に発足した、龍谷大学ATA-net研究センターは、「多様化するアディクション(嗜癖・嗜虐行動)からの“立ち直り”の支援」を研究テーマに掲げた研究組織です。ATA-netの協働事業者として、課題共有型”えんたく”構想の開発・普及に協力しています。龍谷大学の培ってきた刑事政策・犯罪学・アディクションに関する研究・教育・社会実践の成果を踏まえ、わたしたちが人生においてかならず直面する多様な“つまずき”(=多様な嗜癖・嗜虐行動や非行問題等)からの “立ち直り”(=主体性の回復)を支援するための回復支援スキームの開発とその社会実装をめざして活動しています。  https://ata-net.jp/ 

 

2)薬物依存症回復支援者研修とDARS
DARS(DARS: Drug Addicts Recovery Supports)は、2009年5月31日に「日本版ドラッグ・コート」構想実現を目標に掲げる研究者や支援団体職員などの12名によって結成された、任意団体です。
ドラッグ・コートとは、1980年代後半に薬物関連犯罪への厳罰政策に限界を感じたアメリカで開始された、薬物専門裁判所です。通常の刑事手続とは異なり、薬物関連犯罪を行った者に対して、薬物依存からの回復へ向けた治療的なプログラムを行います。詳細は、石塚伸一編『薬物政策への新たなる挑戦一日本版ドラッグ・コートを越えて』(日本評論社、2013 年)を参照のこと。
DARSでは、これまでにセミナーを定期的に開催し、①薬物依存症者の回復支援を行うモデルプログラムの紹介、②当該プログラムを担うファシリテーターやコーディネーターの養成を行っています。

 

3)課題共有型円卓会議 “えんたく”
アディクション(嗜癖・嗜虐行動)からの回復には、当事者の主体性を尊重し、その当事者の回復を支えうるさまざまな状況にある人々が集まり、課題を共有し、解決に繋げるための、ゆるやかなネットワークを構築していく話し合いの場が必要です。ATA-netは、この「課題共有型(課題解決指向型)円卓会議」を“えんたく”と名づけ、さまざまなアディクションからの回復支援に役立てることをめざしています。
地域円卓会議と呼ばれる討議スキームは、その目的によって、問題解決型と課題共有型に分かれます。また、参加主体によって、当事者中心のAタイプ(Addicts)、当事者と関係者が参加するBタイプ(Bonds)、そして、協働者も加わったCタイプ(Collaborators)の3つに区分され、今回は矯正・保護関係者、行政関係者、地域における支援者を交えて、課題共有型・Cタイプ(Collaborators)の“えんたく”を行います。

 

 

問い合わせ先:研究部(人間・科学・宗教総合研究センター)ATA-net研究センター事務局
Tel 075-645-2154  Fax 075-645-2240   Web https://ata-net.jp/ 


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